2022.03.19 (Sat)
『「ヤフゴミ捨て場」は、虚偽と誘導の魔窟。』の続き。
それからね、
くだんの「ヤフゴミん」いわく、「権力を牽制できる仕組み」のためには「言論の自由がないと」「止めようがなくなる」云々、という見解も、正確では ない。
そもそも、あほな民衆・大衆には、「言論の自由」と言えるほどの内容は乏しいからね。
ただの罵詈雑言や作話やデマは、「言論」じゃないし。
「言論の自由」が効力を発揮し得るのは、
一定のレベル以上に知性ある民衆の場合だ。
それを支えるには、まず、自由な情報収集と、それを選択していく能力が必要。
私が、プーチン大統領に対して、悪しき統治者か否かを最も見分けられる材料になっていると指摘したとおり、彼は、いつからなのか知らないが、国民大衆への情報統制と大本営発表を繰り返している。
これも再び言っておくが、
自分を選んでくれた有権者・国民が信用できないのなら、それは何故なのか?と問うている。
知性の低い有権者・国民だからか?
情報の適切な取捨選択能力が乏しいのか?
そもそも、プーチン大統領にとって好都合な情報しか与えてないみたいだしね?
これらは、『自民だっぴ党』なかんづく安倍政権についても問うべきことだった。
現代日本だって、他人事じゃないわけ。
ついでに書いとこ。。。
きのう、とあるブログを、たまたま覗いてみたら、多少の年数が経ってるのか、安倍政権への批判も明示してあったり、反戦のスタンスが確固とされているようなので、なるほど なるほどと思いつつ、非常に なが~~い記述の引用部分などは途中を少々ハショリつつ、最後のほうまで、やっとかめで来たら、
突如として、女性の素晴らしさとか母性を大いに讃える くだりが述べられていて、それは結構なんだけれど、
付け加えて、
「俯瞰的な」「司令塔」としての父性とか何とか述べられてあったので、いっぺんにドッチラケ。
こういうことを当然のように述べるって、けっこう高齢者なのかな?
いや、意外と40~50歳代の男性なのかな?と思ったけど、まあ、他の立派な御見解が台無しだよ。
よっぽど、コメントできるなら、、、ともチラッと思ったが、やっぱり、やめといた。かかわりたくない。。。
聞いてみたいのはね、
「なぜ、『父性は俯瞰的な司令塔』云々たるものと思っておられるんですか?」
ってことと、
言ってあげたいのは、
「この世界、反戦の観点からも、もはや、男性は不要以上に害悪かも しれないんですよ?」
「実際、科学的に、性の基本である女性は、男性なしでも、子孫を産めて、育てられますし」と。
古今東西、ドンパチやら殺人しまくって、いまも、女性たちと子どもの命を湯水の如くに犠牲にしてるくせに。
こういう、反戦とか「反安倍」は、まあ、「ウヨク」じゃなく「サヨク」の範疇に入るとしたらだけど、こないだ、私が指摘したように、まさに、
「サヨ マッチョ」
だわな。
「ミギ」だろうが「ヒダリ」だろうが、男ってのは、単純な幼児的ウヌボレと支配欲と、屈折した劣等感のムジュンに無自覚なんだろうかね。
2022.03.19 (Sat)
この↓『BBC』ニュースに付いたコメントなんだけども。
『自発的だと信じてもらえなかった 生放送で反戦抗議のロシア人編集者、BBCに話す(BBC News) - Yahoo!ニュース』
「~権力構造、体制の中に権力を牽制できる仕組みがないと、止めようがなくなるんですよね。そのためには、言論の自由というのが必要で、まさに戦中の日本のようだと思いました。戦中の日本には最後には天皇という最後の戦争を止める装置があり、終戦になりましたが~」
(部分的抜粋と強調は、当ブログ主による)
きょうね、ムダかな?とは思いつつ、『ヤフーコメント』運営に通報しといた。何故だか、皆さん、わかる?
「こういう虚偽は、閲覧者のためにならない、削除すべき」
「天皇は、(自己)保身のために、戦争を止めてやったように見せかけた、それが事実」
このように述べて通報したわけ。
私はね、数年前くらいまでは、『天皇』とか『皇室』についても、表面的なことしか知らなかったし、それは、たいして関心が なかったせいだけど、その分、とくには反感とかも なく、むしろ、どっちかと言うと、前の『天皇』ご夫妻には、先代の後始末的な苦労も おありなんだろうなあと漠然とした同情に近い感覚も あり、
あくまで個人的には、真面目な良い人たちなんだろうと素直に思っていたということは、過去エントリーでも言ってある。
『昭和天皇』についても、なんか少し変わった感じの お人柄かな?wという、これも漠然とした印象だけど、世代が全く違うせいも あるのだろうから、こちらにも、とくには反感を持っていたということは なかった。
けれど、
近年は、いろいろな話題につれて、年甲斐もない自分の知識・認識の不足を自覚することが増え、とりわけ、さきの大戦に おける『天皇』『皇室』の関係性を調べることが何度か あったために、いまでは、そうとう、考えがハッキリしてきて、自分が、いかに無知で、イメージだけで思い込んでいたのかということに気づいてきた。
当然、『昭和天皇』についての印象も受けとめかたにも、格段の変化を齎すことにならざるを得なかった。
なので、
こないだのエントリーでも指摘した、『昭和天皇』の、『特攻隊』について「よく やった」とか、被爆者については「気の毒だとは思うが」といった発言に、国民の生死についての根本的な「他人事」感を感じるし、
『靖国神社』に対する お考えや態度の変遷にも、
開戦についても、さんざんな敗戦となってのちは、一般の国民・大衆の背中に隠れ、混じるようにしながらの、
「自分だって、いや、自分こそは、いちばんの被害者」
という心底の感情と思惑、それに応じた演技性を感じるようになった。
そう言えば、
日本の新聞記者には珍しく思い切った質問だったのだろうけれど、私もウッスラと憶えている、『アメリカ』ご訪問後だったかの記者会見にて、ずばり「戦争責任」について質問されたとき、「ことばのアヤ」だの「文学的な」だのといった、どうにも要領を得ない御返事で誤魔化されていたことも あったようだ。
でね、
先に例示した「ヤフゴミん」コメントの内容について。
全体的に妥当な論調であるかに思えちゃった閲覧者が多いからこそ、「そう思う」を押下している数が圧倒的なんだろうけど、
こういう尤もらしいコメントは、むしろ、単純な「ネトウヨ」まる出しの罵詈雑言コメントよりも、よっぽど要注意です。
言わば、『読売新聞』や、なんなら『朝日新聞』もだけど、
ある意味、『産経』シンブンとか『フジ』なんちゃらよりもタチが悪いのと同様(嗤)
まずね、
日本に「『天皇』という、最後は戦争を止める装置」なんてものは、戦中にも戦後にも、ありませんよ。
もし、そんな効力のある装置として存在していたなら、なぜ、勝ち目のない開戦時には止めることが できなかったのかね?
先日のエントリーでも言ったと思うが、
「現人神」と言われて澄ましかえっていた。
「止められない神さま」って何よ?
ってことだ。
去年の『東京オリンピック』前に、いまの『天皇』さんが、「『新型コロナ』の蔓延を心配されていることと拝察」てな、『宮内庁』の発表が あったよね。あれと同様のことなんだ。
それを、『立憲民主党』あたりの議員たちが、「もう、天皇陛下にしか、止めてもらえないー!!」てなこと言ってハシャいでたから、私は、このブログで、しっかりせえよ!と、一喝したわけ。
【続く】
2022.03.18 (Fri)
『【続】子どもたちの前で己の「メンツ」を説け(嗤)』の続き。
それにしても、
「ヤフゴミ捨て場」では、「ウヨ」と言っても、こっちもネジレが激しく複雑になってきていて、オモシロくもケッタイな情況になっているw
これも『自民だっぴ党』支持の「ヤフゴミん」に よく見かける言い訳だが、
「日本は、なんだかんだ言ってても、自由な発言が許されている」という主張。
甘いんだよ。
この警告のエントリーを、また掲げておこう。
先行エントリー内にて紹介した動画のなかで、インタビューに応じている在日ロシア女性のコトバ。
「いまのロシアは、ほぼ無法地帯になっている」
という発言には、さすがに少し驚いたけれど、
なるほど、いまのロシアは、プーチン氏イコール法律なのだね。
日本も、すでに、安倍政権のときに、じゅうぶんな予兆を齎している。
日本の場合、たしかに、ある程度までは、いまのところ、まあまあ自由な意見が言えてるように見えるけれど、
それは、政府や国家権力が、「プーチンのロシア」のような、あまりにもアカラサマなことを やったとしたら、もちろん、さすがに多くの国民たちが憤るであろうけれども、
ある面で、日本の国民は、「同調圧力」という力を用いて、ある意味、政府や官憲など国家権力が望むところの代行を果たしてくれてるから、アカラサマに強権を剥き出しにしてまでは、取り締まらなくて済んでいることが多いからなんだ。これも一見はね。
そのことは、すなわち、いちおうにせよ穏健な国家と権力でございますよ、というイメージを演出できてることに直結している。
だが、一皮めくれば、、、わかったもんじゃないわけで。
この私だって、当ブログでは、アケスケ言いたいほうだいのように見えるかもしれないが、まだまだ、すべてのことを剥き出しに言ってきたわけじゃないよ。
つまり、なんでも かんでもサラケ出しても安全でないことは感じざるを得ない、その程度には危険な国だと感じてますわ。ただの市井の一般人でも、です。
いわんや、主権者でもない、ただ『皇族』と名乗る人たちに於いてをや、ですわな。発言の自由が ないのは当然です。
国家権力以上に、日本の大衆の「同調圧力」ね。
けれど、
その「同調圧力」のなかに混じってる勢力のことも見えちゃってるから、やっぱり、ただ黙ってばかりいるわけに いかない。
私の命も、そうは長くないのだろうが、自分の死後に、この国が、すでに示されてきたように、特定個人をミコシに担ぎ上げての「無法地帯」になる恐れは、けっして低くないと見ている。
なんせ、一度ならずの実績が あるんだから、この国は。
若い人たちは、一見の表面的には溢れかえってるかのように見えている情報の取捨選択を誤らずに済むよう、しっかり勉強して、中庸の軸と、踊らされない冷静さを養っておかないと、だよ。
国家が失敗して本当に泣くのは、特権階級や上級国民やらエライさんたちじゃない。
平凡な一般人である あなたがたと、あなたがたの子どもだから。
2022.03.18 (Fri)
『子どもたちの前で己の「メンツ」を説け(嗤』の続き。
それにしても、
「ヤフゴミ捨て場」では、「ウヨ」と言っても、こっちもネジレが激しく複雑になってきていて、オモシロくもケッタイな情況になっているw
(プーチンの盟友)トランプの肩を持ちたい連中が、いまだにウロウロしてるからだろう(嗤)
ま、アメリカは、もともと、ロシア以上の野蛮な国だが、近頃は、本音と建て前をシッカリ使い分けて、さも良識ある国家というフリを、自分でも信じているようだから、
相対的に(?)剥き出し大っぴらの「プーチンのロシア」が、よりいっそう酷く野蛮に見えるだけのことだろう(嗤)
ゼレンスキー大統領の演説については、ドイツに対する臆せぬ批判、そして、「経済、経済、経済」という糾弾は、見事だったと思う。
だが、『ヤヌコヴィッチ』政権時の、各方面から起きた問題は、常に念頭に置いておかなければ ならない。
仮に、今回の争いを、ウクライナ側が、ある程度は穏便な方向性と将来を確保して終えたとしても、今後、可能なかぎり、そうなるように持っていくことは、いわゆる「西側」からの諌めと協力しだいに より、それほどには達成困難な道になるとは思えないのだが、これは、われわれ西側の人間としての、単なる「ひいき目」なのだろうか。
アメリカのバーニー・サンダース議員も、このたびは、反戦と、プーチン大統領に対する反旗を表現してみせたテレビ局の女性ディレクターを褒めているそうだが、
そのサンダース氏は、アメリカでは珍しいようだが、どっちかと言うと(?)「ヒダリ」系の人だよねえ?
さて、
間違いなく、われわれ「西側」にとっての、非常に困難かつ危うい道を歩まねば ならなくなるであろうことを予想させてくるのは、「プーチンのロシア」だ。
なぜかと言うと、
先日来、当ブログでも指摘しているように、
この現代に、どの主義や制度を掲げる国家で あろうとも、
『オリガルヒ』とかいう、はっきり言って、「国賊」に等しい連中との癒着、また抗争、批判するジャーナリストなどの暗殺だの毒殺だのに加えて、国民に対する恣意的で極端な情報統制などが まかり通っている、それもアカラサマに、というところが、どう考えても、悪しき専制国家の野蛮な姿を如実に示しているからだ。
表に出てきにくい国家間の裏で駆け引きされる複雑な事情や深淵など知りようもない、市井の一般人に過ぎない私などは、まずは、そこの所で判断する。それしか できないし。
はっきり言って、「ミギ」や「ヒダリ」は どうでも いいのだ。
大半の国民から支持されているはずのトップが取る行動として、あまりにも矛盾しているからだ。
自分だけは賢く聡明、なのに、この自分を最高権力者に選んでくれた有権者・国民は、どうしようもない暗愚でバカなのか?
それとも、
ほんとうは、選んでもらってやしないのに、ただ居座ってるのと違うか?
なんだって、そんなにピリピリしてんのよ?という疑問。
以前のエントリーで、ゼレンスキー大統領は、軽率な発言を猛省すべきだろうと言ったのだが、
このほど、さすがに、その『NATO』加入の意志は(ひとまずにせよ)諦めざるを得ないということを明らかにしたそうだけれど、
はたして、これだけで、プーチン大統領が、どこまでの譲歩を見せるかは分からない。
本音では、ウクライナの完全掌握に あるのだろうし、だから、今後も、一筋縄では いかないのだろうなと予感させるわけだ。
しかし、いかにプーチン氏とて、足もとの自国の余力と相談しないわけには いくまい。←今ココ、ってとこか。
ウクライナ東部の「親ロシア派」とされている地域についても、ほぼ完全なレベルでの譲歩を要求されるかもしれないとは思うが、
いったい、この地域の紛争というものは、かれこれ10年近く続いているそうだが、基本的には、ウクライナの国内問題であるとは言えないのだろうか。
そうであるならば、「プーチンのロシア」は、まさに、『中国』も二言目には口に出して牽制するところの「内政干渉」を行なったことになろうし、その他国内に おいて「住民投票」を実施すると公言するのは、どういうことなのか。
もっとも、『クリミア』奪取の おりにも実施していたようだし、あのときも、核兵器の使用をも、視野に入れていたと発言していたね。
まあ、敢えてムリに喩えてみれば、
たとえば、在日の韓国なり朝鮮人たちが、どこか適当な地域に大勢で住み着き、そこで、自治・独立を主張し始めて、だんだん、手を焼くようになっていき、もう、弾圧してしまえとなった日本国、それを阻止せんとして、在日韓国または朝鮮系住民たちを支援すると共に、日本国内への爆撃を始めるようなものかね?w
もっとも、北朝鮮は、それに近いことを演じてきてるけどねww
もしも、韓国が やろうもんなら、われらの共通親分アメリカが激怒するだろうしwww
そしたら、北朝鮮が、ここぞと韓国内へ向けて、、、?
まあ、キリが ないwwww
どう考えても、そもそもの無理が大きいから、あり得ないことだけど。
ただ、ロシアとウクライナは、日本人の われわれから見れば、ほぼ全く同じ人種であり、民族であり、以前は同国人だった点で、韓国と北朝鮮も同様だけど、なんせ、あまりにも いろいろ あり過ぎ、いわゆる「反日」とかを共有してさえも なお、仲が悪いだろうからねえ。
そこへ差して、日本人のなかにも、韓国なり朝鮮系なりの自治・独立を認めてあげようよ!と熱心に主張する人たちも いてそうだからなあ、
ある意味、ウクライナとロシア以上に入り乱れて、ややこしいことになりそうw
今回のウクライナ侵攻については、かつてのアメリカが、イラクに攻め込んでいったときと酷似した内容を理由に、ロシアは掲げている。
どんなに尤もらしい理由、大義名分を掲げてでも「プーチンのロシア」、今後の火種は、カンタンに火を噴くだろう。
だから、ウクライナの今後を心配する以上に、先にロシアのほうを、なんとかしなきゃと思えるのだ。
ウクライナは、『NATO』も『EU』も、少なくとも当分は おあずけだろうが、『ドネツク』『ルハンスク』など東部地域への思い切った譲歩も視野に入ってるはずだし、
しかしながら、
それだけで、プーチン氏が満足してくれるとは思えないからだ。
代替わりしても、
彼が生きて、その野心・野望を温存し続けて、ロシアの頂上に君臨するかぎりは。
ロシアに通じている血管を縛れば、こっちの血も通らなくなる、
だから、早く手を打たなきゃならない。
現代では、もはや、一国や二国間だけで済まない、
グローバルに大動脈が長く太く通ってる世界だからね。
どの国も、何かにつけて、他国や他民族を巻き込もうとするし、
巻き込まれないために苦心惨憺する。
日本も、現憲法でなかったら、どこの国より早く巻き込まれていたかも しれないよ、そういう実績が あるもんな。
『ロシア 生放送中に反戦の訴え「狂気を止められるのは私たちだけ」、子ども向け番組では「ウクライナ被害はフェイク」の“愛国教育” (msn.com)』TBS NEWS 2022/03/16 00:16
この↑動画の最後に登場する、かわいらしい、利発そうな女の子は、いかにも子どもらしい素直さ全開だが、
~
ロシア教育省が公開した子ども向けの動画。
「よくわかったのはこれまでニュースをしっかり見ていなかったことです。これからは全部確かめます」~
んん、いったい、どうやって「全部たしかめる」?
と、ツッコミたいところだが、番組内の話は、つごうよく、そこで止まっている。
日本でも、国民・大衆は、大のオトナでも、このレベルに とどまる単純、素直な人が多い。
よく、「ヤフゴミ捨て場」あたりに貼り付いているウヨが、政府を、と言うか、要するに、自分が支持している『自民だっぴ党』政権を批判するな!それは、民主主義に のっとった選挙によって選ばれた政権なのだから、批判するのは おかしいんだ、というヘリクツを前面に出してくるのだが、まったく、話にならないバカさかげんだ。
当ブログで何度も指摘してきたように、
実際、日本でも、政権与党を本当に支持する有権者は、全体の数分の一でしかないうえ、最も問題なのが、選挙投票すら参加しようとしない有権者が大多数であること、
しかも、この真の原因が、ふだんから不勉強のままで、いざとなったら、どの政党の誰を、どう判断したらいいのかが皆目わからないこと。
したがって、「なんとなく」という、イメージによる浅薄な判断、
「少しはマシだろうから」という、なさけない判断で、
大勢と見える流れにくみするか、
もちろん、民主主義国家の有権者国民としての権利であり、潜在的には義務でもある務めを、カンタンに放棄してしまう。
【続く】
2022.03.18 (Fri)
『イスラム教』過激派は やってるようだけどね、
厭がって涙ぐんでいる幼い子どもに、「自爆テロ」やってこいと、意義を説き聞かせて。
年齢が、もう少し上の者を相手なら、まさに、日本の『特攻隊』と同じだわな。
それを、「よく やった」と。
被爆者を、「どうも、気の毒だとは思うが」と、のたまった『昭和天皇』。
最近のニュースで、かの『チェ・ゲバラ』を銃殺する直接の役割を負った兵士だったというボリビア人の男性が、80歳で亡くなったということなどを読んだが、だったら、当時、この人は、まだ ずいぶん若かったんだなと思いつつ、反射的に、以前、偶然に見たチェの死に顔のことを、脳裏に浮かべていた。
『75年目。』
暴力は、次の暴力を呼ぶ。
だから、最初の暴力を、そして早期に止めなければ ならない。
最初の暴力を見逃し、うかうか受け入れていると、体力、エネルギーを、どんどん奪われていき、最後の最後は、立ちあがれないほど、人生を破壊され、命も失われてしまうから。
このことは、個人と、国や民族とを問わない。
どこにでも転がっている現象。
最近は、革命の英雄的アイコンであるゲバラたちの側の「冷酷・非情」ぶりを指摘するコメントもチラホラ見受けるようだが、
まずもって、必要な冷酷・非情ぶりだったのだろう。
くすぶり続けるものは、完全に消火しなければ ならないから。
そこが甘いと、すぐに再逆転される。それが現実だから。
しかも、もともとが「多勢に無勢」で始まった戦いだ。
争い事は、日本の法律と処罰に おいても問われるように、最初の原因を つくったのは誰かということと、それとは別に、明白な暴力行為を先に起こした側が不利になる。
また、
フェアな戦いが退けられるのは、
つまり、「なんでもアリ」すら辞さないケースは、
自分側の圧倒的な不利が予測される場合だ。
もしくは、
圧倒的な野心や野望を企図している場合。
さて、根底の動機は如何?
ゲバラやカストロたちの革命が、非常に奇妙なのは、この革命に抵抗していたのは、皮肉なことに、まさに先住民の血を引くトップだったこと。
この男は、結局、私利私欲のために戦った。
ゲバラもカストロも、彼ら自身は裕福な家の者で、いわゆる「コンキスタ ドールス」の末裔と見るならば、土着の先住民たちを、先祖代々そうしてきたように搾取し続けるのが本来であり、安楽な生活と支配的階層で居続けるためには、つごうのいいことのはずだった。
しかし、知的で正義感に溢れていた若い彼らは、自分が何不自由なく育った家と家族との生活にアッサリ別れを告げ、最終的には、フィデルなどは、個人的資産をも、自分たちが立ち上げた国家を運営するための苦しい財政に注ぎ込んだという。
そのときに問答無用だったから、最も親密な存在であり、理解者であるはずの身内たちに恨まれ、離反され、敵方に寝返られた。
その「敵方」とは、まさに、『キューバ』国家財政が苦難の道を歩まざるを得なくしたアメリカだ。
キューバから すれば、諸悪の根源は、アメリカ白人に他ならないだろう。
これだけ、平均学歴が高くなったはずでも、いまだに「哲学」や思想の確固とした土台と適性に乏しい日本人一般は、そもそも、『民主主義』の覚悟にも乏しいのは見てのとおり。
わかったフリの近代『資本主義』についても、その精神の本当のところは理解して おらず、勝手な誤解のままでいる。
そこへ もって、矮小な自己の損得計算に敏くなくば、それは愚か者であるという思い込みに突き動かされる性質だから、政治屋や悪徳アキンドどもにカンタンに惑わされ、踊らされる。
もともと、『キリスト教』などの宗教とは無関係に、日本人も昔から、望ましい手本としてきた勤勉さや豊かさの追求は、自分たちの「村」といった狭い人的組織のなかの倫理で済んでいた。
『プロテスタンティズム』の新天地だったはずの『アメリカ』に おいても、そんな理念は、とうの昔に どこへやらというふうなのだから、日本人の幼さを嗤うわけにも いくまい。むしろ、利用しているくらいなのだから。
ひとたび戦争となると、
正しいのは、間違っているのは、邪悪なのは、どっちなのか、
そんなことは雲散霧消し、
どちらも、破壊と殺戮に走らざるを得なくなる。
結局、より多く破壊し、より多く殺戮した側が勝つことになるのだから、戦争によっての正邪の結論は下せなくなってしまう。
あとに残るのは、ごく一部の者を除いて、ただ、疲弊、トラウマ、幾世代にも及ぶ怨嗟。
だから、なんとしても阻止しなければ ならないのである。
しかも、除かれた一部の者は、それによって蓄えた富の力で、以後も、一般大衆を踊らせ、自分のフトコロを肥やすことに余念がない。
往々にして、それは、また代々に引き継がれていく。
日本の特権階級や政治屋らを見たら明らかなことだ。
だからこそ、勝っていさえすれば弥栄、ますます規模を広げ、その特権と贅沢を ほしいままにしたはずの『皇』と自称する一族は(傍流に過ぎないのだが)、戦争に負けたゆえに、いの一番で縛りあげられる存在となった。現憲法に よって。
たとえ縛りあげられていても、自分の一族が特別な存在として「連綿と続いていくことこそが大切」であるとし、『天皇』は、これを第一の望みとする。
『秋篠宮』家の一人息子さんが、当の御本人よりも、おかあさんたちの鼻息荒い意向が目立つとは、方々から指摘されているようだが、
理由とするところは一つでなく、親御さんの個人的野心やら名誉心やらコンプレックスやら、いろいろだとしても、
その『東大一直線』なるものの先に、この大学では、将来の政治家や官僚や大企業など、日本を代表する権力のエリートたちとの人脈をば直接的に築ける、それを期しているのでは なかろうか、という指摘さえも見受けるようになった。
本当だとすれば、なかなかに、油断も隙もない人々なわけだ、現代と なっても いまだに。
さて、
ここに、一人の、野心的ハネッカエリが登場し、その回転の良いアタマと強運とが味方したときには、行くところまで行ってしまうのだ、
という見本が繰り広げられている最中だが、まさに既視感あるところ。
それでも、いつかは終焉の日を迎えるにせよ、
このテの者は、必ず、周囲を巻き込まずに置かない。
巻き込むときに、必ず、自己利益とは無関係を装う。
本人自身、自分は、崇高な理念と義憤から やっているのだと、われとわが身に言い聞かせていることだろう。
自分の終わりの日を前にするとき、最も大きな火を燃えあがらせる。
恐らく、今、その状態だろう。
ほんとうに傍迷惑な存在だが、「小さなプーチン」なんて、個々の家庭にも存在するのだ。
「メンツ」。
それを、幼い子どもの前で力説できるのか?
さぞや、滑稽な姿だろうよ(嗤)
ライバルの ことごとくを暗殺し、
敵を攻撃し尽して倒そうとするのは何故か。
自分が為政者、国家権力のトップなのだから、幼い国民の教育方針も、基本的に自分が中心になって決めることが できる。
自国の民衆を、自分の論理に問答無用で従わせるために、情報をドンドン狭めていき、つごうのいい話だけを吹き込み、
それでも抵抗されたら、強制的に連行して、監獄にブチ込まねば ならないのは、何故なのか。
『ウクライナ』と『ロシア』間の争いの原因についても、日本の大衆の多くは、私も含めて、疎い方面の一つであったということは、先日から述べているけれど、それには、日本国内の報道の乏しさと、核心を突く鋭さに欠けがちな傾向も影響しているだろう。
日本の報道界の概ねは、何度も言うように、基本的に政権寄り、当代の権力寄りであり、しかも、全体ピンボケぎみだ。
ゼレンスキー大統領が、わが国でも国会演説を行いたいという意向だそうだが、もちろん、基本的には、受け入れてあげたいという気持ちは、私個人にも ある。
だが、
『立憲民主党』代表の泉氏が発言したことは尤もな現実論であり、
これに対して妥当な見解を示したのは、せいぜい、『日本共産党』くらいのようだが、
メディア各社も、いいかげんな記事で まとめている場合では ない。
一歩違ったら、日本が矢面に立つ危惧も説かなくては いけないよ。
それを怠るから、誤解したままの不勉強・不見識な、あるいは、邪まな考えの連中が、いつまでも、間違った方向へ煽りたてんものと、執拗にガンバるのだ。
すでに大失敗してきたでは ないか、この国は。
無知で不勉強な大衆に おもねって煽るなよ、マスコミ。
いや、マスコミの連中も、特に大手の記者などは、浅薄なエリート意識だけは持っていても、その実態は、例の『読売新聞』や『朝日新聞』の おエライ程度の知識と教養しか持ち合わせないのだろう。
【続く】