2022.03.19 (Sat)
この↓『BBC』ニュースに付いたコメントなんだけども。
『自発的だと信じてもらえなかった 生放送で反戦抗議のロシア人編集者、BBCに話す(BBC News) - Yahoo!ニュース』
「~権力構造、体制の中に権力を牽制できる仕組みがないと、止めようがなくなるんですよね。そのためには、言論の自由というのが必要で、まさに戦中の日本のようだと思いました。戦中の日本には最後には天皇という最後の戦争を止める装置があり、終戦になりましたが~」
(部分的抜粋と強調は、当ブログ主による)
きょうね、ムダかな?とは思いつつ、『ヤフーコメント』運営に通報しといた。何故だか、皆さん、わかる?
「こういう虚偽は、閲覧者のためにならない、削除すべき」
「天皇は、(自己)保身のために、戦争を止めてやったように見せかけた、それが事実」
このように述べて通報したわけ。
私はね、数年前くらいまでは、『天皇』とか『皇室』についても、表面的なことしか知らなかったし、それは、たいして関心が なかったせいだけど、その分、とくには反感とかも なく、むしろ、どっちかと言うと、前の『天皇』ご夫妻には、先代の後始末的な苦労も おありなんだろうなあと漠然とした同情に近い感覚も あり、
あくまで個人的には、真面目な良い人たちなんだろうと素直に思っていたということは、過去エントリーでも言ってある。
『昭和天皇』についても、なんか少し変わった感じの お人柄かな?wという、これも漠然とした印象だけど、世代が全く違うせいも あるのだろうから、こちらにも、とくには反感を持っていたということは なかった。
けれど、
近年は、いろいろな話題につれて、年甲斐もない自分の知識・認識の不足を自覚することが増え、とりわけ、さきの大戦に おける『天皇』『皇室』の関係性を調べることが何度か あったために、いまでは、そうとう、考えがハッキリしてきて、自分が、いかに無知で、イメージだけで思い込んでいたのかということに気づいてきた。
当然、『昭和天皇』についての印象も受けとめかたにも、格段の変化を齎すことにならざるを得なかった。
なので、
こないだのエントリーでも指摘した、『昭和天皇』の、『特攻隊』について「よく やった」とか、被爆者については「気の毒だとは思うが」といった発言に、国民の生死についての根本的な「他人事」感を感じるし、
『靖国神社』に対する お考えや態度の変遷にも、
開戦についても、さんざんな敗戦となってのちは、一般の国民・大衆の背中に隠れ、混じるようにしながらの、
「自分だって、いや、自分こそは、いちばんの被害者」
という心底の感情と思惑、それに応じた演技性を感じるようになった。
そう言えば、
日本の新聞記者には珍しく思い切った質問だったのだろうけれど、私もウッスラと憶えている、『アメリカ』ご訪問後だったかの記者会見にて、ずばり「戦争責任」について質問されたとき、「ことばのアヤ」だの「文学的な」だのといった、どうにも要領を得ない御返事で誤魔化されていたことも あったようだ。
でね、
先に例示した「ヤフゴミん」コメントの内容について。
全体的に妥当な論調であるかに思えちゃった閲覧者が多いからこそ、「そう思う」を押下している数が圧倒的なんだろうけど、
こういう尤もらしいコメントは、むしろ、単純な「ネトウヨ」まる出しの罵詈雑言コメントよりも、よっぽど要注意です。
言わば、『読売新聞』や、なんなら『朝日新聞』もだけど、
ある意味、『産経』シンブンとか『フジ』なんちゃらよりもタチが悪いのと同様(嗤)
まずね、
日本に「『天皇』という、最後は戦争を止める装置」なんてものは、戦中にも戦後にも、ありませんよ。
もし、そんな効力のある装置として存在していたなら、なぜ、勝ち目のない開戦時には止めることが できなかったのかね?
先日のエントリーでも言ったと思うが、
「現人神」と言われて澄ましかえっていた。
「止められない神さま」って何よ?
ってことだ。
去年の『東京オリンピック』前に、いまの『天皇』さんが、「『新型コロナ』の蔓延を心配されていることと拝察」てな、『宮内庁』の発表が あったよね。あれと同様のことなんだ。
それを、『立憲民主党』あたりの議員たちが、「もう、天皇陛下にしか、止めてもらえないー!!」てなこと言ってハシャいでたから、私は、このブログで、しっかりせえよ!と、一喝したわけ。
【続く】