2025.06.19 (Thu)
『国がダメになっていくプロセス:日本のケース』の続き。
「民主主義」が、表面的にでは なく、きちんと健全に はたらくためには、有権者、民衆の知性と直感に かかっている、このことを直視し、鍛えあげていくことくらいしか、望みを繋ぐ方法が見当たらないと思う私は、けれども、自身、生活の多忙と、それゆえの怠惰にも実感は あることだし、近頃では、単なる学校の、その優等生のでは ない、真の知性を底上げしていくことの甚だしい困難さを思うことが増えたのだが、
どうあれ、決して忘れては ならないことは、
悪しき為政者、あるいは、何らかの権力を有する者は(個々の家庭の親も含めてだ)、自己に有利なように教育、または「シツケ」したがるものだ、ということ。
良きであろうが悪しきであろうが、およそ権力者は常に、教育の ありようを握り、これを操作したがるのだから、
もちろんのこと、狭い視野しか持たない、特に狭い視野である自己利益のみを念頭に置く者は、それに合致した教育、「シツケ」を施そうとする。
私が義務教育時分の教科書にも、日本の「侵略」とするべきはずの箇所が、ことごとく「進出」と言い換えられていたことをハッキリ憶えている。と言うのは、本来の意味とはズレているように思えて、なんとなく、子ども心にも違和感を引きずり続けていたからなのだが、それでも、子どもだから、間違ってる、怪しからんといった憤りなどは全くなく、ただ、
「ヘンなの」
という違和感だけが残った。
それと、『NHK』ね。
私は、小学生時分から、『NHK』のドキュメンタリーなどを重点的に視聴するような傾向の子どもで、これは、親などに勧められたのでもなく、私自身が積極的に選択していただけなのだが、なので、クラスメートのなかで、かなり浮いた存在だったという話も、過去エントリーの どこかで述べている。
で、
その『NHK』のドキュメンタリーでは、『昭和天皇』は気の毒な立場だったのであり、暴走していた「軍部」が悪かったのだという一連の論調に終始していたことも憶えている。
もちろん、このことにも、批判や憤りを抱くほどの知識も見識も何もない、ほんの子どもだったり、ごく若かったので、「ふうん、、、そうだったんだ」としか思わなかった。
いま、このトシになって、あらためて振り返り、
「あの頃の、NHKなどの、ああいう方向性は、誰の意向だったのかな」
と、それを不審に思うようになった。
ところで、
ピンチの『自民党=本名:ダッピ統一つぼ売国党』による、代わり映えする可能性もゼロ!であると、いよいよ念押しされた気分を味わわされている最中の石破政権。
お次は何やら、「参院選の公約案に、30年度に賃金100万円増」「国民平均所得の5割以上上昇」も盛り込もうぜ!という、その見出ししか見てないけどw
相変わらずで、はいはい、ってな感じしかないわww
またぞろ、いっそうの格差を拡大して、裕福層は、ますます裕福にして、それを「平均」という見せかけにするんでしょうよ(嗤)
ほんとうに、どうにかしてくれや、この物価上昇と生活苦。
先日のエントリーでも言ったように、うちは、去年から ずっと、お米を購入してない。
どうせ、一日3食はナシなので、せいぜいが2食分のうちの1食はパン、あとは最安値のパスタや饂飩で、どうにか こうにか済ませてますけどな、
ところが、「米離れ」だの何だの言ってて、いざとなったら、米!こめ!コメ~!!と、夜中や早朝から、スーパーマーケットの前で行列してるという、この国の軽薄な民衆。
かの『コロナ(covid19)禍』に おけるマスク騒ぎを連想したわ。
ついでに、これも言っておこう。
先日も、安倍政権時のガーゼ マスクの配布と保管の愚策が指摘されたとたん、いまだに跋扈しているアベシ崇拝者どもが湧いてきて、相変わらず、くだらない擁護に努めていた。せいぜいが、「あのときは必要だったのだ」程度なら、まあ、百歩も二百歩も譲って、無視しておけるかな?と、辛うじて思えないでも なかったのだが、
しかし、再び、はっきり言っておく。
このことも、当時のエントリーで、私は指摘してある。
すなわち、
鼻を隠せば口が、口を隠せば鼻が出る、これは、故アベシの顔の つくりによるものだとしても、
そもそも、ガーゼ素材では、『コロナ ウィルス』に対する意味が ない、
それだったら、各家庭のタオルやバンダナ、スカーフの類、大判ハンカチなどを用いて、何重かに折り畳み、鼻から口に かけて、しっかりと覆っておけば、あんなサイズのガーゼ素材よりは、ずっとマシだと。
そして、個々で手作りするときに、ふつうのハンカチなどを使ってマスクにしやすいクリップなども、いろいろ市販されているのだし、私自身も、それを使おうかなと思っていたら、例のガーゼ マスクが、やっとかめで配布されてきた。
しかしながら、すでに、世間で警告されていたように、いろいろと、カビや汚れなどが付着していることが次から次へと発覚しており、
私も、念のため、じいっと見詰めてみたら、たしかに、黒っぽい点のようなものが付着していたので、いっぺん洗おうかなあ、洗ったら縮むしな~と、迷っているうちに、「サージカル マスク」も店頭に並び始めたので、結局、あのガーゼ マスクは、外袋からも出さずじまいのまま、どっか そのへんに突っ込んである。
私が、アベシ側近の官僚などの立場なら、当初に指摘したように、アホでも子どもでも、ちゃちゃっと折り畳んで作れる手製マスクは、すでに、家庭内に あるハンカチやタオルで作れるし、そのほうが、がばっと覆えるのだから、むしろ、あんな小さいガーゼ マスクよりも よっぽどマシなくらいなのだから、そのことを、しっかりと、国民に周知する。
それでも なお、自分では よう作れないという事情のある人もいるだろうし、おそらく、それなりに存在するであろうワガママな、とにかく、作るのがメンドクサいと言う連中だけに限定配布すれば いいことだった。
それなら、あれほど大量のムダを積みあげて、その後の保管料が莫大になることも なかっただろう。
ああ、ついでに。
もと首相の小泉さんとこのポリ息子さん。
ピンチの泥沼に はまったまま、出るに出られず もがいている石破さんに泣きつかれたんか知らんが、急遽、いまは『農水大臣』を やってるらしいけども、『経団連』のジイサンたちと「有意義な意見交換」でけた!とかで、鼻の穴おっぴろげて、今度は、高価な大型農機具や何かの、リース、レンタルを制度化すべ、みたいなことをブチあげたらしい。
で、ネット上のコメントや、とある落語家さんなどからも、猛批判されてるんだと。
まあ、小泉かばって、落語家を猛非難する向きもチラホラ出てくることは しかたない常として、私が、小泉レジ袋クンの述べたことを流し読みしてみて、まさに「どシロウト」ながら、真っ先に思った疑問は、
「やってる仕事が全然ちがうんだから、農業と建設業などを同列に考えていいんかいな?」
ってこと。
それに、建設業界にも農業にも縁が薄い私は、リースやレンタルなどを利用した経験も ほぼ全くないので、その場合のルールなどにも疎いのだが、
たとえば、建設業者が、借りるにせよ自己所有するにせよ、ある大型機械を、ある施工案件などに使用して、その案件一つにしか使用しないということは ないんじゃないの?
逆に、地方、地域ごとに「農繁期」というものが ある農業だと、足もと見られて、リースやレンタル料金を、つりあげられたりとかするんじゃないか?
だいたい、小泉クンが言ってるようなことは、過去に やっていたと指摘してるコメントも幾つか見られたが、だったら、なおのことで、合理的なはずの方法が、なぜ、いまだに定着していないのか、その理由を分かりもしないままでブチあげてるのかいな?地頭ポリ袋くんは、と思った しだい。
現場の事情や経緯というものを、少しは知っている人が、まさか、仮にも『農水大臣』やってる小泉クンの周囲に一人も おらんのかい?
官僚でも『経団連』でも、現実的なアドバイスや忠告してくれる人が一人も いないのでは、それこそが、致命的ということだよ。
最近、うちのエントリーで、『雅楽』の何たるを豪も知らないウヨおばはんが、日本の伝統を!神社の神聖さを知れ!!みたいな、トンチキ演説を披露しているのを見かけて、つくづく呆れたことを述べておいたところだけど、
自分は知っている!と大いに主張を繰り広げたいのならば、まずは、自分こそが知らないのだということを知り、多少の下調べくらいしてから、人前でモノを言いなさい、ってことよ。
皮肉なことには、世俗的価値観に のっとった劣等意識やコンプレックスが つよい人ほど、その半面では謙虚さが なく、それらの自覚にも欠けるもんだから、ちょっと何か掴んだぞ!と思ったが早いか、息せき切って、自分が自分が自分が!になりがちだからね、人の頭の上に立つ人は、よくよく注意して、自分を客観視しないと、だ。
わたしゃ、かつて、当時の首相官邸にて、スガひでぶに唆されたとかで、ほいほいと自分の結婚発表に及んだときの、小泉ポリ袋くんの得意満面ぶりと公私混同ぶりを問題視もせずに、「将来の首相夫妻」と持ち上げていたマスコミの無責任で軽薄な ありさまを、いまでも忘れてないし、許しては おりまへんえ。先が思いやられるウヌボレぶりだったわな。
まあ、それにつけても、
総理大臣に首相に なってみたい!なりたい~!!それだけが動機なのね。
いちばん、なっちゃいけない人たちほどね。
最後に、
『朝日』新聞の、たしか、副島さんとかいう人たちもね、『ロシア』『ウクライナ』戦争について、われわれのほうが「西側の視点に偏っているのだ」とか、そんな中途半端な啓蒙的、ヘタに先方への同情的見解よりも、もっと根本的普遍的な大前提を侵すことに対する、厳しい姿勢を保つべきですよ。
あなたがたの見解や指摘が妥当であるとするならば、それは、かつての日本側の開戦理由にも共感を示していることになりかねないよ。
ああ、まあ、そうか、
『朝日』新聞こそは、あの時代、先頭に立って、いけいけドンドンだったんだっけか(嗤)
『民主主義』の ありかたへの危惧が噴出している世界的情勢、
威勢よく「戦争を止めてみせるぞ!」と、平和主義者を自負しているはずのトランプが、いまや、とうとう発展途上国並みの民度と化したアメリカの大統領に一度ならず返り咲いた結果、
なぜか、各国の軍事費がドンと上積みされ、
同時に、あちこちへ飛び火しているかのような戦乱続き。
むろん、従来からアメリカを含めた、野心的、好戦的な国家やプーチンのような権力者らが存在しなければ、こうは ならないはずだし、およそ軍事や武力など、くだらないことに費やす必要もないことだ。