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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2025.09.23 (Tue)

『退位する明仁天皇への公開書簡
- 日本に本当の民主主義を創るために

https://www.peoples-plan.org/oldsite/modules/article/indexfaa6.html?content_id=213

 

*――*――*――*――*――*――*――*――*――*

 

なかには、
前『天皇』、つまり、明仁氏については、『昭和天皇』ヒロヒトとは違うのだ!と、大いに共感や敬意を惜しまない人たちも見受けるけれど、

私は、何年前だったか、ある場面を目にして以来、そういう感覚を一切、失ってしまった。

というのは、

前『天皇』だった明仁氏が、何かの節目の おりに、談話を発表され、どういう話の流れのなかでだったか、そのときに、

「『皇室』が連綿と続いていくことが大事」

という、

まるで、国民なんかよりも、『皇室』存続のことこそ第一の大事、と言わんばかりだった、その断言の内容とともに、
いかにも確信的に言い切っておられた口調と、その表情とを見て、

それ以降、私は、以前までの感覚や考えかたを、一気に失ったのだ。

 

そう言えば、

美智子さまも、

(「申し訳ないけれど」というふうの前置きを されつつ)

「『上御一人』と、思っております」

というふうに 言い切っておられたことが あった。

 

やっぱり、根本的に、感覚が違うんだなあと、つくづく思ったことだった。

 

そういうふうに育てあげられている。

疑問を持つことすら限界が あるくらいに。

骨の髄までの矜持あるいは純度最高級天然のウヌボレ。

その自覚が あるのやら ないのやら。

いっぽう、外の世界からは、その「籠」の なかへ なかへ、
頻りに入りたがったという。

 

聞くところによれば、

実際には、

「統治者」であったことを示すための「名残の『国事』行為」は、べつだん必要でもなく、

「ご公務」と称するは、ほとんどの場合、趣味や交友関係のためを兼ねていると。

 

特に、被災地に「お出まし」いただくには、タイミングを慎重に吟味したうえでなければ、かえって、現地の迷惑になるから、できるだけ「落ち着いた」状態になってからを見計らい、という、身も蓋もない現実。

でも、

「左派」だ「極左」だと、ネトウヨどもから常に叩かれる対象の一つであるはずの『東京新聞』に言わせれば、

「自分たちのことは自分たちで」

と、

殊勝な「自助精神」をば、被災した住民やシモジモ国民を して、たちまち奮い起こし、呼び覚まさせるフシギな力が、『天皇』さんたちには ある、
のだそうな。
そりゃ、国や自治体は、何度でも来ていただきたいわけね、
なにしろ、最も重宝する「自助精神」を刺激してくださる有難さと あっては。

 

 

戦争で、災害で、と、

ひとしきり聞いてもらい、

「だいじょうぶですか?大変でしたねえ」

心配そうに、優しげな声を かけて回っていただき、

「それでは、お時間ですので、次へ」。

その日の「おつとめ」が終了すれば、

あの人たちが帰っていくのは、何が あろうとも最優先でメンテナンスされる、堅牢なロココ御殿。

温かい、豪華な食卓も待っている。

住まいの建て替え費用も なく、この次に揺れたら、完全に潰れてしまうかもしれない歪んだままの危険な家屋で暮らさざるを得ない人は、きょうも、インスタントを すすっている。

 

ちなみに、

未曽有の大災害に遭い、

すみやかに救命措置を施せば、意識を取り戻すであろう「シモジモ」と、

どのように、手を尽くそうと、もはや絶望的と判断された、それが、『天皇』や『皇族』と呼ばれる かたがたであったなら、

最優先されるのは どちらのほうか、

あっさりと後回し判定されるのは、どちらのほうか、

当然のこととして、すでに決められているのだろうな。

「人権が認められていない」「実は奴隷のような存在」が、しかし、最優先なのだ。

連綿と続かせていかなければ ならない『皇室』ファーストなので。

「シモジモ」は、予測が どうであろうと、後回し一択。

そんなのジョ~シキ~♪でしょっ。

 

「出来損ない」と罵られてきた障碍者、最も弱い立場の底辺国民たる者の眼から見ていると、演出過剰な芸能人たちと、どこが どれだけ違うのだか、よく わかんない。

何らの足しにも助けにも ならないし、何の味方になってくれるでもない。

けれども、それが、たいせつな大切な「国体」とかいうものなのですって。

 

 

*――*――*――*――*――*――*――*――*――*

 

『崖』 石垣りん

 

戦争の終り、

サイパン島の崖の上から

次々に身を投げた女たち。

 

美徳やら義理やら体裁やら

何やら。

火だの男だのに追いつめられて。

 

とばなければならないからとびこんだ。

ゆき場のないゆき場所。

(崖はいつも女をまつさかさまにする)

 

 

それがねえ

まだ一人も海にとどかないのだ。

十五年もたつというのに

どうしたんだろう

あの、

女。

 

 

 

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