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Updated   
2018.06.13 (Wed)

先日のニュースなんだけど、それ聞いて、思わず連想したのは、うちの親父のことだw

 

H・グラント57歳で結婚へ 3子もうけた恋人と5/22() 12:13配信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180522-00216432-nksports-ent

 

この俳優さん、ずっと前にも、性的なスキャンダル起こしてたよね?警察に捕まったとか??

私は、この人のファンというわけでないので、詳しくは覚えてないけど。

ただ、わたしゃ、グラントが出演した映画の影響からか、てっきり、ホモ セクシャルのほうの人なのかなー?という印象だったの。これまでの長きにわたって、いちおう「独身」だったわけだし。

 

プレイボーイ返上か?

さすがに、トシくって、ついに寂しくなってきたかw

 

13年もの あいだパートナーだったという、同国人の女優との あいだには、子どもナシ?

そのせいなのかどうか、いたってサバサバしてるみたいね。

 

それで、

グラントとの あいだに一番最初の お子さんを産んだのは、なんか中国系っぽいアジア系の名前の女性だよね?
その女性との、最後の お子さん、

今度、やっと結婚するという気になった、これも長年の つき合いで、すでに3児を儲けている、ある女性との あいだに出来た、最初の お子さんが、同い年と。

ここなの。

うちの親父みたいだwと思った理由はw

 

うちの場合、親父の最初の嫁さんとの あいだに、子が3人、その一番下が、

私の母親との あいだの子である私と半年違いの同学年ww

 

つまり、先妻の最後の子と、後妻の最初の子()が、同い年。

しかも、「ダブル不倫」だすwww

 

 

私の母親の話によるとですな、

こちとらは、一児を儲けていた先夫と別居し、離婚の話を進めてたんだし、

不倫相手だった親父のほうも、とっくに、ヨメと別れ、ケジメしてくれてるとばかり思ってたら、

なんのなんの。

 

母親が友人ひき連れ、親父らの家に押しかけてみたら、

ヨメのほうが、自分よりもデカくなった腹かかえて居座ってた~!!きーっemoji

というんで、

そりゃもう、ドド修羅場になった、と言ってたw

 

ま、ヨメの妊娠中に、よその女に手を出した、よく ある話。

 

で、先妻を追い出した、私の母親が勝ちww

なんせ、猛烈に、気が強いだでwww

 

先妻自身のほうにも、「追い出される」だけの理由は、一つならず あったというのだけれど。

わたしゃ知らんがな、そんなこと、どーでも いいがな。

産まんといてほしかった、それに尽きるんだからさ。

 

 

ただし、くだんのヒュー・グラントと全然、違うのは、

うちの親父の場合、生来のブ男のうえ、当時は甲斐性もないビンボボときたもんだw

しかもだよ、酒癖最悪。

私が他人だったら、こんなオッサン、お呼びでないよ。鼻も引っ掛けないわよ。

 

まっ、「ブ男」というのは、あくまで私からの評価であって、もちろん、うちの親父より酷いのも いるもんでw
親父程度ならば、世のなか、もっともっとヒドいのは、おおぜい いる、という意見も あろうwそのくらいは、私とて冷静に判断してるけどww

 

 

ブ男、酒癖の甚だ悪いビンボボ男が、

かなり年下の、他人のヨメさんを、ひと目見て、

「おお~~!emoji掃き溜めに鶴じゃ~ねーか~~~!!ハアッハアッ

とて、よだれタラシたと。

 

それだけなら いいよ。

たしかに、私の母親は、なかみは ともかくとしてw外見だけは、稀なほどの美人だったからさ。

 

問題はだね、

そっから夜な夜な、あつかましくも、私の母親らの当時の家の窓の下へと通い詰めw

ご近所じゅうに知れわたって、顰蹙を買いまくってるのも なんのその、

とうとう、母親の先夫がブチ切れて、疑心暗鬼の夫婦ゲンカ大勃発。

 

つくづく、父親違いの姉が可哀そうだ。。。

 

ま、あんな男でも、世のなか、そのくらいのマメさ、ずうずうしささえ あれば、勝利を おさめられることも あるということかねえw

 

だから、私は、暑苦しい男が大キライww

 

 

そうそう、そう言えば、

モーリス』っていう映画が あったよね。

ま、男性どうしの話では あるんだが、

あのなかで、主人公と恋愛関係になった、召使の若い男が、

ある晩に、主人公の寝室の窓に、長いハシゴ掛けちゃってさwすばやく忍び込んでいって、

「呼んだろ?だから来たんだ」

とか何とか、堂々と言ってのけ、

とうとう、思いを遂げるっていうシーンが ありましたねえ。

 

その凄まじいほどの確信的積極性つうか、

激しい情熱、わき目も振らぬ一途さ、

それらに、圧倒される思いで、なんとなく感心していた私だった。。。()

ただ、

それだけじゃなかったのよ。

うちの親父と決定的に異なるのはね、
打算ではなく、いじらしいほどの純真さが伴ってたということ。。。

 

ブ男の皆さん、

これから述べる、うちの親父の実話、

この、『モーリス』の物語、

ともに、せいぜい、ご参考にww

おっと、自己責任でね()

 

もっとも、あの映画の、若い男は、容姿も可愛げが あって魅力的だったけど。

私には、グラント以上に、むしろ、この下男役の俳優のほうが、印象に残ってる。

 

 

さて、もともと、私の母親のほうも、先夫との結婚は、まったく、気が進まなかったのに、

若い義母の強い意向に逆らい切れず、19歳の身そらで、追い出されるようにして、ムリに結婚させられたという事情も あったそうな。

 

それでも、私だったら、親父みたいな、あんなダラシない男、マッピラ。

外見とかについてだけなら まだしも、

甲斐性なし、ケチのうえ、酒癖だけが突出して悪い、暴力男なんて。

いいとこ皆無だろ!w

 

 

この話、どこかのエントリーで書いたけど、

母方の従兄が、

「でも、おまえの おとうさんは、モテるもんなぁw」

と言ったので、

思わず、

「そやろ そやろ?あのオヤジ、あのツラでぇ~()

と口走った私。

 

苦笑していた従兄自身、不倫と離婚を経験してるけど、彼はハンサムでね。

 

高校のとき、たまたま、従兄の写真を見たクラスメートの女の子たちが、紹介してぇ紹介してぇーemojiと口々に騒ぐので、
もう婚約者が いる!emojiと、なだめるの大変だった()

 

従兄は、長身で、とあるイケメン俳優に、容貌が少し似てるんだけど、

アウトドア好き、スポーツ得意で、かなりワイルドなタイプ。

このワイルドさが、世の多くの女性にとって、グッーと くるんだろうかね。

私は子ども時分から接して見慣れてるから、とくには何も思わないけど、

それでも、思春期の頃は、この従兄にホの字だったことも。。。(苦笑)

 

親父が亡くなった数年前、そのことで、この従兄と会い、とりあえず落ち着こうと、適当な飲食店を尋ねて、通りすがりの、30代から40代くらいの主婦っぽい女性に、従兄が声かけたら、

振り向いた その女性の眼、従兄を見るや、たちまち、ハートキラキラって感じになってw

わたしゃ、「ほほう~、こりゃまたストレートな」と感心いたしました。

【続く】

 

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Updated   
2018.05.15 (Tue)

という映画を、以前に『ヤフー』提供の動画で途中までは観ていて、所用か何かで、つごうが悪くなり、途中で、観るのを中止しなければならなくなった、そのままになっていたのを、やっと、先日、鑑賞し終えた。

 

監督が誰か確認しないまま観終わってから、山田洋次監督作品だったと知り、ああー、なるほど、と思った。

鑑賞後、いちおう、一般からの感想コメント欄にもザッと目を通していたら、なかに、「あんな立派な家を、小さな おうちだとぉ?」云々、たいへん怒っている投稿が あってw、まあ共感しつつも、思わず苦笑したけれど、この映画の原作者は、ご両親ともにフランス文学者なのだそうで、そのへんのシモジモ貧乏人とは無縁の、優雅な お育ちなんでしょうかね?やっぱり()それは ともかく、

せっかくなので、映画自体への、私自身の感想を少し。かなり辛口になりそう。

 

まあ、良くなかったという感想は持ってないし、むしろ、ホロリと来た場面も あったけれど、

この映画に限ったことでは ないが、どうしても、スケールの小ささみたいな感が滲むのは否めないのが、日本映画全体に付き纏いがちな哀しさかな。。。という印象は、ここでも また、拭えなかった。

 

さて、残念な点が幾つか目についた。

まず、若手の、のみならず、ベテランも含めて、
とにかく演技の下手さかげんに辟易。

なんなんだろ、、、

子どもの学芸会じゃあるまいし、わざとらしさが鼻につく、こういう「大根」ぶりって。。。

 

欧米あたりの若い俳優なんて、十代でも堂々たる演技の、ほんとに自然で上手い人が多いのに。

どこから来るの?この差は。

 

概ねの日本人は、容姿や雰囲気の地味さが どうしようもないから、
いっそ、主人公の女中役のように、地味に地味に やるくらいのほうが、かえって、もともとの地に見合ってて自然体に見えるくらいなんだわな。

 

ヒロインの妹の子(大甥?)を演じた若手俳優、そのガールフレンドを演じた女の子、のみならず、
(準?あるいは、もう一人の)ヒロインたる「奥さま」役を演じた、松たか子さん、この人までも含めて、ヘッタだなあ~と感じた。

 

感想コメントのなかには、松たか子の声が()綺麗だとか、べた褒めの人も いたし、
どうやら、世間では総じて、松たか子の演技は高評価のようなのだけれど、

すまぬが、私は、観ているあいだじゅう、
「この女優さんて、演じているところは初めて見たけど、顔だちや雰囲気から想像していたとおりの演技力、それ以上に、なに?この声は。セリフまわしからして、えらく上っ調子で、なんとかならんのか」
としか思えなかった。

 

いやいや、
彼女の、他での仕事ぶりは一切、見たことないので、あの映画に おいては、ああいう独特の上っ調子な演出を敢えて したのかも しれない。。。

なにしろ、女性の参政権すらなかった昭和初期の、裕福な「奥さま」つう、どこかファンタジー調のレトロ感を出さなきゃいけないんだものね。下町の八百屋や魚屋の「おかみさん」でもなく、飲んだくれ亭主を抱えた貧乏長屋のカアチャンでもなく。

 

ただ、歌舞伎の家の出身だけあって、和服の着こなし、身のこなしだけは、さすがに、板についているわねって感じだった。

ごめんね~、アケスケ正直過ぎて。

もちろん、松たか子さん その人、また、一人の女優さんとしては、好きも嫌いも何も思わないのだけれどね。

先述したとおり、テレビも見なくなって久しい私は、彼女の演技は、他のものを、まだ見たことが ないし、あくまでも、この作品内に おける、個人的感想です。

 

ただし、(こっちが準?)ヒロインの女中さんを演じた女の子だけは、時代のみならず、生育環境も甚だ遠いはずながら、お手本が見つけられたのか どうか、よくぞ、この若さで ここまで、、、と褒めてあげたい気持ちは ある(どうりで、国外の有名な映画祭で受賞したそうな)

こうしてみると、
やっぱり、日本人は基本的に、地味な役柄のほうが、演じていて似合うのかな。

 

また、「奥さまの親友」役の中嶋朋子さんは、たぶん、子役時代から そうだったのだろうが、私は、そのことも よく知らないんだけど、とても上手い女優さんだなと思った。

 

吉岡秀隆くんも、あの時代の、いかにもな芸術志向的青年の雰囲気を、まぁそれなりに(?笑)良い味で出してたと思う。

 

ベテラン俳優さんでさえも、なんかイマイチだなと思う人も いるいっぽうで、

「タキ」の見合い場面で登場した笹野高史氏ら、年配の俳優さんたちとか、

ま、さすがに、と思えたのは、終盤で登場した米倉斉加年さん。
ほんと久しぶりに見たけど、この出演後、ほどなくして亡くなられたらしいね。

 

現実でも高齢となられた倍賞千恵子さんの老女ぶりも、やっぱり、どこかキレイめなのは、しかたないとしても
(ごく若い頃の彼女が演じている、昔の映画も、テレビでチラッと見たことあるのを憶えているが、ほんとに、小柄で可愛くて綺麗だった)

残念な思いを齎したのは、
晩年の「タキ」を演じる倍賞さんの、いやに綺麗な爪先。まあ、やっぱり女優さんだもんねえ、とは思ったけど(苦笑)

あれだけ「リアル」を心がけた演技も、いかにもな「昭和レトロ」感満載の室内も、あの綺麗すぎる手と爪で、いっぺんにブチこわし。

 

「小さい おうち」を取り巻く人間模様、出来事、その時代背景、すべてが、どこか夢のなかの お話っぽい設定で演出してあるものなら、
ひるがえって、倍賞さんたちが演じる、その後の「現実」は、一線を画すようにリアルを前面に打ち出して、隙を見せては ならなかったと思うのだけれど、大甥を演じた若手俳優さん、そのカノジョ役の人も、リアル感を ぶち壊す手伝いしただけ、って印象。

 

あとね、

人物設定が、誤解し易い、たとえば、「おばあちゃん」と呼ばれていても、本当は「大伯母さん」なのだというところを誤解しているままの人が少なくなかったし、

字幕が ないことも原因で、ふだん、日本映画は、つい敬遠しがちな私も、終盤で登場した米倉斉加年氏の役を、「板倉」と間違えそうになってた。

 

 

結局、たいした話じゃない、といった感想も、投稿コメントのなかに散見されたが、

『ウィキペディア』によれば、

「肝心の恋愛事件が この程度では軽すぎ」という批判の声は、なるほどの()、あの、故 渡辺淳一氏だったそうだ。

たしかに、話そのものは類型的でもあるし、なんてことないと言えるのかもしれない。

 

もっとも、
私は、渡辺氏の著作というと、そもそもの御職業だった医師としての立場で、種々の疾病について平明な短文で解説された本しか読んだことが なく、それでも、かずかずの恋愛小説で鳴らした作家さんであることを知っているだけだが、

たった一作品ながら、こちらは実際に読んだことのある宮部みゆき氏。

ある新聞にて連載当時に、圧倒的な人物描写(ある意味で、やはり類型的な描きかたでは あるのだが、それが また、めっぽう上手いときているもんだから)且つ筆力に感心し、毎回ワクワクはらはらしつつ読んだものだ。

この宮部氏は、『小さいおうち』について、「この設定なら  もっと いろいろなことが できるのに」と述べられたそうで、

先述の渡辺氏も宮部氏も、各自の作風に照らして、やっぱり、ご本人の作品と同じような特徴が滲み出るもんだなあと、この お二方それぞれ、いかにも言いそうな批評であることに、思わず笑いが こみあげた。

 

 

…そうねぇ、

原作の内容とは異なっているらしいが、あくまで、この映画について言うなら、

「タキ」の恋心は、同性である「奥さま」に対して、少なくとも、はじめのうちは、母性感覚の混じり合った、恋慕に近い憧憬、これ、私は(「小津安二郎」のみならず)制服の処女』という、昔のドイツ映画をも連想したけれど、

異性である「板倉」に対して、「奥さま」との肉欲の伴う生々しい恋愛感情と相俟って、それを間接的に目撃していたタキ自身、「奥さま」に対する純粋だった憧憬が、徐々に屈折を帯び始め、
やがて、召集令状が届いた板倉に、そっと、別れのハグを されたとき、みずからにも生々しい恋情の目覚めが促されたのかもしれない。

 

このことは、私自身、個人的に分かるところは あるのだけれど、異性と同性どちらに対しても恋慕の思いや肉欲の伴う恋情が向かうことは同様にある、しかしながら、
男性と女性とでは、やはり、どこか、恋情の向かっていきかたが、説明し難いほど微妙に異なる面も ある。

このへんのことは、実質、「妻」として長年連れ添った同性パートナーが ありながら、一時期、ある男性に対して、思いがけぬ、つよい恋愛感情を覚まされたときの、まさに吉屋信子さんの心情も、そのようであったろうと思う。

 

女性どうしの「恋愛」の場合、むしろ「母子」に近い関係になることが多いと聞いたことは あるが、一般に、男性に対する女性の感情や態度も、多かれ少なかれ「母親」的になっていくのは、世間でも、特に夫婦間で ありがちなパターンだ。

 

 

以前にも、当ブログは、どこかのエントリーで、

ある人が、思わずフきだしたという、

『マツザカヤ夏の お中元セール』なる平和そのものな日常のノンビリ感あふれる広告が、戦時中の新聞に載っていたのだという意外な事実を紹介されていたことを短く述べておいたが、

くだんの映画の、また、原作者の骨子とするところというのは、
「恋愛(不倫)事件」そのものを描くとかでは なく、

現代の われわれと殆ど変わらない日常の基本的生活感覚、心情、それぞれの選択や人生、
そういった ことごとくが、あれよあれよと流れていった最後には、有無を言わせず無理やり遮断されてしまう、強大な非情さ恐ろしさ、そして、

のちの時代の、まさに「戦争を知らない」われわれの受けた教育、
そこから影響されて展開する想像と、
あの時代を実際に生きていた人たちの思い、ならびに現実、それらとの乖離、というところにあったのだろうと察する。

 

 

けれども、

ここで再び取りあげる下記の話も、たしか、旧ブログにて紹介したことが あったと記憶しているものだが、
私が20歳代か30歳代頃に、新聞に連載されていた記事である。

その方面では知られているらしい女性の、亡くなった実母さんが、若い頃から几帳面に書き残していた日記には、戦時中の日常生活についての思いや苦労も記されてあり、それを読んでみれば、

ちょうど、くだんの映画の「平井家」のような、少なくとも「中の上クラス」層に含まれる御家庭だったのだろうと思われるが、

戦況深まり、悪化につれ、
隣り近所など、いたって和やかに つきあってきた人間関係が、
日に日に、疑心暗鬼や利己的なものへと変化していき、
ギスギスと、じつに いやらしい雰囲気になってしまったと嘆く くだりも出てくるということだった。

このような現実も、あの戦時中、厳然として あったということは、やはり、忘れるわけに いくまい。

 

 

現実を生きた個人の、商売無関係の日記に綴られていた思いと、娯楽・興行でもある映画との違いと言うべきか、

かの『禁じられた遊び』との圧倒的な出来ばえの差と言うか。

 

 

Updated   
2018.05.10 (Thu)

私が小学生の頃、特に興味が強かったこと。

この地上においては、なかんづくエジプトやインカあたりの遺跡を通して想像する古代文明のこと。

いまでも、ギリシャ神話など、どこまでも大らかで大胆で自由闊達な物語の醍醐味を味わえ、読み始めると、つい夢中になってしまうのは、子どもの頃と変わらないのだが、
同時に、単に荒唐無稽なだけでは ない、シビアなものをも感じる。

日本も また、神話の宝庫であり、私自身が生まれ育った大阪のなかでも、この地域は特に、皇室とも関わりの深い古墳など、古代を偲ばせる遺跡が、そこここに存在する。その延長の感覚なのだろうか、あるいは、それを超えた感じもするのだが、「大和三山」だとか「三輪山」とか「山の辺の道」「斑鳩」だとか、そういった名を聞いただけで、たちまちにして、得も言われぬ、懐かしい心持が する。
いにしえの おおどかな面影を残し続ける奈良は、私が子どもの頃から、京都以上に好きな場所だ。

 

旧ブログでも、奈良と京都を、若い娘に喩えてみたところ、アメリカ在住の人から、的確な表現だというふうに評されたことが あったが、

京都が、人工美の極致のような舞妓(舞子)さんのイメージだとすれば、

奈良は、白粉や紅ではなく、自然の光の反映を纏っただけの、まさに
「下照る道に出で立つ をとめ」
の素朴な印象なのである。

こういう道のイメージに少し近いかな?emoji
 

 (画像お借りしました)https://www.japantimeline.jp/jp/yamanashi/Fuefuki



さて、私の最大の興味は、やっぱり宇宙のこと、その「ビフォー・アフター」という以上に、

「この場所」のことは、膨大な時間を かけて研究し続けさえすれば、実際のところを僅かずつでも解明していけるかもしれないが、

なんと言っても、宇宙出現以前のことが最大にして究極の謎である、

というものだったんだけれど、

なにしろ、算数すらも覚束ない劣等生でねw

そうでなければ、ガンバって、いまごろは、その方面の研究者になってたかもしれないんだが。


その「算数」でも「数学」に関しても、学校時分の先生たちは、私の能力に対して、一様に首を ひねってフシギがってたという。。。w

「宇宙人」から「ハクチ美人」までemoji

(ハクチの漢字変換が出ないよwいまの時代なら、あの数学教師、訴えられてるねww)

まあー、いろんな呼びかたされましたものですwww

『物理』なんてのも興味薄かったし。

だってさぁ、

おじいちゃん教師がフガフガと講義して、

「では皆さん、ここに木の板が あります(と、煉瓦型の木片を手に)、これが、ここA地点からB地点まで移動するときの摩擦力を計算しなさい」


。。。アクビw


A地点から~ぁB地点まで~♪(←こんな歌が流行ったこと あったね、そ~ぉなんですよw)

とにかく、摩擦という現象が起きるのです、
それだけ分かってたらイイじゃんよ、と、シラケてた私ww


月は どっちに出ている、じゃないけど、どっちから出て、どっちに沈むのかを、授業中に当てられて聞かれたとき、最近ふと見た月は、たしか東の方角から昇ってたのを思い起こして、あれれ??じゃあ どう答えたらいいの?と戸惑ってたら、地学の女性教師に苦笑されたこともあったなあ。


『われわれはブラックホールの中にいる?』


科学ネタ記事への不満足感。。。


物質を嗤うものは、物質に泣いているw

「『多元的宇宙』のうちの一つ」

ま、小学生だった私の考えついたことなんて、「理論」ですらない、ただ、無責任な思いつきや漠然とした想像でしかなかったけれど、

その点、学者さんや専門家となれば、事象の観察から得た情報を基に仮説を組み立て、理論一つにも、それ相応の裏付けを求めていかなくちゃならないんだものね。


先ごろ亡くなられたホーキング博士が、最晩年に発表した論文の内容が、こういうものだったって。

ホーキング博士最後の論文 「多元的宇宙」規模縮小した理論提唱
AFPBB News 2018/05/07 12:08

http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%83%9b%e3%83%bc%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%82%b0%e5%8d%9a%e5%a3%ab%e6%9c%80%e5%be%8c%e3%81%ae%e8%ab%96%e6%96%87-%e3%80%8c%e5%a4%9a%e5%85%83%e7%9a%84%e5%ae%87%e5%ae%99%e3%80%8d%e8%a6%8f%e6%a8%a1%e7%b8%ae%e5%b0%8f%e3%81%97%e3%81%9f%e7%90%86%e8%ab%96%e6%8f%90%e5%94%b1/ar-AAwREtM?ocid=FUJITSUDHP

 

いやいや、まだまだ分かんないよねえ。


たとえば()私の場合、生まれつき、腸のなかにポケットみたいなのが、あちこち幾つもあるらしくて、そのせいか、虚弱体質なカラダの なかでも特に弱い箇所なんだけど、その「ポケット」が幾つくらい あるのか、その大小、あるいは、出来ては消えを繰り返しているのかもだし、いまもって謎w

人体も、一つの宇宙なのだよね()

で、偶然、上記の記事と、なんとなく共通性を感じたニュース。

この推測って、理論的には あり得るとか、あるはずだというのが発端だったのかしら?


ツタンカーメンの墓の隠し部屋、存在示す根拠見つからず
2018/05/07 14:44

http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%83%84%e3%82%bf%e3%83%b3%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%a1%e3%83%b3%e3%81%ae%e5%a2%93%e3%81%ae%e9%9a%a0%e3%81%97%e9%83%a8%e5%b1%8b%e3%80%81%e5%ad%98%e5%9c%a8%e7%a4%ba%e3%81%99%e6%a0%b9%e6%8b%a0%e8%a6%8b%e3%81%a4%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%9a/ar-AAwSi5V?ocid=FUJITSUDHP#page=2



『夏への扉』
 

Updated   
2018.03.03 (Sat)

それが問題だ。


 

いわく「セルフ プロデュース」の上手さってのは、本人の計算以上に、
その時の運と言うのか、タイミングにハマったどうかも大きいと思う。

でも、そういうものを天性備えている人は、たしかに、スター性のある人だということは言えると思う。

 

マリリン・モンローも そうだった。彼女の「物語」には、個人の生い立ちの薄幸さや、私生活でのトラブルも含まれていて、それでいて、天真爛漫な、あっけらかんとした お色気が、温もりを伴って立ち昇っている、これも、ある意味、ギャップの面白さみたいな面が あった。

単に恵まれた出自、だから天真爛漫でノーテンキ、しかも、お色気むんむん、これじゃ、逆に、反感まねいたんじゃないかと思えるし。特に、同性からね。ところが、モンローの場合、むしろ、同性からの支持が高い。

 

ただ、彼女の場合、あまりにも、イメージ演出の、その図が当たり過ぎた、みたいな印象があって、そのために、本人の公私とも見果てぬ夢を叶えるのには、かえって邪魔になったみたいな感も ある。

ピッタシはまり役のために、かえって、役柄が狭くならざるを得なかった俳優のケースとか、ありがちだもんね。

 

その点、同様に、「自身の演出の才に長けている」という羽生選手は、
「当たり過ぎが邪魔する」ことなく、目指すものを手に入れられた。

で、

えーと、今後の「4回転半」「5回転」ですか、

これが一つ できたなら、なおも、皆を黙らせ続けることが できるのでしょうね。

すでに磨き上げられてる他の諸々は、ほぼモウマンタイにできるし。

 

いままで、「難易度が高い」とは言われつつも、多くの選手が何度となく跳んで、フツーのジャンプや回転になってしまってるものを幾つ織り込んだとて、

いまだ「前人未到」の新技一つを据えたら、たちまちにして、

雨後の竹の子の如く、あとからあとから湧いてる天才的若手たちを向こうに回しても、

この世界じゃ、もはや「高齢者」である20歳代後半になっても、

何かの印籠よろしく、

「これ、この技が、眼に入らぬか~」、

ひかえぃ!!てなもんだ。

 

羽生結弦はスピルバーグを超える? 引退後のシナリオ…2018.3.1 11:30

https://dot.asahi.com/wa/2018022800011.html?page=1

「『4回転半のアクセル以外にも、やることがたくさんある。例えば、プログラムに入れる4回転の数を増やす、前後を洗練させるなど、工夫することで優勝できる。そんな無理(4回転半)はせずに勝てる、と普通のコーチなら考えるでしょう』」
(千葉大学国際教養学部教授の吉岡伸彦さん)

こんなことも、あんなことも、必要なくなるのじゃない?新技一つで。

ある意味、最も効率的でラクとさえ言える作戦なのかもね。

 

 

じゃあ、残るは、

それを、彼は できるか、できないのか。

それが問題。

 

 

ところで、羽生選手のとこは、親御さんが学校の先生だそうですが、それは関係ないとしても、羽生クンって、教えるの好きみたいな感じも あるね。

 

「芸術」論バレエとフィギュア スケートの場合

 

「芸術(技術)は長し」。されど。。。

いろんな意味に捉えられてる、この、いにしえの賢人の格言。

羽生選手の場合には、どのように解釈すべきなのだろうか。

 

「美しい4回転半・5回転」も、見てみたくないことはないけど、、、

やっぱり、基本的には、「国威発揚」だとか国家の「威信」云々は関係なくて、個人の栄誉だと思うし、

私の日常生活から甚だ遠い『オリンピック』もスケートも、そして、
誰かが、「世のため、人のため」どんだけ超人的なジャンプを跳んでも、

私個人的には、それほどの関心は ないので()

 

とは言え、

いまでも、詳しいことは知らないままだし、熱心なファンになることもないだろう私からの、単なる「老婆心」なんだが、
羽生選手には、まず、痛めた足を大事にしてほしいとは思う。

トシとったら、こたえると思うで~。。。emoji

 

Updated   
2018.02.27 (Tue)

羽生結弦が語るフィギュア芸術論「難しいジャンプがあるから芸術が成り立っている」2/27() 16:19配信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180227-00000092-sph-spo

 

あ、そうかぁ、、、

少なくとも、羽生結弦選手にとって、フィギュア スケートは、

そして、誰あろう、自身の演技は、芸術に他ならない、ということなんだな。

 

芸術てのじゃないよと思ってるとか、あるいは、

身体能力の開拓をだ、限界を競うのだ!やっぱスポーツですっ!!

と考えてて、そう言い切る選手は、やっぱり いるかな?いないかなあ?とも思った。。。

 

先日の当ブログ エントリーで紹介した、こちらは往年の体操界の人、チャスラフスカ元選手は、その苦言と、全体の発言から推して、

体操は、なんたって芸術なの!

と言い切ってたように思えた。

 

私は、つい最近になって、このことを知ったんだけど、なんと、彼女、最初は、フィギュア スケートやってたんですってね。

 

「ナルシシズム」。。。

 

ところで、

旧ブログのときにも、彼女のことを話題にしたことが あって、

かつて、うちのスケベい親父が、何かのおりに、家族で雑談中、
『東京オリンピック』のときのチャスラフスカ選手を思い出して、

「うむ、毛唐(←!)とは言え、あれは女らしくて、よかった!!

と、褒めちぎってた。

なぜか、鼻の下が伸びてたが。。。w

 

そして、

なぜか、その旧ブログやってたサイト(←産経ですがな、産経!w)で、「毛唐」というコトバが流行ってるみたいな感じに一時なってて、あの当時は、ひどく怪訝に思ったものだったが、いまなら、

「そういうことだったんだなーw」

と、私にも察しが ついてますww

 

 

で、

そうそう、「正しい技術」。そうなのよね。

バレエにおいても、基本中の基本として心得なきゃならないことで、

基本形の脚の開きかた一つとっても、実際に「正しい技術」を踏まえて やらないと、たちまち、骨まで痛めちゃうからね。

 

それでも、プルシェンコ元選手のように、あそこまで腰を痛めるわけで。どんだけ酷使してるんだ、ってことなんだろうけど。。。

 

 

バレエ ダンサーはさ、意外なくらい、高年齢になっても現役で踊ってきた人、たくさん いるよ。

でも、フィギュアは勿論、およそスポーツの世界で、高齢になっても現役バリバリ~、つうのは、私は聞いたことないがなあ。

 

それと、

やっぱりバレエの世界でも、やたら高く跳べりゃイイとか、猛烈フェッテ(回転)すりゃあイイ、とは ならないのよね。「ピルエット ダンサー」てな、幾分の軽侮を込めたコトバも あるくらいでさ。

 

 

羽生選手への評価のなかに、「言語能力の高さ」ということも挙げられるそうだけど、

それ聞いて、これは野球界の、落合博満氏を思い出したわ。

落合――変遷する男の顔

落合――変遷の男。



このたびの、羽生選手の凱旋を迎えて、思いがけぬ芸術論が展開されました。いやあ、興味深いっすねー。。。