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とりあえず、ひかりのくに
     
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2015.06.08 (Mon)

『西日本 非常に激しい雨・雷雨に注意(719時更新)』
ウェザーマップ 67()1849分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150607-00010002-wmapv-soci

だそうです。

雨も大雨も雷雨も暑いのも寒いのも厭だwemoji




   




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Updated   
2015.06.07 (Sun)

 

ドッジボールと、A君のこと

の続き。
 

とにかく、成績が良いというのは、一緒に授業を受けていれば、こちらにも、すぐに察せられることなのだけれど、単に、学科全般が良くできるというだけでなく、
私の身内にも、そういうタイプは いるのだが、そもそも、知能指数がズバ抜けているという話だった。

 

そのA君は、見るからに、頭脳の優秀さが現れたような外見で、

他の男子どもが、汗臭くも、浅黒い顔にニキビを爆発させていたのとは対照的に、
神経質そうな青白い滑らかな肌、澄んだ切れ長の目、ちょっと捉えどころのないほどクールな表情を常に浮かべていて、

要するに、絵に描いたような、透明感のある、繊細な優等生の風貌であり、およそ「体育会系」とは程遠いタイプだったのだが、それでも、本当に優秀な人って、いわゆる「文武両道」だとか言われるものだけれど、A君も、じゃあ、体育系が苦手かというと、そういうわけでもないようだった。

 

小学校時分から、「女番長」などと呼ばれたこともあるほど、五月蠅くチョッカイを出してくる男子ども相手には真っ向からやり返すことを辞さなかった私にも、その名物優等生男子A君が、感情を少しでも表に出した場面を目撃したことは、ついぞ なかった。

もちろん、A君が、私に対して殊更に何か言ったり仕掛けたりしてくることは一度もなかった。

 

したがって、こちらとしても、彼が、すごい評判の持ち主という噂を聞きつつも、遠巻きに眺めているだけのことで、私にとっては、大変な優等生だとかいう以上に、単に、もの静かで大人しくて、この年頃にしては珍しいほど非常に冷静な男子であるという以上の印象は希薄だった。

 

 

入学して、私が最初に希望していたクラブ活動は、
およそスポーツが得意なわけでもないのに(フシギなことに、両親、特に母のほうは、国体候補になったことがあるほど、スポーツ万能だったのだが)

単なるミーハー精神だけで、かっこ良さげなテニス部を志望していたのだが、さすがに、ここは希望者が あまりに多かったそうで、とりあえず別のクラブを考えないとならなかった。

前後して、
クラブ選択するにあたり、全新入生のためのレクチャーを兼ね、各クラブごとに持ち時間を与えられた、主に三年生の先輩方が中心になって、「ぜひとも、わがクラブへ!」という勧誘演説が、講堂にて行われた。

 

私は、それらを一応真面目に聞いていて、テニス部以外に、とある文化系のクラブに興味を持った、と言っても、
その内容も名称も、こないだまで小学生だった身には聞き慣れないもので、活動自体に興味を持ったというほどではなかったのだが、

なにしろ、そのとき勧誘演説していた三年生の男子先輩の呼びかけが、とても情熱的で知的で、いわゆる「意気に感じた」わけだった。
小学生あがりには、三年生は、なかなか大人っぽく見えた。

しかも、そのクラブは、人数が少な過ぎて、存続は風前のともしび、ということで、先輩の演説には、まことに悲痛なものがあった()

 

ミーハー憧れのテニス部がダメだというので、一転、その潰れかけ文化系クラブのほうに心を決めた私が、そのことを、帰宅後の夕食時に、親たちに報告すると、
ふだんは何ごとにつけ反目し合っていた父と兄が、このときばかりは口を揃え、なぜか大反対した。理由は、

「これ以上、ナマイキになっては困るじゃないか」w

 

どういう意味?とムッとした私は、わが家の父兄の意見は全面的に無視することにして、その潰れかけたクラブの部室へと乗り込んで行った。

先輩がたの、涙ながさんばかりの熱い歓迎のコトバ()、懐かしい思い出の ひとこまであった。

 

ある日のこと、クラブ活動の日に、部室へ赴いたところ、なぜか、くだんのA君が、そこに居た。

私は思わず、

「あれぇ?A君、このクラブに入ってた?」

と話しかけたが、
相変わらずクールなA君は、まともに返事もせず、ただ、口の端を微かに曲げて、ニヒルな笑みを浮かべて返しただけであった。

 

あるとき、男子女子合同でドッジボールを やる機会があった。

体育の通常授業の一環だったのか、特別なイベントだったのか、いまでは記憶が曖昧だが、
とにかく、相手グループのなかに、くだんのA君が加わっていた。

 

さて、
対戦相手の一員として加わっていたA君、なぜか、集中的に、私だけを狙ってきた。

コートのなかで、私が、どの位置に逃げていようと、A君の眼は常に、私のほうを見ていた。

私が必死に かわしても かわしても、
A君は、こちら目がけて、執拗なほど、ボールを投げつけようとした。

実際、当てられてしまった私は、怪訝な感じを持ったが、その頃は、それだけで、あとは忘れていた。

 

二年生になる頃には、クラス替えもあったし、時おり、A君の相変わらず優秀さを窺わせるエピソードを漏れ聞くことはあっても、私にとって、それほど興味ある対象ではなかった。

やがて、
飽きっぽい私は、放課後のひとときを、仲の良い友人たちと遊ぶほうを優先し始め、

顧問の先生が、私の将来性を高く買ってくれていたにもかかわらず、クラブ活動をサボり始めて、遠ざかっていき、
ついには全く、顔を出さなくなっていた。

 

ある日の学校行事で、たぶん、文化祭だったかにて、講堂の演壇上で、各種クラブ活動の一端や成果を、全校生徒と来賓たちの前で発表しているとき、その頃すでに別のクラブに所属していた私が、とうに やめてしまった、あの潰れかけクラブの、相変わらず少ないメンバーたちも登壇していた。

その代表として、A君の姿もあった。

彼は、あのあとも最後まで残り、
先輩たちが卒業していったのちは、彼自身が部長となって、クラブを率いていたのだった。

 

彼の発表ぶりは、立派なものだった。

私は、いささか恥ずかしい気持ちを覚えた。

 

それから、

人生最初の受験シーズンを迎え、それぞれが高校へと進学する頃には、クラブのこと、あのドッジボールのときのことも、すっかり忘れたまま、最近になるまで、記憶の底に沈んでいた。

 

ときおりは、
あの風変わりな男子の記憶を、ふとした機会に連れて、少し思い起こすことはあっても、なんだか怪訝な印象だけが先に立ち、すぐに忘れていた。

要するに、私にとっては、その程度の思い出だった。

彼の名前も、もう思い出せない。

どこに進学し、どんな職業を持つ大人となったかも一切、知らない。

 

ただ、あの神経質そうな青白い肌と、澄んだ切れ長の眼と、感情の見えないクールな表情だけは、わりと先日会ったかのように思い出せる。

 

 

Updated   
2015.05.31 (Sun)

先日、近場の高層ホテル前を歩いていたら、大型観光バスが停車して、大きなバッグ等を手にした老若男女の一団が、どかどか降りてきた。

「どこぞの田舎の旅行団体か」と思っていたら、

そのなかの、比較的若い年齢と思しき女性が、バスの降車口から降りた そのまま、歩道の上で膝をつき、
いきなり、でかい旅行用トランクを、ぱっかーんと開けて、買い込んできたらしい種々の土産ものやらを、一心不乱に詰め直し始めた。

それを見て、

「ああ、なるほど、これが噂の」

中国人団体客による買い物ツアーだな、と察しがついた()


そばで見ても、皆、いまどきは、日本人と変わらない服装だし、まったく見分けが つかなかったけど、

どうりで、オッチャンの一人が、炊飯器の入ってるらしい箱とか運んでたわけだw

まいど お買い上げ、おおきにw
何人だろうと、お客さまは神さまだすww

 

まじかで見たのは、これが初めてだったが、

いやあ、聞いてたとおり、凄いねー。あのエネルギッシュさ()

 

 

【旧ブログの記録より】

中国の人                            2013/04/15 11:41

この事件のニュースを切っ掛けに、ごく若い頃の私の個人的に、中国人にまつわる、すっかり忘れていた、ささやかな経験談があったのを、ふと思い出したのだけど、まあ、あまり詳しく述べる気には なれない。

 

一つは、十代の終わりか二十代はじめの頃、アルバイト先で、
そこの経営者のオッサンが、どこからか かかってきた電話を
受けて、
先方に対し、この職場が入っているビルの場所を教えていた。

いったん通話を終え、しばらくしたら、また、電話が かかってきた。
同じ相手かららしい。

 

経営者は、再びこの場所に来るための道順を説明しているのだが、
どうも、相手の呑み込みが悪いのか、何度か説明しているうちに、気の短いオッサン、だんだん大きな声を張りあげ、同じ電話が三度め、四度めか、そのくらいになると、しまいに、近くまで迎えに来てはくれまいかと相手が懇願したらしいのを、
にべもなく突き放すような捨てゼリフを投げつけ、そのままガチャーンと受話器を置いてしまった。

 

そして、

中国人だからよぉ、やれやれ~、みたいなことを言って、せせら嗤っていた。


なんでも、相手の中国人は、日本や、この地域にも不慣れだそうで、
仕事上の所用で、ここへ訪ねてくるつもりだったらしいのだが、
結局その日一日、それらしい人物が訪問してくることはなかったところを みると、とうとう、大阪の街の立て込んだビル群のなかにある、この一画を探り当てることが
できなかったらしい。

 

それにしても、あんなにまでバカにした言いかたしなくても、、、
と思うほど、乱暴で横柄な返事の仕方だった。

まあ、私自身に対する態度も、かねて気に入らなかったしwこのオッサンは性分で、こういうやっちゃねんなぁと、あらためて思っただけだが。

 

 

もう一つのも、だいたい同じ年齢の頃の、アルバイト先でのことだった。

 

作業中、来社した人に、とつぜん話しかけられて、戸惑ってしまった。

聞き慣れているはずの、周囲の人たちが話す日本語にすら、なかなかに苦労する私なので、何を しゃべっておられるか、さっぱり分からなかったのだ。

日本語のようでもあり、違うようでもあり。。。

 

話しかけてきた、その若い男性は、ニコニコと素朴な笑顔で、私の返事の声を待っている。

 

あせった私は、近くに居た同僚に、その男性の話を、代わりに聞いてあげてと頼んだ。

少したって、その男性が中国の人らしいと聞き知って、もう去ったものと思い込み、

「なんかさぁ、ピンシャンピンシャンした話し方やったからー、日本語には聞こえんかったんやわあ;」と言ってしまってから、
あっと横を見ると、くだんの中国人男性が。。。

 

青年は、さっきと打って変わった暗い表情で、無言のまま、サッと立ち去っていった。

 

話すほうは、まだ うまくはなかったけれど、
聞き取るぶんには殆ど不自由なかったようだから、私が同僚に向かって軽く笑いながら、悪気なく言ったことを、バカにされたと思わせてしまったらしい。

 

満面の笑顔から、たちまち暗転したような暗い眼。。。

 

もうしわけない気持ちで いっぱいになった。

日本人への悪い印象を与えてしまったろうか、
いまでも、もし会えるものなら、あやまりたい。

 

 

思うに、ことばの疎通が不如意という状態は、聴覚や言語関係の障害を持っているのと近い情況なのではないかなと思う。

 

異国で一人ぽっちの そういう状態って、恐らく、ちょっとしたことでも疑心暗鬼になりやすく、ひどく孤独なものだろう。

 

 

当該の事件にも、いろんな面で、やりきれない悲哀の思いが よぎった。

 


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Updated   
2015.05.02 (Sat)

去年だったかの桜emojiの季節に見た、
近場にある桜並木のなかの一樹のことを書いたけど、

「限りある身の力ためさん」


先日の買い物帰り、
そういえば、あれから どうなったかなと、ようすを見に行って、あらためて驚いたの。emoji

 

その桜の樹を、よく見ると、「大きな洞」どころか、
根元の すぐ上あたりから、枝分かれするあたりまで、幹全体の太さの、およそ三分の二以上が完全に欠けていて、残っているのは、ほぼ、堅さのある樹皮部分だけ。

つまり、胴体の箇所が、まさに「骨皮筋ヱ門」状態で、辛うじて皮一枚で繋がってたわけ。

 

しかもね、

樹の全体が、いまにもバタンと倒れそうになってる状態で捩れた姿勢のまま、

それでも、伸ばした枝という枝いっぱい、満開の花を咲かせていたんだ。

 

 

Updated   
2015.04.12 (Sun)
最近、ときならぬ冷え込みが戻ってきておりましたが、

さる四月八日は、「お花まつり」の日でもあったなあ。


「天上天下、ゆいがどくそーん!」
(「サタデイナイトフィーバー」のポーズ)

 

敢えて、こういう時季を狙ったように咲くのか桜よ、、、と毎年、思うの。

 

しかし、つい去年か一昨年にも、桜の花々の上に降り積もった雪のフォトを見て、なんと珍しい光景と思ったのだけれど、
近頃の気象傾向に限ったわけでもなくて、地方によっては、その年によって、これまでにも、けっこうあったものであるらしい。

 

<寒気>東京都心で雪やみぞれ 4月は5年ぶり
毎日新聞 48()1151分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150408-00000044-mai-soci

90年ぶりに記録更新 千葉県銚子で最も遅い雪
ウェザーマップ 48()129分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150408-00010002-wmap-soci

 

四月の雪

 

買い物途中の住宅街のなかに、ひときわ立派な枝ぶりの桜が植わっている民家と、その周辺に、ちょっとした桜並木があって、去年の今ごろ、ちょうど満開になってたから、いっぺん、ゆっくり眺めてみるかぁと、お店に入る前に、足を止めてみた。

そのなかの一本は、どういうわけか、幹の途中に、大きな洞のような穴がパックリあいているのだが、それにも めげず、満開の花を、てっぺんから下までビッシリ咲かせていて、「あなた、えらいねえ」と、心のなかで声を かけた。

 

【旧ブログの記録から:産経新聞のカメラマンさんが綴っているシリーズ記事に向けたエントリーでした】

探しものは何ですか                      2012/04/24 01:16

桜ですか。優雅ですね。

え?デスクに尻を叩かれて。(笑)

でも、いいですよね。

お仕事とは言え、桜さがしびと。

 

 

おばけのような桜が おわったとおもうと

http://schneewittchen.iza.ne.jp/blog/entry/2653186/

【※閉鎖された旧ブログ サイトから現ブログへ移転済みのエントリーは こちら↓】

http://schneewittchen.7narabe.net/%E6%97%A7%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0%E2%80%9Ceine%20prinzessin%20des%20l/%E3%81%8A%E3%81%B0%E3%81%91%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AA%E6%A1%9C%E3%81%8C%20%E3%81%8A%E3%82%8F%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%A8%E3%81%8A%E3%82%82%E3%81%86%E3%81%A8

 

 

桜追い彷徨う人は

静かに憑かれていくさうな

 



http://kirinuke.blog83.fc2.com/

 

世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし
 在原業平『古今和歌集』

 

                           

                                                                                    http://photohito.com/

 


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emoji買い置きの桜の花の塩漬けがあったのを思い出して、最近は「桜茶」にハマっております♪