2014.11.16 (Sun)
このところ、体の不調が回復せず、ほとんど動けないなか、ブログ更新する気にもなれなかったが、Yahooの無料サービス動画配信で視聴できるというので、以前から関心があった『モーターサイクル南米旅行日記』映画化作品を、気分転換を兼ねて、見せてもらった。
ゲバラという人物について、私の子ども時分、テレビのドキュメンタリー番組でも よく とりあげられていた記憶があり、大いに興味もあって、彼に関する様々な記事を、おりおり拾い読んできたものだが、なかでも、長期の南米旅行へ繰り出した若きエルネストが、必要な試験のため、ろくに準備も勉強もできていないのに かかわらず、大学へ戻って受けた結果がトップ クラスの成績であったということを述べていた記事もあり、本当に優秀な人というのは、こういうものなんだろうかと、つくづく感心したのを、旧のブログでも述べたことがある。
(ちなみに、そのときは、「アタチュルク」(ムスタファ・ケマル・パシャ)も話題にあげた。)
「常に、考えた通りに行動してきた」と言うゲバラ。
これは単純なようでいて、貫くのは大変に困難な生きかたであるのは、多くの人が痛感していることだろう。もちろん私も、その一人。
考えた通りに行動してきた、そう言い切れるゲバラは、やはり、稀有の人だったと思う。
しかし、エネルギッシュだねえ。持病とかは関係ないんだ。
それで、
なるほどの「英雄、色を」なんとやら、まあ、なんと言ってもゲバラは、ラテン男らしいハンサムだしな(笑)
いまさっき、動画で、生前の彼が演説する姿を見てみたが、なんと言うか、情熱的で真摯ななかにも愛嬌がある。
原爆の被害を受けた日本のために、怒ってくれたゲバラ。
その日本のありさま、なかんづく政治は、最もゲバラの精神から遠いじゃないか!(とほほ;)
ゲバラが説いた「革命精神」なるものの神髄は、究極、たとえば、釈迦が説いた仏教の理想とも通じていくものがあり、興味深いところだ。
…
こういった類の、ごく近い時代に生きていたながら、いまでは歴史上の、と言うべき、なかば伝説めいた人たちを思うと、
しかも、その数奇な激動の人生が、殺されて終わったことも少なくないという つよい印象があることから、今回の『モーターサイクル ダイアリーズ』でも、最後に、「CIAに殺された」、というアカラサマなる字幕を見て、また少し考え込んでしまった。
私は、殺したのは、ひとりCIAだけでは ないのだろうという気が するのだが。
映画のほうを先に見てしまったので、まぁ、順序が逆になってしまったかもしれないが、今後、原作を読んでみたい。
ちなみに、
ゲバラは、
「ばか正直」
だったそうな。ここだけは!私とも共通しているようだ。(爆)
さすがに、映画を見ていたかぎりで、いかに私でも、ゲバラほど極端ではないぞぉ、と思ったけどさw
【追記】
ゲバラの愛したキューバ国民に栄光あれ!
ところで、
私は、もともと、アラブ系やインドあたり、はたまた沖縄民謡なども、なんとなくムシが大好くんだが、
(うちの親父なんかは、沖縄民謡の音階に理解がついていけなくてキモチわるい、とまで言い放ってたけどw)
今回エントリー本文に、「アタチュルク」の名が あがったところで、トルコつながりということで、いとも単純なオマケ。
最近たまたま、「ユーチューブ」にて知って、なんとなくハマった音楽を。
だいたい、このあたりの音楽には、特有のコブシまわしなどに、日本の民謡その他の源流性が感じられるし、ここで紹介する歌は、たぶん、あちらの歌謡曲と言うか、まさにド演歌という感じ。
しかし、フシギな歌いかただなあ。。。
ためしに、あちらの男性歌手のも聴いてみたんだけど、ここまで独特な感じは なかったよ。まずまず普通な歌いかただった。
なんだろ、、、女性だからこそというので殊更、情念たっぷりに表現してるってことなのかなあ?
ま、聴いてみてくだされ。いっぺん聴いたら忘れられないくらい、すごい強烈だよ。動画もオモシロい。
“DILENCI”SIBEL CAN
2014.10.26 (Sun)
ほんの僅か数日のあいだに起きたようだ。
残らず、いなくなった。
私が、玄関の外にある うちの郵便受けを覗いていたりしたら、いつの間にか、ほんとうに音もなく、足もとにやって来ていて、からだを頻りにスリスリ擦りつけてきたり、外出から帰ってきたら、今や遅しとばかり必ずのように待ち受けていたりで、
まあ、どの子もそうだったのだが、猫というものは、いったい、どこから、人間さまの動向を見つめているのやら、そのフシギなほどの敏感な察しぶりには感心させられる。
どうも考えるに、
あの子たち、けっこう人慣れしてたりして、もちろんのこと、警戒心が強い子もいるけれど、あの黒猫ちゃんみたいに、とても人懐こい子もチラホラ混じっている。
もっとも、うちのも含めた周辺のゴミ置き場を漁るからでもあるんだろうが(見つけたときは一応怒っておくんだけども。賢い子は、言い聞かせると、ぱちぱち瞬きで「うん、わかった」と お返事して、以後は控えるようになったよ 笑 でも、それは それで、ノラには酷な要求かもねえ)、
ふだん中心的に たむろしていた近くの団地の住人の一部にも、そうとう懐いていたようで、基本はノラたちなんだろうけど、そのわりには、あまり痩せてなかったの。黒ちゃんも、毛艶とか良かったし。
「異変」に気づいた日、いつものように、自宅玄関へ向かって のぼっていき、いったん踊り場で振り返ると、そこから、名残惜しそうに、階段の一段めに前足を かけ、もの言いたげに、ビー玉みたいな緑の目をピカピカさせて見上げていた姿が思い浮かんだ。
「クロちゃん、あんたたち、どこ行っちゃった?」と心に呟けば、
たちまち、過去に出会い、触れ合ってきた、すべての あの子たち、すべての はかない命が まざまざと思い出される。
先日は、近所に出かける前に、乗って行くつもりの自転車の埃を払っていると、またもトコトコやって来て、最近は、どういうわけか、クロちゃんの甘え度が激しくなっていて、とうとう、自転車のサドルの上にピョンと飛び上がり、顔を、私の顔に くっつけようと必死だった。
せっかく拭いたばかりのサドルには、あまりにも見事な梅花模様。。。
うちでは飼えないからなあ、何もしてあげられなくてゴメンね、と心で謝りつつ。。。
彼らが根城にしていた団地では、メンテナンスのためらしき工事が始まっていた。
もし、近所の人たちに、なまじっか懐いていることを利用して、ころ合いを見ては、誰かしらが一網打尽的に、どこかへ連れ去っているのだとすれば。
この町へ引っ越して来て以降、私も薄々は気づいていたのだが、すでに2度ほど同様に、ある日を境として、たむろしている猫たちの姿がピタッと見えなくなっていたことと符号が合うようにも思える。。。
これから寒くなっていくタイミングで、首尾良く飼ってもらえる家を見つけたのであれば大いに結構なのだけれど。。。
『「仲秋」』
前日の疲労と冷え(もともと暑がりなもんで、どうしても冷やしてしまいがち)が一挙に腰に来たのか、中腰の姿勢を とると猛烈に突っ張った痛み、しかも、睡眠中ますます悪化したのか、普通に歩くのさえも ままならずになっていて終日動けず。
学生時分から、腰を痛めていて、すでにタチの悪い持病の一つになってしまっているが、その初期の頃みたいな太ももにまで及ぶ痛みは、これは。。。(冷や汗)
気分まで悪くなってきた
とりあえず、去年の使い残しが見つかったので、シップを貼っておいたが(皮膚が弱いで、すぐ かぶれて痒い)、思うようには動き回れない状態が、いましばらく続きそうだ。家事も たまってるし、困った困った。
Tavik Frantisek Simon(Czech)Vilma Reading on a Sofa(circa1912)
2014.09.11 (Thu)
2014.09.11 (Thu)
自宅の玄関がある階からは、東方向が特に見渡しやすく、先日八日の夕暮れ時、玄関先で見た月は確かに大きかったのだが、
私は、てっきり、あすが「スーパームーン」とやらの前夜だからなのかなと思っていたら、陰暦で言う「仲秋の名月」にあたっていたそうで。
『夜空に輝くスーパームーン。長居公園でウォーキングがてら眺める人も/大阪』
THE PAGE 9月9日(火)23時11分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140909-00000023-wordleaf-l27
紺碧のビロードの上に大粒の真珠を一つだけ転がしたような月
以前のブログでも書いた話だけど、
むかし、まだ実家にいた頃、やはり満月の夜、私の大型双眼鏡を使い、うちの親や、お隣のおじさんたちと代わる代わる月を眺めていたら、隣家で飼ってた黒猫がハシャイで、くるくる走りまくってたことを思い出した(笑)
萩原朔太郎の詩のなかに住む猫も「まつくろけ」だけど、月は三日月だったか。
...
「おわあ、こんばんは」
「おわあ、こんばんは」
「おぎやあ、おぎやあ、おぎやあ」
「おわああ、ここの家の主人は病気です」
黒猫と月。絵になる取り合わせだよなあ。
近頃、仲良くなった黒猫ちゃん(犬も猫も、私は白い子に縁が多かったし、また好みなので、わりと珍しいこと)、自転車を片づけるあいだもベタベタまとわりついてくるので、うっかり、小さな足先を少し踏んでしまったらしいのだが、一声も鳴かずに、ちょっとだけ離れた所に行って、ちんと座って待っていた、お利口な猫ちゃん。
この子は最初に出会ったとき、壁の向こうの端から顔半分、
本当に、半分だけを出し、宝石みたいにピカピカした緑色の眼をパチクリさせて、こちらを見つめているのが可笑しくって。
出遭うたびに、それを繰り返しているうち、挨拶してくれるようになった。
仲間の猫たちと共に、ご近所で可愛がられているようで、とっても人懐こい。
最近は、ずっと私に ついてきて、玄関先までも上がってくることは控え、階段の上がり口に前足を のせたまま、名残惜しそうにバイバイするようになってくれた。
この日も、ひとしきり戯れたあと、玄関前に戻って再び見上げた月は、夜も更け始めたせいか、わりと普通の大きさになっていた。
翌九日の月は、もう見ないまま過ぎたけれど。
しかし、けっこう暑い。。。
Hassam(1859-1935)On the Balcony(1888)
ペイパームーン“It's Only A Paper Moon”
あなたから離れていると
ものごとがリアルに感じられない
あなたに抱きとめられていないと
世界は臨時の駐車場
つかの間のシャボン玉
あなたが微笑むと
虹が浮かぶ
ボール紙の海の上に ぶら下がってるのは紙の お月さま
でも私を信じれば、ニセモノで なくなる
モスリンの木の上にはキャンバスに描いた空
でも私を信じるなら、ニセモノで なくなる
あなたの愛がなければ、ただの騒がしいパレード
あなたの愛がなければ、ゲーム・センターで鳴ってる音楽
まがいものだらけのサーカスみたいな世界
でも私を信じるなら、すべては ほんものになる
2014.04.07 (Mon)
いやに寒い。
またぞろストーブの お出ましだ。
もう かたづけていいかなとホッとしてたのに。電気代が。
とっくに4月だというに、雪つもったて。
まあ、高野山ならあり得るか。
桜のつぼみに積もったて。
旧のブログで、
桜の花は何故に、風雨の強い時季を殊更、狙ったごとくに咲くのかな、
まさか、「限りある身のちから試さん」とか思ってるわけではなかろうに、とて疑問を述べたことがある。
こないだ、買物の行きしな、通りすがりの川端の桜の花びらに、ちょいと触れさせてもらった。
しっとり柔らかな、いかにも はかない感触。。。
根性あるなあ、桜。
あんなにアッサリ咲き誇ったかと思うと、これまたアッサリ散ってしまうのだが。
しかし、気温のアップダウン、激し過ぎやしませんか?
根性なしの わたしゃカゼひきそう。。。
『雪舞う4月、西日本で冷え込み 7日はぽかぽか予想』
2014年4月6日21時10分
http://www.asahi.com/articles/ASG466CVCG46PTIL00P.html?ref=rss
本州の上空に真冬並みの寒気が流れ込んだ6日、西日本各地は2月上旬~3月上旬並みに冷え込んだ。日中に最低気温が零下0・5度まで下がった和歌山県高野町の高野山では5センチほどの積雪を記録。つぼみが膨らみかけたソメイヨシノの枝が雪で真っ白になった。
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