2014.10.26 (Sun)
ほんの僅か数日のあいだに起きたようだ。
残らず、いなくなった。
私が、玄関の外にある うちの郵便受けを覗いていたりしたら、いつの間にか、ほんとうに音もなく、足もとにやって来ていて、からだを頻りにスリスリ擦りつけてきたり、外出から帰ってきたら、今や遅しとばかり必ずのように待ち受けていたりで、
まあ、どの子もそうだったのだが、猫というものは、いったい、どこから、人間さまの動向を見つめているのやら、そのフシギなほどの敏感な察しぶりには感心させられる。
どうも考えるに、
あの子たち、けっこう人慣れしてたりして、もちろんのこと、警戒心が強い子もいるけれど、あの黒猫ちゃんみたいに、とても人懐こい子もチラホラ混じっている。
もっとも、うちのも含めた周辺のゴミ置き場を漁るからでもあるんだろうが(見つけたときは一応怒っておくんだけども。賢い子は、言い聞かせると、ぱちぱち瞬きで「うん、わかった」と お返事して、以後は控えるようになったよ 笑 でも、それは それで、ノラには酷な要求かもねえ)、
ふだん中心的に たむろしていた近くの団地の住人の一部にも、そうとう懐いていたようで、基本はノラたちなんだろうけど、そのわりには、あまり痩せてなかったの。黒ちゃんも、毛艶とか良かったし。
「異変」に気づいた日、いつものように、自宅玄関へ向かって のぼっていき、いったん踊り場で振り返ると、そこから、名残惜しそうに、階段の一段めに前足を かけ、もの言いたげに、ビー玉みたいな緑の目をピカピカさせて見上げていた姿が思い浮かんだ。
「クロちゃん、あんたたち、どこ行っちゃった?」と心に呟けば、
たちまち、過去に出会い、触れ合ってきた、すべての あの子たち、すべての はかない命が まざまざと思い出される。
先日は、近所に出かける前に、乗って行くつもりの自転車の埃を払っていると、またもトコトコやって来て、最近は、どういうわけか、クロちゃんの甘え度が激しくなっていて、とうとう、自転車のサドルの上にピョンと飛び上がり、顔を、私の顔に くっつけようと必死だった。
せっかく拭いたばかりのサドルには、あまりにも見事な梅花模様。。。
うちでは飼えないからなあ、何もしてあげられなくてゴメンね、と心で謝りつつ。。。
彼らが根城にしていた団地では、メンテナンスのためらしき工事が始まっていた。
もし、近所の人たちに、なまじっか懐いていることを利用して、ころ合いを見ては、誰かしらが一網打尽的に、どこかへ連れ去っているのだとすれば。
この町へ引っ越して来て以降、私も薄々は気づいていたのだが、すでに2度ほど同様に、ある日を境として、たむろしている猫たちの姿がピタッと見えなくなっていたことと符号が合うようにも思える。。。
これから寒くなっていくタイミングで、首尾良く飼ってもらえる家を見つけたのであれば大いに結構なのだけれど。。。
『「仲秋」』
前日の疲労と冷え(もともと暑がりなもんで、どうしても冷やしてしまいがち)が一挙に腰に来たのか、中腰の姿勢を とると猛烈に突っ張った痛み、しかも、睡眠中ますます悪化したのか、普通に歩くのさえも ままならずになっていて終日動けず。
学生時分から、腰を痛めていて、すでにタチの悪い持病の一つになってしまっているが、その初期の頃みたいな太ももにまで及ぶ痛みは、これは。。。(冷や汗)
気分まで悪くなってきた
とりあえず、去年の使い残しが見つかったので、シップを貼っておいたが(皮膚が弱いで、すぐ かぶれて痒い)、思うようには動き回れない状態が、いましばらく続きそうだ。家事も たまってるし、困った困った。
Tavik Frantisek Simon(Czech)Vilma Reading on a Sofa(circa1912)