2024.12.12 (Thu)
『【続】見よ。空飛ぶ兵器の、男性器に酷似したるを(嗤)』の続き。
…
それにしても、飛び交う兵器の、男性器に似た形状よw
精子の段階から相争う、男のサガ。
ほんとうに、男という存在が消えて なくならないかぎり、この世に平和は訪れないだろう。それくらい、タチの悪い問題だ。
しかし、産んでいるのは、女たち。(苦笑)
太初、女は、自分一人で産めていた。
でも、たくさん産んでいるうちには、時々、突発的に異常なものや不良品が生じるwそれが、男、オスの原初ww
その名残のように、たいがいの男やオスは、子育てや他者の世話事に無関心な反面で、とかくバラマキたがる、いろんな女に向けてw
それも また、特化された「使命」がゆえだ。
遺伝子、遺伝子、遺伝子、、、
やるか やられるか「ヒリヒリしたい」と漏らす男どもも いるみたいだけど、
ただただ、傍迷惑なだけ。
そんなにヒリヒリしたいのなら、『自衛隊』に入るか、『ウクライナ』の手伝いにでも行けやw
古今東西、男が やることは、ほぼ共通(嗤)
戦争か性犯罪か、両方やるか、それが男どものサガであることは、私は何度も指摘してきたが、
その戦争というものには、あらゆる文明的かつ余計でしかないツールを豊富に もたらしてきた側面も ある。
国家などというスケールでなくても、中小零細ていどの社長でも、家庭内の お手伝いさんや、それこそ、近年に増加した問題の一つである「ヘルパー」さんに対するセクハラに至るまで、どんなに小規模な範囲で あっても、何らかの組織的集まりが出来あがり、何らかの上下関係や多かれ少なかれの権力的様相が生じて、そこに男性が加わっているとなれば、ほぼ必ずのように、性的な問題が起きている。
『国民民主党』玉木氏の不倫事件発覚で、『連合』の吉野氏ご立腹、ということでwこの夏、奇しくも(?)こういう内容のエントリーをアップしていたことを思い出し、われながら苦笑ww
で、
こちらも不倫と言うか、正確には「性犯罪」と見做すべきのようだが、
『岸和田』市の永野市長ね。またまたまたまた『維新』ですわ(嗤)
このテの事件に共通した難しさは、なんと言っても、まず、密室で行なわれたということゆえだ。
当事者双方の言い分が食い違っていることも多いと見受けるが、
ほとんどの場合、どちらかが嘘を ついているのだろうし、
くだんの市長の場合、発覚直後から、発言内容がコロコロ変わっているところを見ると、たぶん、嘘を ついているのは、永野氏のほうなのだろう。だからこそ、多くのケースと比較して多額の和解金だったのだろうし、
私が察するに、
被害側の女性が、はっきりと訴えて出ると決意した切っ掛けは、
「もう一人くるから」
という異常事態と、その後の、
「こんなこと、嫁には できない、ありがとう」
云々の一言だったのでは なかろうか。
じつに、痛烈きわまる侮辱だもの。
その「もう一人」来た事態について、
なんだか、人間性の基本的から欠けているものが あるように思えてならない永野市長側は、「ない」の一点張りで、強引に やり過ごそうとしているようだが、
もし、「もう一人」来た、これが事実として起きていたことなのであれば、もはや「不倫」などと言える情況では なく、あきらかに性犯罪に相当するはずだろう。
人数が、あと もう一人でも増えていたら、俗に言う「まわされた」というような集団レイプの様相では ないか。
被害者側は、このときの「もう一人」について分かっていることは ないのだろうか。
まさに、この点に おいて「水掛け論」になっているのだとしたなら、それは もう、埒が明かないということで、司法側も、せめて平均以上の金額の「和解金」を以て「示談」というカタチの決着を勧めるしか ない、という判断になったわけだろうか。
最後に、私自身の個人的な感想も述べておこう。
以前、過去エントリー内でも触れたことだけれど、
私は、自分が女性の一員だからといって、なんでも かんでも、女性の肩を持つわけでは ない。
とりわけ、性的な問題に関しては、同じ女性でも、感覚が異なるなあと思うことも少なくない。
まあ、私は、世のなかの女性一般の傾向とは、かなり違っているらしいとは、かねて自覚を余儀なくされてきたものの(苦笑)
まずね、
私は、根が単純で、好きキライに関しても、わりとハッキリしてるほうなんで、
「泣くほど」イヤな相手に、どんだけ迫られても、受け入れることは できない。
生理的にダメなものは受け入れられない。
たとえ、仕事絡みの事情が あってもだ。
拒み続けて、そのために、仕事のうえで不利なことが、それこそ、辞めなければ ならない事態にまで追い詰められたなら、そこで大々的に、バラすよ。時系列の記録を取っておいたうえで。
仕事を辞めたくない、、、という理由では、受け入れられない。
こっちから、辞めまっさ!と、タンカを切る性分なのでね、私は。
市長と、どれだけの上下関係に あったのか、そのへんのところだけは、なぜか、曖昧模糊な説明しか読めないので、なんか、すっきりとは腑に落ちないままだ。
少なくとも、私個人は、いやなもんはイヤ!ぜったいイヤ!!な性質なもんで、俗に言う「ほだされて」「情が移って」という感覚も、あまり理解できない。
特に、男性相手に「ほだされた」ことなんて、一度も ないなあ。。。w
すまんね、冷たい性質の女でww
バイト先の経営者なんかに、執拗に迫られたときも、うまいことスルッと かわして逃げたし。まだ二十歳くらいの頃だったけど。
そりゃあ、何かヘンなものを、いつの間にか飲まされていたとか、モロに力づくで押し倒されて、抵抗する余地もなかったのであれば、無理もないかなあと同情できるけど、
そこまでの事態には なっておらず、いちおう、コトバの遣り取りしだいで回避できる余地が あったのなら、その余地が あるうちに、徹底的に逃げるべきだろうにと思ってしまう。
永野市長と被害者の女性の経緯は、かなりの部分まで詳細な記事になっていたが、
たとえば、
「なんで してくれへんねん」
と、執拗に迫られたということだが、
彼女には、結婚を約束していた男性が いたらしいよね。
だったら、
「結婚するつもりで つきあってるカレシがいますので」
とか、
「婚約者を裏切ることは できません!」、
市長には、奥さんが いるのだから、わかるでしょ?と、言えなかったのかなと。
近頃の若い女性って、私らの若い頃以上に、あるいは、いまどき、並みの男性以上に、気が強くなっていて、好悪の感情など、態度にもコトバにも、はっきり出せるようになってきたのかなと見受けていたのだが、
どういうわけか、事が性的な絡みとなると、なかなか、そうでもないみたいだ。同性ながら、ちょっと不可解。
異常なほどプライドが高く、絵に描いたように勝ち気だった、うちの母親も、互いに最初の家庭を持ちながら、親父に迫られるうちに、
まあ、その間、決定的な事までは何も起きていなかったうちから、双方の配偶者にイヤミたらたら言われて~とか、いろいろと、着火するだけの切っ掛けは あったんだというふうに言い訳してたけどさw
なんだ かんだ言ってて、結局のところ、受け入れてるのよね、私の母親のほうも。
母親のほうの大きな原因としては、そもそも、最初の結婚が、親の言いなりに、顔も知らない相手と結婚したという経緯で、いざ、生活を共にするうちに、先方の姑らにイジメられたとか、肝心の亭主に対しても、もう全くソリが合わないとかで、娘が産まれてからも、厭で厭で辛かったところへ、しょうもない経緯から、うちの親父が一目惚れして云々、ということだったらしいw
母親自身も親父自身も、脳にカクレ異常を抱えていたし、
この夫婦双方の実家から何から、ずべてが複雑で、およそ世間の人が聞いたらギョッとするような、いろんな意味で特異きわまる家だっただけ あってか、
祖父母の世代も、なんなら、その前からの世代も含めて、関係者の全員が、どこか おかしい人ばかりだww
その結果、いちばん迷惑こうむったのが、奇跡的に、誰にも似ていない、すなおな性質の私ですわ(苦笑)
なので、
交際とか結婚、出産に あたっては特に、ややこしいのは大キライだわw
こういうことに対しては特に、邪まな損得計算はダメね。
とりわけ、子どもに対して、何らかの利害計算なんて、もってのほかよ。確信してます。
人間、素直が いちばんw
きれいな気持ちで できないのなら、最初から やめとけ。
あとが恐いぞ。
でも、ついつい、どうしても、狡猾な損得計算を働かせちゃうんだろうね、そういうのが得意な、要領いい性分の人はw
押しつけて逃げるのが やたら上手いからww
せっかく、やれるんだから、やらずに おく手は ない!
という本性なんでしょうねwww
…
傍迷惑だっつうの!!www(怒)
2024.10.23 (Wed)
『【続・続】時事ニュースから~「フェイク」問題とトランプ』の続き。
で、そのトランプだけど。
最近、成金むき出しの平生には似合わない、「庶民派」アピールの一環とて、『マクドナルド』の とある店舗内で、ちょっとした「バイト」のオママゴト体験を披露したのだそうで、これ また、ハリス氏に張合ってのことらしいw
私は、
「そうそう、このまま、マクドのバイトで雇ってもらったらエエのw大統領候補は撤回してww」
と思いつつ、そのニュースを見たんだけどwww
でもさ、
『CNN』だっけ?の記事では、
「マクドナルドは~フランチャイズのオーナー兼経営者の男性が地元法執行当局からトランプ氏の訪問の意向について打診され、受け入れたと説明している」
という くだりが あったので、
「地元法執行当局」って、なにソレ?
そこから打診された、って、どゆこと??
と、意味が分かりにくくて、不審に思った。
はてさて、
返り咲いたら、もう早速、
一般の市民・国民と言えども、ワシに逆らう者は「悪」と見做して、軍隊を差し向けるゾ宣言してる、トランプ。
前回の大統領就任中にも、すでに やってるのよね。
皆さん、お忘れでしょうから、ここで、思い返してみよう。
『トランプ氏、民主党市長の自治体に法執行機関の職員派遣へ』
Reuters2020年7月21日午前 11:23 GMT+94年前更新
トランプ米大統領は20日、シカゴなど市長が民主党員の主要都市に法執行機関の職員を派遣すると明らかにした。
国内の歴史的記念碑を守ることを目的とした大統領令の下、連邦職員は先週、オレゴン州ポートランドで人種差別や警察の暴力に抗議するデモの取り締まりを開始。市民への催涙ガスの使用や説明なしの身柄拘束などの強硬手段に反発が広がっている。
~
一方、オレゴン州や地元の指導者、連邦議会議員は、ポートランドから国土安全保障省の職員を退避させるようトランプ氏に要求。
ポートランド市長は「トランプ氏は法を犯しているだけでなく、市民の命を危険にさらしている」とツイッターに投稿した。
~
ポートランドでの取り締まり方法を巡る非難の声にかかわらず、国土安全保障省当局者は20日、手を緩めることはなく、謝罪もしないと表明した。
オレゴン州とアメリカ自由人権協会(ACLU)は、市民を非合法に拘束したとしてトランプ政権を提訴。一部の共和党員も政権の手法に異議を唱えている。
ケンタッキー州選出のランド・ポール上院議員(共和党)は20日、「連邦軍あるいは身元を明かさない連邦職員が、自由に市民を拘束できる場所はない」とツイッターに投稿した。
~
(引用文中、文字強調部分は当ブログ主による)
それと、
マスク氏の、いわゆる激戦州で「有権者登録」したら、抽選で、日本円にして1億5千万円を配るぞ、というキャンペーンな。
何を やっても、もし、敵方が、自分とこと同様なことを やろうもんなら、猛烈に叩くのだろうに、
自分側が やるのはモウマンタイ、文句あっか?!と、子どもっぽさ剥き出しに ひらきなおるのは、あきらかに「自己愛性 人格障害」の一大特徴です。
それにしても、
抽選に当たったー!と、嬉しさ満面で、ステージに上がる、有権者たちだ。
よくも まあ、恥ずかしげもなく。。。
そうか、これが、『アメリカ』の有権者たち、国民たちなんだ。。。
なるほど、
「アメリカ人は、バカが多い」
という定番イメージが昔から あるのは知ってたけどw
例の「遺伝子組み換え」食品の問題なんかも、当のアメリカ人が、いちばん、知らないままなんだってね。
何ぞ移されないように、まじで考えんとなあ、、、
と言っても、とうの昔に、
と言うよりも、
むしろ、アメリカやトランプのほうが、日本の『自民党=本名:ダッピ統一壺売国党』やアベシの真似してるみたいだけどな(嗤(嗤)
まあ、長らくチョーシこいてきたアメリカの庶民国民も、ここいらで、徹底的に後悔して、泣いて涙の味を噛み締めないと いけない、ついに、そういう時期が来たのかも しれないな。。。
次の話題。
このブログの常連読者さんなら、多少なり御存じだろうけど、
私は、およそ芸能界の人や出来事については、どちらかと言うと、あまり関心を持たないほうで、
むしろ、芸能界の、なんなら『皇室』も含め、テレビや週刊誌やゴシップ誌の類で見れば いいような軽薄な話題によって、他の重要な報道やニュースを隠されてしまう、邪魔な存在、不快な場所塞ぎ、迷惑!とまで見做しているくらいなのだが、
つい最近、西田敏行氏が急逝されたというニュースには、かなり驚いた。たしか、だいぶ前に、大病されていたようだから、やっぱり、体調が良くないままだったのかなと思ったが、実際、近年に撮影されたインタビュー時の動画を ちょっと見ても、当時から すでに、かなり しんどそうだったのだなと察しが ついた。
西田敏行さんというと、
私個人的には、まず、『ふりむくな鶴吉』という時代劇ドラマに出演されていたときの若き姿を思い出す。
あの美男の主役俳優(沖 雅也さん)を霞ませるほど、西田さんの存在感は、つよいものが あった。
たぶん、ご本人の個性から来ているのだろうけれど、よく指摘されるところの剽軽な持ち味のみならず、常に、どこかペーソスが伴っていて、そのうえ、一種の色気も滲み出ていると感じた。
その連続ドラマを視聴していた当時の私は、まだ中学生くらいだったかと思うけれど、
「この俳優さん、いままで、名前も知らなかったけど、間違いなく、これから出世するやろうなあ」
と、確信したのを、いまでも憶えている。
その後、だいぶ経ってから、やはりリアル タイムで楽しんでいたのが、『西遊記』。
あの番組は、出演者の多くが、ひょうきんタイプ揃いだったが、同時に、それぞれのキャラが、役ともピッタリ合っているという感じが珍しいほど大きくて、とても楽しめた。
一人だけ、雰囲気が異なっている夏目雅子さんの、凛々しくも しっとりと美しい『三蔵法師』を囲んで、『孫 悟空』役の堺 正章さん、『猪 八戒』役、西田氏、なぜか関西弁の『沙 悟浄』は、岸部四郎さん独特の茫洋とトボケた持ち味も あって、いつもフキだしていたものだが、
あの頃、まだまだ元気だった日本の人気ドラマで共演して、お互いに、若さを発揮し合った思い出の仲間たちが、とうとう、、、と思うと、最後に残った人は、なんとも言えない寂しさが あるだろうなと察するけれど、
ほんと、言われてみれば、『悟空』だけに なっちゃったのね。。。
就職してからは、テレビのドラマ、特に連続ドラマを見るのは、むしろ、避けていたくらいなので、他の出演作については、疎いままなんだけど。。。
きょうまで、私も、時に思い出して歌ってました。
テーマ曲の『ガンダーラ』。
〽そこに行けば どんな夢も かなうと言うよ♪
2024.09.29 (Sun)
『【続】秋の美術鑑賞の巻』』の続き。
『マダムX(ゴートロー夫人)』については、
エロ過ぎケシカラン!というフランス人を、私ら日本人から見れば、これは意外なという印象も あるくらいに、おたくらが言うのか!?てなもんだけどw
ただ、『イタリア』人に負けず劣らず、性的な方面に、えらくサバけたイメージある『フランス』人とて、たぶん、19世紀始めくらいまで?ほんとうに厳格な面は、あるていど大きく残っていたのじゃなかろうか。
と言うのは、
以前も述べたように、私も、美術鑑賞は大好きなので、とりわけ、絵画の分野は、かなり昔のものも、もちろん、直接の実物鑑賞は難しいから、ほとんどは記録的に撮影された画像などが最多なのだが、
先述のとおり、だいたい19世紀の、少なくとも初期あたりまでは、まだ、地方の一般人の場合は、結婚前の うら若い女性でさえも、首筋まで ぴっちり覆うような上着に、スカートは勿論のこと、足先まで覆う長さだし、しかも、色柄も地味。その多くは、黒っぽい、無地の衣装を着ていて、髪の毛も、きっちりアップに まとめあげ、そのうえ、被り物で、これも また、髪を覆うようにしていることも多いのだから、まるで修道女だ。
なんなら、『イスラム』教徒の女性の服装と、大差は ないと見受ける。
山田氏は、当番組の終盤に おいて、フランス人の、「アメリカ人であるサージェントたちに対する差別意識」が あったのでは ないかということを指摘しておられたけれど、
フランス人って特に、プライドが高いと同時に、外国人を蔑視する傾向がキツイとも聞いてるし(日本人は、ノイローゼに陥って帰国する率が高いのだそうな)、それだけに、
歴史の浅いアメリカ人ごときが、わが芸術の国、おフランスで生意気にも、、、
というネタミ混じりだったかもしれない。
そこには、おそらく、同じ『キリスト教』圏でも、宗派の大きな違いも絡んでいたかもしれないし、
その昔は、太古の神々や神話の世界を借りての裸体画は許されても、現実に存在している人の姿を用いた表現はダメぜったい、という感覚は、ある面で、『カトリック』と『イスラム』教との共通性も あるのでなかろうかとも感じる。そもそも、ルーツが同じなんだもんね。
『イコン』の、不自然なほど単純化された描き方も、敢えてのことだそうだし。
イスラム教では、しまいに、極端な偶像ヘイトゆえか、文字や数字のみを用いて象徴するらしいけど。
まあ、私もね、動機は無関係だが、小学生の頃、趣味で描いてたマンガ作品の登場人物を全員、数字で描いたりしたことが ありましたw
それを見てもらった幼なじみに、心底から呆れられたという話も、過去エントリーで触れたけど、算数は大の苦手だったのにww
数字に、キャラクターまでも込めて表現してたつもりだったのよね。
念押ししておくけど、動機は、イスラム教と全く関係なしよ、もちろん。
また、
くだんの『マダムX(ゴートロー夫人)』は、
非常に「目立っていた。この作品、出来が良すぎたんだよ」
ということも、山田氏は おっしゃっていたけれど、
目立つ、ってのは、これも、うちの過去エントリーで論考したことが あるとおり、
まず、攻撃のターゲットになりやすいことの基礎条件にもなるのよね。
単なる「ネタミひがみ」の類は、それは、何らかの意味で、往々、突出した存在に向けられるわけだけれど、それ以上にも、仲間や周囲を巻き込んで、外敵の攻撃を受けやすくなる恐れが伴い、そのとき、真っ先に、ターゲットとして旗印になってしまいやすいのが、目立つ存在、その目立つ存在のせいで巻き込まれるじゃないか、という、要するに、これも野生だった頃の名残りの心理のうちなのだろう。
ま、とにかく、サージェントには、「おお!キマッてるなあ」と唸りたくなるような典型シーンを切り取って描くのが、やけに上手い、という印象が ある。そして、やはり、映画のように近代的だ。
話題を転じて、
同じく『オトナの』で、ずっと前、日本で長らく生活していたことでも知られるフランス人の画家、ビゴー氏の巻も見せてもらっていたのだけど、
彼が描いた作品の一つに、西洋(風)の裸体画の大作(但し、黒田清輝の作)を展示している前で、恥ずかしさの あまりか、顔を、和服の袂で覆っている日本女性の後ろ姿を中心に描写したものが あるけど、その女性の着物の裾が思いきり絡げられていて、ほとんど お尻の近くまで露出してる、って姿ね。教科書にも載ってたね。
まあ、ビゴーたちに言わせれば、
おいおい、ムジュンしてるやん、
ってことなんだろうけど、
当時の日本人から言ってしまえば、「それは それ」ということなんだろう。
たとえば、
江戸時代あたりに、強風が吹いている街なかの通りをスタスタ歩いている若い女性が、着物の裾を風に捲りあげられた ひょうしに、ふとももの付け根あたりまでバーッと露出しても、平気の平左だったと。
なんせ、パンツ履いてない時代だよ?(苦笑)
パンツの問題についても、いつだったか、過去エントリーで論じたことが ありました。
たしか、どこかの街のデパート ビルで大火災が起きたとき、下半身が露出してしまうことを恐れて、何人もの女性たちが逃げきれずに、むざむざ亡くなってしまった悲惨な火災事故を切っ掛けに、(下着の)パンツというものが、本邦に入ってきたという経緯は、これも、学校で聞いた話の一つでは あったが、
やっと、パンツなるものが出回り始めた当初、非常に羞恥を覚えた女性たちが多かったと。
要するに、「おまた」部分に直接的に触れるカタチで覆うことが、えげつなく恥ずかしいという感覚だったそうな。まあ、ある意味、わからんでもないw
なんせ、それまでは、「おこし」ですからな。「おこし」を、腰に巻き付けるだけですから。
あと、混浴風呂とかね。
お風呂なんだから、マッパあたりまえじゃん!という感覚しかなかったのかな?
やっぱ、「それは それ」ということだったのだろうかと。
医師に診察してもらうのに、裸になることを恥ずかしがるという感覚は、現代でも、そりゃ、女性の場合、男性医師に対する抵抗感が全く ないとは言わないが、恥ずかしいなんて言ってる場合じゃないから、やっぱり、「それは それ」ってことでしょ。
だからこそ、医者がヘンタイ、スケベイなのは困る。ほんとうに、困る。
あ、そう言えば、
『スコットランド』あたりの男性の民族衣装って、巻きスカートみたいなやつじゃん?『キルト』とかいう。あの下は、伝統として、パンツ履かないらしいね。そのことで、何かの事件が起きたという話も、むかし、聞いたことが あるw詳細は忘れたけど。
またぞろ、そう言えば、なのだが、
『イタリア』在住の日本女性も言ってたけど、さすがに『カトリック』の気風が残っているのか、現代イタリアでも、教会内に入るときは、肩や脚を露出した服装は、なるべく、ひかえたほうが よいとか。
ただし、昔から、王侯貴族や上流階級となると、パーティ、とりわけ夜会の類が多く催されるわけで、そういう場では、肩やデコルテを思いきり盛大に露出してるよね。
なんか、大昔のヨーロッパでは、女性の腕が、肩から伸びているということを見せるのはタブーだったとかいう奇妙な話も聞いたことあるけど、
ヘンなの~なんでやねん??と思ったwいまでも、理解できてない。
あと、
まあ、さすがに、脚は剥き出さないかわり、ウエストを、これでもか!というくらいに締め上げ、かつ、ヒップ部分を盛大に強調したスタイルとかも あるよね。
露出こそ しないけれど、想像させるような強調は、思いっきり、やるのねw
ところで、
かの『エリーザベト皇后』の肖像画を多く描いたことで知られるヴィンターハルターの巻も覗かせてもらったんだけど、
エリーザベトは、殊のほか、ウエストを締めつけていたせいも あって、あの、暴漢に襲われた事件時の出血が酷かったらしいけど、
結局、高齢になるまで、だいたいは終始この締めあげ状態のままなんでしょ?よくまあ、ガマンできるもんだなと思う。
似たような話で、
フランス発祥なのかな?あの、シュミーズみたいなドレス。『エンパイア』様式っつうのとか。あんなのを、極寒の真冬になっても着つづけて、せいぜい、ストールを巻くくらいで、寒さに耐えて耐えて、肺炎で亡くなる女性が続出ってね。
瞳を つぶらに見せるため、瞳孔を開かせる作用のある毒草を使ってたとか。こわ~
ちなみに、
常にウエストをキツく締めあげていたというわりには、信じられないほど活発なエリーザベトは、もともと、旅行などを好んでいたというだけでは なく、堅苦しい宮廷生活が厭だったという以上に、居づらかったせいも あったのでは ないだろうか。
たった一人の跡取り息子の不祥事と死、
夫である『皇帝』フランツ・ヨーゼフの晩年、大の お気に入りだった女性の存在とか。
この女性は、容姿を大いに誇っていたエリーザベトとは、何もかも対照的で、庶民的で、苦悩の多いフランツ・ヨーゼフにとっては、精神面での安らぎが満たされる存在だったとか。
日本女性で、東欧の大貴族(クーデンホーフ・カレルギー家)に嫁がれた青山ミツ(光子)さんも、あちらで、ドレスを着用するとき、ウエストの細さに、現地の人たちに驚かれたって話が あるけれど、小柄だったことも あるだろうが、やっぱり、帯のせいかね?
私なんか、お正月に和服を着ても、着慣れないせいだろうけど、ものの数時間で、たちまち、脱ぎたくなるもん。
特に、帯。日本の、極太サッシュよねw
とりわけ、若い女性用の帯はね。なるたけ、胸高に締め、背中に、やけに大きなリボン結びするじゃんw崩れちゃいけないから、背中を もたれさせることも できかねるし。
脱いだとたん、はあ~ぁって、溜息が出るわ。
これで、1年後まで、ふるふる、着とうは ないわ、ってなとこ。
もっとも、大昔は、和服と言えど、庶民は、わりとルーズな着用の仕方だったみたいだけどね。
そりゃそうよねえ。でないと、家事どころじゃないよ。
歴史上の和服の変遷を眺めていて、見た感じ、いちばん合理的じゃないかなと思うのは、『元禄』時代のものだわね。袂も筒袖っぽくて短いし、帯も細帯だし。なんとなく、男性的な雰囲気を醸し出しているふうにも見えるのがオモシロい。
それから、
ヴィンターハルターの作品の一つである、『ステファニー王女』の肖像のこと。
【訂正!】
これは、ハンス・マカルトの作品のことでした。うっかり間違えちゃった 国や時代に共通性が あるせいか、ヴィンターハルターと同じくエリーザベトの肖像を描いたゲオルグ・ラーブなどとも、雰囲気が似てるんだよね。
私は、エリーザベトの華麗きわまる肖像画に負けないくらい、『ハプスブルク』宮廷へ御輿入れ間もない頃らしいステファニー王女の、いかにも初々しい装いの、清楚な肖像画も大好きで、じつは、旧ブログのときから今のブログでも、ある意味、シンボルとして用いさせてもらってます。
まあ、こちらの肖像画も、エリーザベトと同様、非常に上手に、さりげなく「盛って」ますけどな(笑)
でも、エリーザベトの肖像とは全く異なる雰囲気で描かれたステファニーの真っ白な衣装やアクセサリーづかいなども、ほんとうに、あか抜けして、上品だ。
ファッションで、その人物の年齢や立場を如実に表現していると思う。
さすがはハプスブルクのセンス、ってなところかな?
実際の彼女は、初めて出産して ほんの数年後、例の「『ルドルフ皇太子』心中事件」によって、宮中での生活は、あまり幸せなものでは なく(姑のエリーザベトにも疎まれたとか?)、しかも、実家の『ベルギー王室』からも、冷淡な扱いだったそうだから、
あの はにかんだような清純な ほほ笑みを浮かべた肖像画を見るたびに、ちょっと複雑な気分にも なってしまうのだけれど。
2024.09.27 (Fri)
『秋の美術鑑賞の巻』の続き。
ただ、もう一つエピソードを加えておくと、
その中国観光旅行の、ず~っと前のことだ。
まさに、国交回復が なされ、盛んに交流を繰り広げ始めた中国側からは、あるとき、華やかな歌劇のような舞台を演じる芸能団体が、記念の初来日。この舞台の中継番組が、たしか『NHK』で放映されたと憶えている。
『白毛女』とかいう演目だったっけ?この番組を、うちも、家族そろって、テレビで視聴したというわけです。
さすがに、全体的なストーリーや細部のことは忘れてしまったが、ある一場面だけは、鮮明に憶えている。
それは、くだんの物語の、苦難を越えて戦うヒロインが、舞台の中央・高所に設けられたセット上で、端正、優美ながらも、男勝りの勇ましいポーズを見事にキメたと同時に、バッと掲げられた垂れ幕の文字。
そこには、黒々と太く、
「打倒!!日本帝国軍(あるいは、帝国主義)」
というような文字が記されていた。
正確な記憶では ないけれど、多分、こういう意味合いの。
さあ、うちの親父のことだ。
過去エントリーでも述べたように、
アメリカ映画などで、日本兵が敗走するシーンが出てくると、必ず、ヒステリーを起こすのだから、当然、このときも、
「なにをぉぅ!?」
と、
凄まじい怒声を張りあげ、からだじゅうを わななかせるように憤り始めた。
そこから あとは、まるで、プツッと途切れたように、一切、私は記憶していない。
…
んで まあ、
そんな親父が、何事も なかったごとく、後年には、いそいそと、「憧れの」中国へ赴いて、
目的の観光地にて、腹ごしらえのために入った食堂で、まさに本場の!ラーメンを すすっていたら、
周囲のテーブルについていた中国人たちが、もの珍しそうに、親父らが食べているのを、じい~~~っと見詰めてきたそうな。
四方八方から、穴の あくほど見詰められたもんだから、食べてる最中のラーメンが、のどに詰まりそうだったとか。
国交回復・正常化の後、新たな歳月が過ぎていき、当時の私は、すでに20歳代になっていたと憶えているけど、その頃の中国人って、まだまだ、そんな感じだったのよ。
先日も言ったように、老若男女が全員、質素で地味な「人民服」姿でね。
外国人の観光客が珍しくて珍しくて、かつての日本も そうだったように、自分たちが外国に観光に行くなんてことは、それ以上に珍しかったわけ。
ついでに。
『自民党=本名:ダッピ統一壺売国党』総裁に立候補中のセクシーポリ袋くんが、彼個人の家族関係のことを持ち出したのは、懸案の「選択的夫婦別姓」制度についての賛否を表明するに あたり、一つの事例として示したということのようだが、
私は相変わらず、それへの興味も関心もないままだけれど、
もう少し、もっと肝要のところを述べておく。
離婚して、もとの姓に戻るとか戻さないとかの選択は、現行でも認められているわけで、たとえば、別れた片親のみが、もともとの姓に戻り、子ども側は、もう一方の親の姓を引き続き名乗るからとて、それでも「家族」には違いないんだ云々という話は、やっぱり、ズレてるのよ。
まあ、逆から言えば、
ずばり、名乗る姓は同じでも、「家族の絆」なんぞ、まーったく感じてないケースも あるわけでね。まさに私自身が、それに ごく近い立場なんだけども。
私は、若い頃から いまに至っても、できることなら、実家の姓を捨てたいものと、ずっと思ってるし、
もし、結婚することにでもなれば、むろん、配偶者側の姓にホイホイ切り替えるわ!とも思ってきた。
けど、それらも、関係ないっちゃ関係ないの。
なぜなら、
私は、自分自身の名前を、自分自身で選ぶことは、基本的権利であることを認めるべきという考えなので。
したがって、親らが、子に、何の ことわりもなく、エゴむき出しで、専権のごとくに、子の名前を押し付けて以降は、当の本人が、どんなに厭だと思っていても、特別の事情ある者と、国家権力から認めてもらえないかぎり、まず、一生涯、その名前を使用し続けなければならないというのは、人権侵害だと思っているわけ。
なので、
親らが押し付けた名前は、あくまでも、当面のものとして扱い、本人である子自身が成年に達した おりに、または、何らかの節目などを迎えたときに、子みずからで、自分の名前を選択しなおすことを、制度として認めるべきだと思っているのである。
何やら「コストがー」などと、小賢しく喚き散らす者には、
「オマエさんごときが生まれて、こんにちまで生きているコストのほうが、よっぽどの」
と、嘲笑してやりたいw
で、
やっと、タイトルどおりの本題に入りますわ(苦笑)
秋です。
芸術の秋、芋栗食べつつ美術鑑賞の秋で~す。
先日、ちょっと久しぶりに、『オトナの教養講座』を楽しませていただきました。
今回は、
以前にも述べたように、私も大好きな画家の一人、サージェントの最高傑作と言って過言でない作品、『マダムX(ゴートロー夫人)』と、
ずっと遡って、こちらは17世紀『イタリア』のベルニーニ作『聖テレジアの法悦』で~す。
いつぞや、話題に取りあげた おり、無教養な私ながら、サージェントにも、かの偉大なるベラスケスへのリスペクトと影響が感じられる、というふうなことを述べたかと思うけど、やっぱり、ベラスケスのことも出てきた。
いつも思うけど、ベラスケスって、しぶくて、いいオトコよねえ。
目の前に居たもんなら、
「うっふ~んディエゴぉ
」
とか囁きながら、
彼の髭コチョコチョくすぐりたくなる(笑)
気分は、ゴヤの愛人、アルバ女公爵w
いやいや、また横道に入りそうだw
さて、
まずは、『聖テレジアの法悦』。
山田五郎氏がズバッと指摘された、
「イッちゃってる」とこ!な顔、というのは、
そもそも、作品名も「エクスタシー」だ(笑)
ある程度の年齢や経験を重ねてきた人なら、ほとんどの人が、そのような印象を受けるのだろうけれど(?)w
男性たちの願望に対しては、ひとつクギを刺しておくとすると、
以前も同じようなことを指摘しておいたけど、
男性と女性とでは、やはり、同じ感覚とは限りませんよ、ってこと。
私なんかの受けとめかたは、
あまりに苦痛だと、実際には、かえって、ふつうに苦悶の、とは違う感じの表情、まさに『聖テレジアの法悦』のような表情に見えるかもしれないのだし、
ズバリ、死に瀕している、ほぼ死んでいるときって、こんな感じの表情になることも多いんじゃないかなと。
口は半開き、瞼を閉じることも忘れたような眼は虚ろに、視線は定まらず。
『仏教』は、と言うか、お釈迦さまに言わせれば、要は、
「とりま、気にせんで よろし。。。」
「気にせんほうが よろし」
「とにかく、気にするな」
てな感じだけど、
それとは逆に、どうも『キリスト教』って、
「神さまの思し召しなんだから」
とて、
とにもかくにも全肯定!それ以外は認めない、以上!!
てな感じで、だから、
ものすごい苦痛も、すごい悦楽だと思わねば ならぬ!
だって、神さまの思し召しなんだから!!文句あっか!?
って感じを受ける。
マゾかよ。。。
まあ、「エロスとタナトス」ってコトバが あったわね。ようワカランけどww
さてさて、
こちら、マダムのほう。
ご婦人の肩がモロ出しケシカラン!!
と言うのなら、
聖テレジアの「イッちゃってる」表情のほうが、よっぽど、いかがなものか?
とも言えそうなもんだと思うのだけどw
しかも、よりによって、名高い「聖女」で ございますよ?
これこそ冒涜的ちゃうんかい!!とww
もしかしたら(?)謹厳実直なる神父さんや修道女たちならでは、
「イッちゃってる」顔、、、
などとは微塵も連想しないからこそ、こうして、教会のなかの高みに堂々と安置しているのかもしれないww
『聖テレジア』の顔を見て、ムラムラを もよおす神父さんなんか いたら、たいへんですからなあwww
【続く】
2024.09.27 (Fri)
まずは、長くなりそうな前置きから(苦笑)
まあー、暑いですわな。
いつまで暑いんじゃあ?
と、たまげていたものの、さすがに、ほんの ちょっとは、季節が動いてきたような、気は する。
動かんかったら、それこそ、えらいことですけどな。
とは言え、
近年の気象の特徴でも ある、「あ~る日とつぜん♪」とばかりに、
夏の次は冬!冬の次は夏!!文句あっか?
おまえら小賢しい人類ごときが、大自然さまの御意向に盾突くなどとは、言語道断の所業やねんで!!
とて、
いきなりの真冬に突入しても、フシギとばかり言えなさそうになってきた近年。。。
勘弁してくだせえぇ~大自然さま~(号泣)
…
そんなことを思いつつ、
街なかで行き交う人々を眺めていたら、男性の日傘以上に、チラホラと見かけることが増えてきたのが、長袖を着込んだ、老若の女性たちだ。
なかには、けっこう厚手のニットみたいな上着を着ている女性も いるので、
「マッパになろうとも、くっそ暑いわあ!!脳みそバーーーン!!!」
と、気が狂いそうになるほど、暑さと湿気に激弱い私は、思わず、わが目を疑ってしまう。
まあ、第一には、日焼けを防ぐために、紫外線を遮断したいからなので あろうが、
でも、日傘を差しもせず、けっこう厚手の長袖を着込んでいるスタイルだったりするんだよ。
よっぽどの冷え性なのかしらん?と思いながらも、
これからの地球上は、こういう、暑さや湿度が平気な者が生き残っていくのかもなあとか思う昨今。
ところで、
つい先日、電車に乗ったら、
こんな大阪の片隅まで、何しに来たんやねん?と思わせるような、
どんよりした表情の白人の男性が、一人ぽつねんと座っていて、
この暑さでゲンナリしてはるんやなあとも思ったのだが、
その次に、
帰宅するために乗り込んだ急行列車内は、案の定の、『中国』人らしき観光団体が、それぞれの旅行バッグや大荷物を足もとに置き、椅子に詰め詰めでズラッと座っており、座れない者は、やはり、荷物を足もとに置いて、数人ずつ固まっている。
時間帯は、そのときは、正午過ぎだったが、近頃のエントリーでも指摘したように、これがラッシュの時間帯だったら、疲労している通勤客らの不快感いや増しだろうよと思うところ。
そんなことを考えつつ、なんとなく、すぐ近くの乗客たちを眺め渡していたら、わたしゃ、意外と「眼ぢから」が あるようでwけっこう険しい眼つきだったのか?wwすぐ そばに立っていた男女が、ふと振り向き、声を かけてきた。
もちろん、私は聴障者なので、日本語なのか どうかすらも分からずで、正確に聞き取れたのでは ないけれど、
斜め前に座っていた男性が、今しも立ち上がろうとしているのを指している身振りから、ここに座ってください!と促しているらしいのは察しが ついた。
いくら冷房が効いているとは言え、このクソ暑いなか、大きな旅行鞄を足もとに並べているのを掻き分けるようにして、中国人たちが犇めいている座席の隙間に無理やり腰を掛けたって しょうがない。
かえって暑いわぃ
それに、すぐ次のターミナル駅で降車するので、その旨を簡単に告げて、遠慮しといた。くだんの中国人たちは、苦笑していたが。。。
降り立った駅のなかを歩きながら、つらつらと思った。
ごく最近、『蘇州』に続いて、今度は、『深圳』という所の日本人学校前で、10歳の男児が突然、暴漢に襲われ、残念至極にも、亡くなってしまったという事件の直後なので、来日している中国人たちも、それなりに気を遣っているつもりなのかもなあとか、
それにしても、私自身が、もし、中国人だったならだが、
国家が、どのように「反日」教育とやらを施していようが施しておるまいが、そんなことは どうでもいい。
歴史上の、自分の先祖たちが味わった苦難の数々を思えば、
とりわけ、『中華』文明のオコボレを もらうしかなかったくせして、最後に飛び乗ってきた「列強」の猿真似した日本へなんぞ、断じて、行くものか、ましてや、物見遊山なんぞで、とか思った。
私はね、若い頃から、たとえば、『グアム』島あたりの、かつての『日本軍』が残していった大砲の残骸などが、いまだに置き去りにされているという浜辺で、キャッキャと遊ぶ日本の若者に、同世代ながら、内心、「無神経というか、ノーテンキな連中やのお」などと、冷たく見ているくらいだったので、
先日のエントリーでも触れたように、原爆投下の日を、いまどきは、当の『広島』の若い人たちが忘れかけ、『沖縄』でも、子どもらが、先祖代々、大切にし、語り継いできた事物を、ないがしろにしつつある風潮だということなども、ある意味、さも ありなんかと思ってきた。
このように、いずこの人々も、いつしか忘れ果てていくのである。
特定の地域だけではない、日本人全体が、とにかく、忘れっぽい。
なんでも かんでも、流され、忘れていく。
個々の命の興亡なんて、浜の砂の一粒よりも、はかない。
でも、一粒の砂が集まって、浜辺は できる。
日本人または日本国籍の児童らが襲われた事件の いずれも、
当の中国人の女性が、身を挺して犠牲になり、
今回の場合も、付き添っていた おかあさんは中国人だそうで、
「襲われたとき、中国語で叫んでいたということは、母親は中国人なのかな?」
と、予想していたとおりだった。
そもそも、国交回復・正常化を望んだのは、日本側の政治屋とアキンドら。
目下の『アメリカ』で、移民による弊害が確かに起きているのなら、どのように起きているのか、
その事実内容を、真っ当に主張して論戦すれば いいものを、
トランプ陣営が唐突にも、「(合法)移民」が犬を食ったの猫を食ったのと、あまりにもバカげたデマを掲げて誹謗中傷するから、『ハイチ』移民による交通事故で亡くなった児童の両親が、
「うちの息子の死を、分断と憎悪の喧伝に利用するな!!」
とて、怒っておられたわな。
それと同じことなんだよ。
「反日!」だの「国交断絶!!」だの「軍備増強!!!」だの、
ここぞとイイほうへ回って、例の「さもしい」姐さんらが叫んでいるのは。
どういうわけか、
ひとたび、「国」というカタチの集団が絡んでくると、いくらでもケッタイな情況・状況になるわけだけど、
どっこい、どんなに憎み合い、いがみ合っているようでも、その国と国の あいだに、子どもは生まれる。
このたび、犠牲になってしまった子も、そうだった。
男も女も、互いの国を罵倒しながら、子づくりは、大いに、する。
「仮想敵国?敵対国」?そんなのカンケーねえ~!ってなもんなのだ。
まさに、
「オレは、『朝鮮』人はキライだが~」
なんか、気が合って、仲良くできてる、「在日」の誰それさんのことは大好きだぁ!てのと同じよww
きょうも元気だ、中華や韓国料理が激ウマ!!(大笑)
毎日、中華や朝鮮料理を拵えてくれるヨメさんが、ぽちい~!!(泣きながら笑う日本の哀れな男ども)www
そう言えばね、
むかし、うちの親父が、実妹と一緒に、中国へ観光旅行に行ったことが あるんだけど、
親父も、何かと極端なタイプで。
「『朝鮮』人は、ほんとうに、大昔から しょうもない民族だが、『中国』人は別格、なんだかんだ言っても、大文明を産み出した」
だから、オレは、若い頃から、『万里の長城』とか、いっぺん行ってみたかったんだ、
と、大ハリキリで出かけて行くときに、私も母親も危ぶんで、
「万里の長城からオシッコせんように!」
と、かなりマジで、クギを刺しておいたものだったがw
それと、
私が、乏しい お給料のなかからフンパツして買った、ほんとうは、天体望遠鏡が欲しかったけど、予算の つごうとか、収納場所とかを考慮したうえで、お月さんくらいなら、足もとがフラつくくらいの どアップで鮮明に見えるというので、思い切って購入した、大事な双眼鏡、それを貸せ!というので、
兄と よく似た粗忽者ゆえ、高価なものほど、破損させるか、置き忘れてくるか、たいがい、その どちらかであるのが明白な親父だから、即座に拒絶したら、ガキみたく、ヘソを曲げていたww
おまけに、
事前に、おみやげカタログを見ながら、これ買ってきて、と頼んでおいた品々は、ことごとくが、想像してたんと違う、、、なシロモノで、
象嵌っぽい貝細工のチャチな小箱にせよ、まったく香りが しない白檀の扇子にせよ、やすっぽい『汕頭』レースのハンカチにせよ、
いっちばん安価なの買ってきたな?このケチはぁ案の定だ!
と、察しが ついたほど、ほんとうに、安物ばかりを選んで買ってきた。
安っぽ過ぎて、お遣い物にもなりゃしなかった。
うちの親父って、私も、ここは少し似たんだろうけど、もともと、絵を描くのは好きで、特定の作風の画家に関しては、大いに好むのだが、
それ以外は、
およそ、審美眼というのか、ものの値打ちというものがサッパリ分からないタイプなんだよね。そのことを、自慢さえしていた。
だから、母親が、たまたま、食卓の上に放置してあった、ダイヤモンドのイヤリングを、持ち主に確認も せず、さっさとゴミに出す。
まあ、男性、特に、「質実剛健」をモットーとしていたらしい昔の男性に多いのかもしれないけどさ?
しかしながら、うちの親父は、武家の血筋だ近衛の将校だとか言ってても、質実剛健なんてものじゃなかったでしょ。
なんせ、女のような肌だと、戦友に褒められて悦びに浸り、
いいトシにもなってから、ヨメが使っている女性用の基礎化粧品ご愛用の軟弱ぶりでしたからねえw
そんなだから、敗戦、、、
おっと、これくらいにしとこうww
【続く】