2019.01.28 (Mon)
先日、youtubeで検索していて、たまたま、『アンコール トム』の猿たちの動画にハマってたという話を述べたけれど、
『この年末・年始に:人は、獣に まさるところなしw』
人類とルーツを共にしているというだけあって、本来の人間社会の原型を見たというべき、勉強になった面は大いに あるものの、
そのうちに、いろいろと、問題が潜んでいることに気づいた。
たとえば、『アンコール トム』の猿たちに密着するように撮影し続けることが、猿たちにとって、ストレスになっているということは、当初から察していたが、
「レスキュー」と称し、瀕死の子猿を連れ出し、獣医に診察・治療させた、ということも、じつは、あれは獣医なんかでは ない、という指摘が、コメント欄に散見された。
ほんとうのところ、一般の視聴者には、ハッキリとは見分けられないことが多い。
それ以上に、私自身も気づいたのは、
Youtubeが、いまや、貧乏人のカネ儲けのツールともなっていること。
あらゆる種類の猿の乳児が、生まれて間もなくから、母親と引き離され、ペットとして入手した人間たちの、まさにyoutubeネタとして利用されているということ。
いくつか閲覧していて、私も胸が痛む思いを した。
人間の手のひらよりも小さな子猿が、本来の彼らの生活習慣に ない、
たとえば、からだを洗われたりすること。
人家のなかで飼う以上、あるていどは、人間の衛生的習慣を押しつけることになっても しかたないのかもしれないが、
それにしても、人間用のシャンプーやソープを、じかに子猿の からだにゴシゴシ擦りつけ、せめて、最後にはキレイな温湯で すすいでやるなら ともかく、
盥なり流し台なりに溜めた湯や水に全身を浸からせたまま、シャンプーやソープの汚れた泡が浮かんでいる、その湯や水を、抵抗する子猿の頭からビチャビチャぴちゃぴちゃ、しつこ~く、いつまでも かけまくって、目や口に入ってるのも構わず、
結局、激しく抵抗し続ける子猿を持て余してか、すすぎ流してやることも全く せずに、汚れた泡が付着したまま、これまたボロッボロの汚らしい布で強く拭きまくって、おわりにしていたり。
たまたま、おとなしい性質の子猿だった場合、厭なのを堪え、じっとしているとなると、それこそ延々、浸からせたままの状態で、撮影している、いつまでも。
ねっ、可愛いでしょー?と言わんばかりのバカな撮影者。
不安やストレスに晒されたあとは、本能的に、母猿に抱きついて、からだを温め、母猿の乳首に吸い付くことで安心と癒しを得るのだろうに、
なぜ、こんな乱暴・狼藉を されるのかサッパリ理解できない乳児の子猿は、さんざん、からだを弄り回されたあげく、湿ったボロ布の上に放置され、しかたなさそうに、自分の小さな指を吸いつつ、がっくりと うなだれて、そのまま眠ってしまった。それは それは、哀しそうな顔を して。
ミルクを飲ませるとなったら、これが また、小さな子猿の口に おさまりきれないほど乳首の大き過ぎる哺乳瓶で、子猿は、見るからに、顎がダルそう。。。
せめて、できるだけ、猿なら猿に適した飼育方法を わきまえているなら まだしも、
なかには、毎日、とっかえひっかえで、人間みたいな服を着せ、からだを洗い、人間の子ども用の、小さな子猿には大き過ぎる歯ブラシで、乱暴に「歯磨き」もどきを やって、
しかも、その子猿の場合、生後まもなくして徹底的に しつけられてきたのか、あらゆる無理なことを強制されていても、ほとんど抵抗せずに、諦めた哀しげな顔を しているのも お構いなく、図に乗った飼い主は、せわしなく指図し、強制し、その間ずっと、耳障りなカン高い声で、やかましく しゃべり続けるので、その中国語じたいが、大キライになりそうになった。いかにも成金趣味まる出しの中国人らしき女性だった。
最近、金持ちになった中国人だけじゃない。
インドネシアとか、東南アジアの どこかと思しい、見るからに貧しい人々も、生後間もないと見受ける子猿を入手し、自覚もないのか、さも可愛がってるふりで、虐待しとる。
なんでかというと、
カネ儲けなのよ、スマホとyoutube使って。
何年か前に、
インドで、住居にトイレが ないから、線路沿いの原っぱみたいな場所に出て排泄するしかなく、
特に女性は、襲われる危険に怯えながら用を足す、そんな生活状態の人々のあいだにも、スマホが普及しているという記事を読んで、呆れてしまったことが あった。
まあ、誰が、一番トクしているのか。
そして、
その結果、誰が最も苦しむことになってるのか、っつうことだわ。
あのテの動画を見ていたら、つくづく、人間どもに大バチが当たらないでは済まされまい、と言う憤りを感じざるを得ない。
なので、私は、もう二度と、このテの動画は見ないことにしました。