2017.03.17 (Fri)
ボロボロか?
「悪代官」側から「越後屋」への逆流だって??w
近頃は毎日と言っていいくらい、朝、パソコンを立ち上げたとたん、見て楽しくもない過誤池もとい、籠池氏の ご尊顔を、どアップで見なければ ならないという情況に至り、そろそろ、苦痛レベルを感じないでもない。
そこに加えて、
このオッサンの女房というのが、あたかもスター気取りというのか何なのか、あきらかに、なんかカン違いしているとしか思えないハシャいだ態度で出てくるようになったもんだから、二重にゲンナリだが、
やはり、当ブログ先日のエントリーで推測していたことが、また当たったなと思った。
それは、個人的なことだが、
うちの親父の先妻の長女、つまり、私の腹違いの長姉と、恐らく似てるんじゃないかなという推測のことだ。
はたして、まんまだった。
ソックリなのだ。
あの体格
(ちなみに、私が若い頃、ブームになったらしい本に、『寂しい女は肥る』?とかいうのが あったっけw
もちろん、肥るにも、よんどころない事情、たとえば、病気や治療薬の副作用だったりすることもあるから、一律の指摘は できない。が、それ以外の原因で肥っている人には、生まれつきの体質である場合も含め、ある種の傾向性が あるようだというのは、私の周囲の人々を長年にわたり観察してきた結果、感じられるものが あるのは確かだ)、
あのスタイル、
振幅の激しそうな精神傾向が察せられる、みょうに浮ついた態度、、、
この疑獄事件で登場している人物のなかでも、まぎれもない主役級となっている籠池氏のほうが僅かながらにせよ、そのヨメさんよりはマトモに見えてくるほどだから、恐ろしいw
でもまあ、私に言わせれば、しょせん、夫婦は同格、
それは、アベシ夫妻にも同じことが指摘できるわけで、
「類友」の典型が、夫婦という形態の結び付きなのである。
案の定、『ヤフコメ』あたりでも、「このヨメさん、精神を病んでいるのでは」という指摘が出ていたが、
ちなみに、うちの実家の腹違い長姉というのも、ずばり、精神科の患者となって何十年、
診断名は「自己愛性人格障害」である。年齢が高くなったら、多少は緩和すると聞いたことも あるんだが、相変わらずのようだ。
まあ、籠池の夫人も そうだとまで決めつけるつもりは ないけども、あまりに似た風貌なので(苦笑)
もちろん、腹違いの妹である私と、その長姉とは、似ても似つかないよ。容姿も性格もね。
ありがたいこっちゃ。
一般社会からは白い眼で見られるに至った存在であるとか、一般社会の良識に照らすと、どうしても少数派、特異な一派という存在となると、
そのグループ内に所属する人間は、必然的に、より閉鎖的傾向を帯び、外部に対して敵対心を募らせ、「先鋭化」してくる、
いわゆるカルト的なグループの定番パターンでもある。
そういうパターンだから尚のこと、
先日までは身内や仲間と思っていた連中、この連中は、自分らは、一般社会の白い眼から辛うじて免れていられるうちにとばかり、あからさまな手のひら返しを辞さない。
それだから、
こっぴどく手のひら返しされ、裏切られたと思っている側にしてみれば、そんな自分たちに、些かでも理解の手を差し伸べてくれそうだ、と感じた相手に――それが、つい昨日まで「敵」だったとしても――「地獄に仏」とばかり、すがりつく。
そういう心理が、かの籠池夫妻の態度にも窺えるわけで。
さて、ここへ来て、
『籠池氏、調査に「首相から100万円」 官房長官は否定』
朝日新聞デジタル 3/16(木) 15:27配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170316-00000057-asahi-soci
で、アベシのヨメさんは、「まったく覚えてない」と言ってるそうな。
まあ、自分が覚えてないのと、実際に やってないのとは、イコールじゃないけどなw
『森永』株でも、夫婦そろって大儲けしているそうなのに、忠臣『森友』wに対して、みみっちい下賜だなあwwとの印象は さて置き
(ま、アベシの人相には、ケチな性格が現れてるよw)、
「籠池は、安倍の刺客だろう」とかいう穿った見かたを する人も いれば、あるいは、「日本会議内で内ゲバ起こしたか」とか推測する人もいるけれど、
この問題、『日本会議』について詳しい菅野 完氏が指摘していたように、「世間一般の予想とは逆の流れ」だったとしても、私自身は全く、意外に思わない。そのへんは、ここ最近のエントリーで、何度も指摘してきた。
むしろ、政権側や、それに近い議員側のほうが、『森友学園』また『日本会議』に対して、様々な面での便宜を図り、メリットを与えてきていたのだろうと推測してたからね。
ただ、今回、籠池氏がブチマケたという、「アベシ側からの寄付」という、あからさまに金銭のような即物的な かたちでの支援が あったというのは、いくらなんでも、少し意外な気もした。
籠池氏側は、実際問題として、早急に、運転資金が必要。
はたして、アベシのヨメさん程度で、どんだけの高額講演料を捻出できるのやら。
アベシ側は、金銭に不自由は ない。
欲しいのは名声・名誉の類、そのために利用できる対象。
そこで、両者の利害バランスは図られると、そう見ていたわけ。
ここで飽くまで見失うことなく留意しておかなければならないことは、
アベシ側から、寄付がカネが、ナンボで、ということなんかじゃない。
鴻池サンなんざ、あんなの、パホーマンスだ。
何度も言うが、アベシにとって、足りてるカネなんかが目的には ならない。
じゃあ、最終目的は奈辺にあるのか?
ということだ。
単なるモノやカネではないからこそ恐ろしいことなんだよ。
したがって、
「帳面」や法律上の表面的ツジツマが合わせてあっても、そんなところが、追及しどころなのでは ない。
カン違いするなよ。見失うな。
【続く】
2017.03.09 (Thu)
『毎日新聞』か『サンデー毎日』だかが
『<首相の舌打ちが聞こえる「森友問題」』
という記事で、実質、アベシを持ち上げてやっとるわ(嗤)
あのね、
「ヤフゴミ民」あたりも必死に、
「森友問題なんか、なんでもない!北朝鮮のミサイルが飛んできたときに、なにをノンキな!!」
と、連日、喚いてはりますw
ええか?
あれだけブザマな退陣劇を演じたアベシが、性懲りもなく担がれ続けて、またぞろ、政権に返り咲き、
それこそ、これ取り去ったら、何が残るんだ?というほどの大々的鳴り物入り政策看板だった「アベノミクス」なんぞ、とっくに失敗していることが、さすがに認識されてしまっている いまでは、もはや「どうでもいい」という態度で ひらきなおった安倍政府は、急いで、方針軸を変えようとしているというのに、ここへ来て、
足を向けて寝られないほどの大恩が あるはずの『日本会議』、および、その系の「保守」派が、この筆者が言うとおりに、「足手まとい」とか「足を引っ張る」存在になってきていて、いまや持て余してるのだ、
という記事の見立てが本当なら、
今回の大スキャンダル「『森友学園』疑獄事件」は、いまこそ、アベシや、その閣僚ら、シンパ議員らが、一斉に、
ジャマになった『日本会議』や「保守」派らとスッパリ手を切る、またとない機会じゃないのかねww
それは それで、
「非情な裏切りの世界」まる出しだけどさ(爆)
でも、無理だろ?
アベシから『日本会議』、その系の「保守」連中を取り払ったら、何が残るのか?
と、先日のエントリーで、私が言ったとおり。
ついでに言っとくと、
くだんの『森友』経営者、あれや これや、調べれば調べるほど、いろんな不正がボロボロ出てきてるようだが、
たかが、このオッサン一人で、ここまでの悪ヂエはたらかす、こまごまと ややこしい知識が あったと思うか?
もともとは、オツムの出来が良くないアベシと同じこと。
当然、入れヂエしてやった連中が いるってことさ。
そこを突き止めないとってことだ。
「輝く女性」の社会進出なる課題にしても、
アベシの本心では、それを望んでないということは、
ヨメの昭恵さんも言ってたわなw
こういうこと、多々あるみたいね。
内と外の発言が、あまりにも乖離し過ぎてる、というのは、アベシの特徴の一つでもある。
だから、「二股膏薬」みたく、支離滅裂化してくるんだ。
そもそも、ああいう手合いにゃ、しっかりした哲学に裏打ちされた思想や理念なんぞ、これっぽっちもないどころか、
自分がエセの一人だという自覚も持ってないのだから、
どこまで行っても、
自分個人視点でしか見えない見てないレベルでの欲望を貫こうとガンバってるだけ。
そのときそのときで、おかしなヘリクツを通そうとしたり、
のらりくらり戦術でも通らなかったら、支離滅裂まる出し、
結局、最後は勝手にブチ切れるしかない。
首長たるだけの基本的な知性も知識も教養も備えない、
憲法遵守する義務も わきまえず、
これを毀損するためのゴリ押し策にのみ あくせくしている。
あまりに みっともない、
総理大臣の資格なしだから、さっさと辞めろっての。
だいたいね、ロシアとのポカスカ会談でも そうだ。
「平和条約」締結が最も肝心のことというのならば、
いまでは単なる意地で拘ってると見做すほうが近い、北方領土のことは、なまじ、これをセットにしなけりゃならんと堅持し続けるならば、にっちも さっちも進まんのは当然。
いっそ、それは それ、これは これと、切り離して考えたほうが、
あくまで領土問題は領土問題として別枠で交渉できる余地が残るだけ、まだしもマシだろが。
それ以前に、
そもそも、北方領土でも、あるいは竹島問題でも、背後から干渉し続けてきたのはアメリカでしょ。そういうことも踏まえ、ロシアとの条約が、大所高所に立ったとき、どれだけ、日本国にとって本当のメリットが望めるのかを考えつつ判断していかないとならないでしょうが。
どちらにせよ、いまのアメリカでもロシアでも、首長らは、リーダーとして、その資質も含めて、国内外で大きく問題視されている存在だ。
もしポシャッたときの、こちとらの蒙る影響も考えないとね。
アベシ一人の「ケツ舐めピエロ踊り」が、ほんとうの外交足り得るのか?
なにが「融通無碍」だよ。
むちゃくちゃ危ういでしょ。
このコラム書いた筆者さんね、どんだけ見識のある「ジャーナリスト」さんなのか、私は全く存じあげないけど、
このひとだって、例の「アベノミクス」についても、そのカラッポさや欺瞞を見抜けてましたか?おそらく、そうじゃなかったでしょ?
せいぜいが、他の愚物連中らと一緒になって、愚衆国民を焚きつけ乗せあげんとして、チョーシよく「安倍さまバンザイ」やってたクチじゃないの?w
毎日新聞も、しっかりしなさいよ。
なに?この質の悪いコラムは。
低学歴で、何の専門的知見も得ていない、そこらの庶民の一女性でしかない私でも、当初から見抜けていたことが見抜けなかったようなヘボ「ジャーナリスト」の言うことなんか、読むだけ、時間を損した。しかも長いし。
腹たつ~
あの『産経』よりは大っぴらでない、というだけ。
ていのイイ「安倍ヨイショ」記事。
くっだらねえ。
いいかげんにしろよ!!(怒)
2017.03.08 (Wed)
硬直性。
あたまゴチゴチ。
いつぞや、
行き倒れになってる女性が、ごはんが食べたいと、虫の息で訴えてるのに、レンチンしなければ食べられないパック飯を渡したのが せいぜいだったという、どこぞの市役所を思い出した。
『<パーキンソン病患者>病院に配車断られ…男性遺体で発見』
毎日新聞 3/7(火) 21:53配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170307-00000132-mai-soci
病院の人間でも、この程度の認識なのかよ。。。
実家の親父も、「パーキンソン病」だったが、
この病気自体は、直接的に生死にかかわるというわけでもないものの、重症化してしまっている場合、いっぺん転んだりすると、ちょっとやそっとでは、自力で起き上がれなくなるみたいだからなあ。。。
なんとも、お気の毒だった。
他の方法だって あったのじゃないかと思えるんだけど。遅過ぎた。
『大きな穴が開いた日章旗を掲揚 国の機関が入居する横浜第2港湾合同庁舎』カナロコ by 神奈川新聞 3/7(火) 20:47配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170307-00016231-kana-l14
早速、ネットウヨらが湧き出てきて、反日だ在日だと、やっとるわ(呆)
布地の物って、経年劣化してくると、いつもの畳み皺の痕とか、縫い目の境目からカンタンに割けてくるもんだわな。
ものすごく大きいサイズだろうから、そこいらで、すぐに入手できないのは理解できるけど、
いままでに、スペアを用意しておく機会は、なんぼでも あっただろうに。
エライさんは、いちいち知らんで気づかないかもとは言え、
一番、調達どきが分かってるのは現場の係員だと思う。
でも、
気づいていても、どーでもいい、とにかく揚げときゃいいんだろ的な、
とりあえずの形式的な処し方は、役所の最大特徴とも言える。
この硬直しきった精神。。。
なんか、昔の「英国紳士」の定番なる持ち物として、常に、コウモリ傘を携えているとか聞いたけど、いざとなって広げると、用が足せないほどの破れ傘なんだという話を、なんとなく連想した。
まあ、国旗と言えど、しょせんは物なので、
重大視し過ぎるのも、かえって滑稽だと思うけど、
それにしても、
なんなんだ、この硬直ぶりは。。。
バカじゃないの?
ほんとうに、だいじょうぶかよ?日本。
2017.03.08 (Wed)
『【続】こんな仕事じゃ、「AIロボット」に負けるw』の続き。
~
この忌々しきこと甚だしい動画を、
なぜ、
メディアは、特に、お茶の間族に向けたテレビ画面で紹介しないままに いるのか。
↓『稲田朋美 国民の生活が大事なんて政治は間違っている』
https://www.youtube.com/watch?v=RMvP2vGBlac
↑↓お・ま・え・は・あ・ほ・か(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
↓『創生「日本」東京研修会 第3回 平成24年5月10日 憲政記念会館』
https://www.youtube.com/watch?v=BrxAi30Szpw
しかし、
のっけから、アベシのナヨっとした座りかた、オカマっぽい手つきに笑える。。。
こんなのに限って、「タカ派」とは(爆)
よくもまあ~、こんなのと ひっついた、モノ好きな女が(ry)
何よりも32:40あたりから大爆笑した。
アタマ痛そうにしている、この男性は何者!?w
【おしまい】
2017.03.08 (Wed)
『戦時中、兵士たちに夢をみせた元アイドル。97歳「まっちゃん」に話を聞いた』BuzzFeed Japan 3/4(土) 6:00配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170304-00010000-bfj-soci
一言で言ってしまうなら、まあ、全体に、くだらないインタビューだったねと言いたくなる。残念だ。
案の定、「ネットウヨ」が悦んでハシャイでるわw
『ムーラン ルージュ』とは ごたいそうな、
その古い写真を見れば、子どもの学芸会に毛が生えたような舞台に、「哲学」とは名ばかりのコトバ遊び。
日本は大概、借り物の文化や知識のうえに やってきただけあって、
要するに、自分がない、とも言えそうだが、
もともと、たいした思想と言えるほどのこともないのだろう。
若かりし頃、アイドルを演じていたという、この、非常に高齢の老婦人は、この年齢になられても相変わらず、「アイドル」を演じることに徹しているように見える。ご本人も、そこにこそ、自己の存在意義を感じているのだろうか。
まあ、うちの親父よりも年上の彼女は、あの戦争の時代、けっして、幼い子どもでは なかったのだし、
その意味では、「利用されたとは思わない」という、潔さげな発言の気持を理解できないこともないけれど、
本音は、ご本人みずから述べておられるように、
どこまでいっても、単純に「喜んでもらいさえすれば」というところにあったのだろう。
だいたい、この世代の人は、純真・真面目と言うか、良くも悪くも単純で、そのうえ、名誉心が強い。
ただ、彼女は、
このようなことも吐露している。ここが最も重要なところ。
いまでも「彼はとてもつらく、死んでしまいたい心境だったのでは」と、いたたまれない気持ちになるそうだ。
「彼はどうなってしまったんでしょうね。俺は明日にでも戦争に行くんだ、お前はなんで平和な世界にいるんだ、というように思っていたのかな。凄い時代でしょう。いまとはまた違う、緊迫したものがあったんです」
このインタビューを行なった記者さん、
「よかった、ということなら、あの時代が再び来たらよいとも思いますか?」
とでも尋ねてみたらよかったのにw
私が このときのインタビュアーだったなら、彼女に対して、締めくくりに、そう問うだろうな。
そもそも、あの戦争の最初のうちこそは、大政翼賛会時代の大手新聞に威勢よく煽られまくったせいということもあったのだろうけれど、
まず、一般国民からして、思い上がった参戦論に傾いていたというし、
参戦後も、しばらくは、戦地や兵士たちのことなど、どこか他人事ムードだったという。
以前は、ひたすら、
軍部が暴走し、それが最大の原因、したがって、天皇も、一般国民も、共に被害者だった、
というふうな論調が一般的だったと思う。
こういった点は、私の若い頃のテレビや新聞が繰り広げていた解説と、近年になって明かされてきた事情とは、少し異なっていたのだなと、いまでは分かる。
まあね、
先日、何かの記事で見かけたには、
あの戦時の頃のメディアに関する研究を続けてきたという、どなただったか、お名前は失念したけど、その人が、
当時の新聞広告で、『マツザカヤ夏の お中元セール』とかいう、いかにもノンビリした見出しが付いてるの見て、思わずフきだした、と笑っておられたけれど、
そんな日常の一面もあったんだなあと、私も、あらためて思った。
そりゃあ、
どんな時代でも、どんな状・情況下でも、どこかに、日常の楽しみがないと、人間、もたないよね。
さて、こういうエピソードが ある。
私が20代の頃、何かの記事で読んだので、細部はアヤフヤだけれど。
とある女性、この人の名前を、私の記憶が確かか否か、今ちょっと自信は ないので伏せておくが、往年の天才少女童謡歌手として知られた人である。この女性の回想だ。
終戦後、まだ間もない頃、
国外の戦地から続々と、命からがらに帰国してきた元兵隊たちの一団を聴衆として迎え、慰めるため、懐かしいであろうはずの日本の歌を聴かせる ひとときをと企画された舞台に上がったときのこと。
その天才少女歌手が立つ舞台に向かって、居並ぶ元兵隊だった男たちのあいだから、誰ともなく、怒号が飛んできたというのだ。
要するに、
おれたちゃ、戦地で、凄まじい目に遭ってきて、九死に一生を得たという状態のなか、やっとの思いで帰国してきたんだが、
おまえは、そのように綺麗な衣装を着て、甘っちょろい歌を、脳天気に歌っているのか、
おおよそ、こうした内容だったと憶えている。
怒号は、広がっていき、
まだ幼かった この女性は戸惑い、かなり怖い思いを したようだ。
いまでは、当時のことを、冷静に振り返ることが できるようになったそうで、あの荒くれた元兵隊たちのことも、温かく思いやっておられたけれど。
ここに、もう一つ、
この話は、やはり、私が、まだ実家で生活していた若い頃、新聞か何かで読んで知った。
だいたいの記憶で、たしかフランスの人だったか、ナチスの魔手と戦火が迫りつつあった時代、
その人は、まだ幼い男の子だったのだが、当時、不在だった父親の代わりに、身重だった母親を助けて、とりあえず、母子でスイスに逃れようとして、厳重な関門を抜けるときに、官憲たちに向かって、子どもながらも、外国語を駆使して訴え、なんとか、庇護地域内の施設に入れることになったのだそうな。
戦争が終わり、成人したのちに、やがて、母国の大使となっていた その男性は、当時を思い出して、述懐していた。
逃亡中の森のなかで、小さなカゴを手に、蝶を追い、花や木の実を集めて遊んだことを。
驚異的なことのように思えるが、子どもには、そういう ひとときが必要だったんだ、というふうにも おっしゃっていたかと。
この人が、たまたま、「昭和ヒトケタ」である うちの母と同年齢だったこともあり、私は、茶の間で読み終えてから、目の前で座っている母に伝えたことも憶えている。
うちの母は、とにかく自分と同年齢の人の話には、ひときわシンパシーを感じるらしいところが あったから、このときも、いたく感心し、共感しているようだった。
「どこの国の人でも、うちらの世代は苦労したんやわ」とか言って。
とにかく、表面的で なかみのない、しょうもない記事ばっかり書いてると、
それこそ「AI」が、新聞記事を書くほうが、よっぽど優秀だろうということは、
「事実」だけを書いてりゃいいんだ、と主張する「ネットウヨ」らの言うことも一理あるとすら言うべきか、
単なる「事実」ですらも、どの角度から、どう切り取るのかで、なんぼでも変化する余地は あるのだということを思考するだけの力がない単細胞「ウヨ」らは論外なんだが、
実際に起きたことのみを、無味乾燥に羅列するだけで足りるのならば、そりゃあ、「AI記者」で よろしいわけで。
昨日、読んだコラムのなかには、たしか『東洋経済』さんだったが、そこのコラムを綴っていたジャーナリストさんは、文中、アベシの「弱点が」云々と述べていたが、
チッチッ、それは、弱点どころでなく、最初からの致命的欠陥なんです。
殆どの国民が、そのことを気づいていないか、見逃していた。
それが、このたび暴かれたスキャンダルで、白日のもとに曝け出された、ということなの。
記者稼業の人たちにも言いたいのは、
「AIロボット」時代が来たら淘汰されるだろうという職業分野のなかに、
あなたがたも入っているんですよ、
ということ。(苦笑)
したがって、
いまのうちに、ロボット以上の価値ある仕事を しておかないとね。
【続く】