2021.05.15 (Sat)
こないだから、毎度の「政権支持率」というやつを各報道機関が発表しており、最初は、「40パーセント」から あるという見出しを目に、やれやれ、また やっとるわ、と、相変わらずの「ゲタ履かせ支持率」ごっこを、安倍政権時から続けていることに呆れも通り越し、哀れすら感じる しまつで、もちろん私は、とっくに、このテの記事は読まなくなって久しいのだが、
きのうは、「30パーセント台」まで下げてると、『時事通信』あたりが出しているのを見て、あったりまえ、と言うか、それでも まだ、30パーセントも ある!という、不支持側なのか支持側なのか判然としないながらも、そういう声が あがっていた。
さて、
「ヤフゴミ捨て場」から洩れていた「教えて」という弱々しい声に反応して言ってあげようか。
まず、野党の支持率が低いままであることに安心する向きや、真逆に、失望する向きにも言えることは、
この国は、圧倒的に「無党派層」の国なのだということ。
この「無党派層」のなかも、概ね二手に分かれており、
一方は、私のように、敢えて無党派を自任する者たち、
それは、「惰性」や「信心」のように支持する気は全くない、どの政党であっても、その主張や動向しだいでは容赦しない、という冷徹な姿勢ゆえだ。これを維持するためには、初歩的程度以上には勉強と情報収集が欠かせない。
まあ、やはり、個人的限界は大きいのだし、このテの「無党派」は少数だろう。
ちなみに、私自身は、すでに久しく、新聞購読の ゆとりを失っているし、テレビも見ない(見られない)ので、いま使っているパソコンが壊れたら、情報収集の手段を大きく失い、このブログを更新・発信することも不可能になるかもしれない。
もう一方は、単に、どの政党なら支持しようという段階にまでも至っていない、要するに不勉強ゆえ、どこに投票したらマシなのか皆目見当つかないから、どの政党も支持しない、と言うか、できないままでいる層。
以前にも指摘しておいたが、
一言で断じるなら、不勉強なのだ。
不勉強にも動機が分かれるところは あって、
一つは、やっぱり、無関心だから。
この「無関心層」も、また分かれる。
無関心だろうが不勉強だろうが、とりあえず自分は困らない状態で いられるから、という、刹那主義というか、目先しか視野に入らない層。
だいたいは親などからの、主に経済的恩恵と庇護を受けて苦労知らず挫折知らずで来れたノーテンキ。
若い年齢であるほど、実体験に乏しいから、どうしても想像力に欠けており、タカを括っている。
その前に、
要領と利得第一主義の俗物根性の親に教育され培ってきた下地。
また一つは、勉強する、しようという余裕すらも持てないから、いまだに、何が何だか、よく分からない、、、という層。
で、どっちに転んでも、投票所に行かない。
ヒキコモリたい連中も混じっているだろうけど、
そもそも「分からない」ままじゃ、どれに投票したら いいのやら。
で、投票所に行っても しょうがない。だから、棄権。
あるいは、単純な「勝ち馬に乗る」的な動機で、とりあえず『自民』という層も、いまだ多数派だろうし、
従来から、「選挙投票時には寝ていてほしい」とホザイた『自民党』重鎮のジジイじゃないが、
とりあえず『自民党』、というアホウなら、いっそ、選挙に行かなくてイイ、そのほうが、よっぽどマシかと、私でも思う。
但し、『自民党』の外部組織みたいなものに過ぎない党に投票するのは、『自民党』に投票するのと同じだ。
『民主主義』の背骨である選挙投票という、最も重要な権利を行使する余裕もない。
これは、深刻な事態なのだが、「無党派」層の大部分も、自覚していないだろう。
無自覚どころか、『自民党』は昔から、こういう傾向を歓迎してきた。
そうして、
個人ベースや仲間どうしの狭い範囲で、多かれ少なかれメリットに あずかれる有権者と、「自民党ソンタク・コアの会」を形成してきたのである。もはや、「日本列島津々浦々」状態。特に田舎はね。
なので、
私みたいな底辺者から見て、少なくとも障碍や病気もなく、いたって普通の家庭で、大きな問題もない家庭環境で生育して、
それで、自分たちの生活を深部から左右する政治、国家権力について、無関心、不勉強のまま、
「どうせ~」「どこが、誰が やっても~」
などと、斜めに構えて のたまってみせる、不勉強で浅薄な若造を見ると、
それこそ、
「甘ったれるな!!」
「基本や初歩レベルの勉強くらい、やっとけ!!」
と、
ないない尽くしの私ですら、思わず怒鳴りつけたくなるのである。
「どうせ」「どこが、誰が やっても」と、いかにも訳知り顔して のたまってみせる無知な愚民を見ると、私の目の前に居たものなら、ソッコー「教育的指導」に とりかかるかもしれないのだが、
が、こういう手合いのことも、全く理解できないでもないのだ。
と言うのは、
私自身、障碍と病身を押しての「非正規」「ワープア」生活を送っていた頃は、まさに、たまの休日に身じたくして、投票所まで足を運ぶ気力も体力も失っていたから。
まずは自分の生活が今、大変な状況下では、その日その日を やり過ごすだけで精も根も尽き果ててしまう。したがって、どうしても、「お任せ」になってしまう。
全く ゆとりが ないから、こうなってしまうのである。
これが蔓延している状態なのだとすれば、日本は「フリーズ」していて、ひたすら縮こまっている状態だと、以前から言ってきている。
そうでは なく、じゅうぶんな余裕ある生活を満喫している者が、狭い視野でしか判断できないとは、いかなる事態なのか。
さてさて、
今回の「コロナ ウィルス」“COVID19”は、現代の人類、なかでも、日本国民に、自分たちの甚だしい「矛盾」の現状に甘んじ続けてきた怠惰な、かつ強欲な姿を、目も眩むほどの威力で見せつけている。
まさに「にっちも さっちもウィルス」、
どうすればいいんだ~!?と、頭を抱えさせるウィルスだ。
この記事を、ざっとながら読ませてもらったんだけど。
『【特集】感染した23歳記者が自ら撮影した“保健所から連絡が来ない日々”「私だけ忘れられている?」家庭内感染の不安、味覚障害のつらさ』 5/13(木) 15:14配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/769e830200ee61fad1a9b6facbd8394095737366
まず思ったのは、
この記者さんは、あらゆる点で恵まれているということ。
いつぞやのエントリーでも、私は、うちの親らが存命だったら、ほんとうに大変だったと思う、といったことを述べたけれど、
まじで、自分自身の体調どころじゃなかったからなあ。
老年に さしかかるまでヘビースモーカーだった、かくれアル中の親父も、死因は「肺炎」だったし。
特に母親は、若い頃から病弱で、年齢を重ねるにつれ、幾つもの難しい持病を抱えていたし、体質的にも問題が大きく、「本態性高血圧」だったりで、多分、今度のウィルスに罹患し易い条件がバッチリ揃っていただろうし、
“COVID19”の、これも大きな特徴である「血栓」の でき易さは、間違いなく命取りになったに違いないと思う。
せっかくのワクチンも、副作用の危険性が特に高かったはず。
父親違いの姉も、特に食べ過ぎるわけでもないのに、若い頃から肥満体質で、「脂質異常」と診断されたと聞いているが、これも、私らの母親からの遺伝であることを、主治医に言われたと、
母親を嫌っていただけに、本気で怒っていた。
極端な肥満体の人が少なくない白人種に殊のほか罹患率が高いこと、逆に、アジア系一般の罹患率が、「表向き」にせよ、わりと低めの推移だったことの原因が、
若年層の発症が低めで あること、食生活、生活習慣の違いと併せて、そのあたりにも あるのでは ないだろうかと、
「新型コロナ」“COVID19”が、いよいよ蔓延し始めた当初、当ブログでも指摘した記憶が あるが、予定どおり変位に次ぐ変位を遂げ、いまでは『インド株』が猛威を振るいだしており、当初の罹患条件も、多少の変化は しているかもしれないよね。
前掲記事の記者さんは、
大学を出て、入社したばかりという感じの若い年齢の人だが、
ちょうど一週間めのあたりで、「味が分からない」といった症状などは少し軽快を見たそうで、
この記事の最終箇所に至って、
結局、「ふつうのカゼ」とか「インフルエンザ」と同様、ひたすら安静にしているならば、特には医療処置を受けられなくても、それほど深刻な問題なく回復できる人も少なくないのかもな?と思えたのだが、
実際、私も、30代の頃、仕事帰りの満員電車のなかで、すぐ前に立っていた男が、まともに、こっちへ向かって咳したとたん(もちろん、お互いに、マスクなんて してない)、瞬時に自分のなかに異物が入り込んできた!という実感が あって、「あっ、うつされた!!」と思ったことが あるのを、過去エントリーで述べたことは ある。
その晩から、まあ、どえらいことになって、
のどがチクチクいがいが痛すぎて眠れないわ、やっとウトウトし始めても、息が しにくくて、自分の呻き声で目が覚めるわで、
非正規やら派遣やらの身では、1日たりとも、仕事を休むのは恐い生活だったけれど、とてもじゃないが、仕事どころか、電車に乗って出社できる状態ですらないので、
翌朝、必死に起き上がり、会社に電話したら、上司が、私の声を聞いたとたん、
「うわ、すごい声。。。」
と、たまげていた。
一声を聞いただけで、私が今どんな状態になってるか、容易に察せたようだった。
【続く】