2021.05.22 (Sat)
田村正和氏が、先月に亡くなっておられたそうだ。
生来の弱点も あり、すでに、長く ご病気だったらしい。
近しい人たちの話では、ほんの数ヵ月前まで、まあ普通に元気だったということだから、急激に悪化したのは、症状からして、もしや、「コロナ」だったのか?と思ったのだが、そうでは ないということだ。
今回、私も初めて、田村家は4人兄弟だったこと、高廣さんと正和さんの あいだに次男さんが おられることを知った。
なるほど、ご兄弟一堂に会したおりの写真を見ると、明らかに、雰囲気が異なるかたが一人。
やっぱり、ばりばりビジネスマンの風貌で いらっしゃる。
仕事が、その人の風貌や雰囲気を如実に つくっていくみたいだなと、
男性は特に そのような感じが する。
そう言えば、高廣さんも、すぐ下の弟さんと同じく、もとは企業に お勤めだったとか、お元気だった頃の御本人のインタビュー記事で読んだ記憶が あるのだが、それを思うと、エリート サラリーマン的な雰囲気も、どこか残っている感じは たしかに あった。
高廣さんの述懐によれば、往年の大スター『阪東 妻三郎』氏は50歳代で亡くなられて、その御長男である、若き高廣氏に、生前の「阪妻」さんの、ごく身近に いた関係者たちから、是非とも、おとうさんの名跡を継ぐようにと迫られて(阪妻さんの借金も残っていたらしいので)、拒みきれず、しぶしぶ、会社勤めを辞め、芸能界入りしたものの、そのあとも何かにつけて、亡き御父上のことを持ち出され、ご容貌が似ているせいも あってか、いちいち比べられるものだから、しまいに、
「わたしは誰でしょう???」
という気分に陥ったりして、
かなり悩んだと おっしゃってたように憶えている。
こうして、4人が並んでおられるところを見ると、
やはり、阪妻さんの面影に 特に よく似ている高廣さんと正和さんとは、顔立ちや雰囲気などが共通していて、優しげな感じだが、
いちばん末の弟さんである亮氏は、むかしから、キリッとした雰囲気が、むしろ、2番目の お兄さんと似ている感じ。
若い頃に見た夢のなかで、なぜか、正和さんが、私の夫になっていたという場面を思い出したんだけど(笑)
じつは私ね、正和さん以上に、お兄さんの高廣氏のほうが、もっと好きだったんですわ。
こんな男性が、私の おとうさんだったら良かったのになあ、と思っていたもので。
それだけに、
高廣さんが亡くなられたということを知ったときは、正直、今回以上のショックだった。
もともと、テレビを、あまり見なかったほうだし、正和さん主演のドラマも、それぞれ好評を博しているのは知っていたが、見てなかったままのせいもあるんだろうけど。
それにしても、
正和さんは、高廣氏が亡くなったときと同じ享年の77歳だったそうで、
季節が近いのも偶然に違いないだろうけれど、ちょっとビックリした。
ところで、えーっと、この際、言ってしまうかなぁ
先に述べたように、高廣さんは、特に好きなタイプの俳優さんだったのだけれど、
好きなタイプの、と言えばです、同じく俳優さんのなかでは、
平田 満さんが大好き(笑)
はっきり言って、まず、容貌からしてが、大いにタイプ♪(笑)
もしも、身近にいるなら、ふだんは、そんなことを しようとは露ほども思わない私ですが(ホントよ、信じて!w)、
たぶん、ユ~ワクしちゃったかも~!ww
で、
40歳代の頃の職場で、お昼休みに、同僚の若い女の子たちと、好きなタイプの芸能人は?とか話題になったときに、私も聞かれたから、
「平田 満さん」
と、思いつくままに、軽く答えたら、
女の子たち、一斉に大きな声を揃えて、
「えええ~っ??平田 満て!
俳優の平田マ、、、ミツルて読むんやったっけ?
あの人は、もうオッサンやん!!」
と、まじでビックリしてるのよ。
どこがイイの???とまで言うのよ。
失礼よねえ(怒)
たしかに、平田氏は、私よりも年上だけど、
「おっさんオッサンて、わたしもオバサンやしw」
と言い返しつつ、
思えば中学時代、
ほら、『アニマルズ』のアの字も知らないクラスメートたちに、
「オッサンやんか、じきにオジイサンやんか、やめときーや!!」
と、寄ってたかって、エリック・バードンへの熱い恋心を止められたことが、脳裏に浮かぶ。
まあ、たしかに、デヴィッド・シルヴィアンの熱烈なファンだったことも あるのだし、われながら意外にも、「好みの幅が広い」とは言えそう?w
でも、男性一般に対する好き嫌いは、基本的には、わりと激しいほうなんですけどねえ、あたくしww
まじで立腹したら、ソッコー切り捨て、あとは振り返りもせず遁走、
「ほだされる」ということが ない性分なので、許すことも ない!w
こと、男性に対しての許容度は、かくのごとく、かなーり低いようだということも確かに言えそうなのは、自分でも認めざるを得ないww
それだけに、
この私にですよ、この私に好かれる男性と あらば、それだけキビシーい審査を くぐり抜けたWinner
に等しいのですよ、ええ!(?)www
ほとんどの男性にとって、「悪女」は さて置き、一般的には、自分の母親の如くに温かく受け入れてくれる、許容度の高く広い女性こそが、最高に有難い存在でしょうね、知ってるわよw
知ってるけど、私には、その切ない需要を満たしてあげられない。。。
スマンね、どこまでも冷たい女でww
ま、かなりガンバってリハビリも してみたんだけどなあ(苦笑)
なんせ、父親で苦労した影響は大きいわ。。。┐(ー_ー)┌
ぶっちゃけ言って、
「伴侶」にするなら、ヒト族♂よりも、犬や
猫の♂のほうが。。。
(苦笑)
どうしてもヒト族で、というなら、女性のほうが。。。ww
あ、平田 満さんとかは、数少ない例外だけどね
いいかげんにして、真面目な話に戻ると。
近頃は、こういう驚きが増えたなあと、しみじみ思うのは、
特に、芸能界の人で、私が子どもの頃から、お茶の間のテレビで親しんでいた記憶のなかに、いつも若々しく、綺麗で、あるいはカッコよくて、という姿のままだったのが、
ある日、訃報を聞けば、その実年齢に驚くこと。
幼かった子どもが、すっかり大きくなったのを見れば、それだけ、自分がトシとったってことだ、というのは、昔から言いならわされているが、
親が亡くなったときと共通したものが あり、自分が子どもの頃から、よく見かけていた俳優さんなどが亡くなり、その年齢を知ったときも、やはり、自分もトシとったんだなあ。。。と思う。
『眠 狂四郎』の美男ぶり、まさに、「水も滴る」でしたねえ。
田村 正和さん、どうぞ安らかに。。。
最後に、話題がガラッと変わるのを お許しください。
ふと思い出したんだけど。
昔の時代劇で大スターの一人だったアラカンさん(嵐 寛寿郎氏)あたりの話では、場合によっては、撮影のとき、「真剣」を用いることも あったと、特に「大河内 傳次郎」さんは近眼だったから、よけいに恐かったとか言ってたらしいんだけど(苦笑)、それって本当なのかなぁと。
と言うのも、
私が中学時分の担任の先生が大学生の頃だったか若い頃に、何かの特別な機会が あって、「真剣」すなわち、ほんものの日本刀を手に持てるチャンスが あって、なにごとも経験とばかり、試しに持ってみたらば、手がブルッブル震えだしたと。
自分の眼の、すぐ真ん前に立てるように持ち上げた、本物の日本刀の刃から、ギラリと発してくる「妖気」みたいなものが漂って、
手に持ってるだけで、思わずブルブルブルブルと、
震えが止まらなくなっちゃったんだって。
私が子どもの頃、テレビ番組でのインタビューに大きな声で答えておられるのを見た記憶がハッキリ残ってるアラカンさんは、
えらく変わったオジイチャンやなあという印象が強烈だった(笑)
そうそう、左卜全さんとかもねw
こんな感じの役者さんって、いまどきは、まずゼッタイに見当たらないよなあ。
いつの間にか、どこにも いなくなった。。。
片岡 千恵蔵さんあたりなら、見るからに「御大」「大御所」ってな雰囲気の堂々たる存在感は さすがの貫禄ながらも、アラカンさんたちに比べたら、まだ「普通の人」という感じだった(笑)
往年の時代劇スターたちの描写がケッサクの、
林家木久蔵『彦六伝』