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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2017.01.01 (Sun)

スティーヴのピックぽちぃ。。。

英語の翻訳は難しい。。。

“Cyberpunk”

 

すでに ご存じの読者さんも いらっしゃるかと思いますが、私は聴障者なので、日常生活のなかでは、母国語である日本語ですらも、聞き取るの大変なことが多いんですけれど、

そんななかでも、フシギなことに、聞き取りやすい人と、そうでない人とに、わりとハッキリ分かれがちなんです。歌声でも話し声でも。
ビリーの歌のコトバも、比較的、聞き取れるし、エリック・V・バードンなら、夢中になってた年頃に、さんざん、声を合わせて一緒に歌っていた おかげで、いまでも、エリックの歌を聴くと、歌詞がスルスル出てくるからエライもんで。そういえば、この二人、歌いかたとか、ちょっと似てる。。。

これも以前からフシギだったんだけど、

さきごろ亡くなられたカストロ氏の演説なんて、英語以上にチンプンカンプンの、私には全く無縁だったスペイン語でしょ?
なのに、何の前知識なく、ハッキリ聞き取れた箇所が、ごく僅かながらも あるうえ、全体を通して聞いてるうちに、ひょっとしたら、学校で中途半端に習った英語なんかよりも、よっぽど、いや、それどころか、わが日本語よりも、むしろスペイン語のほうが、学習していれば、もう少しは聞き取れやすかったかも?と思えたのです。

これは、、、

やっぱり、わらわの前世というのが、七色のヴェールを纏って舞い踊る、スペインの王女だったからなのか!?

というのは置いといて、

私の耳って、なんだか「相性判別機」?。。。
とにかく、自分でも奇妙に思えたりすることが。

まあ、しかし、こういった現象は、とらえかたによっては、しごく当然のことなのかもしれない。

 

 

さて、ここでも、ビリー・アイドルの最新アルバムから。

ビリーは、大人気だった若い頃に、喉を痛めてしまったのか、年齢による変化も あってか、いまでは、声の質が違ってるね。ふつうに しゃべってる声もガラガラになってる。ほとんど職業病みたいなものなのだろうか?まあ、ああいう歌いかたしてきてるわけだしね。

 

最新アルバムは(と言っても、すでに数年前のだが)、腕っこきのベテランたちによって、全体に、よく計算されているのだろう、
ビリー自身はイギリス人だし、録音したスタジオもイギリスでのようだが、全体にアメリカンなテイスト濃厚で(先行エントリーで紹介した
“Save Me Nowは特に、そんな感じ)、けっこうキャッチーな聴きやすさも備えていて、
他の曲では(あくまで私個人としての感覚だが)、ちょびっとセンチメンタル的な甘ったるさも感じたけれど、もちろん、そういうのも、嫌いでは ないわよ。

 

ビリー自身も認めていたようだが、歌詞は、彼自身の人生における様々な場面、であると同時に、

いろんな意味合いを忍ばせ、重ね合わせた隠語めいていて、
単一の解釈だけでは済まない構造であると、私は見たね。

 

スティーヴ・スティーヴンスが、ここでも、制作の あらゆる面で関わっており、もちろんのこと、冴えわたったギターを存分に発揮(それで、むかしのビリーには、おまえ、やり過ぎだろ!って怒られてたそうな 笑)

スティーヴ自身の、過去のソロ アルバムにおいては、すでに、「シネマ」をイメージしながら制作したという趣向は、ビリー・アイドルの自伝を下地にしてあるという当該アルバムでも活かされてることが感じられます。

 

(下記も、だいたいの意訳。正確かどうかは自信ナシ)

 

『苦い薬』

この道を降っていく

100万人を踏みつけてきた如くに

この街の通行止め全てを走り抜け

「スピードは、おまえを殺す」

というサインの全てを笑いとばした

俺を減速させるには、おまえが必要だった

 

飛ぶ方法を忘れていた

だが、死ぬ前には思い出すだろう

 

それは、俺が辿る曲がりくねったライン

乗り越える岩だらけの道

呑み込んだ苦い薬

おまえを、俺の傍に引き留めておくための

 

白人が、ブルースを歌う

そこに、明日が あるかのように

惨めさというものには常に、人種の偏見は ないから

俺は、無知と悲哀のための、あらゆる矯正手段を とった

この不道徳な精神を治療する何かを

 

そして

飛ぶ方法を忘れた

だが、死ぬ前には思い出すだろう

 

それは、俺が辿る曲がりくねったライン

乗り越える岩だらけの道

呑み込んだ苦い薬

おまえを、俺の傍に引き留めておくための

おまえを安心させておくための

 

疑問の理由を忘れていた

だが、死ぬ前には思い出すだろう

 

それは、俺が辿る曲がりくねったライン

乗り越える岩だらけの道

呑み込んだ苦い薬

おまえを、俺の傍に引き留めておくため

おまえを満足させておくための

おまえを、俺の傍に引き留めておくための


Satisfied
Satisfied

それは邪悪な世界だ、ベイビー

 

この道を降っていく

100万人を踏みつけてきた如くに

この街の通行止め全てを走り抜け

「スピードは、おまえを殺す」

というサインの全てを笑いとばした

俺を減速させるには、おまえが必要だったんだ

 

"Bitter Pill"

 

 

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