2019.10.14 (Mon)
まずまず、ですと?
「まずまずに収まった」(?)
はあ??
まーだまだ これからやろ?地盤崩れなど関連事も含めて、詳細が判明するのは。
最初に報じられた被害規模や死傷人数を知っただけでも、「うわあ」と思ったけどね、私ですら。
むろん、これから増加していくであろうことが明白だからだ。
まあ、国民の命は、「数」そのものでしかない。
まさに、得票数と同じなんだ。
あるいは、かの『ナチ』の収容所に、うずたかく夥しく積み上げられていた、犠牲となった収容者たちから奪い取って、種類ごとに分別されていたメガネやら靴やら、そんな感覚なんだろう。
それが、政治屋の感覚。なかんづく『自民党』は。
相も変わらず、ことばの感覚が極めて粗く、稚拙、無神経、思いやりも、寄り添うも何も あったもんじゃない。
その年齢になっても、
大ベテランとして、与党の重鎮として、長の年月を「政治」の第一線に立ってきた人が、国民の神経を逆撫でするようなセリフを平気で吐く。
平気で吐けるのは、気が咎める意識もないから。
つまりは、それが当然という感覚が根底にあるゆえの本音だからだ。
「政治屋」ならば別だろうが、「政治家」というものは、国民や民衆への愛が なければ、そのための政治は つとまらないだろうし、そもそも、政治の世界に入らないでもらいたい。
政治は、売り上げを数える商売では ないのだから。
ところで、
昨夜、『八ッ場ダム』についての、『読売』新聞の、さも事実だけを冷静に伝えました(つごうに合わないことはダンマリですがw)と言わんばかりの記事の言外に、なんともイヤラシ~イものが滲み出ているのを、早速、旧『民主党』叩きに使えるとて、マダニの如く飛びついている「ヤフゴミ」どものコメントを眺めていたら、
そのなかに、
「自分たち土木系は、ミンスなど絶対に支持することは ない!」
というふうな投稿が混じっていて、そりゃそうよねwと苦笑した。
先日の当ブログ エントリーでも、
以前から指摘していた、頑丈な公営住宅の問題ならびに、今後の避難所の問題それ以前に、
そもそも、自民党の従来、飽くまで「個人で持ち家を推進」政策の弊害を述べておいたのだが、
ま、二階さん自身、まさに「土木」「建設」系の出身だそうだから、そっちの皮算用でホクホクなのかもね(嗤)
ここで あらためて付け加えておくが、
「備え!」「備蓄!」と言ったって、個々のケースによって、大きな限界も ままあるし、せいいっぱい万全のつもりでいても、大規模災害となると、何ら役に立たない事態も ままある。
避難所へ行ったからって、それだけで安心とは限らないし、場合によっては、そこでも隔絶が起きたり、緊急救助が必要になる恐れも ある。
自民党政府と、その手下どもの本音である「自己責任」を根底に潜めた、ていの良い説教を真に受けないことだ。
各種の災害に強い家屋で、子どもを含んだ家族と共に生活できているのは、あたりまえのように見えても、実は そうでは なく、むしろ、とても恵まれている層であり、今後、どんどん少数層になっていくかもしれない。
昨今では、もはや、老いも若きも、一人世帯という現状が増えている。
『八ッ場ダム』の本当のところについて、嘘つき『自民党』支持者や暗愚の代表たる「ネトウヨ」の言うことなんざ一切、信用できないのは当然で、
今後、ヘンな組織からの根回しが効いてない、真面目で、まともな専門家らのシミュレーションなど出してもらい、その検証結果でしか判断できないことだ。
なんせ今回は、工事中断を経てのち、『八ッ場ダム』完成前の試験途上という、たまたまのタイミングによる不幸中の幸いという結果であって、
次からは、もう このテは使えないんでしょうが?
ほんと、自民党のシンパって、なりふり構わずのバカまる出し。
いつでも どこでも、信仰対象あるいは、甘い汁の分け前に あずからせてくれる自民党のためならエーンヤコーラ!とばかり、
恥知らずにも、デマ・ガセだろうがネタだろうが広げ回し垂れ流し
そうやって、無知な一般社会にカン違いさせる。
野党と報道人、しっかりしてくださいね、ほんとに。
『八ッ場ダム』を めぐっても、住民や関係者間の激しい対立・分断が起きたように、
長年にわたって住み慣れた家屋や地域を離れることだけでも、当事者にとっては「人生が ひっくり返る」ほどの大事件だ。
ましてや、
命というものは、一回性のものであって、リセットは利かないのだ、
ということを、当ブログでは近頃、何度か言及した。
たった一人にとって、その命は、ただ一つしかない。
かわりは ない。
したがって、
自分の命を なくすことは即ち、
「日本」どころか、この世界まるごと全てが消滅することに ほかならないのだ。
ま しかし、
決して おろそかにして見逃しては ならない大スキャンダルが、各界で次々に浮上している さなかの、大災害。
これこそは、日本と、その国民の宿命的な、最大の不幸なのかも しれない。
おかげで、
政府自身も追及され、窮地に追い込まれる恐れのある あの問題、この問題から、全国民の眼がイッキに逸らされる状態になってしまい、
むしろ、政権側は喜んでいるんじゃあるまいな。
毎度の冷血ぶりが表れた発言を見ても、それが透けているようだよ。