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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2024.11.27 (Wed)

『兵庫』県ってのも、むかしから、いろんな問題でモメてたけどね。

じつは、うちの父方のルーツでもあるので、なんかフクザツな気持ちも ある(苦笑)

で、目下の大騒ぎ、

「返り咲き」知事の斎藤氏に対しては、これは もう最初の段階で、味方は できないなあということだけ、私個人として、はっきり判断していた。

それは、むろん、「公益通報者保護」の法律を、斎藤知事自身が、即座に握り潰そうと動いた時点で、最も遵守しなければ ならない地位・立場の者が、ぜったいに、やっては ならないことを やってしまっていた、ということになるからである。

 

他の面で、いろいろと良いことを やっていても、基本的なところで踏み外しているのでは、話にならない。

 

とは言え、

私自身、
かねて顰蹙を買いまくってきた『NHK』どうたらいう胡散臭いエセ政党の、わけのワカラン立候補者が、けったいなヘリクツを捏ねながら暴れ回っていたという騒動についても、それらの詳細を把握も理解も しきれていなかったので、『公益通報者保護法』を踏まえたうえでの批判以外は、なんだか異様にコマゴマとした告発や糾弾だらけで、斎藤氏の人となり、個人的資質としての問題は あるにせよ、こういった面の受け取りかたは、側近を始め、部下、一般の職員、顔も知らない個々の県民に至るまで、究極は、それぞれの立場や利益、それこそ、「相性」のような漠然とした印象までもが、事態を左右するだけの影響を及ぼすことは往々に あることなので、それらを逐一、追及していったところで、キリがない。

なので、

私個人は、シンプルに、最も遵守すべき地位と立場で ありながら、犯すべからざる法を踏み外したのだな、という一点で、もう、突き放した見方しか しない。

ま、一事が万事ということも多いからね。

 

こちら大阪でも問題になっていたようだが、例のプロ野球の優勝パレード絡みね。信用金庫の「協賛金キックバック」事件だとか。

そこへ差して、

告発後のスッタモンダの さなかに、みずから命を絶ったという「県民局長」なる肩書だった人の公用パソコンから、非常に個人的な、しかも、いかがわしいものが保存されていたことが発覚したとかで、

ここに至って、

もともと疎かった私なんかは、ただでさえワケわかめな情況なのに、

「なんじゃソレ?もうカオスな世界だな

まさに、これまた「どっちも どっち」と言われても しょうがないやないかと、呆れの気分しか残らなく、それほど関心も持てないままでいたのだけれど、

少なからぬ人々が、たいへん意外だと思えたという「返り咲き」の選挙結果を見て、国内外ともに、この「返り咲き」なる特異現象を めぐっての、あらゆる奇怪な動きに関しては、ある程度の興味を ひかれたので、先日は、郷原信郎氏のコラムを読んでみた。

専門家としての立場から、あくまでも法的見解に徹した説明の おかげで、この騒動の、とっちらかった問題点の核心が奈辺にあるか、ということだけは、やっと、腑に落ちた。

私なりの大まかな理解では あるが、郷原氏の解説によれば、

告発した人が、一挙に訴えておられた幾つもの項目のなかで、「公益通報」として扱われるべく相当するものは、なんと、たった一つしかないのだということで、あとは、言ってしまえば、どれもこれも曖昧な些末事に過ぎないというほどのことであるらしい。

なので、かなり驚きつつも、
やっぱり、斎藤氏は、やっては いけない一点を、躊躇もなく踏み外したのだな、という確信だけは新たにした。

それと、

『百条委』側の人たちの主張について。

故人が、その公用パソコンに保存していたものの内容が、あまりにも、、、な内容だったらしいので、それを公開したなら、たちまちにして、告発側の不利に なってしまうようなシロモノゆえ、敢えて隠蔽したまま、公開することを避けているのだろう、そのために、「故人のプライバシーだから」という言い訳を して、庇っているのに違いない!というふうな疑心暗鬼を招いているらしいが、

これについても、くだんの公用パソコンの内容を公開したところで、問題の核心からは、ますますズレてしまうだけなので、そこを重大に思って追及するのは的外れにしかならない、ということだそうな。

だったら、『百条委』の人たちも、そのように明確に説明すりゃいいがなと、私は思う。

 

それは、新聞を筆頭としたメディア各社の全体に言えることでも あり、
とにかく、ズレた追及ぶりは、
宿痾の如きパターンとなっている。

ちょうど、最近の当ブログ エントリーで、故 中村医師についての記事の殆どが、単純な美談調に終始していて、踏み込む力に乏しいのでは ないかと指摘したように、日本のメディアの殆どは、通り一遍に表面を撫でてみただけで、あとは、美談なら美談仕立てで無難に、醜聞なら醜聞仕立てで、ズレた所を、やたら細かくホジクリ返して、どんどんズレていき、ついには、はるか遠くにズレた箇所に至り、そこで、あっけなく散開する。

 

こういう滑稽なパターンに終始する悪癖は、どういうわけなのだろうか、甚だ面妖である。

当の新聞業界、各種メディアの なかの人たちに、自覚は あるのやら ないのやら。。。まじでフシギだ。

 

まあ、政治のレベルと同様に、新聞やメディアのレベルも、その国で最多数の民衆が決めるのであろう。

 

『アメリカ』大統領選でも、予測とウラハラな結果が出たことについて、『毎日新聞』が、何やら言い訳がましいことを並べた記事を出していたようだが、有料記事になっていたので、出だし部分しか読めなかったわ()

「反省の」気持ちを込めて、と言うのならば、世のなか全体に対して、「木鐸」「公器」が大間違いを記事にし続けたことの お詫びを するべきなんだから、けち臭くも有料にするなや、どけち(()

 

しょせんは、われわれと大差ないらしい、半可通レベルでしかない記者稼業と違って、

やはり、専門知と現場の経験・体験を有する人の解説を読ませてもらえるのは、ありがたいものだと思った。

そりゃあ、私のように、法的な知識は勿論のこと、あらゆることについて疎いどころか、ほぼ全く無知な一般人は、国民のなかで最大多数を占めているはずなのだ。

だって、食べていくためでしかない、おもしろくもない仕事に忙殺されて、あわただしい日常に追い回されながら生きている人が国民の代表的な姿だろうから、どんなに便利な現代的ツールが目の前に あろうと、それらを使いこなして調べたり、勉強の一つも やっておくかという心身の余裕を確保できている人は、けっして多くは ないだろう。

たまさかの余裕が あったとしても、ほとんどの人は、やっぱり、日々に溜まったストレスが晴れ、気分が楽しくなるものへ向かって行きがちで、ややこしい法律だの鬱陶しい政治の話だの、そんな難しいことは、適当な誰かに任せておきたいのだ。だからこその、代議制でも ある。

 

しかし、その議員たる者が、悪さばかりしていて、とうてい、信用できない体たらくの世のなかとなったら。。。

いよいよカオスだわなあ。われ関せずの他人事だわなあ。

自分自身の直接利害に絡むと思えること以外は、無関心だわな。

自己の利害に絡むことだけは、燃えられるけどw

 

派手なスキャンダルやら姦計やらが誘うように踊っていたら、たまらず飛びつく。

ふだんはサエない、平々凡々な自分も、舞台上で激しく踊りまくる一員に加われた気分になれる。

めくるめく快感。燃えちゃうわよ~。

 

ところが、

本質のところ、肝心の点では、相変わらずの無知、情弱、感情で興奮している愚民そのものでしかないまま。

 

これまでは、世のなかの既存の権力、第一から第何権力まで含めて、ただ、そんなもんなのかと、なんとなく、ふわ~っと思い込んでいた。

しかし、いまや、そのことに気づいた。目覚めたぞ。

「ネットで真実!」

これだよ、これ()

だからというので、
今度は、別の怒涛のなかで踊りながら溺れようとしている構図。

それが、愚民の愚民たるサガ。衆愚の衆愚たるところ。

「民主主義」の根本的欠陥である。

 

で、その欠陥を克服するためには?

ということを、私は、すでに何度か、過去エントリーで指摘してきた。

 

『アエラ』のような、『皇族・皇室』という時代錯誤な差別制度を、キモチ悪いほど持ち上げてみせる、誰に対してヒラメになっているのか、何を企んでいるのだか胡散臭いメディアの記事なんぞ、ハナッから読まなくなって久しいのだが、

それでも、
一人や二人くらいの識者のコラムは、いまでも、記事の見出しによっては だが、サッと目を通している。

今回は、ほんとうに久しぶりに、内田 樹氏の、短いエッセイを拝読したのだが。

最後の一文までは、まあ、いかにも真っ当な、無難な論調で進行して、

その最後の一文で、ガクッと来た。

 

その一文を抜粋する。

 

「~
 真偽の判定には高いリテラシーが求められる。だが、そのような批評的知性が必要だという社会的合意も、それを育てる仕組みも現代日本にはない。

 

内田氏って、たしか、どこかの大学で教鞭を執っておられた、バリバリの教育者だよね?

なんか、他人事みたいなだが、、、

 

あ、
まあ、このかた、ご自分に対する批判などの類は、興味も関心も ないから、いっさい無視されてるそうなので、氏の住んでおられる世界には存在してない私なんかが何か言っても、てんで届くはずもないからムダだわな(苦笑)

 

あとは、

『アメリカ』のことも少々。

その内田氏も、

我々日本人には見守る以上のことが できない

と、これも最後の一文で、ガクッとな(苦笑)

 

いやいや、わたしゃ、これまで何度も言ってきたのは、日本は、異常なくらい、アメリカの干渉と影響を受ける立場でしょ。

だから、「高みの見物」してりゃいいとは いかないので困る!と、言い続けてきたわけよ。

 

そりゃまあ、大きな声で言っては いけないだろうけどもw

ぶっちゃけ、来年のトランプ政権が正式にスタートしてからは、

もう今すでに、アメリカは、ガタガタしてきてる感じだけど、この感じが、猛烈に加速してくる。

先日も言ったように、

あの世界一の大国がグシャグシャのボロボロになって、内側からダメになっていく様相と、当のアメリカ国民自身がノーテンキに自惚れたまま、自国の悪辣さについて最も無知・無関心でいたことに気づいて、後の祭りでギャンギャン泣き喚く姿をば、ちょいとちょいと、見てみたい、、、うひひ、、、楽しみ、、、emojiemoji

という本音も、ない、こともないでなwフオッ、フオッ、フオッ(V)o\o(V)

 

でもでも、

とりわけ日本人は、そんな気楽な立場に おれるわけでないからね。
だから、困るのぢゃよ。

とにかく、

日本にヘンな迷惑かけてくんなよ!!emoji
こっちだって、ジャパン ファーストだー!!

と、

トランプ爺さんの顔を見かけるたび、頭痛を感じつつ、呪っ、いや、願っているw

 

 

まあ、自国の悪いところが見えてないのは、いちばん、客観的な視線を持ちにくいのは、どこの国の民衆でも同様なのでは あろうけれど。

 

 

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