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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2024.11.25 (Mon)

しまつ悪い美談や、男どものカン違いについての続き。

 

なお、
くだんの女性の夫は、重なる苦難のなかで、うつ病になってしまったのだそうだが、せっかく逃げ延びた先の生活も、やはり、想像していたより以上に厳しい現実であることに直面し、ついには、もと居た自国『アフガニスタン』へ帰ろうとまで言い始めたと。だったら、なぜ、逃げ出したのか。命の危険すらも迫っていたのでは ないのか。

 

そして、中村医師の話へ戻る。

いつもの美談的内容に終始した記事中に、

あの『ターリバン』が復権してから、アフガニスタンの治安が回復した、との一文がサラッと記されていた。

 

まったく異なる情勢を報じる記事を同時に並べられたら、あのあたりの国々とは、本来まったく無関係だったはずの日本の一般人にとっては、どう受け止めたらいいのやら、判断に困ってしまう。

 

さて、とりわけ、『イスラム教』に代表されるような、女性に対する、度を越した抑圧や支配は、「女性を守るためだ」という理由付けが なされる。

ところで、

こちら日本国内では、『国民民主党』の玉木氏の醜聞ねw

あの不倫騒ぎが発覚したせいで、お相手だった女性の、何やらの仕事の不都合が、とかいう話も あるようで、

たまたま、(「リベラル」寄りっぽいと見られているらしい)とある芸人さんのコラムを見かけた、その文中には、くだんの女性を守るべきだ!とかいう(「正義感」と「男気」あふれる)主張を、『れいわ新選組』党代表の山本氏だけが挙げていたとかいうので、その芸人さん、いたく感心しているようすだった。

 

だが、私には、違和感しかない。

だって、
くだんの女性は、堂々の30歳代だそうで、自立した、大のオトナだわな。

 

私個人としては、このスキャンダルの詳細に関して、まったく無関心では あるけれど、

それでも、はっきり言えるのは、

なにも、玉木氏に騙された、とかじゃないんでしょ。

たぶん、多かれ少なかれ利害絡みの、お互いさまの、承知のうえでの不倫(ゴッコ)でしょ。

 

そこへ差してだ、

『福岡』の事件だったか、

明け方の時間帯に、どういう関係性かは不明だが、男女の二人連れが歩いているところへ、彼らと同年配の、無職の男が、酔っぱらっていて、女性のほうに執拗な絡みかたを したというので、連れの男が立腹の あまり、絡んでいた男を、そばの川めがけて投げ飛ばしたという。

その事件を報じる記事に目を通した時点で、私は、

「たいがいの男ってのは、事が女性絡みだと、とたんに、やたらとイキってさ、こういう凶悪なことも辞さないやつが多いよね~」

と、まずは冷笑の気分を覚えていた。

 

ところが、

そのニュースに飛びついた、「ヤフゴミん」の男ども。
これまた通常運転と言うのか、呆れるほど愚かなコメントのオンパレードを繰り広げていた。

女を守ったのだから、無罪で当然!

といった内容の、反社まる出しコメントだらけwww

どうせ、えせ「保守」の「ばかウヨ」どもなんだろうがね()

 

 

「守る」とは、

それも、女性に対しての「守る」とは、どのように考えているのか、世の男性たちは、

と、思った しだいである。

 

もう一つのニュースでは、

たぶん「デリヘル」というやつだろうか、場末のホテル内で待ち受けた初対面の女性を、出会うなり、いきなりメッタ突きで刺殺し、その あげく「死姦」というのだろうか、絶命したばかりの被害者の遺体に、なおも性的暴行を犯して、しかも、事後の写真を撮影したうえ、被害者の所持金を奪って逃走、それでも飽き足らずに、なおも「獲物」を物色とばかりに徘徊していた途中の公園内で寝込んでいたところを逮捕されたと、
おおよそ、そういう経緯なのだが、

裁判中の尋問に おいても、反省らしいコトバどころか、犯行についての一部始終を、異様なまでに詳細に語り、おのれの凶悪、邪悪な心理をも、冷静そのものな装いで、露悪趣味的にアカラサマに語り、しまいには、裁判後の取材に出向いた新聞記者を相手に、しょせんは低知性の者らしく愚か極まるヘリクツを振りかざして、身勝手な怒りを ぶつけていたという、

とにかく、その反社会的、「サイコパス」ぶりの凄まじい冷酷さに唖然とするほかない、凶悪も凶悪事件だったが、

ところが、

刑務所に面会に来た親は、この息子が「生まれてきたとき嬉しかったのだよ」とか、見捨てないよ、みたいな、いかにも親としての温かい愛情あふれるコトバを かけてくれたというので、そこで、やっと、少しは「かわいそうに思う」と、被害者と遺族への慮りめいたセリフも述べたということだそうだが、

当該の犯行心理を分析すると、要するに、「性的サディズム」であるとか、激烈な支配欲に突き動かされての衝動だということらしいが、

これまでも、当ブログでは指摘してきたように、男性ならではの、あるいは、男性的な脳ならではの異常性ということで、敢えてハッキリ言ってしまうと、結局、少なからぬ男性が基底に持つ傾向性であることは過言でないと思われる。

犯行後の写真撮影は、要するに「獲物コレクション」というもので、世の男性が、別れた女性との「思い出の品」を、いつまでも保管していることを不快に思う女性たちの指摘も、そこと通じている心理だろうし、

支配欲は、それが激烈なレベルであるほど、背面の不安が大きいゆえということだろう。

世のなかの、あの国、この国の独裁者も、この心理に囚われているのだろうし、

男性(あるいは男性的な脳回路)が不安や不満を掻き立てられると、往々にして、凶悪な衝動、すなわち、激烈な支配欲を剥き出しに させる。

 

ついでに、

とあるコメントに、「発達障害」とか知的障碍児を抱える母親の吐露で、何かしら、攻撃的と感じた相手に対して、非常に暴力的な行動に走ってしまう男児のことで苦悩しているという嘆きが あったので、少々。

 

世のなか、特に知的に優秀な人(まさに研究者的な、学究肌みたいなイメージの人)が、ふだん、あまり焦ったり立腹したりすることなく、ほぼ常に、そのイメージどおりの、ゆったり構えているような、いわゆる鷹揚な態度の人が多いように見受けられるのは、要するに、内面的「余裕が ある」からです。

つまり、たいがいのアクシデントなら、生来的に備わっている知的優秀さが、対処能力の自信を与えてくれている おかげで、ちょっとや そっとでは動じないで、冷静で いられるというわけだ。

でも まあ、さすがの本人も想定外の問題が起きたとなれば、どう豹変するか分からんけどね(苦笑)

逆に、

知的な面での不利を抱えている人の場合、はっきりした自覚は薄いとしても、自己の対処能力の不利さを、どこかしらで不安に感じているがゆえに、ちょっとしたことでも引っ掛かるふしを感じ取ると、自分を守ろうとして、暴力的なまでに抵抗しようとする、おおよそ、このような心理かと。

なので、
親と言えども他者からは不可解なまでに暴力的な態度を とる、それは要するに、当人は「防御」のため、必死に「抵抗」して、対処能力に乏しい自分を守ろうとしての暴力的態度になる、そういうことなのだろう。
暴力的な度合が激しくなるということは、それだけ不安度が高いのだということだろう。

 

似たようなことで、「被害者意識」ね。

これも、他者から見たら、なにを、その程度のことで、、、と思えるような場合でも、本人は、被害者意識を募らせていることも あるよね。それって、世間一般や大多数の人々が見做しているところの常識や良識や、道理とか道義とかに適っているのか外れているのか、理不尽か否かとは、関係ないのだよね、「被害者意識」が異常に つよいタイプには。
本人だけは、自分一流にとっての「道理」で判断しているつもりなのだろう。したがって、それを理解してくれない相手が酷いのだと恨む。

 

まあ、こういった考察は、次の機会に譲って、今回は、このへんで切りあげるけど、

思い起こしたのは、ほれ、例の『ススキノ』首ちょんば女よ。

「被害者」意識が激烈よね。異常なまでに。

もちろん、客観的に見た理不尽とか道理とか無関係。

本人は「被害者」意識だけが刺激され、突出して、自動起動しちゃうんだろうね。

それを、本人自身も、どうしようもないから、苦しいくらいに鬱屈し、現実の自分の情況に不安を感じるし、溜めてきた劣等感も あるしで、憤激の猛烈なヒステリーを、親しか、ぶつける相手が いない。

でも、そうやって ぶつけてみたところで、何らの解決にも ならないし、ぶつければ ぶつけるほど、穏か冷静を装う親にイライラするんだろう。「暖簾に腕押し」てなところか。

 

まあ、私の憶測では あるけれど、

やっぱり、遺伝から来ている面は小さくないのだろうと思しい。

ずばり言って、父方の お祖父さんとかの気質も、受け継いでいる面が作用しているかもしれない。それは、たいがいの人が、自覚の有無も ないまま、往々にして持っていることだし、それが、どのようなカタチで発現するかは、そのときになってみないと分からない、遺伝って、そういうものだろう。

過去エントリーでも指摘してあるけど、
なんだか変わっているなあと感じさせられる面も あるのは、この女の両親ともにだが、特に父親のほうは、その父親、つまり、事件を起こした女の祖父と、もともと、良好な親子関係とは言い難い傾向だったのでは なかろうかと。

 

幼い頃から、異常なほどの癇癪癖だったということだし、

長じて、凶悪な殺人事件を犯すような事例には、たいがい、まだ幼い頃から、凶悪な片鱗を垣間見せていたという話が少なくない。

 

ふと直視してみれば、何も できない、何の能力らしい能力もない、ただワガママ過ぎるワガママを通すことしか できない娘、それが、現実の自分だった。

だからこそ、

真綿で拵えた首輪を嵌めてきて、いついかなるときも繋いだまま、どこにでも付いてくる親。

とことんまで優しく甘いのか、監視を些かも弛めず厳しいのだか、
よく分からないけど、とにかく気前だけは良い親が、いなくなったら。

いなくなったら、そこで即アウト。

それを思えば、イライラと焦る、いまさらながら劣等感に苛まれる。不安で不安で たまらなく不安。

 

いや、そもそも、貧乏な家に生まれていたら、ワガママぜいたくな生活なんて、一日だって許されないよw

 

まあ、これも、過去エントリーで述懐してあるけど、

何らかの事件を起こした本人の親とかが、わりと気軽な感じで、新聞や各種メディアの取材に応じている場合、どういうわけか、まるで他人事みたく突き放したような言動だったり、あるいは、なんだかキレイごとを言う近所の人みたいだったり、けっこう、よく見かけるよね。

 

私が、もし、この女の両親に質問できるならば、これを聞いてみたいわよ。

「あなたがたの娘さんが、この状態のまま、年月が過ぎていったら、どうなさるつもりだったのですか?」

「娘さんは、聞けば、学校も中途半端なまま、就職も せず、はや30歳代。全面的に、めんどうみている、甚だしいほどのスポイルと言われても しかたないくらい、こまやかに世話してあげてきた ご両親も、もはや60歳代になっておられ、遠からず、病気や老いで倒れるのは確実ですよね。そのとき、娘さんは、どのようにすれば いいのか、その点を考えていたことは おありでしたか?ないはずが ないですよね」

と。

 

就職でも すれば、たしかに、いろんな人との接触は必然で、自分自身も、他人からの容赦ない批判や評価に、日々、直面する。

そのなかで、ここは改善しておかないと、居場所が なくなると思えば、みずからを叱咤し、なんとかしようとせざるを得ないし、自分自身に足りないところや弱点とも向き合わないとならなくなる。

ところが、そういったことからは一切、逃れたまま、ただ ただ、ワガママざんまいの日々を重ね、あっという間に中年だ。
世間知らずの、経験ストックほぼ皆無の、トシだけ食った、中年のヒステリー女。

 

ロマンチックな空想や妄想に耽っていられるのも、生活の心配を しなくて済む、裕福な親が いるから。

親が生きているうちだけは。 

 

【続く】

 

 

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