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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2018.08.19 (Sun)

世界じゅうの「パウル」たちの続き。

 

もう一度繰り返すが、

「白人国家列強」の真似を行い、みずからが取って代わりたい、という、かねての願望が本音なのであり、

「アジア解放の大義」てなキレイごとは、

表面だけ拭って、さもキレイごとに見せかけておき、

実態は逆と言っても言い切れないほどの欺瞞だった。

それが、日本人において繰り返される、歴史的にも顕著な特徴的なことなのだ。

 

踏み躙られた「愛国心」

もう70年まだ70年

【続】もう70年まだ70年

 

だが、日本だけでは ないじゃないか!!

どの国も、人道に悖るような酷いことを やっていたでは ないか!

と言い募りたいのなら、それも よかろう。

 

たしかに、第一には、要は敗戦したからに ほかならないのであって、

日本だけが悪者にされるのは口惜しい!という感情も理解できないでは ない。

ましてや、

日本にやられてきたという残酷、非道を、

今度は おのれ自身が、全く異なる国に対して、日本の真似を やらかした、そんな隣国を嗤いたくなる気持ちも、理解できないでは ない。

 

ただし、

どうしても それを言いたいのであれば、

(エセ)ウヨどもよ、

やれ、日本人の武士道精神だの、やれ潔い民族だのと、うぬぼれたことをヌカすな。

聞くだに みっともない。

 

あの公共広告に出てくる、

迷惑駐車していて、警察にキップ切られ、

みんなも停めてるやん!!ワタシだけちゃうやん!!

と頑強に言い張る根性と、どんだけ違うんだ?

 

ウヨだろうがネトウヨだろうが、オマエさんらに、

「潔い」

というコトバだけは使ってくれるなよ、と言いたい。

恥ずべきことだ。

 

あとね、「純粋」だの「純正」だのがアタマに付く日本人など、存在しないのだよ。

みな、どこかの代で、どこかしらと混血してるんだから。天皇さん自身だって、認めてるでしょ。


 

とにかく、困った連中。

国やら天皇・皇室と自分自身とを同一視する、
時代錯誤で愚かな感覚から脱し切れない連中。

 

 

原爆投下の日に

うちの親父、中高年頃までは、晩酌で酔った勢いみたく、やおら正座して、ウットリと、NHKの放送終了後に流れてくる『君が代』に耳かたむけていたことを述べたけど、

実は、話は それだけじゃなかった。

 

そのとき、傍らにいた私の母親に対して、

「おい!おまえも、ここへ正座して聴かんか」

と呼びかけたのを、

母は呆れと怒りと、些かの軽蔑さえ滲ませて、断固、拒絶していたw

さすが、「墨塗り教科書」世代ww

 

「墨塗り教科書」のことについても、母が怒りを込めて回想していたことは何度も あった。ああいうことが あると、子どもは、おとなたちを信用しなくなるわな。

 

市井の庶民の家で、ある夜に起きた『君が代』騒ぎ、

その小さな出来事と どっちが先だったのか、

あるとき、やはり、いま頃のような時期だったろうか、
年配のオジサンたち中心の座談会的な議論のような内容のテレビ番組だったと思うのだけれど、

学生の私には、それほどの関心もなく、ほとんど、聞いているような聞き流しているようなだったが、

さすがに親父のほうは、さっきから、番組に集中していたようだった。

そのテレビ画面から、

「日本は、敗戦して よかったのだ」

というコトバが聞こえてきた。

 

すると、

アメリカや連合軍に追いまくられた『帝国陸軍』の敗走シーンが出てくる映画などを見ると、とたんに怒声を あげて、私や母親をウンザリさせる親父が、たった一言、

「そうか。。。負けて よかったのか」

と、ションボリ。

毎日新聞は「反日」なのか?w

 

「日本は、敗戦して よかった」

私も、このことについての異論は ない。

たしかに、日本が「戦勝国」だったら、、、

と思うと、それは それで、ゾッとするものが ある。

 

嘘と隠蔽に対しての、罪の意識の極端な希薄さ。

(もちろん、他者の それは許さないのだが、それでも、力関係を見比べてみたうえでのことだ)

そこに、自己中心的な目的が あるうちは、迷いなく、要領も良く、ズバズバいく。

飽くまで、その狭い範囲内において、それに のっとっているかぎりは。

だが、ひとたび外れたら、、、

 

チョーシにのって、どんだけでも思いあがって、いけいけドンドン、

それこそ、みずからが、核兵器を入手していたら、気の赴くままに、気の済むまでも、冷酷このうえなく、あちこち、じゃんじゃん投下しまくったんじゃなかろうか。

こういう点では、私は、残念ながら、日本人の性質を信じきれない。

それは、親父を見ていて、感じていたことでもあるのだが。。。

親父自身、若くして叩き込まれた『帝国陸軍』エリートだったからか どうなのか、

とにかく独特なところが あった、あれは。

もしかしたら、同世代でも、他の分野の兵士たちとは、また違った感覚なのか?と思う。うちの親父は、近衛とか諜報とか、ある意味で特殊任務だったし。

 

学生が計算し尽くしたようなリクツを基底にした「正義感」と言うか、タテマエ。

その背中を突き破り、幼児的なまでに自己中心性を剥き出した「自己愛」、これが、いつ何どき、飛び出してくるやら、危うく両方を並び立て、自分にとっては、それでアタリマエで、ムジュンだとも思わない。

 

単純、かつ、ネジクレ。

大胆と言うよりは、ずうずうしい。

細心・緻密と言うよりは、小心。

剛直と脆さ。

 

親父から漂ってくるものは、どう表現したらいいのか、むかしから、どこか難しいと感じていた。

 

一言で言って、、、

そう、やっぱり、アメさんの言ったことがズバリ。

「クレイジー」。

 

親だけど、「人種が違う」と言いたくなるほど、違和感が拭えなかった。

結局は個人的感覚の問題なのかなとも思うけれど、

母らの世代どうしに共通して感じるものともハッキリ違う。

時代や世代の違いだけで、感覚までも異なるものなのか。

 

母自身、「おとうさんらの世代は、ちょっと違うからな」と言っていた。

 

【続く】

 

 

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