2022.04.23 (Sat)
『「マッチポンプー朕」~個人独裁国家と『アメリカ』』の続き。
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「思い出すことがある。私が2014年にアフリカのルワンダを訪れたときのことだ。同国は中国から巨額の開発援助を受けており、現地では現場監督を含め大勢の中国人が建設現場で働いていた。私が現地のルワンダ人に「大量進出する中国企業に脅威を感じないか?」と聞くと、こんな返事があった。 『武力でわれわれを植民地支配した(欧米の)ベルギーより、経済進出で金をばらまく中国のほうが、ずっとましだ』」~
それも また、目先しか見てない、ずいぶん甘い考えだと思うけどね。
かつての日本も、いまの中国と似たようなことをバンバンやってきたわけだけど、ただ、それは、わりと単純な目的だったろうし、その点では、もっともっと底深いところを、中国は狙ってやってるだろうとは思う。
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「世界は自由と民主主義の価値観を共有する欧米と中露などの独裁国の冷戦時代に入ったとする論調が多いが、冷戦後の欧米中心主義の秩序を固守する勢力、中露などの独裁大国の勢力、そして、そのどちらにも与(くみ)しない勢力の3つに割れているという見方もできる。 世界が二分されるという単純な議論に乗ってアメリカに追従するだけでは道を誤る。冷静に新興国や途上国の言い分に耳を傾け、日本独自の外交ポジションを構築すべきだろう」~
ところがですね、
「新興国」や「発展途上国」ってのは、現状の『ロシア』『中国』『北朝鮮』と同様、専制的あるいは個人独裁国家が やたらと多いよね。
で、そういう国は、そういう国どうしで、お互い不干渉で参りましょうやと、
そこには、自分たちの独裁を継続することを第一にした思惑が あろう。
相手の専制や独裁には無関心な代わりに、自分とこの専制や独裁も、目を瞑っててもらう。
全体的に、政治への国民の関心も低くは なく、つまり、日本人のように諦めては いないように見えるし、任期を明確に定め、選挙制度も機能し続けているようだと思しいアメリカの場合、大統領が、個人としての、また、長期にわたる独裁政治を行なっていた時代ってのは、あったのかな?
私が知るかぎりで、
少なくとも、それを目論み、実行しようとしたのは、トランプ氏(及び、彼の家族)くらいだろうと思う。
『北朝鮮』の「金王朝」や「プーチンのロシア」のように、「トランプ王朝」を打ち立てたかったんでしょうかね。
で、私も、過去エントリーにて、トランプ政権が発足した当時、
彼とロシアとの あいだに、いったい何が あったんだろうか?
と、非常に訝しく思っていることを述べておいたのだが、
最近になって、フランスの「極右」政党の党首が、ロシアに、大金を借りていたとかいう記事を目にして、
ああ、これかな?トランプ氏の抱える事情も、と思った。
何らかの弱みを握られているようだとは察していたけど。
とにかく、「力で現状変更」が許し難いのも そうだろうが、時代錯誤はマッピラ。
たとえば『イスラム』原理主義とか過激派の主張するところを、「わが国では」こう、これが伝統なの、と唱えられても、そんなもん、まっぴらだ。
ああいう主義主張が、およそ人間にとって正しく真っ当なものであるなら、
「マッチョ」信奉の男どもだけでなく、ほとんどの女性たちにも妥当性が あるものなら、
なぜ、あれほどの性暴力が頻々と起き、女性の人権を侵害することに対するデモや抗議が続いているのだろうか。
言って悪いかもしれないが、現状では、全体的に、けっして知性や教育レベルが高いとは言い難いような国の女性たちがだ。
彼女たちの あげる瞋恚の声を、他国人の私らは、ただ無視していれば いいのだろうか。
やはり、女性は人間のうちに入れていない?
だったら、むろんマッピラだよ。
もう一度、言ってあげようか。
戦争が、少なくとも、大規模な戦争が起きないようにする方法とは。
戦争と性犯罪がセットで脳に組み込まれてる男が いなくなることよ!w
「人類が学ばない」のでは ない、男には学べないの。
本能的に組み込まれてるから。男の脳みそには。だから繰り返す。
そして、
いろんな「文明の利器」たるものは、戦争が最も多くを産み出したでしょう。
で、その「文明の利器」によって、人類全体が困ったことにも なってる しまつ。
あと、付け加えておくのは、
まさに「終わってる人」アベシの ご意見お説なんかを、なぜ、『毎日新聞』などの大手新聞社が取りあげてやってるのかね。
やっとかめ、あの政権が倒れてくれたと思いきや、意地になって着用し続けた「アベノマスク」を、ふつうのマスクに取り替えると同時に、
ほとぼり冷めました~と言わんばかりに、チョロチョロチョロチョロしてる。
あの顔、見るのも厭だ。
軽薄を象徴したような声も しゃべりかたも、ひたすら嫌悪が募る。
私が、安倍晋三という個人からして大っ嫌いな理由はね、
ここでは第一の理由だけを述べるとすると、
国家権力を駆使してまで、弱い者苛めを するからです。
そして、
それは正しいことだと、
なぜ、正しいと信じるのかというと、
あくまで自分個人の利益になることは正しいことだと疑いもなく、幼児的素直さで信じているからだ。
プーチンに対する憧憬とシンパシーを抑えきれずに、チョーシこいたことを言うわけよ。
あのチョーシじゃ、もし、プーチンのロシアが、ウクライナを たちどころに制圧・掌握していたものなら、今ごろは、何を口走ったやら、知れたもんじゃない。
ロシアでも中国でも北朝鮮でも、アベシと共通していること、
それは、ごく一部の「オトモダチ」以外は、自国民であっても
「こんな人たち」
と敵視し、排除する。
こんなの、政治家としても論外でしょ。
あーやだやだ。