2020.10.22 (Thu)
『【続・続】「嘘」と「勢い」について』の続き。
それにも増して不可解なのは、
こいつは嘘つきなんだと明白に分かってからも なお信じるとしたら、そこには、どんな動機が、いかなる心理が あるんだろうね。
ところで、
『維新の』松井はん(現大阪市長)、「すぐにバレる嘘」を ついたみたいだが。
『政令指定都市から特別区への“格下げ”となる都構想のデメリットに、大阪市民も気づいてきた』10/19(月) 8:32配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/f40138bd3109589ae7e1ff1e13746a7c7b6249ea
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維新の府市一体行政は、経済成長率で全国平均を大きく下回る
そこで告示日の合同街宣後の囲み取材で、松井氏にこの食い違いについて聞いてみた。直前の質疑応答で「反対派がデマを流している」と松井氏が話したのを受けて、次のような質問をぶつけたのだ。
――反対派は「(維新府政市政)10年間で大阪は成長していない。府のGDPも家計消費も落ちている」と言っていますが、これもデマなのですか。
松井市長(維新代表):デマですよ。(2011年に)我々が府市一体で行政を受け持ってからは、(成長率は)確実に伸びて行っています。
――何%ぐらい伸びて、どこの出典を見れば、書いてあるのですか。
松井市長:大阪府のホームページに載せていますから見てください。
大阪府に問い合わせて教えてもらったのが、2019年12月版「データで見る『大阪府の成長戦略』」。そこには、維新の府市一体行政(“バーチャル都構想”)が始まった2011年の前年(2010年)から2016年までの年平均成長率が記載されていた。それを見ると、驚くべきことに大阪府は全国平均を下回っていたのだ。
<2010年~16年の年平均成長率>
大阪府 +0.79%
全国 +1.29%
維新府市一体が始まった2011年からを見ても、傾向は同じだった。
<2011年~16年の年平均成長率>
大阪府 +0.58%
全国 +0.95%
二重行政を解消した維新府市一体行政(“バーチャル都構想”)のメリットが出ているとすれば、大府府の成長率は、二重行政の残る他の都道府県を上回るはすだ。しかし実際には、全国平均以下になっていた。前述の大石氏の主張の方が正しく府のウェブサイトにある資料とも一致、維新の謳い文句の「大阪の成長を止めるな」の方こそ「デマ」にしか見えない。
松井市長の言う「確実に成長している」なんてデータはない
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さて、先行エントリーから引き続きの“BBC”ニュースの記事で。
「勢いが ものすごい」というのは、
以前にも言ったように、一種の異常性格です、多分、脳ゆえの。
そういう人に、国の、国民の運命を委ねるって(呆)
そのへんの一般家庭でも、こういうタイプの者が親として君臨していたりすると、まず、子どもは犠牲になる。
ちなみに、
習 近平氏も、どこか陰気よね。
なんとなく、分かりにくい感じもする人だ。
日本の首相となったばかりのスガさんは、まあ分かりやすくてw
しかも陰気だがww
トランプさんの場合は、父親と生い立ち、加えて出自からの影響もあるのか、意外と屈折しまくってるのは察せるんだけど、それでも、
まあ、あのとおりのタイプなんだろうなとは思える。ただ、政治家としての思想というか、単に個人としての考えかたで、言わば「ごた混ぜ」「ごった煮」みたいなレベルらしい。もちろん、良いとこ取りでもないし、中立的なわけでもない。
ことわっておくけれど、
わたしゃ、中国の習 近平氏についても好きではないのよ。
と言うか、近頃では、かなり、きらいです。
なので、
「コロナ禍」も解決してないうちから、それどころか、これから、またも本番で、前回より酷い波が来るかもってときに、もう、往来復活させようぜ!と決めて、習さん国賓ということだって全然あきらめていない『自民党』の商売根性に、ますます腹が立つってもんだわ。
ただ、習さんと実際に会ったことのある各界要人などの印象や人物評によれば、まず、おだやかな、控えめな態度で、相手の話を聞くことのほうに徹するタイプといった、良い感じの人らしいんだけど、それでも、自分からは殆ど何も言おうとしないらしいところが、やはり警戒心は、そうとう強いのだろうな。
まあ、言っても他国のトップや首長とかは、どうしても、自国の それに対するよりは、「へえふーん
」って程度の感じしか持ちにくいのが実際では あるけれど。
結局、国でも人でも、その歴史上で、来し方で、劣等感やコンプレックスを深く抱え込むと、あらゆること、様々な人々を、関係の有無に お構いなく、否応なしにドンドン巻き込んでいき、長いこと尾を引いてしまう。
ところで、
先日のエントリーでも少し触れたけど、
2018年にパリで、アメリカ大統領ともあろう人が、『第一次世界大戦』のおり戦死した海兵隊員たちの墓地へ赴くのを厭って、兵士たちのことを「マヌケ」だの「負け犬」などと罵ったことは、それこそ、アメリカ人にとって酷い裏切りじゃないのだろうか。
「なぜ国のために命を落とすのか意味が分からない」
とも言ったそうだよ。
まあ、私自身、
「君 死に給うことなかれ」
と言いたいのでは あるけれど、
トランプさんは、たぶん、そういうのとは全然!違う意味で言ったんだろうと思うしw
これも“BBC”の、別記事から。
『米誌、トランプ氏が戦死米兵を「負け犬」呼ばわりと報道 トランプ氏は否定』2020年9月5日
https://www.bbc.com/japanese/54038607
~2017年5年の戦没将兵追悼記念日に、ジョン・ケリー国土安全保障長官(後に大統領首席補佐官)と共にアーリントン国立墓地を訪れた際、戦死米兵たちの墓の前でケリー氏に、「分からないな。このみんなはどういう得をしたんだ」と声をかけたとある。目の前の区画には、アフガニスタンで戦死したケリー氏の息子の墓もあったという。
記事によると、海兵隊将軍でもあるケリー氏自身は取材に応じていない。しかし記事は、ケリー氏の友人の将軍による、「(トランプ氏には)自分ではない誰かのために何かをする人間というのが、想像もつかない」のだというコメントを伝えている。~
「どういう得」って
トランプさん自身も移民の子孫だそうだが、
そのキッカケは、彼の祖父にあたる人が、本国ドイツで税金と兵役義務を逃れてのことだったというんだからねえ。
なるほどwトランプさん自身の言動や実際の行いを見るに、その祖父のことあたりに動機が潜んでいるのかな?
どうやら、トランプさんという人の内側は、どこまでも個人的な商売っ気、単純な儲け志向しかなく、
それは、納税額の極端な少なさ(約7万9000円)にも驚くほどで、大統領としての報酬を受け取っていないということと関係が あるのかもね。
逆に、アメリカの資本主義の根底には、『プロテスタンティズム』が あるゆえにこそ、多く儲けることは、すなわち社会貢献となる、という理論とも無関係のようだ。
要するに、「愛国心」なんぞも持ってないのが本音で、
日本国内でも、「中国を やっつけてくれるに違いないから必要!!」と、カン違いしてるトランプ信奉者みたいな連中が言うような、「戦争を忌避する、ほんとうは平和主義者なんだよ」といった美化も、お門違いがイイとこで、全然ふさわしくないように思えるけどね。
こういう記事も出た。
えっ、「フェイク ニュース」ですかwそうですか?
『トランプ氏、中国で銀行口座を保有し商機うかがう=米NYタイムズ』2020年10月21日
https://www.bbc.com/japanese/54625573
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同氏の中国の銀行口座からは、これまでに18万8561ドル(約2000万円)が現地の税金として支払われていた。
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そう言えば、あのゴーンさん。
彼も、結局は父親と同様な(ただし、殺人以外の)罪の道を歩いたという指摘が あったな。
トランプさんが大統領に当選した直後、私は当ブログで、
「アメリカ ファースト」ではなく「トランプ ファースト」
になるのでは なかろうかと危惧を述べておいた。
【続く】