2020.10.22 (Thu)
『【最終】「嘘」と「勢い」について』の続き。
「あれよりはマシ」という視点や、それを余儀なくされている人材の乏しさといった情況は、なぜか、日米に共通している昨今。
じつに奇妙なことだ。
こうも似てきた日本とアメリカ。
70と数年以上も深入りして、牛耳り牛耳られしていると、こうなるのか。
朝鮮半島も、北では、大昔の日本の焼き直しみたいだったり、南では、現代日本と「仲が悪い双子」みたいな、ちっとも似てやしないと、互いに思い込んでる感じw
昔の人は言いました。「君子の交わりは淡きこと水の如し」と。
まあ、日本も、とうてい、言えた義理じゃないだろうが、
アメリカの選挙の しくみも、かなりヘンに見えるけれど、
それは それとして、
『共和党』だけじゃなく『民主党』および、その支持者たちにも、今回は、人材不足という以上に、センスの悪さみたいなものが出てしまったように思えるし、
こうなったら、今回のアメリカ大統領選では、肝心の大統領のことよりも、ご老体それぞれが連れている副大統領(候補)がカギを握っているというのが本質かもしれない。
いずれの国民にしても、有権者としては、少しでもマシだと思えるほうに、それこそ「鼻を つまんで」でも投票するしかない現実なのは、たしかに そうなのだろう。
…
近頃は、
「ダーク サイド」に堕ちてナンチャラと、かっこつけたような流行りコトバの上に居心地良くアグラを掻いて、フテくされてるみたいな連中が、
自分ばかり損させられてる、足を引っ張ってくれるなと、カンダタみたいに見下ろして、
自分よりも辛い苦しい状態・恵まれない情況にあっても、「ダーク サイド」なんぞに目も くれず、間違ってると思えば、強い相手に対してであろうが、きちんと言える、正面を向いて説明できる、そんな人を、
ねたんで ねたんで、八つ当たりして、
甘ったれフテくされの「ダーク サイド」族みたいな手合いが、老若男女を問わず、中間層は勿論、むしろ、政治屋、政商、上層に居る連中にこそ大量に増えた感じ。
こないだ見かけたコメントで、たぶん、スガさんを想定してだろうか、
「たたき上げの苦労人のほうが、むしろ、他人に厳しい」
という穿ったふうな指摘が あったが、
それはね、うぬぼれが原因。
うぬぼれて、視野と許容度が狭くなってるんですわ。
昔の人は言いました。
うぬぼれは、身を滅ぼす、と。
おれは、わたしは、やってきたんだよ!
どうして、あんたには、やれない?できない?
おれでも、わたしでさえも、できたのに。
だから、おまえは怠け者だー!
って、
これでは、
むしろ、もともとの自己評価は、うーーーんと低かったんだなってことと、
いまだに、本音では、自己評価がトコトン低いままなんだ、という心理が現れてるよねw
そりゃ、他人には、もっと厳しくもなるわ。
いちばん可愛い、大切なはずの自分にすら、こうまで低評価しか認められないんだから。
勉強ぎらいのメンドクサがりながら、たまには、いろんな思想や政治史、もともと関心が乏しい方面だけど、権力闘争の歴史なんかも、気まぐれな興味の向くまま、あちこち寄り道しつつ、途切れ途切れの曲がりなりにも通して読んでいったら、やがて、つくづく思えてくる。
そもそも、なんぴとも、利己的に貪りさえしなければ、いろんな理論やら難しいイデオロギーの類なんか不要なのに、と。
「弱肉強食!!」
「つおい者が生き残る摂理!!」
だから なに?w
自分一人、生き残って、登り詰めたテッペンで見下ろして、
それで どうするの?ww
びゅうびゅうと薄ら寒い風が吹き過ぎていく。
流れる涙も、からからに乾く。
そのうち、一滴の涙も出なくなって、
てっぺんの狭い所で、窮屈にカラダ折り曲げ、横になる。
ただ、びょうびょうと薄ら寒い風が吹き過ぎていく。
――はるか遠くで、石ころがチカチカ光ってゐるよ――
やがて、明るいのか、昏いのか、真っ暗なのか、自分の目は見えているのかも、もう分からなくなって、
びゅうびゅう びょうびょうと薄ら寒い風が、
無意味に吹き過ぎていくだけ。