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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2021.11.08 (Mon)

『天皇制』『皇室』制度を なくすのならば、「もともと、数兆円規模だった『皇室』の資産だったものを返還してから」って、一見、尤もらしい主張を述べる「ヤフゴミ」を散見するのだが。

だったら、
まずは、『明治』以来、『皇居』となっている場所は、もとは『徳川』のものだったよねえ。

 

かの『ハプスブルク』最後のプリンセス、エリーザベト・マリー大公女も、晩年は、資産の全てを、本来、国に返還すべきものであるとして実行したという。「赤い王女」と呼ばれた彼女の考えに最も影響を与えたのは、再婚した男性の思想ゆえだろうけど。

 

で、

最近、『皇室』と眞子さん騒動に関して、とち狂ったのか?と言いたくなるほど浅薄で、お門違いのヘリクツを振り回すこと「ウヨ」「ネトウヨ」なみに堕してしまった『日刊ゲンダイ』が、ついに言い及んだ。

要するに、『皇室』の資産だったものを返還してから言え、という論調の浅はかな主張に対しては、ずばり、

何よりも、『天皇=国体』その名のもとに夥しく奪ってきた家屋や財産、
そして、個々の命を、一般の民衆たちへ返すことから言え、ってことだ。

 

そりゃ、できない相談だわな()

『天皇』や『皇室』は、なんだ かんだと言っても、「取り返しが」ついたのだろうが、一般の民衆は、まさに泣き寝入りするしか なかった。

 

それとね、

私個人としては、必要以上に責める気は ないけれど、
『昭和天皇』を やたら持ち上げる連中にも大いに不快だ。

 

あの人は、被爆者について、ヘラヘラと、「気の毒には思うが」の一言でアッサリ済ませたのよ。

 

敗戦後は一転、
一般国民に「寄り添って」w混じり込んだかの如く、「被害者」のつもりになってか、『A級戦犯』を、自分から遠い他人事の如くに済ませようとした『昭和天皇』。

 

 

過去エントリーでも触れたことが あるのだが、

室井佑月さんという人が、いつだったか、ずっと前に、彼女の連載コラムにて、

「祈ってくださるんだよ!」

だから、『天皇』さんは有難い存在なんだ、

というふうなことを主張されてるのを見て、

なに言ってるんだろか、、、emojiと、ふだんは、基本的に応援する気持ちで いただけに、困惑してしまったのを憶えているのだが。

 

ま、

「祈るべき」と思えることが あるのなら、自分で祈りなさい。

特定の人に預けっぱなしや、ましてや、押しつけは いけませんな。

 

そんなことだから、『天皇』や『皇室』の存在は、日本国民の主体性、自覚を成長させることの妨げになってるし、精神年齢も「永遠の12、3歳」で とどめておくことになってしまってるんだ。

 

 

『日刊ゲンダイ』さんよ。これも根本的に間違ってるのは、

「国民の権利」であるはずの『生活保護(生活保障)』制度ですら、殆どの場合、病気や障碍、高齢のために、これを ひとたび利用するとなれば、あらゆる面で、プライバシーの侵害を受けるわけだし、ほんの些細なミス(バイト代の申告忘れ等)でも発覚しようものなら、たちまち停止される。

 

最近、大阪の どこかで、親子ともに餓死するまで放置していたケースワーカーの冷酷非情も発覚していた。

 

しかも、「不正利用」に無関係で、まさしく「誹謗中傷」を浴びせられ続けることになるのは、『安倍政権』下で殊のほか酷くなったのは、みんな知ってる。

「税金の世話になるのは恥と心得て、自殺するのが立派」だとさw

 

おかげで、「コロナ禍」で追い詰められていても、制度利用を躊躇う人が続出した。

 

「朕の赤子」、

『天皇』の前においては、民衆は皆、平等?

ふーんw

『天皇』さんたちは、「弱者」について、何か庇うようなことでも言ってくれたこと あるの??

それとも、

弱者叩きを嬉々として繰り広げる愚衆にこそ、「寄り添う」のですかね?()

 

 

国民でない」『皇室』がだ、

『皇室』だから、というトートロジー、根拠も無に等しいコジツケによって、「最上級の生活保護」と揶揄されてしまうとは、どういうことなのか。

 

しかも、そのために、「籠の鳥」で苦しい、悲しいと おっしゃる。

 

そりゃあ、したくもないであろう「お手フリ」やらスマイルやら、あげくは、「伝統」とも言えない仕来りだの、なんちゃって祭祀だの、さぞ辛気くさいものだろうとは お察しするけれど。

 

もう一度、言っとくが、私らが強制した覚えは ございません。

特に、祭祀事となると、ひとえに、おたくさま(『皇室』)の家のなかの問題でしょ。

 

確たる「伝統」の裏付けが あるものやら知りませんけれども、そういうのが「伝統」で、ってことにしてあるんだから、そこを取っ払ったら、ほんとうに、『天皇』『皇室』の、そもそもの存在理由とは?ってことになっちゃうし。

 

なお、

最近、ここぞと目立ってきてるので、注意喚起しておくけど、

「公務だの被災地訪問などは余計なこと、『菊のカーテン』の奥で、祭祀だけを やっておれば よいのだ!」

という主張は、『日本会議』シンパの特徴的主張ですよw

 

まあ、それでも いいのかもしらんけど、

実際に、そういうふうにしてしまったら、
間違いなく、『皇室』は、より いっそう、一般国民全体の無関心を招いていき、ますます、「存在価値」を無に等しくしていくでしょうね。

「ワーカーホリック」と評された前『天皇』が最も恐れていたことだろう。

【続く】

 

 

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