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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2020.01.22 (Wed)

然り。

識者や専門家のセンセイに、今ごろ指摘されるのを待つことなく、当ブログでも言ってきたことだけど、

とかく、
権力に類する者には、自己利益を期待する者が すり寄ってきますわな。必ず。

 

当人らは、それを何ら恥ずかしいこととも思わないのよ。

かわいい可愛い自分がトクすることこそが正義と、骨の髄まで思ってるんだから。がっちり喰らいつく。
価値観になってるんだな。

 

こないだも言ったわよ。

自分がトクするかどうかを、気にも留めない者は、小バカにされるくらいなんだと。

こいつ、あたま悪いのかと思われちゃうからw

 

ま、価値観や行動規範が違うんだよね。もっとも、「自己愛」なんて、誰しもだが。

しかしながら、「貪欲」度合がね、根本から違ってるんだろうなww

 

 

えらく単純な例なんだけど。

私は20歳代の頃、営業の仕事も経験しました。

女性の飛び込み営業って、男性に比べて、格段に危険と隣り合わせだし、私は初心者でもあったから、女性どうし二人で組んで、アポ先を回りましたんやけど、

組んだ相手は、もともと、私を勧誘した人で、ほとんどの場合、飛び込みのアポは、聴覚障碍者の私の代わりに、概ね、事務所の人でなければ、その女性が電話して、なんとか約束が取れたら、そこへ向かう段取り。

ある日、彼女が以前から知っている人の所へ向かうことになり、アポ先の人は、いちおう経営者で、われわれが女性だからということも あってか、お昼どきだし、近場で食事を奢ってくださるということで、レストランへ入った。そこで、先方の男性が、お手洗いか何かで中座した隙に、私は、がぜん、メニュー表を手に取り、大急ぎで、すべてのメニューと、その値段を比較にかかりました。

 

それを見て、連れの おばさん、ププっとフきだし、

「あんた、なに焦ってんのよ?ここぞと、いちばん高いの頼もうと思ってるでしょ!」

と、ニヤニヤしてる。

 

私はね、体質も あって、そもそも食べられないものが少なくない、その上で、少しでも安いメニューを、と思って、急いで調べてたの()

 

だって、忙しい人の時間を奪って、営業しに押し掛け、しかも、ごちそうになるんだから、高いものを頼むのも、もちろん、気が引けるし、さりとて、安いものを、というのも、かえって失礼かと、いろいろ考えて、どのへんが頃合かなと検討してたわけよ。

 

連れのオバサンは、その理由を知って、呆れた!という顔を した。
そして、即座に言い放った。

「そんなもん、遠慮なく、いちばん高いものを頼めばイイの!!」

と。()
自分で言ったとおりにしていたし、私にも、同じことを強制した())

 

なるほど、

そのオバサンは、別の場所で私と出会って、まだ浅い関係だったんだけど、いったい私の何を見込んだか、営業の仕事に勧誘されてからのち、プライベートにも深入りするほどに、ずうずうしくて強欲な人だということが知れましたよ(苦笑)

本人は尽くしたつもりの内縁の男に捨てられて、一時は、自殺するの何のと大騒ぎ、うちの親まで巻き込んだり。

 

んで、最後の最後は、私の分の報酬まで横取りして、トンズラこいてくれましたもん。

 

 

まっ、思い起こせば私も、いろ~んな人に遭遇して、困惑したり観察したり、いろいろ経験・体験しました。ある種の「人間動物園」ですかな。

なかでも、いちばん困惑し、違和感が拭えないままに終わったのは、実は、家族や親だったりして。

 

 

もっと若かった頃のアルバイト先では、これが また、あつかましい来店客の、連れてきた子どもに、伝染性の病気を移されてしまい、私は、もとが弱い体質なもんで、たちまち悪化して、結局は救急で入院したんだけど、

その間に溜まったというか、店長がメンドクサがって溜めまくった帳簿を、私に何とかしろと押しつけてきて。

 

その後、間もなくして、全く別の職場に変わったのに、
それでも なお、くだんの帳簿を処理し終えるまで、私が抱えておりました、はい。

基本的に「お人よし」なんでね、わたしゃw

親を始め、周囲の連中ほぼ全員からは、あほバカまぬけ呼ばわりされてましたわw

 

でも、こんな私の おかげで、まず、あの家あの一族からして、家族どうしの凄惨な事件を起こさないで済んだんだ。それを、誰一人として分かってないけどね。

 

だいたいが、私が奇跡的に生まれてなかったら、実家の親や兄弟・姉妹とも、その後の人生は ない。

真逆で、自分の兄弟姉妹の全員を、この世の地獄に突き落とした母親は、もっともっと早くに、不本意なまま、恨みを抱えて死んでしまったろうし、
親父は、すさみきった生活のなかで、皆から持て余され、酒壜かかえて息絶えたことだろう。実の息子にブスリとやられて。

 

まあ、いわゆる「たられば」で終えたこと自体、あの親らの強運ぶりでもあったか。

子ども一人に全ての犠牲を押しつけにしなければ ならなかった程度の、スケールちっせえ人生だったけどな()

 

 

で、

そのとき転職した先の同僚は、押しつけられた帳簿の話を聞いて、当の私よりも怒ってさ、

「前の職場に突っ返しに行って、そのまま無視しなさいよ!なんだったら私が話を つけてあげようか!」

とまで言ってくれたけど。

まあ、マヌケで、お人よしだった私自身、このトシになってみたら、若い子が、もしも、そういうハメになってるのを聞けば、やっぱり、自分のことのように怒っただろうw

 

 

こんな私みたいな者でも、公的施設に勤務時、かなり高額の税金を取り仕切ってきた経験から、それ(すり寄り)は多少なり実感したこと、先日のエントリーで言いました。

ここで付け加えると、

その公的施設では、前任者の自己つごうで、何もかも うっちゃらかして仕事を中断した状態だったので、いちばん大事な仕事である、帳簿管理が、おかしなことになってて。

それを、新入りの私が真っ先に、引継ぎ一切なしで、緊急処理しなくては ならなかった。

 

私はね、自他ともに認める、数字に弱い人ですよ?(苦笑)

 

そこで、うちの親父が、まがりなりにも()w経理の専門でしょ、この親父に、私の勤務先の施設まで、足を運ばせ、問題の帳簿を見てもらったんだけども、

何が原因で、こうなってるのか、ワカランなあ~、と言ったきり、首かしげるばかりなのよ。

 

どうにも埒が明かないので、いったんは親父を帰らせた後、私は自分で電卓たたきながら追究しました。

そして、原因が判明した。

 

「ちっ、なんだよ、あの役立たずの親父」と舌打ちしたもんだ。

 

この一件を思い出すと特に、
私の これまでの人生ってのは、結局ほぼ自力だけで解決しないとならなかった、
しかも、そもそもは、他者(特に親)が拵えた原因によって。

つくづく、そんなケースが異様に多かったなあと、感慨にふけるところ。

 

【続く】

 

 

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