2020.01.22 (Wed)
『「長期政権には、すり寄り」』の続き。
職業柄なのか、生まれつきの性分なのか、ヘンに こまかいことに拘って警戒する親父とは また違い、うちの母親のほうは、わりと豪快と言うか大ざっぱな面も あって、あまり普段からコマコマしたことばかりは言わない人だった。私も、どっちかと言えば、そういう点は似たんだろうけど、
ただ、飲食店を経営していて、一人で切り盛りするには忙しくなってきた頃、手伝いに雇った女性が、毎日、お子さんである女児を連れて来て、その子の要求のまま、店の冷蔵庫からチーズやら、おつまみ用の食品を取り出して与えるので、
おおかた、家計が苦しいのだろうからと見逃していたら、どんどんエスカレートしていき、遠慮会釈なくなったらしい。
商売の品を勝手気ままに消費することが頻繁過ぎ、女性への報酬以外に、子どもさんへのケーキなどまで渡していた母親も、さすがに、大目に見ることが できなくなり、辞めてもらったことが あった。
見るからに、つましい雰囲気で、地味な女性だったが、図太い子連れだったなあ。。。
そのかわり、うちの母親は、非常に、自分への称賛を求めてやまない人だった。
自分一個のプライドを傷つけられたと思ったら最後、ぜったいに許さない。
どういうわけか、私や親父ら家族のことは、自分から徹底的に侮辱して楽しむシュミが あったけどw
やっぱり、「敵・味方」の区分けが激烈なところが あって、
それでいて、称賛を求めたい相手には、調子よく取り入るし。
でも、それを自覚してないようでもあった。
「自己利益こそは正義」と信じていることに無自覚だったんだろうか。
自分にとって、つごうの悪いことは頑として認めなかった。
さて、
「権力」というラベルが貼られた砂糖壺に、蟻の如き人間どもが群がる。
そういう手合いは、いつでも どこにでも いますわな。
問題はね。
商売では ない、公組織の、それも国家レベルのトップともなれば、「自分さえトクできれば」ということではダメなんだが、それこそ「類は友を呼ぶ」でね、
安倍政権が、これを最も具体化して見せつけてくれたわけだけど、
アベシの嫁さんが、何を言っていたか。これも皆さん、忘れてるのかな。
私は、このブログで何度か言ってきてるんだけども、わかってない人が まだ多いようなので、もういっぺん言っとく。
アベシの嫁さん、昭恵さんね(漢字、合ってるかな?w)彼女が、いみじくもバラシてたじゃないですか。
「私たち夫婦を利用してね」
と常々主張し、宣伝してきたのだと。
まあ、あの奥さん個人は、(悪い意味で)単純なだけかもしれないけどw
あくまでも彼女ら側にとって「良い活動」のために利用してちょうだい、
と、そのうち明るみに出た一つが、例の『森友』事件だった。
「ご利用ご利用」「利用してちょうだい」
ってのは、要するに、
「すり寄ってちょうだい」
ってこと。
【続く】