2020.02.03 (Mon)
『「冷コ」――季節外れの想ひ出あちこち』の続きです。
「俺のコーヒーが飲めんのくぁ?!」
と、スゴむ人も いないだろうけどねw
と言うのは、
昨年だったか一昨年だったかの春ごろ、
という記事を読んだことが あった。
ここも また寝かせてあったと言うか、ほぼ忘れてたエントリーなんだけど。
う~ん。
単に形式的儀礼でしかないんだから、ここは飲もうが飲むまいが、とは言えど、せっかく出されて、勧められたものに全く、手を つけないのも、マナー違反になるんじゃないかな?
私は、この場合、マナー云々よりも、捨てることのほうが、気になってしまう。。。
たしか、お醤油なんかを匙に一杯ほども流したら、これを浄化するためには、浴槽に幾杯もの水が必要になるとか何かで読んだことが あるので。
もうさ、
コーヒー、紅茶、ココアにコーラ、はたまた、お水、白湯、煎茶、焙じ茶、ウーロンもアルよ~
っと、
いっそのこと、「メニュー」を用意して、「どれになさいます~?」と選択してもらったら良いのでは?(笑)
…
って、喫茶店かい?!w
と思った。
ただ、私も、職場の来客応対時、コーヒー、お茶、どっちも、持病や服薬の つごうで、飲めなくなっちゃってねー、と、申し訳なさそうに言った人を実際、知ってるし。
そう言えば、職場の同僚男性のなかに、チョコレート(てか、甘い物)が大の苦手で、『バレンタイン デー』で もらった義理チョコを、いつも持て余してしまうので、という人も いた。
いちばん無難そうな日本茶でさえも、やっぱり好みとか あるし、緑茶は、気分が悪くなってしまうという人も いる。
いろんなケースが あるんだよね。。。
これは趣味・趣向の世界だけど、「お濃茶」を いただくときは、事前に、「懐石」つって、軽く食事を済ませておかないと、それこそ、胃が痛くなるとか聞くわね。
私自身も、20歳代までは、もっぱら紅茶党だった。
そもそも、小学生のうちは、コーヒーは、まだ早いと、飲ませてもらえなかったから、興味も なかった。
高校生になって以降あたりかな、実家の親が、突如として「サイフォン式」コーヒーに凝りだしてから、だんだんと、コーヒー党になっていったんだけど、それ以来、自宅では基本的に、ドリップのレギュラーしか飲まない、と言うか、もう飲めない。インスタントは、たいてい、飲む気が しない。たまに飲んだら、昔よりは、だいぶ美味しくなったとは思うけど。
コーヒーと言うか、ミルクたっぷりのコーヒー党だった うちの親父なんかは、
「焙じ茶は薬臭いみたいな匂いがキライだ」
と言ってた。紅茶もキライだったようだ。
親父は、「酒乱」「アル中」になってしまったほどの酒好きだったが、
しかし、お酒だったら何でもイイというわけで なく、
ビール以外は、洋酒類を好まず、もっぱら日本酒または焼酎。ウイスキーやワインの類は敬遠していた。
ある年の暮れ、私が、退社後に買って帰ったチーズ ケーキを、さっそく、晩酌のアテにして、舌鼓を打ちながら日本酒を飲み始めた。
それを見て、ええっ?親父、マジかよ??と思ったことが ある。
過去エントリーでも書いたけど、
この親父、ご飯に牛乳かけて食べてたのを目撃して、
気でも違ったか!?と、小学生だった私は やっぱりビックリ仰天、わが目を疑ったくらいだ。
親父は千葉の田舎育ちだったので、近所に牧場みたいな所が あって、時々、ヤギさんの お乳を飲ませてもらってたらしい。その味が、よっぽど忘れられないのかw
「ほんとうは、牛乳よりも、ヤギの乳のほうが好きなんだあ」
と言ってた。
「ミルク好きの酒好き」なのよ。
洋酒なら ともかく、もっぱら日本酒だもんね、すげえヘンなの~と思ったけど。
母親のほうは、逆に、病気の影響からか、いつしか、コーヒーを受けつけなくなり、
『フォション』だの『フォートナム&メイソン』といった、外国の有名メーカーのなかでも「アール グレイ」「ベルガモット」といった、ストレート向き風味のものばかりを好むようになっていた。
もっと昔は、『トワイニング』ね。
母方の祖父は、若い頃、「モボ」と呼ばれるようなオシャレ男子で、
カフェ文化と言うのか、必ず、日に一度は老舗の喫茶店でコーヒー ブレイクを楽しむ習慣を持つ人だったんだけど、
ある日、祖父宅へ行ったとき、台所を覗いた うちの母親が、
「あっ、おとうさん!『トワイニング』の「黒」なんか置いてあるやん」
と言うと、祖父は、
「うむ、そのメーカーなら、「黒」(『プリンス ウェールズ』)が美味い」
と答えていたのを憶えている。
ここのは、私が子どもの頃、日本国内の一般家庭に広く知られるようになり、私自身も受験生時代なんかは、深夜のティーブレイクとして、あの青い缶入りの『クイーン マリー』ご愛顧でした(笑)
やっぱりミルク ティーにすることが多いので、『アッサム』や『ニルギリ』も特に好みです。
しかし、本当にコーヒー好きの人は、あの特有の香りが漂ってきただけで、一種の「ハイ状態」に近くなるようだ。
とある お宅に訪問したとき、
話し込んでいる最中、頃合を見はからったように、ご家族のかたが、コーヒーを出してくださったんだけど、ああ、ここの あるじ、コーヒーが大好きなんだ、と察せられた。
なぜかというと、あるじ自身が、運ばれて来たコーヒーを前に、いちだんと「ハイ」な状態になったのが明らかに窺えたから(笑)
ちなみに、私も、紅茶ならば、香りが良いものであれば、ストレートで楽しんで飲めるけど、
コーヒーとなると、たまに、体調が良くないときは、あの香りを嗅いだだけで、気分が悪くなることもある。
なので、
「きょうも元気だ、御飯が美味い」の「御飯」を入れ替えて、
「きょうも元気だ、コーヒーが美味い」で、ほんとに通用する。
「アメリカン」と称した、みょうに薄いやつも、げろマズで飲めないや~と思うし、
ブラック コーヒー自体を、そもそも一切、受けつけないので、ミルクまたはクリームなしのコーヒーは、私にとっては ありえない飲み物。
紅茶でもコーヒーでも、ミルクたっぷり派。
お砂糖はナシで、お願いします~。