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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2020.02.12 (Wed)

宗教も、「神」の概念も、人が生んだ。

「義」というものを、人間は好み、求めるゆえ。

「不条理」「理不尽」は受け入れ難いゆえに。

 

 

また一人、親御さんが亡くなられてしまった。

『北朝鮮』による拉致被害者の御家族たちは、いよいよもって焦りを深めておられるようだ。

 

有本さんの御母堂が逝去されたと知って以来、ここのところ、ユーミンの『翳りゆく部屋』というのを聴いてると、なんだか、重なってきてしまって。

 

私は、旧ブログの頃から何度か、『北朝鮮』による拉致被害者たちのことについてエントリーアップしていたけれど。もう、こと細かに述べるのは やめておく。

ただ、

そのなかで、私なりのヒントとして、

向こうの内部に、実際に、こちら側の者が奥深くまで入って行けないと(情報を得られないと)、どうしようも ないだろうなあということを言ってきた。

そのためにも、最も被害者の多い、しかも、『北朝鮮』とは、もとが一つの国であった韓国とは、連携を密にするべきだったのだが、まあ、目下は、そんな こんなの情況だ。

まず、
被害者たちの所在や安否が不明であること。
そこから始めなければ ならないのだから。

そして、
その点についての、『北朝鮮』の言い訳が疑わしく、先方の「調査委員会」など信じられないのであれば、わが目で、しかと確認するしかないのだから。

 

どの犯罪の被害者にも共通して見受けられるのは、とにかく真相と現況を知りたいという切望だ。

 

そういったことも一切考えず、日本も軍隊を持って、攻め込んでいけば!てな、安直きわまる軽薄きわまることばかり言いたがる連中のアタマのなかやモクロミなんぞはミエミエで、

何よりも、被害者と御家族に対する無神経ぶりが、ほんとうに酷く、「ヤフゴミ捨て場」に溢れかえる、本質的な冷酷さと無関心が剥き出しになっているありさまを、あの人たちにだけは見せられないと思う。

 

わが身に引きつけて考えるどころか、自分棚上げを隠しもせずに、何ら実質の伴わぬ、上っ面だけ「勇ましい」ことばかりを ひたすら言い募るが、
それが、どれだけ、当事者の心を抉り、傷口に塩し、その苦痛を嘲笑しているに ほかならないかということを気づこうともしない。

こやつら「ヤフゴミん」は いつもそう。

あまりにも下劣なことをシャアシャアと言ってのける。
いいかげんにしろ!と言いたい。

 

自民党や安倍政権の肩を持ちたいあまりに、また、逆に、アンチ安倍の立場からでさえも、あげくのはてに、言うに事欠き、被害者ご家族のほうを罵りにかかるしまつ。

なぜ、あの人たちが、「片道切符」「行きっぱなし」のかたちになろうとも、向こうに飛び込んでいかなくては ならないのか?

いまは、老齢となり、からだも弱ってしまった あの人たちが。

 

だったら、
『救う会』とやらが、文字どおり救うために、今こそ乗り込んで行けやemoji

 

お恥ずかしくも「責任政党」を標榜してきた『自民党』の政治が、「国民の生命と安全」を全く守れていなかったことが あらわになった、一般の国民の平凡な日常生活のなかで起きた拉致事件だ。

野党側とて、
野党側の姿勢、態度、経緯を、みずから振り返り、肝に銘じておかねば なるまい。

 

ただ、

藁をも縋る御家族たちは、あまりにも、あまりにも、政治の(駆け引きの)ほうに取り込まれてしまったね。。。

そのドツボに はまってしまったような「にっちもさっちも」感は、傍目にも否めない。

政治屋は、権力のために利用することしか、アタマにもハラにもないのだから。

 

 

それにしても、
「灯台下暗し」と言っていいのか(ちょっと違うような気も するが)

同じく拉致された同士、至近距離で暮らしていたことが あるという人たちも、

結婚した相手も、そのあいだに生まれた子も、

誰も、

肝心のところは何も知らないらしい。

 

はなはだ奇怪きわまることだが。これが往々にして現実なのだろう。

 

ひょっとすると、当の『金王朝』の後継者ですら、先代のときに何が どうなっていたか、ぶっちゃけ、詳しいことまでは分かってないのかも。

 

あるいは、これだけは言えるかもしれない。

北朝鮮にしてみれば、アベシだけは、意地でも拒絶する理由が あるらしい。ということは、
安倍が首相という状態のままでは、誰が首相であるよりも、殊のほかに不利ということ。

小泉さんが首相として乗り込んだ あのときのうちに、もうちょっと、くふうや、あらゆる手段も あったろうものを、

拙速にも、『北朝鮮』側との、国と国の約束を引っ繰り返して反故にしてしまうよう詰め寄ったのが、当時の官房副長官・安倍だったとか、「美談」に仕立てあげて、目立ちたいばかりな自分にスポットライトが当たるべく、利用したを知っているのであれば。

 

 

横田さんたちを見ていると、つくづく、「子煩悩」ゆえの苦しみなんだなあと思う。まさに「煩悩」「愛別離苦」さながらに。

 

いっそのこと、うちの親みたいに、ある日、突然、子どもが いなくなって、最初のうちは騒いでも、ものの数年たたずにアッサリ諦めるだろうような性格だったら、そんなにまで苦しまなくて済んだろうに(苦笑)
いや、マジで。

このほうが、仏教で説くところの理想に、よっぽど近いのかもね。なんとも皮相なことだが。

 


※追記

最近、あることに気がついた。と言うのは、

蓮池兄弟の お兄さんのほうが、旧『民主党』に政権が移る頃、ある講演会で述べられていた話と、新聞記事との内容の違いだ。

蓮池家の おかあさんが、薫さんたちが帰国したときに、「この窓から飛び降りる」と叫んだという話は、当時、私が読んだ新聞によれば、『北朝鮮』に再び戻すことを、ぜったい厭だと主張してのことという説明だったのだが、あの時点では、被害当事者である薫さんも御両親も、いちおう予定どおり、『北朝鮮』に戻ることを受け入れて、心づもりしていたらしい。なにしろ、子どもさんたちが、現地に残されていることが最大の理由だろうと察せられたのではあるが、
ところが、兄である透さんは、帰ってきた弟さんたちのようすに、あれこれの違和感を覚えていて、そのために、とうとう兄弟喧嘩が始まり、それを見た おかあさんが、何十年ぶりかで、やっと再会できたのに、もう兄弟喧嘩を始めたか、と激しく嘆かれ、例の「窓から飛び降りる」というコトバが出たものらしい。
当事者の御家族が打ち明けられた、それが真相のはずだが、なぜ、私が読んだ新聞記事には、おかあさんが叫ばれた同じコトバを めぐって、全然異なる内容が載っていたのだろうか。
もはやアヤフヤになっては いるが、当時の私自身の生活状況に照らすと、従来から日本では1、2を争う大手紙の どちらかであることに間違いないと思う。

 

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