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とりあえず、ひかりのくに
     
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2019.06.11 (Tue)

「大学の立地」というので思い出した。。。

『千葉大学』だっけ、ここへ来て、学費値上げの話題。

 

以前も述べてるように、うちの兄は、いわゆる「駅弁大学」出て、ガッコのセンセイだったんだけど、

それというのも、私の母親が、ダブル不倫でママハハになっちゃったゆえの責任感から、と言うよりは、

その亭主ならびに、打ち負かした先妻、その子らを始め、
不倫で再婚したことを怒って勘当された自分自身の実家や親戚らを見返し、

何よりも、世間へのミエゆえに、

かつまた、肝心の酒飲み亭主の稼ぎの悪さも大きな理由であり、

そして また、「ふつうの会社勤め」は到底、向かないであろうこと明らかなヘンクツな義理息子の将来の問題それ すなわち、
後妻の自分が君臨する家庭に災いを齎す恐れ
に直結していたので、

これをば未然に防ぐためにも、最善と考え、しかも、若かりし頃の自分の憧れの職業の一つでもあった(もう一つは弁護士だとさw)、教職公務員に就けんものと、鬼も真っ青の教育ママ(ハハ)ゴンと化身した、あの当時の母親は、いまにして思うに、やはり若かったのだろう。

 

 

20歳代の身で、ダブル不倫の子(←生まれながらに罪を背負ってる私でーすw)を まず産んで、それから ほどなくして、10と幾つかしか年齢差のないママハハとなり、義理息子を朝に夕に鞭撻し続けた。

その凄まじいエネルギーは、亭主と先妻のあいだに生まれた子らのなかでも、一人だけ男子である息子以外には、ほとんど向けられることなく、実の娘である私に対してさえ、投げやりであったw

 

さっさと障碍を認めて、よりいっそう真剣に、将来へ向けて対処すべきが親の責任のはずだったんだけど。このツケは大きいよ。

 

IQが平均レベルよりも下回っていたという兄が、「駅弁」とは言え、国立大卒。

平均よりも大幅に上回るIQの私は、大学も出てないぞおw

 

たしかに、兄は、ガリ勉してたよ。でもね、単純に、「努力」だけで済まされる話じゃない。

やっぱり、子育ての概ねは、母親の態度、姿勢と気迫が左右するんだ、それが現実だなと思う。

 

 

とにかく、学費の余裕がないのだから、中卒で就職させろ!という亭主を抑え込み、塾なんぞに一切、通うことなく、自力のみで目指せ!国立大をと厳命されて、平均より低いらしき知能指数ながらもガリガリごりごり、私の母親の要請どおりに進学を果たした兄は、それでも、隣県なので、下宿しての通学だったが、

私には、「女の子だから」という理由で、何校も同時受験や一浪も絶対に許さないし、下宿させるほどの遠方もダメというのが基本のかわり、私大でも、なんとか合格したんならば、まあシブシブ進学させてやるわい、というスタンスだった。

 

ま、それで、
スッタモンダしつつも、先妻の子である姉や兄が独立した その頃には、重ねた借金も、だいぶ返済し終えていたこともあってか、劣等生の部類ながら、4年制大学進学希望が、いちおう許された末子の私は、受験の時期を迎えたおり、とある私立大学の下見に出かけたことが あった。

 

もっとも、腹違いである兄らには、「俺ら進学のときとは、だいぶ待遇が違うやないかー!」とブーブー、さんざんイヤミ言われたけどw

しかたないやんか。

 

だいたい、おのれら進学の費用は、飲んだくれ親父がアテにならんから、私の母親が、自分の妹に借金し、自分でも商売して、資金つくってやったろ。

それだけに、気合も凄くて、受験勉強のための協力も惜しまなかったのは、私のときには全く望めなかった。

真冬の寒さに震えていても、酷暑の夏で汗ダラダラでも、

「こら!ストーブの、クーラーの電気代が もったいない!!はよう寝なさい」

夜食や飲み物を自分で用意しようにも、

「夜中に台所をゴソゴソするな!!うるさいから、はよ寝ろ!」

こんな調子。

 

それに、私は、兄らとは年齢がグッと離れてるから、そのときには、家計の負担も比較的ラクになってたんよ。

 

それでも、自分らと同じ条件にしろ、ずるいぞ、差つけやがって、てか。

だったら、

あの当時、親父が言い放ったとおりに、中卒で働かされたら よかったのか?ってことだ。

 

 

さて、

下見に行った その大学は、ほぼ、山のなかに建っていた。

こういう立地の大学は、べつに珍しくは ないのだろうが、府内とは言え、自宅から近いとは、おせじにも言えない長距離なので、入学するとなれば、電車を乗り継いだうえ、最寄りまでバス通学が必定。

ふだん、バスを利用する機会に乏しかった私は、それが まず不満でw
思わず、

「なーんで、こんな辺鄙な山んなかに建てるねん?!街なかに建てたらエエのに」

とブーブー言うと、

母親は すかさず、
「街なかの大学に入れんアンタが悪いww」

「そりゃ、ここの大学は、運転手付きの自家用車か、自分で外車運転して通えるくらいの お嬢さま用大学やねんから、どんな辺鄙な山のなかでも、べつに かまへんのやろ、あんたみたいな『貧乏人の お嬢さま』と違ってw」

と、せせら笑っていた。

こういうときの切り返しの回転は、めっぽう素早いオツムしていた、うちの母親ww

 

と、そこへ、

まさに在学生と見受けた若い女性が、はたして高級車から颯爽と降りてきた。

見るからに高価そうなバッグや靴、海外ブランドの洋服。

またまた思わず、心のなかで、

「バスを使いなはれえー!バスで通うんだあー!バスで!!」

と叫んだ、ぼろジーンズ姿の私だった。()

 

 

私が卒業した高校も、付属の短大が あって(私が卒業してから、4年制大学も併設されたらしい)、なにもワザワザ、よその大学を受験せいでも、、、うちに来なさいよ!!と、先生がたに、

また、
「4大」に行くってぇ?!嫁に行き遅れるやんかぁ!!と、クラスメートらに言われたのだが、

やっぱり、地元では富裕層の通う「お嬢学校」と定評ある伝統校だったので、それに対する反発心のようなものも、かすかに あったと思う。

それなのに、こうして下見に行くことになった大学の一つは、私の母校よりも、よりいっそうスケールの大きい富裕層のためのような大学だったんだから、なんとも皮肉なことよ、と、われながら思った。

まあ、第一には、学部の希望が あったもんでね。
単なる「国文」等は、将来の職業のことも考えあわせて、ほとんど、視野に入れてなかった。

 

 

中学・高校とエスカレーター式に最後まで母校の附属に進学し、清楚で可愛い制服を脱ぎ捨てた あとは、ばっちりメイクは相変わらずのまま、短大へ。変化したのは『サン ローラン』あたりのブランドものに身を固めているところだけ、という、 かつてのクラスメートと、駅なんかで遭遇すると、

「いやぁ、○○さんや~ん♪どないしてんのぉ」

と駆け寄って来て、

「あんたも、うちに進学したら よかったのにぃ」

と無邪気に言われたりするので、

見るからに、「あとは、お金持ちの家の息子と結婚して、専業主婦になるだけ~♪」という雰囲気が滲み出てる、高校時代と変わらぬナンパそのものなアーパーお嬢まる出しの、かつてのクラスメートを前に、苦笑するしかなかった私。()

 

私らの出身高校のほうの修学旅行も、いつ頃からか、国外がアタリマエになっていて、ちょっと驚いたとともに、うらやましく思ったのを憶えている。

 

 

どうしても、その大学の、その学部を出なければ ならぬ、そのうえで就きたい仕事がハッキリしてるというんなら、どんな泥水すすってでも、というのは、理解できるけど。

昔だったら、学業優秀、もちろん、将来も有望な者のための「奨学金」を得て、というようなレベルにない者が、いわゆる「Fラン」だとか、そのへんの大学に、とにかく進学するだけして、「奨学金」という名の借金を して、忸怩たる思いを抱えながら風俗業界でアルバイト。。。

社会人スタートと同時に、たいした借金を背負い続け、風俗嬢まで やらなきゃならない事態に陥るケースもあるという、この世相。

 

「相対的」もクソもない、この国において増え続け、固定化さえし始めている「貧困層」問題を、なんとかしないとね。

 

 

それにしても「海外留学」というのは、昨今の「奨学金」制度で大きく問題化しているようなことは なかった私らの学生時代には、恵まれている層のオボッチャマ、オジョウチャマ以外の庶民には、まだ殆ど夢に近いレベルの話で、

よほど学業優秀であるとか、将来の目的が確固としてるとか、「ワーキング ホリデイ」みたいな制度あるいは、それらでもない、その他では、単なる表面的「箔付け」のために、ちょうど、この国の世襲政治屋さんあたりがw劣等生でも通えるレベルの私大に、カネとコネに もの言わせて行くようなケースくらいしか なかったと思う。

 

 

同じ「風俗業」でもピンキリ、それこそ、高度経済成長時代の昔の『銀座』や『赤坂』あたりの超が幾つか付くような高級店なら、一介のホステスと言えども、有名女子大卒で、英語ペラペラの才色兼備という人材も いたというが(なぜなら、国内外の要人やエリート企業人の お相手や仲介を務める場面も多いから。そもそも、それなら普通の企業に就職しても困らない立場だし、いずれは独立して、自分が一城の主になることもできるし、いまどきで言う「パパ活」の対象なんかとは全然、次元が違うよw)

ひるがえって、

場末の、うらぶれた、いかがわしい店でイカガワシイ接客なんぞに従事しても、そういう世界に適性が あり、本人自身が抵抗感も ないなら ともかく、リスクと辛さを堪えてガンバっても、思ったほど儲からないでしょうよ。そりゃあ、なんだかなあと思うわね。

 

 

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