2014.08.26 (Tue)
いつから、誰が、当該調書を、もともと非公開ってことにしてたか?ってこと。
『<吉田調書公開>事故調関係者の賛否分かれる』
毎日新聞 8月25日(月)20時37分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140825-00000106-mai-sctch
東京電力福島第1原発事故を巡り、政府の事故調査・検証委員会(政府事故調)が行った吉田昌郎元所長(故人)の聴取記録が9月に公表されることになった。聴取は公表しない前提で実施され、吉田氏も非公表を望む上申書を政府に提出していた。一方、未曽有の事故の対応で重要な役割を担った吉田氏の「肉声」の公開が、国民の知る権利に応えるという側面もある。公開に対する政府事故調の関係者の賛否は分かれた。
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のっけから、「聴取は公表しない前提で実施され」って書いてある。はてさてw
私も、たしか朝日新聞の、この調書についての特集記事あたりで読んだ記憶かと思うんだけど、
当の吉田氏、政府事故調の
「そのままの かたちで公開されるかもしれません」
といった念押しに対して、
「結構でございます」
と答えていたということだったはずだよ??
私なんかは、ああ、それだからこそ、あとになって、ご本人よりの「上申書」というものがワザワザ提出されたというわけか、と思った。
その時点で、吉田氏に対し、公開する場合の条件提示の詰めの余地や、なお、ご本人を説得する やりようもあったのではないかと思うんだけど。。。この点、すでに、先日からのエントリーで私が述べておいた内容と重なること。
「やふコメ」常連さんらしきひとのコメントで、「吉田氏上申書」の存在を、マスコミが言わないせいで、知らない人が多いのだとか主張を繰り返してるの見かけたけど、的外れもいいとこだよ。
そもそも、「結構でございます」と豪語していたという人が、なぜ、「非公開にしておいてください」と、あとから申し入れすることになったのか?ということのほうを注視すべきだと思う。
しかし、なんだな、あたりまえ過ぎるほどアタリマエのことのはずなんだが、
広範に、重大な悪影響を齎しかねないような仕事に従事していて、しかも、重い役職に就いている身ともなれば、あとあと、コソコソとしか言えなくなるようなことは しちゃいけないだろうし、
その時分では、ことの深刻さに自力で気づけなくても、いざとなったときには、自分のやってきたことを包み隠さず、白日の下に認められるだけの腹は括っておかないとなあ。
ところが、これを豪も できないひとが、大した おエライさんがたや、
いっぽうでは、庶民大衆レベルにおいても、平凡な会社の上司と部下とか、個々の家庭で親が子に対してだとか、少しでも、より強い立場に居るひとに、なぜか多いというのが、世の現実の印象。
要領イイ者が出世するのだというのが事実であり真実だとすれば、なるほど、
責任を押し付けやすいほうへ ほうへと押し付けていく要領もイイわけだ。
ま、いずれにせよ、われわれの眼にできるものは、大幅に端折られているか、あちら こちらを隠した姿で差し出されるに過ぎないのだろう。
そこを埋めようとして、 また、あらたな「憶測」も生じるだろう。これは避けられないこと。