2022.10.26 (Wed)
私が小学生時代の『万博』だったかの標語を、タイトルに掲げてみて、まじ、苦笑してしまった。
まずは、このところの『沖縄』に おける市長選、
いずこでも『オール沖縄』陣営が完敗したとかいうニュース。
この『オール沖縄』っていうやつね。
じつは私、あの『首里城』復元建設中の大火事で、莫大な税金を費やしながら、あっさりと燃してしまった事件を切っ掛けに、それ以来、沖縄のことは、以前ほどには注視しなくなってる。第一には、あの出火原因を、きちんと究明しようとすることよりも、なんだか「悲劇の沖縄~」的、自己憐憫的な言動を前面に出す人々や、むやみと同情的に とらえる人たちが多く目につくと言うか、鼻につくくらいだったこと。
なんだか、『韓国』あたりが常々言ってそうな主張だったなw
まあ、それは ともかく、
なんだかんだ、『ジミンだっぴ党』の候補者を当選させてしまってる沖縄県民と、その現実について、あれこれの疑問が湧いてきてしまっていたからね。
たしかに、米軍基地の過集中という問題は あるし(沖縄に集中させていることが、戦略上に有利なのだからと言い張るウヨが多いけど、それは違う、むしろ逆だと、オバマもと大統領も明言していたようだけどね)、
集中してる分だけ、当然、様々に弊害も大きくなる。
だからと言って、
「内地」へ移せよ!との主張は、根本的に違うんじゃないかという感も ある。
自分たちが厭だから、とにかく、そっち(内地)へ持って行って引き受けろや、そしたら解決するんだよ、みたいに聞こえちゃうもん。
だいいち、
もはや、米軍関係で生活費を得ている人々も少なくないという現実の難しさ。
それだから、正直なところ、すべての米軍基地を なくせとか言う気は ないんだとか、心底、米軍基地や米兵がキライなわけじゃないんだとかいう、沖縄県民・市民の複雑な声も聞こえてくる。
『ジミンだっぴ党』から立候補した、沖縄出身という、もとアイドルの議員が いるよね。あの人なんか、当選の弁で、米軍基地などの、沖縄ならではの問題は、これから勉強します~とか言ってたでしょ。それどころか、その人の親御さんは、米軍基地関係の土地で儲けたとかいう話も、どこかの記事で読んだ。
例の「座り込み」とかいうことについて、もと『2ちゃん』のナンタラいうのが、相変わらずなんだろうけど、そうとう意地の悪い指摘を したというので、ちょっと騒ぎになってたみたいだが、私個人的に、『2ちゃん』や、その創立者だとかいう者のことには興味も関心もないと言うか、むしろ不快に思っているくらいなので、騒ぎのことも、詳しくは知らない。
たしかに、沖縄の過去の経緯を目の当たりにしてきた高齢の人たちは、深い憤りを抱えていても無理は ない。
けれど、寄る年波で、毎日、長時間を「座り込み」に費やすエネルギーもなくなってきているのでは ないかなと思うし、若い人たちにとっては、生まれる前から あってアタリマエ、いて当然、という米軍基地と米兵の存在なのだろうから、全体的に、高齢層との温度差は、年月を重ねて、どうしても大きくなっているのだろうと察する。
ひとつ、あらためて付け加えておくと、
私が調べてみたかぎりでだけど、『沖縄タイムス』にせよ『琉球新報』にせよ、かの『昭和天皇と沖縄密約』については書かないみたいね?wやっぱりタブーなのかしら?ww
で、「オール沖縄」だけど、ほんとうに「オール沖縄」なのけ?
という疑問を、いつだったか数年前に、当ブログで、ちょっと述べたことが あったんだけども、そのすぐあとに、「それが どうした!」的な感じで反発しているコメントを、「ヤフゴミ捨て場」の、これは珍しく、「ヒダリ」系と思しき者の投稿で見かけたこともある。まさかだけど、ほとんど、私のブログ エントリー内容に対するアテツケなのかなと感じられたくらいだw
でも、ま、
いまでも私は基本的には、もちろん、沖縄の味方でいますけどね。国家権力の横暴に屈することなく頑張ってほしいと、陰ながら思っていますよ。
先日のエントリー内で、
人間って、管理しきれるものではなかろうと、子ども時分から考えていた、ということを述べたけれど、
民衆は、イデオロギーそのものでは動かない。
これは、庶民層は特にそうだ。基本的に、日々の生活で精いっぱいなのだから。
逆に言えば、生活が概ね安定してさえいれば、「暴力革命」にまで走る可能性も低い。
だから、けっして、民衆に対して圧政を敷いては ならない。
圧政のもとにある民衆は、まずは自分よりも弱いと見ている、実際にも そうである者から叩き始める。
それが尽きたら、次に向かうのは。
結局のところ、国家も、その権威・権力者も、民衆が支えているのだ。
だからと言って、媚び媚び芸能人みたいなのも困るわね。
思想だのイデオロギーだのの追究に費やせる者は、それだけ、暮らしに余裕があり、恵まれている階層と、少なくとも昔は、相場が決まっていた。かのマルクス自身も そうだった。あるいは、ゲバラもカストロも。
うちの母親が若い頃のボーイ フレンドの一人で あったという『京都大学』の学生は、いまでも知られている、さる大企業の御曹司だったという話を聞かされたことが あるんだけど、『共産主義』に傾倒していたと。
ほら、うちのブログの、どこかのエントリーで、トルストイの『復活』という作品を主題にした和歌モドキを記したことが あるけど、これを読むようにと勧めてくれたのが、その京大の学生だったということも言っていたのを憶えている。
学問に勤しみ、机上の理論に親しみ、深い思索や思考に耽る余裕が あり、おぼっちゃま的な人の良さも ある。それなら まだ良い。
いまどき、ろくに学問もしてきていない、名ばかり学歴で、ヒマさえあれば考えることといったら、「シモジモ」を侮蔑し、いかに上手く操縦しつつ侮辱するかの模索に耽り、性格も悪い、実際、入れヂエしてもらっては悪いことばかり熱心に やりまくる、そんな政治屋が跋扈している、この国。
ところで、
『ユーチューブ』を見てたら、私が普段、多く見ている方面(まず音楽ね、最近は『汀夏子』さんの舞台映像が増えちゃったけどw、腰痛に懲りて、いろんなストレッチ方法の解説とか、もともと好きなバレエやダンス系、あとは、動物系、料理、旅行、アイメイクの方法とか、そんなとこ)とは全く異なるのに、なぜだか、時々紛れ込んでくる、政治分野のネット番組。
ああ、また白井さんのだわ、と思って、今回は、
『【白井聡 ニッポンの正体】売られる国の落日「失われた30年の罪」~目標喪失とさまよえる欲望~』2022/10/25
という対談番組を視聴しました。その感想を交えながらの、今回のエントリーです。
流れで、話題が いろいろな方面に入って行ったりするので、
私の感想も、それにつれて、いろいろになるんだけど、
まず、日本は、どうも、全体的に、「変わる」ってことが厭みたいよね。
もともとからそうなのかというと、そこは分からない。歴史上で、幾つかの大きな転換点、分岐点は あったわけだし、変わるのが厭な傾向というのは、なにも日本だけに限らず、通常は、人々の一般的な性向ではあろう。皆、生活してるんだから。何事も、あまりに極端なことや混乱を好む人は、世界的にも少ないはずだろう。
そうね、
私個人の実感からしても、たとえば『ウォークマン』が売り出された頃の日本は、「あったらイイな」みたいなアイデアと、それを実現してみようとする元気は、多かれ少なかれ、まだ あったように思う。
まあ、いわゆる「バブル」と言われた時代の追憶に浸って、政治分野を筆頭に、年老いた権力者たちが、「あの素晴らしい」ナニを もう一度!やら、
あの時代を経験していない若い者はと言うと、ごく表面的でアヤフヤなイメージだけを、むやみと膨らませ、その時代を過ごした人々に、お門違いのネタミ僻みを向けて見せたりね。
しょせん「バブル」であって、ほんものじゃない、はかないニセモノなんだから。
あの頃だって、ほんとにイイ思いを できた人々も いれば、そうでない、そんなところとは無関係な人々も、もっと多かったのが現実よ。
ただ、モノだけは豊かになりつつも、まだまだ足りない感は あったので、それだけ、「分かりやすい」世相では あったかもしれない。
単純にモノのことだけ言うのなら、欲しい物は、まだ たくさん、いろいろ あったし、あったらイイのに、こうだったらイイのに、という欲求や欲望は分かりやすかっただけに、目指すべき新規技術や改善の方向も見つけやすかっただろう。
いまでは、そんな欲求や欲望によって、自然の摂理という根本次元での不安や危惧が大きくなってきている。
むしろ、従来の単純で軽薄な欲求や欲望を、いかにして こらえられるか、あるいは、ベターな方向へと、価値観からシフトしていけるかというところに来てしまっているわけで。
『アベノミクス』云々の失敗、ということも、私自身は、『アベノミクス』だ「トリクル ダウン」だを打ち出した当初から、そんなウマいこと行くかよフンwと批判していた。
もちろん、何度も言ってるように、「経済学」のケも知らない低学歴の私の直感に近いようなものでしかないんだけど。
とにかく、初期の段階で、安倍もとは、
「10年くらいのスパンを経てみて」
みたいなこと言ってたから、
「なにぃ?! このうえ10年も待たなアカンというのか!!」
と、私は立腹したよ。
白井さんが言うように、「2年、3年」どころの話じゃなかったのよww
憶えてなかったの?w
ま、『アベノミクス』は やめようよ、という方向に行かないとしたら、
理由は一つでないにしても、究極、まだまだ、
格差拡大を続けたい、
それが、『ジミンだっぴ党』ならびに、その支持者らの本音なのだと、
私は見透かしてます。
なんせ、「日本なんか、どうなってもイイ」んだそうだものw
(続く)