2022.11.01 (Tue)
いつもの気まぐれで読んでみた、どっかの(ネット)記事で、名門『コロンビア大学』教授だったか、経済学の専門家という人が、インタビューに答えて、もっかの日本の経済政策について、ああすべきだ、こうすべきであると、滔々と論じておられたのだが、
読み始めから、誰かを連想するなあ?と思ったら、
そうそう、いまでは すっかり雲隠れの(?)、あの「リフレ浜田大先生」も、『イェール大学』とかの名誉教授だっけ?と、思い出したw
さて、
とっくに国内でも(例のケケ中さんみたいなw)アメリカからも聞こえていた(なんだか「ジャパン ハンドラー」たちが言ってそうなw)お説であり、どシロウトが僭越ながら、目新しさなど一つもないのみならず、日本国内に特有の過去から現在までの経緯や事情を無視しているようにさえ感じられた内容だった。
まあ、ここらへんを無視して、なんぼ高邁なる学説や理論を垂れられても、このような立派な教授や専門家たちよりも、この点だけは、恐らく、私のほうが、現実を詳しく知っているだろう。
一人の日本国民かつ社会人・労働者として生きてきて、真っ先に疑問を申し上げたいのは、まず、
「雇用の流動化」を図らなくちゃならんのだ!
と、そう おっしゃられましてもですね、
私なんかは、かの「小泉・竹中」コンビの当時から、ハッキリと、えらいセンセイがたや錚々たる専門家たちが唱えているような、あらまほしき道を、この足で歩いてきましたのでね。
その結果から申し上げると、
日本では、転職すれば するほど、どんどん不利になっていく、って現実が あることを御存じないのですか??
ってことなんですわ。
しかも、転職の理由は、やっぱり、待遇や報酬の酷さが第一なんですけどね、転職して、そのへんが改善されるのかっつうと、なかなか どうして、そうは問屋が おろさない。
大企業には、組合組織というものも あるけれど、もちろん、そういう所の正社員は、待遇や報酬のことで、それほどには悩む必要もないんだろう。わたしゃ、見てきて知ってるわよ。
かく言う私、日本で生活しているなら誰でも頷くような、天下の大企業でも勤務しましたけど、同じ大企業に在籍していても、正規と非正規では、「殿上人」と「下人」ほどのw待遇差が あります。
それだから、当時、直属の上司が、なぜか私を、正社員のみ参加する会議や出張にまで連れ出そうとして、部長から止められてたことも あるw
もう一つ、
「即戦力」
すなわち、入社して即から、できてアタリマエを要求されるような時代に入り、
もちろん私も、(ほぼ独学で身につけた)いちおうの専門スキルを持っていたけれど、日本の会社って、そういうのは、じつは昔から、どっちかと言うと嫌うのよね。特に女性社員には、契約内容に ない、専門外の業務も、あれこれ、こまごまと、やらせたがる。これは、日本で殆どを占めている中小・零細、かつ、いわゆる同族企業の特色と言っても過言で ないだろう。
そういうなかで、
能力を適正・公正に判断できる、その能力、識見、アイデアにも乏しい人たちが、えてして、上司やトップの地位に就いてることが多いんですよ。
たぶん、私なんかが考える「能力」そのものの判断基準というか価値観が、どこかで大いに異なるんだろうなと思う。
「ヤフゴミ捨て場」では相変わらず、まともに会社勤めもしたことなさそうな連中が、バレないとでも思ってるのか、コメント読んだらバレバレな愚かしいことを言い募ってるけど、その代表的キーワードの一つみたいに頻出するのが、「努力!!」ってコトバと並んで、「無能」ってコトバ。
たしかにね、仕事が異様なまでに できない社員って、どこの職場にも一人や二人は いるもんだよ。たいがいは、何らかのカクレ障碍みたいなもんだろうけど。
でも、そんなのは、ごく少数。
さすがに、大多数は人並みか、中の上くらいの能力は備えている。
日本人って、そういう人が多いと思う。
で、「箸にも棒にも」な、どうしようもないほど無能では あっても、無理にでも探せば一つくらいは、「そこにいてもイイよ」と言ってあげられそうな長所も、まあ あると思うのよw
たとえば、クソが付くほど生真面目とかねww
なので、単純な作業内容であれば、なまじっか、怠け者の私みたいにwイイカゲンな手抜きなど夢にも考えたり せず、コツコツまじめに やり遂げようとしてくれる、少なくとも、そのつもりくらいは持ち合わせている。そのかわり、時間をも異常なほど要するけど。
もっとも、私の場合、その人たちよりも不利な、あきらかにハンデを抱えた新入りだから、本来の仕事量が、他の同僚たちの2、3倍こなすことを要求されるうえ、その、「異様に仕事できない」さんたちの分をも引き受けさせられたから、しまいには逃げ出すしかなかったのだけど。
言っとくけど、私だって、優秀どころか、どんくさいマイペース タイプですよ?それを こらえる、本来の自分の天然・自然を曲げに曲げるストレスよ。そうして、こなせば こなしたで、ねたまれるんだよw
しかも、給与とか、何らかの手当だって、私よりも、ずっと先に入社してる分、その人たちのほうが、いくらか多く もらってた。
つまりは、
仕事できない、無能な社員だとしても、その人たちの分をも、「ロハ」でカバーできる「スケープ ゴート」が一人いさえすれば、必ずしもクビにも ならずに、置いといてもらえることが多いのよ、「温情ある」日本の会社では。その頃はね。
いまのシステムは どうだか知らんけども。
だいたいさ、おかしいでしょ。
たとえば、前回のエントリー
『【続】「人類の進歩と調和」は どこ行った?w』でも述べたように、
「内部留保」に拘り過ぎるほど拘るのは、将来的リスクに怯えてのことだけが理由じゃなくて、
内部留保すなわち、その企業の信用度に影響するから、と言ったって、
まともな報酬も出さずにコキ使ったり「ヤリガイ搾取」するような「ブラック企業」の「信用」って、なんなのよ?と、私なんかは思うの。
まともな報酬、給与ってのは、基本的一般的なレベルの生活費が賄えるってことですよ?
個人的事情等で、あえてパートを選択したとかなら ともかく、少なくともフルタイムならね。
「働かざる者、食うべからず」ってな主張は、それこそ、現実を無視した愚者の言うことです。
実際は、働かずにゴチソウざんまいな人も いるわけだしねw
はっきり言ったら どないや?w
言いたいんでしょ?言いたくて たまらんのでしょ?ほーれほれww
そ、病気だろうが老齢だろうが無関係に、
「働かざる者は、死なせるべし」と。
「姥捨て」を、この現代に甦らせようぜえ!!www
世界じゅうから大顰蹙を買うけどね、気にしない、気にしないっと(嗤)
働こうが働くまいが働けなかろうが、食わないと、生きていけないのは、誰しも同じ摂理だからねえw
ましてや、働いてるのに、ろくに食えないって、なんじゃ そりゃ!だ。
専門的な見地だか理論だかでは、売り上げに応じてのはずでなければ ならない従業員の給与をアップさせるために、内部留保を用いるのは、ダメぜったい(←株主さまが激オコになっちゃうから?w)、ということになってるそうなんだけど、いったい、誰が言いだしたんだろ。
そもそも、
こんにち、その内部留保を異常なほど積み上げてくれた要因の大なる一つが、従業員の報酬を抑えたり下げたり、人件費全体を大幅に削減した おかげだということじゃないですか
なんとも虫のイイ、ご都合な話じゃんね。