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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2015.01.10 (Sat)

≪『はじめてのおつかい』:きびしくてやさしい「ウソ」と子どもの自立の心理学』≫
201515 227

http://bylines.news.yahoo.co.jp/usuimafumi/20150105-00042031/

 

(注:はじめに、

かねて言ってきているのだが、

私は、「グーグル」と同じく「フェイス ブック」に対しても、ひときわの不信感を持つゆえ、ここのアカウントは持っていないし、かつ、今後も、加入するつもりは ないという考えなので、上掲、「ヤフー」が主宰するコラムに対し、コメント投稿が できない。何度か試し直してみたのだが、そういうシステムになっているようだ。

したがって、以前にも、やむなく、こういう かたちを とったことがあるが、今回も、碓井氏の、このコラムについて投稿できなかったコメントを、ここに載せておくとする。)

 

* * * * * * * * * * 

 

碓井先生。

ここで仰ってる「うそ」とは、言い替えれば、「ストーリー」でしょうか。

 

私も、かつては時々見ていた番組を、今回、例に挙げられて、テレビ局を大いに喜ばせるようなことを述べておいでですね。

いまでは、私は、テレビ自体を見ることが なくなっていますので、ながらく ご無沙汰になっていますけれど、

あの当時、たしかに私も、子どもたち、その親たちの、素朴な「ドラマ」に、ほほえましく感じたり、ハラハラしたり、ホロリときたりしたものでした。

 

その番組も、思わぬ事故等アクシデントを起こさないでこれたからこそ、賛辞を受けることが できるのでしょう。

 

ところで、
子どもを「利用」した番組では、一般家庭の日常のなかで、一歩間違えたら、命の危険すらあり得るような(たとえば、高い位置から転げ落ちるような)場面にあった子どもを、親が、動画に撮ったものを、テレビ局に投稿し、そのなかから選ばれたものを公開するといった番組もありましたが、

だんだんとエスカレートしていったのであろうか、偶然ではなくて、どうも、親みずから、わが子を危険に晒すことも辞さずに、敢えて、そうした演出を行い、撮影したものを、番組に投稿しているのではないかという疑念を抱かせられるようなふしさえ窺えました。

その番組が、以降、どうなったかは存じませんが、いまでは、さしづめ、「ユーチューブ」あたりに、投稿の舞台を移しているのでしょうか。

 

 

さて、
私の幼なじみの家庭では、そこの おかあさんは、自分が やったほうが断然、早く済む、ということで、かえって手間になりかねない家の事などを、子どもたちに手伝ってもらうのを、むしろ、避けていました。

私は子ども心に、その おかあさんの姿勢に疑問を感じていました。

 

私の場合ですが、子ども時代、自他ともに認めるほど、親の手伝いを、よくするほうの子どもだったと思います。母が病弱だったのが、一番大きな理由だったのですが、家に、母が不在だった時期も長期間ありましたので。

 

はっきり言って、親だけでなく、他の身内も その傾向だったのですが、私に対して、ほとんど女中扱いのようでしたけれど(苦笑)

実際、幼い私の手伝いが、親たちにとって、多少なりとも役に立っていたからこそ、常に、家庭の手伝いを、あれやこれや命じられたのだと思います。

 

 

ただ、「自己肯定感」というものについてですが、

何らかの原因で、根深い無力感に陥ってしまっていると、前向きに、自分自身のための努力すらもできないし、

「自分のため」というよりは、周囲のために、つごうよく振り回されているだけであることに気づかず、
かえって、自分のための努力、自分のための生活や人生、自分を優先させることに、潜在意識のなかで、深い罪悪感を持つことさえあると思います。

それなりに努力していたとしても、心底からの「自己肯定感」というものは、なかなか得られないでしょう。そういう極端な心境を余儀なくさせられるということは、さすがに、一般には少ないケースだろうとは思うのですが。

 

 

純真な子どもは、なんにせよ、おとなの、打ちひしがれた姿というものを見ると、なんとも悲しくなるのですね。

自分の大切な親や肉親が、追い詰められ、傷心を抱え、ほとほと困っている姿なんかを見ると、自分のこと以上に切なくて、深く不安に苛まれるのです。

 

そんな子どもの純真さを、おとなたちには、ヘンに利用することのないように、くれぐれも心してもらいたいです。

子どもの人生を、将来にわたって損なう恐れもありますので。

 

 

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