2024.06.11 (Tue)
昨今、世間では、「親ガチャ」「子ガチャ」と言う。
「子ガチャ」については、たしかに、ある意味の「賭け」とも言え、これは もう、ひとえに親側のノーテンキ的幼児的楽観性のゆえに尽きるだろう。
そうでなくて、産めるわけが なかろうというもの。
まあ、たしかに、楽観性なくば、誰しも殆ど何も できまいだろうけれど。
特に、凶悪事件の場合、ほかならぬ「製造者」、実の親が、テレビ局のインタビューに、なんだか気軽なようすで応じているのを見てたら、どこか他人事みたいな答えかたを しているのを時々見かけるけれど、
こういう場合、
やはり、凶悪・悪質な犯罪を やらかすだけの冷淡な下地は、遺伝的な素質といった面も含めて、親ら自身の側にも あったのかもな、、、
と、正直な感想が浮かばなくもない。
そうして、
犯人自身も また、大概は、自分の親を深く怨んでいたりする。
「被害意識肥大症」みたいな逆恨みも含まれているケースは あるとしても。
わが子を死なせるまで虐待している亭主や交際相手に対して、全く何も言えない、警察に駆け込むことも できないどころか、わが身かわいさの恐怖で、あるいは、みずからも、けっこう楽しんでいたか、悪に加担するような態度に終始した無力そのものな母親の事例も目立つ。
『ススキノ・頭部切断』事件のケースでも、真っ先に公判が開始された母親の言い分を聞いて、ちょっと それに近い傾向も あるように思える。
亭主に引きずられ、娘に引きずられ、ということだろうか。
ひたすら、非常に受け身なのだなという感じ。
案の定と言うべきなのか、私個人は、ちょっと意外と思ったのだが、
下手人となった娘も、徹底的に甘やかしてくれた親を、徹底的に憎悪していたことが明るみに出たようで。
こんな自分を、親たちだけは理解し、愛情を注いでくれた、とは決して思っていないようだ。なぜなのだろうか。
まあ、この母親自身は、その娘の誕生までは、いたって「ふつう」という以上に良い人生、経歴だったと、そう言える来し方だったらしい。
それも、一人娘を産んだ日まで。そこから以降は、恐怖でガンジガラメの生活に落ちていったということらしい。
「まさか、うちの娘が殺人するなんて」とは、、、とも言ってるそうだけど、
ほんとうに、そう思っていたのかなあ。
警察に通報するのも躊躇うほど、娘を恐れていたらしいがねえ。
それにしても、これってパターンなのか?
女の子でも、こういうケースだと、
「壁を殴って、穴あけた」
ってなバカ力。
そう言えば、
同じようなことを繰り返していた娘を、ついには絞殺した父親も いたよね。
被害者となった男性に対して、「会わないでくれと懇願していた」というのだが、それどころじゃないだろうに。
私だったら、ずばり言うよ。
「娘は、刃物などを買い揃えている。次に会ったら、あんた、殺されるよ」
と。
まあ、この親ら、どこか何かがムジュンしてる感は拭えないわ。
徐々に経緯が明らかになってくるにつれて、
やはり、例の『佐世保』の同級生殺害・遺体損壊事件を思い起こしてしまうのだが、
あの事件では、まず、父親がボコボコに襲撃されていたよね。
ただ、やはり、その根底には、実母が病没して日も浅いうちに、後添えを迎え入れた父親に対する心理的憤りも あったらしいのだが。
あえて言うなら、唯一、われわれ平凡な者にも少しは理解可能な理由とは思えたものの。
うちの叔母も、幼くして実母を亡くして以来、母親がわりの姉であった、私の母親が、へんにミエっぱりのせいか、最初は、とんちんかんな病名を、母親自身がデッチアゲて(←私の母親は、なぜか、こういったことを平気で貫く傾向が あった。父親もなんだけど、ただし、親父のほうは、すぐにバレる稚拙さだったので 爆)、
それで、私の母親が泣いて拒絶したゆえ、本来ならの『精神』でなく、『神経』の付く科で、とりあえずの診察を受けさせ、そのまま、即、入院となった経緯が あるのだけれど、
そのため、明確な病名は、私は いまだに知らないままなんだが、おりに触れては、いろいろと情報に当たってみたり、私自身が、学生時代から、『心理学』の方面に関心が高かったことも あるので、こんにちでは、インターネットからの情報で、多少の知識も蓄積されてきて、叔母の場合も、昔で言う『精神分裂病』だっけ、こんにちでは『統合失調症』ということだったのだなと察するに至った。
叔母も、まさに「警察沙汰」、一歩でも違えば、人命をも損なっていたかもしれない騒ぎを起こしたので、他人さまに通報されて、警察から、うちの親へ連絡が来たという経緯。とうてい、隠蔽どころでなかった。
うちの家系や私の身内の全体が、多かれ少なかれ何らかの特異性や複雑怪奇な事情アリなんだけれど、母方も同じくで、
叔母にとって、ほんとうの「身内」と呼べるのは、実質、姉の家庭(私の実家)しか なかったので、あのおりも、うちの両親が大急ぎで、精神に異常を来した叔母を引き取りに行って、100万円とかの家賃を払っていた高級マンションを引き払い、大荷物を処理し、こちら大阪の片隅まで引っ越しさせた。そのうえでの診察、入院。
不幸中の幸い、担当医師が、とても良い医師だった おかげで、ほどなく、叔母も信頼を寄せることが できるようになっていき、服薬がスムーズに こなせるようになってからは、飛躍的に回復した。
このへんのことを、過去エントリーでも述べておいたことが ある。
たしかに、
当初は、異様に警戒していて、母親や、姪である私以外の周囲を敵視しており、処方された薬も、毒が入っているなどと言い張って、飲むのを拒んでいた。
その担当医師から、うちの母親が言われたことに、
「妹さんにとって、お姉さんのように信頼関係の ある人を中心に、治療をリードしていくことが望ましい」
というふうな話が あったということを、いまでも思い出すことが ある。
何よりも、服薬が有効にスムーズに進めば、必然的に、病状の改善が見込めるわけで、なるほど、やはり、完治までには至らなかったが、
叔母の場合、生来の几帳面さも あってか、ふだんよりも疲れているとか調子が良くないときは、てきめんに幻聴が兆してくるので、そうなると、「あ、お薬を飲まなくっちゃ!」と、自分で用心すると言っていた。
なぜなら、幻聴や幻視が始まると、ものすごく怖いからと。
いちばん怖ろしい思いに苦しむのは、まず患者自身なんだなあと、その吐露を聞いたとき、私は思ったことも憶えている。
ところが、
そういう幻聴や幻視にドップリと浸りきって、怖いどころか、むしろ、快感そのものであるらしいケースも見受ける。
その一つが、今回の『ススキノ』事件のケースだ。
専門医ならではの、「否定も肯定も避ける」って、、、う~ん、、、
うちの母親は、叔母が妄想を口走るたびに、
「あんた!なにをヘンなこと言ってるんや!!」
と、即座に、鬼の如く思いっきり否定してたしw
すると、
発病以前は強気な性格だった叔母が、めそめそ泣きだすのが可哀そうになって、ちょっとだけ、なだめるように、うんうんと受け入れようもんなら、今度は私が、母親に怒鳴りつけられたもんだww
「おまえまで、その気にさせて どうする!!」と。
あの下手人の女は、いつからか、いわゆるホラー系の作品などに耽溺していたらしいが、
それに往々伴うであろう、生物、とくに人体損傷などの光景を見たがるのは、男性に顕著な傾向だろうとは、かねて思っていた。
この点、うちの叔母とは正反対。
叔母は、不穏とか、ましてや残虐な場面などを見たものなら、たちまち、怯えて泣き叫んでいたから。
なので、かわいらしいとか愛嬌の感じられる、他愛ないものを見ている分には、わりとキゲンが良かった。
もちろん、女性にも、『ススキノ』事件の犯人のように、そういう傾向の人は いるのが現実だが、『ススキノ』にせよ、また、『佐世保』の同級生殺害・遺体損壊事件にせよ、からだは女性だけれど、言ってしまえば、「脳だけ男性」のタイプなのでは ないかという感じが する。
そして、そこには、やはり、性的な欲求との結び付きも窺える。
これも勿論のことで、男性にも様々なタイプは存在しているわけだし、
男の子のほうが、幼い頃は甘えん坊だったり、怖がりだったり、おとなになってからも、血が苦手という男性は少なくないようでは ある。
私が高校時代の生物の担当教師は、過去エントリーでも述べたことが あったかと思うが、もとは医学部の出身で、医師になるつもりが、解剖の授業中に卒倒してしまい、結果、うちの高校で、生物を教えていた。
そりゃそうかもと納得したくらい、とても紳士的な、優しい先生だった。
ヒステリックで、この男性教師よりも、よっぽどキツイ女性教師も いたけれど。
また、私の知合いの家庭で、そこの娘さんが、長風呂だったのか、浴室で倒れ、割れたガラスで出血したのを見たとたん、何やら叫びながら、家じゅうを無意味に走り回っていた御亭主を叱りつけ、冷静に救急車を呼んだのは、奥さんのほうだった。わりと気の強い、けっこう意地悪いところのある人だったけどw
ちなみに、ここの御主人、ベテランの『自衛隊員』ですw
加えて、
いまでも そうなのかは知らないけど、あの当時、ご夫婦とも『自民党(=本名:ダッピ統一壺売国党)』支持者であることは明言されていて、
なるほどの?『和歌山』県の田舎の出身だったww
一説には、女性のほうが、「血に強い」と言われる理由に、毎月の自身の経血を見慣れているから、というものが ある。
それでも、私みたいな、大量の経血に悩まされていた女でも、他者の血を見るのは、やっぱり嫌だけどね。
【続く】