2022.05.17 (Tue)
例の「誤送金」問題だが。
なんと、すでに使いきってしまったから、もう返せんとホザいてるらしい。
まあ、ここまで、大方の予想どおりでは ある。
ふだん、わが大阪を口汚く罵倒する連中も、日本全国に わたって多いことから、つい、言いたくもなる。
「どアホなミスする、おマヌケ公務員と、ネコババも辞さないほど、カネに汚い県民性、それが、あのチョロチョロ虫の『地元』である山口県ですか、そうですか。な~るほどの、さすがですねー(大嗤)」
と。
そして、私に、その権限が あったものなら、
田舎まる出し役場の連中、原因となったアホ職員から町長に至るまで、
「おまえはクビだーーーっ!!」
と、叫びたいのが正直な感想ですわ。
それに、くだんの若造は、自治体の「空き家事業」とかで新規住民に なっていた者らしいから、あまりな偶然ぶりでも あるよね。
これは役場の職員と示し合わせたのでは なかろうか、などと疑われるのも しかたないと思う。
誰が何の理由でか全く不明な物を、たまたま拾って届けないままだと、日本の司法に おいても、これは犯罪になるのが確かだという。
極端な想定を してみたら、それこそ、ダイヤモンドの指輪を拾ったものの、本物だとは思わず、オモチャに等しいイミテーションの安物なんだろうと思い込んで、持ち帰ってしまうことも、子どもなら特に、あり得ない事では ないかもしれない。ここに、悪意と呼ぶほどのものは希薄だろう。
ところが、くだんの案件では、たしかな悪意が見受けられる。なぜなら、すべてを承知の上でのことだから。
たまたま、誰であるかは明白に分かっている相手が、自分の口座に、あるいは自宅のなかに、高額と分かっているものを置いたまま帰ってしまった。
それを、黙って、自分のものにした場合、あくまでも、置き忘れたり落としたまま気づかなかった者のミスが悪いと、ひとえに、そこを原因として、お咎めナシなら。
こないだのエントリーでも言ったように、例の役場からの誤送金をマイマイしくさった若造の罪が、「横領」にも「窃盗」にも該当しない、という見解が、もし本当だとしたら。
ならびに、
アホまる出しミスを しでかした職員と、その上司らも、お咎めナシにするならば、
とにかく、口座に入ってしまったら、もう、手の打ちようが ございませんというのなら、
それは、まさしく、法の不備というものだ。
しょせん、法とは、不足・不完全なものでしかないにせよ。
これまでも、公と民間とを問わず、こと、金銭の絡む問題や事件は何度も何度も起きていたわけで、
その根底には、たいがい必ずのように、ほぼ一人に任せきっていたという経緯が ある。
民間なら まだ ともかく、
役所や公的機関で、この不備を改善しないまま放置してきたというのが、最も許し難いことだ。
今回の事案でも、2週間ほども放置に近い状態だったという。
いったい、どういうことなのか。
しかも、ミスした職員は、うっかりミスでも なくて、ふしぎなことに、する必要もない余計なことを やっていて、それが原因となったそうな。
ほんとうに、どういうことなんだろうか。
ましてや、単純な「ぽかミス」の類を やっちまうのは、人間、誰にでも ありうるというのなら尚更で、
この問題を見て見ぬふりのまま、こんにちまで やり過ごしてきた役所や公的機関を、これからも見逃しておくつもりなのだろうか、わが国は。
いったい、これからも何度の同じ間違いやミスを繰り返すつもりなのか。
あまつさえ、そのマイマイ野郎を、へんに庇い立てしたり、応援したいとまでホザく者がチラホラいる しまつだ。
社会的弱者や障碍者、病人などのマイノリティーに対しては、口を揃えて、「死ね!殺せ!出て行け!」と大合唱する風潮を大目に見ている、この日本社会。
ほんとうに厭な社会に なり果てたものだ。どこまで堕ちていくのやら。
案の定、さっそく、この持ち逃げヤロウは「○国人」に違いない、などという投稿が、『MSN』などのポータルで続々復活させたコメント欄に登場している。
主張したいことが あるなら、各自のブログで やりゃイイだろに。
ほんとうに下劣なことだ。
いずこもコメント欄は、廃止すべき!!
カネの亡者のIT商人どもが!
余談だが、
今回のネコババ野郎の氏名を、そのつもりなく知ってしまって、
まず思ったのは、この野郎と同じ姓の人と、過去に何人か かかわったことが あるのだが、ふしぎと、どの人についても、正直言って、あまり、良い印象は残ってない。どこかしらで、人間性が軽く、かつキツイ感じの、そんな印象の人ばかりだったので。まあ、個人的なことに過ぎないけど。
くだんの若造も、たぶん、もちろんアホでは ないにしても(本質がバカだとは思うが)、ヘンに抜け目が ないとか、かなりキツイ性格を生来的に備えているんじゃないかと思しい。そう推測できる名前だった。
それだけに、人並みにガンバったなら、けっこう稼げるはずだがな。
べつに障碍もなく、健康体の男が、これではね。なさけないよなあ。
ところで、
うちの母親に聞いた話で、似たような事例が ある。
これも、いたって単純な経緯なのだが、
若かった頃の母親が、当時、居住していた同じアパートの主婦の部屋を訪ね、しばし談笑したあと、自室に帰ってから、母親は、さっきまで、自分の指に嵌めていた、高価で珍しい宝石が付いた指輪が ないことに気づいた。
いそいで、つい さっきまで居た部屋の住人の所へ戻り、室内で指輪を落としたようだと申し出たのだが、そこの女性は、
「探してみたけど、ないわよ、どこにも ない」
の一点張りで終始。
もちろん、母親自身、共用廊下などの あちこちも真剣に探したのだろうが、
こうなると、もう どうしようもないので、結局それっきりになったと。
母親は、よほどの悔しさと未練だったらしく、当時は、まだ生まれていなかった娘である私が20歳代になっても、なお、その話を していた。
【続く】