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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2015.08.17 (Mon)

「尖閣」問題と「中国脅威」論【2】-2

の続き。

 

【旧ブログより】

今回の尖閣事件を、あらためて見渡す      2010/10/09 00:03

【上記エントリーより抜粋の続き】

「船長の逮捕は、これからの軍事力増大をもとめる防衛計画の地ならしと中国では受け取られている。」

だから、
その軽率な「アル中」?船長は、まさに、日本国民の防衛力、軍事力への関心を呼び覚ます切っ掛けになってしまったわけで、それを恐れるのであれば、これこそが中国側の「自業自得」というもんだろう。

 

真の日本理解者も政府部内に不在

  政府部内に日本理解者、知日派がいないことも事態の悪化を招いている。靖国参拝問題で日中関係が大きくきしむ時代は、中国上層部に唐家セン国務委員(副総理級)という日本専門家がいた。しかし、現在、戴国務委員というロシア専門家、外交部では長年にわたって共産党関連の仕事をしてきた人物が外交を指令している。戴国務委員は、自ら休日の未明に丹羽宇一郎大使を外交部に呼び、抗議するという破天荒的な行動をする人である。

(↑この戴国務委員に関する点についても、解釈が分かれるところらしい)

 

  また、日中関係がぎくしゃくしている時期に、かつては王毅という大物大使が日本にいた。いまはそのような外交官もいない。

  中国駐在日本大使が未明に呼ばれて抗議されたことに対して、「非常に無礼」という日本のマスコミ報道はそのまま中国にもされた。ただ、これも中国には理解されていない。法律にのっとって粛々と処理していくという日本側の言葉も、言い逃れだけのように中国では聞こえる。

(↑再々度だが、最冒頭のリンク記事中によると、日本の司法独立などなどは嘘っぱちだと、中国は見抜いているんだとか)

 

   「虎に乗ったら降りられない」(騎虎難下)という中国のことわざがあるが、中国だけでなく、日本もまた現在は世論という「虎」に乗っていて、降りたとたんに虎に食われる恐れがあるこれは危険な状態だ、と専門家は警告している。

(記事抜粋中の部分的文字強調は、当ブログ主による)

 

繰り返すが、

くだんのビデオ公開は、日本国民の怒りを増す心配よりは、
むしろ、わが方の正当性を明白に確認することで、モヤモヤした気分をフッ切れる効果が高いものと思うし、国際的なレベルでのアピールには有効だろうと思う。

しかし、

「尖閣は自国領」、の一点張りである中国に対しては、そのような効果を疑っている

 

 

まだ遅くない!「中国船体当たりビデオ」公開で無法ぶり訴えよ
2010/9/27 11:47
http://www.j-cast.com/tv/2010/09/27076716.html 

『不起訴』なら海上保安庁に証拠返却

  スタジオでは民主党から松原仁、自民党から小池百合子両議員が出演した。小池議員「すべて間違っている。検察に判断をまかせて、政府が関与してないとはおかしい。中国との間で領土問題を抱える南シナ海の国々に、『ああ、日本もか』と思わせてしまった。尖閣諸島の海を友愛の海にしてしまったのはまずい」

  松原議員「外交的な敗北だというだけでなく、なぜここに至ったかを考えるべき。自民党時代をへて尖閣諸島でも竹島の問題でも、長いこと放置してきたことのつけだ」

  船長の釈放は地検ではなく仙谷官房長官の判断だろうといわれている。

  弁護士の田中喜代重は「地検が外交を考えるなんてありえない。最高検の考えだろう」

  鳥越俊太郎(ジャーナリスト)「最高検はいま大阪問題(検事の証拠偽造)をかかえているしね」

  田中「人事の問題で裏取引があったかもしれない」

  松原議員「那覇地検は越権行為。最高検は本来突っぱねるべき立場。なぜそうしたか説明する必要がある」

  赤江珠緒キャスター「政府としてはどうすべきだったのか」

  これには、「大使を呼ぶなどして、もっと中国の情報をとれ」(松原)、「国際社会にもっとアピールしないと」(作家・吉永みち子)、「中国は法治国家じゃないから」(小池)などといろいろな意見が出たが、「どうすれば」というのが出てこないそう簡単じゃないからこうなったのだ。

  この事件で気になっているのがビデオテープだ。いってみれば、パトカーに体当たりする暴走車。「見れば一目瞭然」と前原外相(当時国交相)が言いながら、いまだに出てこない。田中は「証拠品は起訴しないと公開しない。しかし、海上保安庁に返せば公開できる」という。

  普通なら、事故の直後に海上保安庁が公開してしかるべきものが、今回は公開しないまま検察に渡ってしまった。お陰で、世界にPRする手だてを失った?この話も詰めた方が、後々のためになりそうだ。

(記事抜粋中の部分的文字強調は、当ブログ主による)

 

【続く】

 

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