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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2015.08.16 (Sun)
「尖閣」問題と「中国脅威」論【1】

の続き。

あくまでも、旧ブログ当時のエントリー記録であり
(適宜、必要に応じた編集し直し部分もある)、
現在と当時とでは、参照先の各サイトについての、私なりの判断や評価等が変化しているところもある。

 

こうして みると、

ある程度の期間を置いてから振り返ってみれば、
渦中の時期にあったときよりも明確な、また違った見解や判定等を導き出すことも生じ得るというのが実感できる。

 

はたして、
「ネトウヨ」らが判で押したように言い募る、「民主党および民主政権は、もっぱら中国や韓国に対し、弱腰で媚びているゆえに、売国だ!」という主張が本当なのか どうか。

むしろ真逆だったからこそ、あそこまで拗らせてしまったのではないかということと併せ、

どういうわけか、第一次安倍政権時に変更されたという方針に のっとり、海保が、それまでの歴代政権(もちろん、ほぼ自民党政権)が抑え、避けてきたはずの、中国漁船拿捕という強硬策に打って出たという事が(一度だけらしいが)起きていた、このことについては、
あの衝突事件ビデオ流出騒動の頃、どこかのネット サイトで指摘されているのを、私は見ているし、一般のブログ サイトのなかに、この経緯について少し指摘しているものを、今回も見つけることは できた。だが、

なぜか、各新聞社を始め、どこのメディアでも、これについての掲載記事を、できるかぎりで探してみても、見つけることが できなかった。

 

 

【旧ブログより】

今回の尖閣事件を、あらためて見渡す      2010/10/09 00:03

やっぱり、産経や二、三だけでは、いまいち分からんので、他メディアの記事もまとめて読んでみた。

まず、ずっと私が気になっていたのが、

中国民間漁船を、日本領海内から追い立てなければならなかったことの理由

および、この事件に関して、中国の一般国民は、どう捉えているのかということ。

 

http://www.jiji.com/jc/v?p=foresight_4901

 

「アル中船長、英雄となる」の図か。

上掲リンク記事中の中国側幹部の言ったとする、単なる「酒乱の暴走」に過ぎなかったのだからというなら、初期段階で、すみやかに謝罪し、事を荒立てるべきでなかったのは、中国ではないか。

あたかも、この衝突事件の機に乗じたかのように、終始、「尖閣は中国の領域」と強硬主張したことは、やはり、到底、納得できるものではない。

なかなか挑発的な記事内容で、おもしろいっちゃ おもしろいが、どうも、他の掲載記事の識者の話す内容とは、くい違う部分がある。

 

尖閣衝突ビデオ公開で中国人船長逮捕の正当性主張すべき
2010/9/21 12:48
http://www.j-cast.com/tv/2010/09/21076327.html 

  中国側は領土問題だから国内向けにも声高に言わざるを得ない面があるのだろうが、日本側にしてみれば、「司法は独立」という常識が通じない相手だけに、スパッとした解決策はみつからない

(↑最上掲リンク記事中によると、日本の司法独立などなどは嘘っぱちだと、中国は見抜いているんだとか)

 

  大沢孝征(弁護士)「検察は証拠があるかぎり粛々と手続きを行わないといけない。司法は行政とも外交とも独立ですから。しかし中国側からみると、裁判権の行使を認めることは、尖閣諸島の主権を認めることになるから、これは絶対に認めるわけにはいかない。それでこれだけ過激になっている」

  若一光司(作家)「これまでも漁船問題はあったが、日本側は大目に見ていた。ただ今回はぶつかってくるとか悪質だったから逮捕にいたったわけで、そのビデオは裁判のときに出すといっているが、そうではなくて、中国に対しても国際社会に対しても、こういう実態があったのだからと出すべきだと思う」

  赤江珠緒キャスター「日本の正当性をメッセージとして伝えるべきだということですね」

  何があったかを見せるのがいちばん早い。だが、そうなると今度は司法の独立がカベになって、政府が出せといって通るものかどうか。こっそり「You Tube」 で流すってわけにもいかないし、困ったことだね。

(記事抜粋中の部分的文字強調は、当ブログ主による)

 

【続く】

 

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