2026.08.13 (Thu)
『【続】最近の映画鑑賞から』の続き。
山田五郎氏と森永卓郎氏あたりの場合の共通性、と言うよりも、
一般に、男性の場合に顕著な傾向なのかなと思えていたのが、仕事に対する姿勢というか、ほとんど執着に近いほど のめり込んだ働きぶりというのか、わき目も振らぬ実行性、遂行性だ。こういうのは、女性一般には、比較的に少ないと思う。
うちの親父ごときは、何事に つけても、彼らと比べるべくも ないのでは あるが、それでも、辛うじて、仕事に関してだけは、素朴なまでの真摯さを保っていたようだし、ごく親しい取引先や身内の者に絞っては いたが、結局、80歳代に入るまで、経理方面の仕事を続けていた。
たとえば、高齢に なっている男優さんなどの場合で、もはや回復は望めないだろうという末期的な病状で入院中にも、うわごとのように繰り返し繰り返し、「次の舞台の」セリフを、、、と、最後まで練習していたという話など、一人ならず、聞いたことが ある。
――カルペ ディエム――「その日の花を摘め」
結局、そうできる余裕が心身に あるか、それに尽きるのだろう。
個々に担う事情も背景もエネルギーも、同じでは ない。
自分の現実が辛すぎて、現実が直視できない、ひとまず現実から逃避する、とりあえず現実を やり過ごすしかないような心身の状態では、自分(と、その愛の対象)のためにこそ頑張る、頑張れるという前向きさ、ひたむきさ、その余裕が ない。
誰しも、どこかで、大なり小なり、自分を正当化し、甘やかしている。
どれほど努力したか、がんばってきたことかと、みずから豪語しても、常に100パーセントの遂行、実行できたと言い切れる人も そうは いまい。
~『ロミオとジュリエット』から~
「木々の梢を銀色に染めている、あの祝福された美しい月にかけて、わたしは誓おう…」
「いいえ、月にかけて お誓いになるなんて、いけません。まるい形を、ひと月ごとに変えてゆく、あの不実な月、あなたの愛までが、あのように変わってしまっては」
…
若者とは?
抑えられず性急に燃え上がる炎
乙女とは?
熱情と氷の冷たさ
いつの世にも
薔薇は咲き
世は移り
そして色褪せ枯れる
若さも同じこと
やがて移ろい
色褪せる時が来る
美しい娘も
いつの日か
時が来れば
恋人の甘い微笑も
…
【続く】