2016.05.11 (Wed)
うちの母親が生前、何の気まぐれからか、パン屑だか米粒だかを、ベランダに撒いたら、目敏く やって来て、じきに覚えて習慣化したごとく食べに来るようになった雀たちを、可愛い可愛い♪と、悦に入っていたらしく、実家に帰っていた私に、その話を していたとき、父親が横合いから、「だーれが掃除を するんか!」とプンプン怒っていたのを思い出した(笑)
母は、その頃すでに、病気で倒れたあとだったから、辛うじて回復してからも、あまりマメには動けないうえ、もともと、掃除が嫌いだった人なので、そっちのほうは、家事に几帳面だった親父が、せっせと後始末していたようだ。
けど、
母親は、生まれも育ちも大阪ど真ん中の都会っ子、
親父は、千葉のド田舎育ち(笑)
『街のツバメ、子育ての敵はヒト 巣作り妨害、農村の7倍』
朝日新聞デジタル 5月10日(火)9時15分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160510-00000016-asahi-soci
あんな小さな、野性の生きものでも、あの小さなオデコで必死に考えたのか、生き延びるために、人間の生活ぶりを、よく観察してる。
人間側にも人間にとっての、その時代背景や環境による つごうと理由が ある。
だいたい、都会地では、もともと田舎から来て住み着いてる人のほうが多いでしょw
基本的に街育ちの私も、近場の大きな公園のみならず、ほんの少しの土や緑のスペースを見逃さず やって来る小さな鳥たちは、いかにも健気で、特に可愛いもんだと常々ほほえましく思って見てるけど、
昔の農家のように、広いタタキとか土間とかが ある家屋なら、巣を掛けられても、それほど、気にならないかもしれないが、
都会の街なかで押し合いヘシ合いしてるような狭い家では、そこの住人にとって、かなり酷なことだとは思う。
卵や雛を狙って、みーさんが、屋内に侵入してくるかもしれないし。
しかし、知事の許可が必要ということは知らなかった。。。
ともかく、巣が掛けられたあと、雛が孵ったあとで、無慈悲に取り払ってしまうのは、さすがに、燕も可哀そうだから、せめて、事前に防いでおこうと思うのも、じゅうぶん理解できる。
まあ、せっかく苦労して拵えた巣をアッサリ壊されてしまうのは、燕たちにとって、思わぬ大地震に襲われたようなものだろうか。
なんてこと してくれたんだ!と立ち向かって怒りの抗議することもできないもんね。