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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2016.04.23 (Sat)

こないだ、ボウイが亡くなったばかりなのに。

それでも、ボウイの場合、すでに病気のことが分かってたから、自他共に覚悟していて、それを見据えて、最後の仕事を仕上げたらしいけど、

プリンスの場合は、あまりにも あっけなかった。
でも まあ、とりようによっては。。。だね。

 

 

ところで、
私らの世代は、いわゆる「バブル」の子、みたいな言われ方されて、いまどきの若い人たちには、何もかも誰も彼もが恵まれてて良かったんだろうみたいに思えるそうなのだけど、けっして、そんなことは ない。

やっぱり、どんな時代に あっても、その人その人によって、情況は大幅に異なることもあるしね。

 

まあ、全方位的に特異な条件を背負っている私なんか、クラスメートや親しい友だちのなかにすら、自分と共通した悩みや同様の環境を持っている子は、ほぼ皆無だったので、ほとんどの子が、あくまで私から見たら、うらやましいほど恵まれてると感じることも多々あったけれど、

なかには、経済面は豊かな家庭でも、祖母と母親間の嫁姑争いの激しさの果て、小学生の頃に、母親と二人で家を出て、その母親が、その後、入院し、退院することなく急死したのを、2、3日ほど、自分だけが、その事態を知らないでいて、反発の対象だった父親から突然、母親の葬儀の日を知らされ、混乱と葛藤の気持ちを抱えたまま、母子二人で暮らした家から元の家へ戻ったという過去を持つ友人も いた。
また、
母親よりも父親のほうを、ずっと信頼していたのに、その父親は、女房にウンザリしていて、よその女性と一緒になるために離婚し、あまり好きでない母親のほうへ残されたせいなのか、性格が ひどく屈折していた子も いた。もっとも、その子は、亭主に見限られたらしい母親のほうに、外見も性質も、よく似ていた。

 

ただ、
いまごろになって、
世界情勢やら現政権の方針等からも、なんだか不穏さが漂っているような、そうとうキナ臭くなってきた感じも しないでは ないけれど、

あの時代の日本は、さすがに、行きつくところへ行きついた敗戦の阿鼻叫喚のあと、やっと訪れた平和第一の時代の さなかだったからなのか、戦争なんてものは、いかに理由が あろうとも許されないことという基本は揺るぎない、単なるタテマエでない感覚は、私が所属してきた市井の市民、一般国民間においては、多かれ少なかれ、誰しもに あったように思う。
まあ、そういった大上段っぽいこと以外では、

ロックを中心としたミュージック シーンでの収穫が、画期的なほど豊かに広がっていたこと、かな。私個人は子ども時分から、日本の歌謡曲とかアイドルに興味薄いほうだったし。

あとは、ファッションの面かな。

こういった点では、いまどきの若い人たちが、なんとなく少し可哀そうにすら思えるのよ、
音楽でもファッションでも、日本国内では、なんか ちょっと貧相な印象が あって(苦笑)まあ、一概には言えないけど。

私だって、自分たち世代の流行ものが薄っぺらで安っぽく感じる面も あったし、親や祖父母が若かりし時代のファッションやら音楽に「レトロ」「レトロ」と憧れたこともある。

 

さて、プリンスの楽曲で、特に好みの一つだったのは、

“When Doves Cry”(『ビートに抱かれて』)
 

久々に「プリンス漁り」をして、
たとえば、エルヴィス・プレスリーのステージについても、旧ブログか過去エントリーで感想を述べたときに、同じようなことを思ったのだけれど、

(ちなみに、うちの母親は、一つ年下であるプレスリーの熱狂的なファンだったw)

ジャニス・ジョプリンでもマイケル・ジャクソンでもプリンスでも、パワー全全全開と言うか、これじゃ、ステージ降りたら疲れ果てちゃってるわなと察せるほど、一滴の手抜き一切ナシに最初からブッ飛ばし最後まで駆け抜ける、ってな感じ、とにかく、パワー!パワー!で仕事熱心、ひたすら忠実なのね。

そりゃあ、ずば抜けた成功しなきゃ おかしいとも思えるくらいだけど、
その反面では、ありがちなクスリの問題が つきまとうね。

ともあれ、

Rest In Peace, Prince

あえてプリンス以外のミュージシャンで。

    
     

 

 

 

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