2016.10.30 (Sun)
『ボブ・ディラン氏、ついに沈黙破る ノーベル賞受賞「素晴らしい」』
AFP=時事 10/29(土) 6:34配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161029-00000003-jij_afp-int
はははw
いやぁ、私自身、何事にもカメで めんどくさがりなので、人さまのことは言えんかったのだが、
ディランの「ノーベル賞」授与決定後から取り沙汰されて、いろんな意見や憶測や記事を読んでいて、少し思い出したこともある。
まず最初に思い出したのは、旧ブログのときに、ある記事で、ディランが、今度は、絵を描き始めたというのね。その絵が、世界的有名人の手になるだけあって、高額になったとか。
そのキッカケというのが、ある所で、ある女性に、彼が何気なく描いた絵を、とても褒められて、あなたには、きっと、そっちの才もありますよ、とかいうふうに言われたかららしいの。
それで、ディラン、すっかり その気になっちゃって、まじで描いてみた絵が、かなりの高額で値が付いたと、
詳しくは記憶してないんだけど、たぶん、そういう話題だったと思う。
それで、当時、私も反応して、エントリーをアップして、
ディランって人は、そのトシで、押しも押されもしない大スターなのに、やっぱり、いつまでも どこか少年っぽいのかな、褒められたら、がぜん、その気になるって、ある意味、子どもっぽいと言うか、単純素直な人なんだなあ、高齢になってもチャレンジ精神が旺盛なのは さすがだね、ってなことを書いたと思うんだけど。
男の人って、褒められたら、わりと すぐ その気になる傾向の人が多いみたいだしね(笑)
まあ、賞金が惜しかったんだろとかいう、勘ぐり的なコメントも多数だが、功成り名を遂げて幾年月のディランが、たかだか?あの程度の金額で、思いを左右する必要もないんじゃないのとも思うし。
でも、お金持ちほど、おカネに執着するとか、トシいくほど執着するとか聞くね。
コソッと言うと、ディランは、顔だちに、その傾向が窺えるふしもあるよw若い頃の動画を見たら、なかなかのハンサムだったことに、ちょっと驚いたけど。
私は、ディランの世代では全然ないし(むしろ、彼は、うちの親の世代に近い人)、彼の作品はと言うと、『風に吹かれて』くらいしか、すぐに思い出せる楽曲もないんだけど(『風に吹かれて』すら、学校時分、J・バエズの歌声で知ってからコピーした)、
こんな私にも、彼との共通点みたいなところを感じたには、
最近のノーベル賞騒ぎで、ディランのアーティスト、ミュージシャンとしての長いキャリアを振り返り、分析している記事を読み、どうやら、彼は、自分のカラーと言うか、特性や方向性を、一つに限られて見られることを避けていたのでは ないかなということ。
昔から、アーティストやミュージシャンというのは、極度に気ままでマイペースなのが定番のイメージだけど、別面では、
どんな分野の何にせよ、殊更、人前で目立ちたがり、何かしら変わった事を したがるのは、俗物的でもあるわなw
「私って変人なんですよ」とか「芸術家気質なんです」とか言いたがる人ほど、いたって俗人的価値観の持ち主であるように。
母方の祖父なんか、私の母親が若い頃、芸能界にスカウトされたとき、「人前で芸をするなんて、卑しいことだ!」と言い張って、猛反対したそうな。
ただ、ディランも はや、老齢になってるわけで、ツアー最中だということだったから、そっちに、乏しくなった全エネルギーを集中していた、あるいは、そうしていたかったのだという側面は あったのかなと、私は察していたけど。
デヴィッド・シルヴィアンなんか、まだデビューして間もない、うんと若い頃から、ツアーほど厭な、しんどいものは ないと言ってたよ。
うちの親も、舞台に上がる経験を してきているので、私も かねがね聞いてたし、昔から小耳に挟んでいたように、舞台というものはフシギな世界で、そこに出ているあいだだけは、どんなに しんどくても、自分のなかにエネルギーが入り込んでくるのを実感するんだって。だから、出演してるあいだは、不調であることも忘れてしまってるんだと。その代わり、舞台を降りたとたんに、がっくりきて、へっとへとになる。
なお一つ書き加えておくと、
日常の人間関係のなかで、こういう経験に思い当たる人、けっこう いるんじゃないかと思うんだけど、
何らかの約束とか期限をハッキリしてもらわないと いけないときに、何が理由だか知らないけど、言を左右にして煮え切らず、むやみと引き延ばしたりして、はたをイライラさせて平気な人って、たまに見かける。
こういった人の考えてることが、基本単純な私なんか、どう察すればいいのやらと、従来から不可解で、例のQAサイトで質問したこともある。そのときも、例の「カルト連」の覆面会員が邪魔しにきて、さんざ厭味を垂れ流していったわw自分のことだと思ったんでしょうよww
でね、
心理的に言うと、自分の考えや期限等についての心づもり如何を、いつまでも明確にしない人の思惑とは、言わば、迂遠な かたちでの支配欲なんだそうな。
要するに、
自分を、相手よりも優位に置いておきたいという心理が潜んでいるんだって。
ディラン自身が、はたして、そういう心理ゆえだったかは、もちろん、断定できないけれど、
たしかに言えることは、今回の彼の動向に、おおぜいの人々が振り回されてたよね(笑)
ディランの場合、どっちに転んでも、世界じゅうで話題になっちゃうところを見ると、やっぱり、それだけの大スターなんだわね。しかも、世界最高峰と言える賞なのだから、それも拍車を かけたわけだ。