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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2019.11.12 (Tue)

「芸術」って?やれやれw追加だwwの続き。

 

うちの母親なんかは、すごく綺麗な絵なのに、「気持ち悪い!!」と叫ぶなり、顔を背けてしまうことも あった。

「耽美派」系の画家などは、「ゴージャスな不吉」、とでもいうようなものをモチーフにして描いた作品が多いけど、まさに、「不吉」「死の影」などを感じさせるような作品だと、猛烈に拒絶すんのよ。

反面、

モネあたりの、女性たちが穏やかに船遊びしているといった場面には、気持ちが安らぐわ、と言ってた。知識も薄いし、特に好みの画家などは なかったようだが、

母親の妹である叔母は、有名な家柄出身の人たちや財閥系の御曹司との交流で、若いうちに磨かれたのかもしれないが、ファッションでもインテリアでも、とかく美意識が つよく、
自分自身では、これといって、ものを創作するような行為には殆ど無縁だったし、おそらく、その才能も乏しかっただろうが、
他人の作品の出来栄えに対しては、がぜん、上から目線で批評するクセが あった。

お花いっぱ~いemojiが大好きなのにw画家のなかで、ジョルジュ・ブラックが特に好きだと言ってたなあ。

 

実の姉妹でも、だいぶ異なってるみたいだ、と私は思ってたのに、ひょんなところで、全く同じ好みを持っていたり。

ふだんの好みは多かれ少なかれ異なるのに、
死後になってから、じつは、二人とも、あるイラストレーターの作品が好きだったのだと判明したり。そのことを、本人どうしも知らなかったと思う。

 

「ああ、それ、あんたの おかあさん(自分の姉)が買ったんでしょ?なんで分かったのって?姉は、そういう色柄が、むかしから好みだったもん、ハッキリわかるのよ」と言ったり。

 

 

母親の弟は、学生時代、ピカソばりの絵を描いていたそうだ。

 

先日のエントリーで言ったように、ピカソ嫌いの親父は、特に東山魁夷のファンだった。

 

 

小学校低学年の頃、たまたま、おとな向けの、ある雑誌を めくってみたら、特集号だったのだろうか、ルソーの作品をパロディにした絵が幾つか載っていて、なかでも、

ボールを使うスポーツを していると思しき、さも楽しそうなオッサンたちの光景を描いた絵は、よく見ると、生首がボールになっているので、子どもながら心底、不気味さを感じたけれど、同時に、すごく ひき付けられて、しばらくのあいだ、なんとなく、目が離せなかったことを憶えている。

眠るジプシー女とライオンのも そう。食べられちゃってるやつね。

けっして、好みでもないんだが、魅入られたように見詰めてしまった。

 

これらはパロディ作品というものなのだということを知ったのは、ずーっと あとになってからで、小学生だった あのときの私は、ルソーも横尾忠則氏も全然、知らなかった。

 

ルソーの絵には、幼い子どもでも即座に感じ取るような、独特の静謐な空気感が齎すものか、魔力のように引き付ける力が あるのだが、そのルソー本人としては、たぶん、普通に楽しい光景や美しく幻想的な場面を、いたって真面目に描いたつもり、なのかもと思えるんだけれど、

それが、
なぜか、単純に楽しいとか美しいとかに向かわず、なんだかマカフシギな方向へ行ってしまってるのが、ある種の哀感すら もよおしてくる。

そういう、魔力的静謐、ある種の哀感を、横尾氏ならではのブキミ世界に連れ込んでしまっていて、元の絵も「パロディ」という単語も知らぬ小学生の私の眼を釘付けにし、以後、数十年後を経た今だに、あのときの感覚を、まざまざと思い出させる。

 

 

今度は小学校高学年の夏休み。

宿題の絵の題材に、庭の池を選ぼうと思い立ち、
掃き出し窓の縁に腰掛け、描き始めて しばらくしたら、
ふと、親父が やって来て、取りに来たらしいタバコを手に、ついでの感じで覗き込んだ。その とたん、

「お、おまえはぁ~!アホじゃないのか」

と、呆れ嗤われた。

 

 

藤棚の下。

水面下に沈められた幾つかの水蓮の鉢の あいだ。

小さな噴水から 注ぎ落ちる水の動きを楽しむかのように泳ぎ回っている金魚たち。

 

 

そのうえに浮かび漂う、

ビニール袋など、大小のゴミ。

それらをも逐一、ていねいに描き込んでいた私w

リアリストでしょ?ww

 

 

はて、見えたとおりに描いて、なに悪いのかと、しばし困惑していたら、

親父は重ねて言った。

「そーいうのはな!省いて、見栄えの良いところだけを描くもんなんだ。なに?学校の宿題だと?そんなもの持って行って、先生たちに見られたらカッコ悪いじゃないか!ゴミまで描くのは やめろ」

「やれやれ、まったく。。。」

と、首を振りつつ、部屋を出て行った。

 

 

自分が、下手の横好きに過ぎないということは自覚してるさ。

だからこそ、描くことは、ただ楽しい。純粋な歓び。

 

「問いかけ」だの批判だの、リクツを駆使するのは、文章で やるわ。

文章を書くのは、好きでもなく、むしろ、苦痛なんだけどね。

 

 

 

きのう、とある記事にて、安倍政権主催の『桜を見る会』たらいうやつで、税金を私物化しまくり、不正な使いかたを しておるとの批判を読んだが、

「立法府の長」さんよ、違法行為とは、たいしたシャレのつもりですか?()

 

まあ、毎度のことだが、
こんなに滑稽で醜い、と感じるシュショーは、はじめてだわ()

それこそ、顔を一目、見ただけで、吐き気がしてくる。

ということは、りっぱな「芸術品」ということか、アベシは。()

 

「4銭」じゃなかった「4選」を口にするのが、あの!カネ甘利さん。なにをシャシャリ出てんのやら。

 

被災地と死傷者を そっちのけに、「まずまず」、

アベシと自党の私利私欲、私物化は「当然」のこと、と言い放った、国民への愛は ない二階さん。

 

みんな、ボケてしまってるのかね?欲深過ぎて。()

はよ引退しろ!!どいつもコイツもemoji

 

 

私も かねて、あきらかに皇室の『園遊会』を真似てるじゃんか、あれはと思ってた『桜を見る会』、

いつも以上に垂れ下がったニヤケ笑顔のアベシの周囲を取り囲み、
ヘ~ラヘラと俗物根性まる出しの芸人らが、さも嬉しそうにハシャいでる場面の写真を見て、「アンソール」の仮面の絵を連想していた。

 

 

 『陰謀』

 

 

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