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とりあえず、ひかりのくに
     
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Updated   
2017.08.12 (Sat)

チンパンジーがじゃんけん学習=認知能力、4歳児と同程度―京大
8/10() 14:47配信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170810-00000074-jij-sctch

 

これは、あれだわな。。。

チンパンジーたちに させた、こういう実験は、ヒトが通常やってるような「じゃんけん」とは、内容も目的もイコールでは ないわな。

この実験は、いわゆるパターン学習を させたに過ぎないのと ちがう?

 

チンパンジー自身が自分の手を使って、グー・チョキ・パーとやったわけじゃないんでしょ?

他者の手の形の、あくまでも、その組み合わせパターンを見て、
このパターンの場合なら、どっちが、勝ちになる、と言うよりも、自動的にオヤツを与えてもらえるか、という判断を下してるだけよね。

 

さて、人間は、おやつ、または何らかの物質的褒美が もらえるから、「じゃんけん」を するのか?

実際は、そんなのが なくても、多くの人は、おもしろがって やってたわね、子どもの頃。

そりゃ、おとなになったら、何かを決める、
それこそ、残った お菓子を もらうために、いいトシこいて、真剣にやったりすることあるけどさw

チンパンジーにとっても、おやつを獲得すること自体で、うまくやった!という瞬間的達成感を得てはいるのだろうけど。

 

 

人間が、「グー・チョキ・パー」のシンボルの意味を理解し、それから自分の手でもって「じゃんけん」ゲームを始めたら、そこにある目的というのは、いかに迅速に、相手の出方を予測・予想できたかという直感力、
あるいは、あてずっぽうが通ったかという運、
そして素早く対応できたかといったところに、優越感と醍醐味があるわけよね。まあ、どんなのでも、ゲームって大概そういうもんだろうし、「じゃんけん」は、その最も素朴な部類だ。

とにかく、そこで自分が勝つことで、言わば、生き残り能力の確認を通して、満足とか優越感という「ご褒美」や心理的報酬を得るわけね。なので、おやつとかの即物的なものは、必ずしも要が ない。

 

チンパンジーたちは、おいしいオヤツなしで、1日144回もの「じゃんけん」の お勉強できたかしら?

もし、彼らが、生き残る優越を確認するためなら、もっと剥き出しの直接的な戦いかたを するでしょうしね。

 

人間が「じゃんけん」を やるとき。

私は、自分が幼い頃(やっぱり4歳前後だったのかな?)、「グー・チョキ・パー」というシンボルには、それぞれの意味が あって(あらためて考えると、けっこうヘンなリクツ付けだけどね)、その意味をルールとして理解してから、実際の対戦に とりかかったのを憶えている。

 

しかし、チンパンジーは、たとえば「グー」と「パー」の組み合わせの場合、なぜ、パーが勝ちとなるのか、そのリクツは(人間が決めたに過ぎないヘリクツ的内容だけど)理解してるの?おそらく、そうじゃないでしょう。

 

まあ、人間の社会でも、本当のところはサッパリ理解できてやしないのに、なぜか自動的「勝ち組」に おさまってる人、という事例は少なくないようだけどw

 

 

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