2022.08.21 (Sun)
私は、先日、『【続】その心理を聞いてみたい』というエントリーをアップしたけれど、今も、いくつか疑問は残ったままである。
さて、きょうは、
1993年に収録されたというテレビ番組で、かつての「男役」トップ スターであった榛名由梨さん、汀 夏子さん、安奈 淳さんの御三方を中心に迎えて、いろいろと質問したりしている内容の動画を見てみたのだけれど、
たぶん、彼女たちの当時の年齢は、40歳代だったであろう。
平凡な一般人にも ありがちだが、仕事の面でも、試行錯誤に直面していたかもしれない。
やっぱり、汀さんの、男役を演じるに当たっての正直な気持ちというのは、他の人たちと、ちょっとばかり違うような感じも受けたけれど、
ハッキリしたのは、ここではVTR出演だった、かの鳳 蘭さん みずからの解説だ。
端的に まとめると、
鳳さんは、あくまで鳳さん自身の頭のなかで思い描いてきた、自分の理想としての男性像を、男役として演じていたのであり、
また、女性というものは、
「愛しているよ」「君を、いつまでも愛し続けるよ」
なーんていう甘いコトバにウットリするものなのだから、
男性は、そのへんを勉強されたほうが、というようなことを話しておられた。
他のOGさんがたも頻りに頷いておられたけれど、
私ね、
自分は、やっぱり、世のなかの女性一般とは、多少、違う傾向なんだなということを思い知りました。
そりゃ、本気で好きになった男性から、いかにも真面目くさって「愛してるよ(キラ~ン)」なんて言われて、嬉しくないことは ないけど、
ないはずだけれどもw
多くの女性の皆さんは、なんか、てれくさいというか、尻こそばゆく思いませんのかね?
そんな、歯が痒くなるようなことを、、、
やめてよ!って、押しとどめちゃうかも、私はねw
ちなみに、私は、肩に腕を回されたりするのも、好きくないです、はい。
ええい、重たいわどかさんかい!ってなりがちww
だってね、
うちの親父がですね、もろに、
「愛してるよ(キリッ)」
とか、テレもせずに言ってのける癖が あったんでさあ。
娘の私に対しても、正面切って言うんだよ。
この話、またまた旧ブログか過去エントリーで述べたことが あると思うけど、
20歳代の頃、職場の同僚の中年女性に、うちの親父の、その癖のことをボヤイたら、
同僚も、いたく同情してくれて、
「ゾーーーッとするね」
と、言ってたわww
で、肝心の、うちの母親は、自分の亭主に、
「□子。俺は、おまえを愛しているよ」
と、言われて悦んでいたか?と言うと、
プンプン怒ってたよ(爆)
あるいは、完ムシwww
(ただし。白人の男性に丁重に扱われると、やっぱり、ポ~ッとしてたよw板についてるとか、サマになってるとか、そういうふうに感じるかららしい)
まあ、うちら親子のケースが特異なんだろうかねwwww
でね、
鳳さんのアドバイスだけど、
私のブログで、これも先日のエントリーにて指摘した、
そこいらの男性一般が真似しても、もひとつだろうなあ、ということ。
これは別のテレビ番組の記録動画で見たんだけど、
やはり、同様に、かつての男役トップ スターさんたちを招いて、男役の動作や しぐさをレクチャーする場面が あり、スカートを履いてるからと拒否したものの、押されて、男役の歩きかたを少し実演して見せてくれた、もとスターさんは、
視聴している われわれにとっては、彼女がスカート姿だった おかげで、どういう歩きかたを しているのかが明白に分かりやすかったんだけれど、やっぱり、のっし のっし、という感じで、歩を進めていたわ。
で、同席していた男性たちが、あれこれ真似してみたのだけれど、案の定、イマイチだったよw
思うに、特に日本人の場合に多いのかもだけど、
いわゆる「レディ ファースト」だとか「エスコート」だとか「フェミニスト」だとか、そういう感じの扱いかたに、男女とも、慣れてないよね。
がんばって、それらしく やろうと心がけても、少なくとも、一般の男性は、ギクシャクしてしまいそうだしw
聞くところによると、男役の しぐさというのは、ずばり「欧米圏」の男性の それを参考にしていることが多いのだとか。
それで、また思い出したのは、
過去に、ごく短い期間、アルバイトに行った先の、「日系ブラジル人」の男性。
見かけは、私らと全く同じ日本人らしい容貌です。でも、一つだけ、明らかに、ふつうの日本人では ないと、即座に分かる場面が あった。
と言うのは、
先輩格の同僚女性が、日系ブラジル人男性と、始業時の挨拶のコトバを短く かわしたとき、くだんの男性は、「やあ、きょうも元気?」みたいなコトバを言いながら、彼女の肩や腕を、見るからに優しく撫でさすりつつ通り過ぎたの。
その途中、新入りだった私が、驚きと感心が入り混じった表情で見ていたであろうことに気づいた、その男性は、私の肩や腕も、軽く撫でるようにしながら通り過ぎて行った。
昨今、「セクハラ」視点が厳しくなってきている日本人に、こんな自然に できるでしょうか、ほとんどの人は。特に男性は。
その男性のタッチは、ちっとも、イヤラシく なかったんだもん。
ほんとに自然。
私たち女性を、純粋に、いつくしむ気持ちだけ、って感じ。
女らしく、恥じらいを込め云々、
という要請が、なかなか実行困難となった現代日本女性(私かよ!?w)のことは棚上げしといても、
さあ、どうですか?日本の男性がた。
老若を問わずですよ?純粋に、女性という存在を、いつくしむがゆえの、自然なスキンシップ、あなたがたには、至難のワザでは ありませんか?(苦笑)
私の学校時代の、例の、汀 夏子さんの大ファンだったクラスメートも、家族関係の問題やトラブルのことは別として、おうち自体は裕福なインテリ家庭だ。
私が、彼女の家に、初めて遊びに行ったとき、壁に掛けられた幾つかの油絵を、てっきり野菜を描いたものだと思い込み、
「これはトマトね!」「キュウリかな~」
などと、
じっくり眺めつつ言っている横から、友人が頷きながら、小声で、
「ん、サボテン」
「それもサボテン」
と、
さっきから小声で教えてくれているのに、なかなか気づかず、
「これはナスビかな?あれ??」
「これは、、、キャベツ、、、?違うよね、あれれ??」
と、
混乱して戸惑い始めたときに、やっとかめ、
「うん、サボテン」
と、言っている声に気づいた。
それらの絵は、その友人の おとうさんが趣味で描いたものだそうで、
翌日、友人が言うには、
彼女の おとうさんに、
「きょうなぁ、友だちが遊びに来て、おとうさんの描いたサボテンの絵を、野菜と間違えてたよ」
と、告げたと言うので、
私は、顔から火が出る思いで、
「おとうさん、何て言ってた?」
と尋ねると、
フフフと笑っていたということだった。
閑話休題。
【続く】