2022.09.10 (Sat)
皆しゃん、お元気でつか?またもやの、お久と なりました~。
今回のエントリー、
まずは、三角関係の妄想シナリオぶっ放しで開始だぜ~!!w
このところ、あたくしの脳裏には、なぜか、芥川の『奉教人の死』という作品が浮かんでおります。
幼い頃や学校時分に読んだとき、なんとも言えない衝撃を受け、年齢を重ねた後も、つよい印象を残し続けて、時おり思い出す物語は幾つも ありますが、これも、その一つです。
さて、妄想スタートw
突如として『タカラヅカ』づいていたアタクシですが、
非常に都合良く「娘役」になったと思いなせえww
(やれやれ、人生って、最後まで、想像も してなかった意外なことが、起き得るものなんだなと思う最近。。。だって、ほんの2ヵ月前までは、こんな妄想に ひたる日が来るなんて、夢にも思ってなかったもん┐(^_^;)┌)
えっとね、
片や瀬戸内 美八さん、片や汀 夏子さん、
この両人から求愛されちゃうの!
もちろん、ヒロインのアタシがwウフフ~
熱く、頼りガイある二人の あいだに挟まって、
あたしは、深く苦悩するの。ウフフフ~
美八さんは、どこまでもスカッと明るいの。
そんな美八さんは、あたしに向かって、力強く呼びかけるの。
「さあ行こう!ボクに ついておいで!!」と。
あたしは、
「いや~ん、ついていくわ!アナタに ついていくわ!!
」
と、思わず、子犬のようにコロコロと、ついて行きたくなるの
〽あなたに会った その日からウフン恋の奴隷になりました~♪
〽あなたの膝に絡みつくぅウフン小犬のよぉにぃ~♪
(いまどきの若い人は知らんやろなあ、奥村チヨとか。当時の私は小学生だったけどねw)
でも、でもね。
夏子さんには、なぜか、どこかしら、屈折感のような影が あって。
「ああ、行けばイイ。どうせオレは一人ぽっちなんだ。。。」
と、ニヒルに口を歪めて、無理に笑いながら呟くの。
思わず、後ろ髪を引かれてしまうアタシ。
「ああっ、この人を置いていくなんて、、、できない、できないわ!」
「美八さん!あたしを許して~!!」
と、ついていきたい気持ちと、残していけない気持ちとに引き裂かれるように苦しんで叫ぶの。ああん、ウヒヒ
すると、
どこまでも「男気」に満ち溢れた美八さんは、
「キミが苦しむ姿は見たくないんだ!ボクのことは だいじょうぶだから」
と、最後に、あたしの肩を抱きしめてから、、雄々しく去って行くの。
瀬戸内海の向こうに渡っていく船の汽笛が、ボォ~ボォ~と、せつなく響く。
胸掻きむしられるアタシが振り向いた先には、
「なぜ、あいつに ついて行かないんだ。オレなんかより、あいつのほうが、、、」
と、
一部始終を見詰めていた汀さんが、一粒の涙を頬に光らせ、あたしに問いかけるの。
あたしは、ただ黙って寄り添い、ふたりは、ヒシと抱き合うのよ。。。
ぎゃっはっはー!
さすがに照れちゃうw
なんか陳腐だし、いかにもな古めかしいストーリーよねえ?
でも、
もしも、自分が娘役だったら、やってみたいのよお、こういうシーンをね。むふふふ。。。
んで、
並行して思い出していたのは、高校生時代のこと。
校内あげての、ある行事で、二人の上級生と知り合う機会が あった。
それぞれ、全く異なるタイプでね、
一人は、テニスか何か、体育系クラブの主将だと聞いたけど、
なるほど、小麦色の肌の、一言で言えばボーイッシュ。
髪もショート カットだし、それより何より、身なりに無頓着。
もちろん、制服は着てるよ。
だけど、ちょっと軽薄な不良っぽい生徒なんかだと、いろいろ加工するでしょ。スカート丈やら上着の丈とかを極端に短くしてみたり、通学鞄を、教科書も入らんくらいペチャンコにして、いろいろ余計な物ぶら下げまくったり、私も そのクチだったけどw
放課後、センセイたちの眼を逃れて、禁止されてた裏門から脱出しようとしても、
「□※さん!!(←私)唇が赤いですよ!」
と、目ざとく見つかって、毎日ダメ出しされてた。
「下校時の色付きリップくらい、いいじゃんよぉ。
フル メイクで登校してきて、授業中に化粧直ししてる他の子らを もっと注意しろよお」
と、反発を込めて、
「センセ、唇が赤いのはアタリマエですぅ」なんて、言い返していた私でしたww
閑話休題。
で、
そうは言ってても、うちの高校は、地元では伝統ある「お嬢さま」校として知られていて、制服も、由緒の名残を残し、なかなか上品、清楚ながら、可愛いデザインであることも知られていた。
良くも悪くもね、流行に敏感で、オシャレに夢中な女の子が多かったのだけど、
先述の上級生は、単にボーイッシュという以上に、わが校では珍しく、身なりに無頓着だったというのは、制服のネクタイは歪んでユルユルのまま、ソックスはズルズルで、左右の長さが合ってないまま。髪もボサボサ。
ほんとうに、気にしてないみたいだったと言うか、歪んでようがズリ下がってようが、本人は気づいてない。
気づいたとしても、たぶん、そのまま、かまわない。
でも、体育系の主将らしく、ぶっきらぼうと言うか、硬派と言うか、素朴で、ふつうに真面目。
でも、顔立ちは ととのってたし、どちらかと言うと、可愛い系。
もう一人の上級生は正反対でね、
これまた絵に描いたような、模範的、端正な優等生。髪の長い、色白美人で、見るからに、お嬢さま。女らしい、しとやかな、私らの世代でも、もはや絶滅危惧種だったタイプw
もちろん、制服も、清く正しく美しく着こなしていた。
そして、とにかく優しい優しい。
知り合って以来、顔を覚えていてくれて、
校内で すれ違うときなんか、私に目を留めては、
なんとも言えない柔らかな風情で、ニッコリほほ笑んでくれるの。
ああ、このトシになって思い出しても、胸がトキメキまするw
私は、二人とも同時に好きになったんだけどww
敢えて、どっちか選べというならば、すごく女らしいタイプの先輩のほうを、より いっそう、好きになっていった。
いまでもね、「おねえさま」と呼ばせていただきたいのでございまする(笑)
そんな私も、最上級生となったばかりの ある日のこと、
新1年生の女の子たちが、不慣れな校舎内で、休憩時間中に迷子に なり、戻るべき教室が分からなくなったらしく、たまたま通りかかった私に すがってきたので、道順を教えてあげたら、それ以来、私を見かけるたびにキャーキャー言うのよw可愛いなあと思いましたわ(笑)
じつはね、先日も、『ユーチューブ』で、もと「娘役」を実際に されていたという かたの、とある動画を見かけたときに、もっと、娘役に光を当ててほしい、今後の歌劇団の発展のためにも、男性一般のファンを開拓すべきでは?といった内容のことを訴えておられて、
そこから、冒頭のような妄想ドップリを展開してしまったのでしたw
もちろん、苦悩するヒロインたる娘役を中心に展開できるでしょ、同時に、脇役であっても、それぞれタイプの異なる男役さんたちのカッコイイ~場面も、たっぷり挿入できるや おまへん?どうかしら??
たしか、『エリザベート』なんか、そんな感じに近いのと ちゃうかったかな?詳しくは知らんけど。
まあサ、
昔から言われてきたらしいけど、
「うちの娘が夢中になっていても、宝塚歌劇なんだから安心だろう」
というのは、
いーやいや、実際のところ、かなり危ういのでは?と、私なんかは辛辣に推察しておりますがね。
特に汀さんの「熱狂的」ファンのオバサマがたを眺めてるとね(苦笑)
この人たち、結婚してるのか?ダンナさん、いても、おおかた、劇場に通い詰めて、「ごヒイキ」に貢ぎまくるためのATM的存在かいな??とw
ま、しかしながら、もと娘役さんが御提案のように、
大概は、まず身内や友人・知人などの近しい関係からツテが ある紳士とか、
母親がファンだったので、子ども時分に連れて行かれてたオボッチャマ育ちとかいった、ごく限られた層やタイプが中心だろうから、それに とどまらない男性一般の熱烈なファンを開拓となると、女性の場合の熱狂的ファン以上の危険も増える恐れは あるんじゃないかと思うけどなあ。
いちおう、現在のところまでは、『宝塚歌劇』鑑賞を趣味とする男性なんて珍しいほうでしょ、バレエ界と同様で。
たしかに、もう いいかげん、ある意味「男尊女卑」的な、古典的陳腐なパターンの演目も、変えるべきなんだろうな。
私個人的に提案したいのは、たとえば『ファントム オブ ザ パラダイス』『ロッキーホラーショウ』なんかオモシロいんじゃないかと(笑)
あ、「清く正しく美しく」から外れてしまうかねえ?w
学校時分、英語担当の先生が、まだ若い独身女性だったから、『タッチ ミー』の歌詞を、日本語に訳させようと画策したことが あった私ww
イケナイ生徒だったwww
【続く】