2022.08.14 (Sun)
『その心理を聞いてみたい』の続き。
…
一人で眠るのは寂しい。。。
寄り添って、夜毎いっしょに眠りたい。。。
そんな、愛しい人の願いに応えてあげたいけれど
一人にならないと眠れないタチなのをガマンし続けて
慢性の睡眠不足に陥り、ついに自分が倒れてしまうジレンマ
寂しがりやは、ほんとうの孤独じゃない
寂しくないから孤独
…
さて、
近頃、私個人的にフシギに思っていることが、まだ あります。
それは、
世のなかには、このような人たちが少なからず存在しているらしい、ということ。
どういうことかと言うと、
『宝塚歌劇』などについて、ほぼ全くの無関心だった私が、ごく最近になって、特に汀 夏子さんや『宝塚歌劇団』を めぐる情報に触れてみれば みるほどに、
親子ほども年長の高齢女性、まあ、高齢であるといったことなどは さて置き、
自分に夫と子どもが ありながら、
その、親子ほども年齢差のある、間違いなく高齢となった女性(かつての男役スター)に対して、まさに恋い焦がれるほどの心理とは如何なるものであるか、ということ。
もっとも、若い頃から、その存在を知っていて、
そこから ずーっと、きょうまで熱心なファンを続けてきたのだという事情ならば、まあ、そんなものなのかなと、私にも理解できなくは ないのだけれど、
そういう人たちにとって、現実に伴侶たる御夫君は、どのような存在なのだろうかと、ファンの人たちのコメントなどを見るにつけても、いよいよフシギな印象を受ける。
一言で言えば、「それはソレ、これはコレ」ってことなのかね??
でも、
単なる憧憬ゆえの「崇拝」レベルにまで嵩じているのかと思いきや、
そうとばかりも言えないようで、
まさに男女間と同様の「恋情」であり、「色欲・情欲」すらも仄めかすような事実が あるのでは あ~りませんか?
ならば、
それこそ、現実に、大好きな、いや、愛してる!と言って憚らないほど、シビレさせられている男役スターさんから、
「二人で、いっしょに生きていこう」
とか、甘く囁かれたら、、、
このさい、トウチャンと別れようー!!
って、鼻息を荒くするのかいな??
このへんの心情、心理について、誰か、おせーてほしいのよ。
熱烈なファンの誰かに聞いてみようかな。
そりゃ、私のように、結局のところ、結婚や出産とは異なる道を余儀なく歩いてきて、しかも、私の場合、性別なんぞは拘泥するほどのもんではないと、あっさり割り切れているような感覚の者にとっては、同性に対する情欲すらも混じる恋愛感情が向かったからといって、べつだんの奇異も感じるところでは ないのだけれど、
現実として、夫と、一人ならずの子どもを儲けている女性については、いっぺん、インタビューしてみたいもんだ、と思うほどの不可解さが拭えないでいるのである。
ダンナさんよりも、ごひいきの男役スターさんへの思いのほうが上まわると、実際、そうだと、はっきり断言している人も いるんだもん。
それにしても、汀 夏子さんのファンたちは、とても真面目に、真剣に、全面的に、汀さんのことを思い、考え、愛しているようだと見受けます。だからこそ、汀さんも、それに大いに応えてあげたいと思ってきたのでしょうね。
さて、
汀 夏子さんは、『宝塚歌劇団』在籍当時から、このようなことを言っておられたようだ。すなわち、「わたしは一人だ」というふうなセリフなのだけれど、それだけなら、「あくまでも『男役』演出上のセリフやろ」程度に理解していたものの、
とある熱心なファンの かたによると、
近頃のショウで、汀さんは、私も好んで歌ってきた歌の一つである『誰も いない海』を歌われた、という話を目にし、、、
なんだか、涙がコボレそうになって、かなり困惑してしまったの。
これまで、自覚に乏しかったのか、あまり深刻には考えてこなかったのか、
もしかして、この困惑の涙には、
「汀 夏子」さん、あるいは「ジュンコ」さんという、往々にして、豊かなるスター性が伴う演技者のうえに招きがちな、心理的「投影」という作用が引き起こされているゆえなのだろうかと、
自分で自分に対して「困ったなあ」と思いつつ、それらしいところまで分析してみようと試みた しだいなのです。
とにかく、
「わたしは一人」などというセリフを言われると、
「そんなこと おまへんでしょ」と、冷静に受け止めるアタマの半面で、
「つらくても、死にはしない」などと、汀さんに歌われると、こぼれくる涙を押しとどめることが、、、という、われながらの珍現象に、驚愕してしまいました。
こんなことで泣くワタシやったかしら?。。。
学生時代にね、
夏の『軽井沢』に向かう夜行バスのなかで、
窓から、ふと、夜空を見上げてみたら、
山間部を走行するにつれ、空気が澄んで、大阪では見られないほどの、たくさんの星が見えてきて、
その星々が瞬く光もクッキリしてきて、私は、隣席の友人を突っつき、
「ねえ、ほら、見てみ、星が綺麗やで~」
と、話しかけ、しばし、顔を並べて、いっしょに眺めたあと、
気温が下がってきたせいで、鼻水が出てきたので、ハンカチで押さえているうちに、友人の ようすがヘンになってきて、急に黙りこくっていることに気づいた。
眠くなったのかな?とも思ったが、
「ゆうべ、急に、しゃべるの やめたね」
と、翌朝、理由を聞いてみた。
すると、
友人は、いつになく小声で、
「星を見ながら、泣いてたやろ?」
と、きまりわるそうに答えた。(ちなみに、例の、汀さんのファンですよw)
…
「はあ?わたしが??このワタシが!?」(唖然呆然)
星を、星を眺めて、涙を流すってかあ??(爆)
そんな「おセンチ」なタマかよ!?
このワタシが!!
流れ星に願掛けしようと、
「カネカネおカネ~!!」と叫ぶことは あってもw、
何年も友人づきあいしてきて、この私の どこを見て、そんな お門違いなこと言うてるのや???
と、
呆れを通り越して、怒りに近いものすら覚えたのでした。
そんな、メンタルがらっぱちの私がですよ?
「『わたしは一人』とか、寂しいこと言わないでくださいネ」
と、もはや高齢となられた夏子さん(ジュンコさん)の背中を さすってあげたくなってしまうので、やめてほしいわ。。。(涙)
なんか、最近の私、ヘンだな。
やっぱ、トシのせいで、涙腺が緩んできたのか?
…
月や あらぬ
春や昔の春ならぬ
わが身ひとつは もとの身にして
…
ものすごく久しぶりに(20代以来?)、小説でも書いちゃおうかなあ。
正直を言えば、けっして、あまり好きな作業じゃないけれど、なんか書きでも しないと、やりきれない気持ちになることも あるよね。
いま、なんとなく、私の脳裏に浮かんでいるのは、
たとえば『カイロの紫の薔薇』。
“Cheek to Cheek - The Purple Rose of Cairo”(1985)
a-ha-“Take On Me”
“Mes Mains Sur Tes Hanches” 夢の中に君がいる
(かなり音量が大きいようなので、ヴォリュームしぼってから、お聴きください)