2015.10.05 (Mon)
この怨み、晴らさでおくものくぁ!
「カルト連」
いや、目下の対象は、自公による違憲政権と、
これを どうすることもできないヘタレ野党、とりわけ民主党だが。
そうなんだよ、そもそも違憲の政府に、違憲法案を通されて、
そんなもの、どこに正当性があるってんだ
『野党の“青二才”に業煮やし 小沢一郎氏が「檄文」に込めた決意』
2015年10月4日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/164983/3
~
「恒久平和を目指す創価学会を母体とする公明と、憲法改正を党是に掲げる自民。安保法制でも際立ったのは両党のスタンスが百八十度違うこと。その両党が選挙となれば権力維持のため、がっちりスクラムを組む。この『リアリズム』が政権与党の凄みです。まだ共産と他の野党の方が、行政のスリム化、脱原発、福祉の充実など、より多くの一致点を見いだせると思えるほどです」(政治評論家・山口朝雄氏)
~
まさしく そうじゃないかと思うんですけどねえ。
私も一応、気持ちで応援している「フォーラム4」を提唱、立ち上げられた古賀さんが、「国民連合政府」構想について、とんでもないって、反対する御意見を述べておられたけども、
たしかに、彼の主張は尤もなのであり、本来、正道と言うべきものだろうけれど、
いわく15年20年かけて、って、そういう政策立案とか抜本改革のことは、それは それ、これは これだと思う。
目の前で、家に火が ついて燃え始めてるときに、「よし、この次に建てる家は、最新の防火機能を備えた」云々って、そんな悠長なこと言ってる人が、どこに いますか、っての。
あと1年でも、安倍政権が持続すると、ますます取り返しのつかないことになると思うよ。
まずは、あっちの暴走スピードを少しでも落とさせ、それから完全に止めて制圧、
その後の話でしょう。でないと、どうしようもないじゃないの。
すなわち、火急の要ですよ。
あれやこれや山積している諸問題解決立案は、その間にも、各党で精々勉強して、政権に就いた あかつきに備え、今度こそ失敗しないよう、とことん磨き上げておいてください、ってことよ。
おりおり、各党すり合わせの勉強会を持って、政策一致させる可能性を高めておくのも意義あることでしょう。
自民党は、あの汚い手を遣って、もう すっかりと味を占めてますからね、
どんな小細工して、「改正」ならぬ「壊憲」、改悪を始めるやら、わかったもんじゃない。
~
民主も維新もその他大勢も参院選の候補者擁立すらままならないのに、共産の「衆院小選挙あたり2万票」とされる基礎票“献上”を、みすみすソデにするのはナンセンス。「論外」(民主党の前原誠司元代表)と決めつける前に、「共産党を利用してやる」ぐらいの気概を見せろということだ。
~
少なくとも、「その他大勢」にとって、2万票だけでも大きいんじゃないのですかねえ。
それは そうと、私は、元首相の小泉さん個人のキャラには、おそらく多くの人がそうであるように、憎めないものがあるのは確かだし、
彼が政権の座にあったときは、自分が、まだ若かったので、自分個人的にまで及んでくる国政の悪影響についての実感が乏しく、およそ政治に関する客観的批評能力を じゅうぶんに培っておらず、
いま思うと、のほほんとしてて、ほとんど分かってなかった。
しかし、やっと近年になって、自分自身の、特に、職業生活については、あきらかな弊害があった痕跡を認められるし、
北朝鮮による拉致被害問題解決についての小泉政権の手腕についても、不審も疑問も不満も大きい。
それもあってか、小泉さんの息子さんには、これまでに全く興味を持ったことがないし、いまだに、期待する気も起きないのだが、「人寄せパンダ」程度の魅力は確実に持ち合わせているというのが本当のことであるなら、民主党は、この人をスカウトしてくるのに情熱かたむけるくらいのほうが、党勢盛り返しには手っ取り早いかもねw
「論外」などと言った前原誠司氏は、そもそも、民主党に居ることじたいが奇妙だ。自民党の思考回路に最も近いはずじゃないの?このひと。
この『日本会議』野郎には、自民党への移籍を お勧めする。
産経シンブン社の お宝であり、報道カメラマン界の天才とも呼ばれる、酒巻氏による傑作ショットだすw↓
2015.10.03 (Sat)
あるブログさんのとこを、ほんとに久しぶりに覗かせてもらった。
そこのエントリーの一つのなかで、
『ガンバレ日本』(だっけ?)とかいうウヨ団体の集会へと、
今回政権に、またぞろ就く前、参加し、会場の演壇に登場して、
チョーシのいい(しかもヘイト)演説を こいている安倍朕のようすを、
『チャンネル桜』が記録したらしい動画を紹介しておられたので、
私は常々、
ニュース記事に付随した、安倍朕の、あの得意げな両手を広げ、人さし指を殊更に突き立てしている姿を見ると、思わずゲンナリしてしまい、
ましてや、
あの顔が大写しになった画像なんどは、まじで、気分が悪くなるくらいの苦痛なので、
よりによって安倍朕の演説動画を見るなんてことは、ほとんど、怖いもの見たさに近い、ある種の勇気を要する
(これと酷似した嫌悪を抱かせるのが、「●●んこ~」おババやアマガッパを筆頭とする「カルト連」の面々である)
のだが、
ヘンな好奇心から、冷たい あぶら汗が滲む気分に陥りながらも、安倍朕の演説中の顔を、眺めていると、
なんというか、、、
だんだん、あのひとの眼と口腔の三ヵ所が、あたかも、うつろな洞のような、カラッポの穴ぼこに見えてくるのw
しまいには、
ほら、
腹話術芸人が抱えて登場してきて、
首を左右へ頻りに動かし、眼を白黒させたり、口をパカッと開いたり閉じたりさせて、すっとんきょうな声を出す、坊ちゃん人形みたいのがあるでしょ、
あれに見えてきてさww
だから以前も、
安倍朕が、パペットみたいに見える、、、
と言ったんだけども。
まぁ、そんなわけで、最後まで見ているには到底、辛抱たまらず。
安倍朕が例の調子で、なおも、お得意の両手上げ下げ、広げてみたり、突き出してみたり、
右側を向き左側を向きクルックルッ忙しく体よじりつつ、空洞のような口を盛んにパクパクさせながら、
むなしいチョーシよさで、カラッポな演説している途中、
ブチッと早々打ち切ってしまった。
いつ見ても、このひとの演説姿は殊の外に気持ち悪いですな、眼も口も声も気持ち悪いですな、だんだん、ブキミ悪さを もよおしてきますな、
この異様さは、いったい何ごとでっしゃろか?
とのみ、コメントを一応、残していくつもりだった気も失せて、
そそくさと閉じてしまった。
ただでさえ、ともすると陰気臭くなりがちな『君が代』の合唱が、いささか音程を外れ、地底から湧いてくるかのようなバック ミュージック、
スクリーンに映し出された、ハタハタと はためく日の丸の血の色、滲み出さんばかりに歪み。。。
まるでホラー劇場だあ
2015.10.03 (Sat)
『民主党復活のカギは国会でどういう戦いをするか』
(PRESIDENT Online)2015年10月1日(木)配信
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/po-20151001-16329/1.htm
岡田さんについての人となり、実績評価などに加え、この先の参院選、やがて その後の衆院選に向けて、比較的長いスパンでの戦い見通しを語っておられるのだけれど、
まずは来夏の参院選について、それでは期待が過ぎるのでないかなと思えるような楽観的見通しだと、正直なところ思った。
そんなに、次の参院選での、民主党ならびに野党連の勝算はあり得るのかしら。
ただ、「過渡期」は、過渡期なのだろうと、私も思っている。
東北の、あの思いがけない大災害さえ起きなかったら、いまでも辛うじて民主党政権だったのかもしれないと思う。
もっと言えば、
いよいよ、自民党の末期時代を迎えたなという気もする。
いま、安倍政権を見ていると、これは、だいぶ前にも言ったのだけれど、
あたかも蝋燭が燃え尽きる前、最後に、いっときの火が大きく立ちのぼる、そんな現象にさえ思える。
だけど、次の蝋燭の準備が間に合わなければ、真っ暗闇の始まりだ。
『安倍政権を倒すために野党がこれからやるべきこと
安保法を政略に使うな』
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45632
やはり、ここで古賀さんも共通して、今後「15年から20年かけて取り組む課題」と おっしゃってることなのだが、
私は、先日のエントリーで述べたように、
志位さん側の提案というものは、もとより「暫定」なのであって、
それは何故かと言うと、もちろん、政権運営上の各党方針の食い違いが、いろいろと明白であることは先刻承知だからこそだろう。
私は、この次の選挙でも、安倍政権有利な状態が続いてしまうと、今度こそ、いよいよ改憲の望みを果たすため、
今回『安保法』を押し通したさまを見せつけられたように、
どんな えげつない やりかたを辞さないものだかと、ハラハラしているのだ。
「内閣支持率が依然として40%程度ある理由は何か」
私は本当の「無党派層」であり、古賀さんたちのようなエリート層でなく、底辺に属する市井の庶民として生きてきたから、はっきり言える。
一般の平凡な国民・有権者の大多数は、
まずは、自分たちの暮らし向きがラクでさえあればいいのが本音だろう。
ましてや昨今のような状況で、あらゆる面で排斥・排他的気分が蔓延してきた世相である。
高尚な政治・経済思想なんざ、一般庶民にとっては二の次、三の次だ。
だから、政治関係に向けて、一般国民が言いたいことは常に、
商人が、儲けのことで、頭いっぱいなのと同様、
一にも二にも経済、景気のことに尽きるのである。
そして、そのことは、自民党も よく見透かしているので、
(私に言わせれば)最初から掛け声だけの「安倍の声明」に過ぎないような「アベノミクス」、
さあ!第二ステージだよなどと囃し、なかみは入っていない飴玉の空箱をチラつかせられただけでも、たちまちにして、涎を垂らし、淡い期待を未練がましく繋いでしまうのだ。
自分の暮らし向きのためには、もしも、自民党の、あんな最悪の改憲草案でも、従っておけば良くなるのなら、じゃあ、それでいいや、と思いかねない、そのくらい、生活の経済が第一なのだ。
それが、あれだけの傲慢さを暴走政権に見せつけられたあとでも、
いまだに、自分たち庶民にとって苦しくなりこそすれ、一部上層からの おコボレが落ちて来やしなくても、
政権支持率の低下が、思いのほかに緩やかなまま留まっていることの理由の最大要因だと思う。
昔の歌じゃないが、「もしや もしやに ひかされて」、なのだ。
そして、
いまの政権よりさえも、野党連は、もっともっと期待薄だと、失望と怒りとともに、そのように判断を下されているのである。
このままでは、本当に、安倍政権は、ジリ貧を彷徨いつつではあろうと、長期政権を果たしてしまうだろう。
その間に、どれだけの巨大な禍根を残すだろうか。
自民党政権の続くあいだは、最後の悪足掻きさながら、専横、傲慢さは、程度を極めていくだろう。
このことは、ときの政情によって、良し悪し変わるだろうが、
いま、さしあたって、是非とも やらなければならないことは、「捻じれ」を復活させることだ。
そのための「暫定」では なかろうか。
この現状で、野党が、それぞれ単独では、それすらも果たせまい。
なさけないことだが、政権交代など、夢の また夢。
長期的スパンに立っての政策、方法論等のことは、まず、自民党の暴走を抑え込みつつ、じっくり勉強していってもらいたいものだと思う。
いずれにせよ、企業が、備蓄・内部留保を、まるで餓鬼のように足ることを知らぬありさまでもって貪欲に溜め込む姿にも現れている「グローバル経済」時代という趨勢を変えることも後戻りも、もはや不可能ならば、
従来のように、自国・自国民の枠内に とどまるレベルでの思考や施策では、もう どうにもならないだろう。そのことは、庶民層と言えども、分からなければならないのだろう。
2015.10.03 (Sat)
の続き。
【旧『イザ!』でのブログ エントリー記録より】
『機密情報は誰のものか』 2013/09/27 13:33
2013年9月19日 23時21分
http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakayoshitsugu/20130919-00028253/
~
ところが臨時国会に提出されようとしている秘密保全法案はこうした考えに立脚していない。機密情報を漏えいした官僚は罰せられるが、国会議員で処罰の対象となるのは官邸にいる一部の与党議員だけとされている。これは何を意味するのか。機密情報は一部の与党議員にのみ提供され、国民の代表である野党議員には提供されない事を意味している。
安倍総理はアメリカのNSCを真似た組織を作り、アメリカの価値観と日本の価値観を同じにしたいようだが、やろうとしている事はアメリカをはじめとする欧米の価値観とは異なる。それを口には出さないが腹の中で馬鹿にしながら欧米はじっと日本を見ている。
かつて「秘密会がない国会は異様だ」というコラムを書いたが、この国は税金で雇われた官僚が税金を使って集めた情報を決して国民には知らせず、秘密を棺桶の中にまで持っていく国である。官僚は機密情報を上司である大臣にも総理にも知らせず、官僚組織の中だけで方針を決めた後、都合よく動いてくれる議員にだけ知らせて政治を方針通りに導く。
そのため欧米の議会でしばしば開かれる「秘密会」が我が国では滅多に開かれる事がない。「秘密会」がない事は与野党の国会議員が重要な判断材料を与えられないまま、官僚のシナリオ通りに動かされている事を意味する。今回の秘密保全法案はそうした構図を変えるのではなく、むしろこれまでの構図のうえに内部告発を厳罰で抑え込み、官僚の情報隠蔽を促進する側面がある。
~
問題は情報が誰のものであるかという点にある。そこをあいまいにされると欧米を真似たつもりで欧米と逆の仕組みを作る事になる。昔、外務省や警察庁の幹部に「なぜ国会に秘密会がないのか」を問い質した事がある。「そんなことをすれば野党議員が直ぐソ連や中国に漏らす」という話だった。冷戦の時代には東西対立と与野党対立がシンクロしていた。
しかし冷戦は終わった。そしてそれでも他国に機密情報を漏えいする議員がいるとすれば、それこそ厳罰をもって処分すれば良い。しかし国民の代表である国会議員が自国を取り巻く情報を知らされもせず、国家の行方を議論している様ほど哀れなものはない。機密情報を巡る議論はそうした方向を向いてもらいたいと思う。
~
政治の議論には「目くらまし」が付き物である。肝心の部分を見せなくするために少しずれたところに焦点を作り、そこに議論を集中させることで肝心の部分に目を向けさせない。今回も「報道の自由」に焦点が集まるようにして、そこでの議論を盛り上げ、その挙句に何らかの妥協が図られると、国民は肝心な部分を見ないまま問題は終わったと考えさせられる可能性がある。
メディアが「報道の自由」を声高に叫び、秘密保全法案を批判しているうちに、政府が譲歩して何らかの妥協が図られると、メディアはそこで矛を収める。すると国民までが問題は収束したと錯覚する。そんなことにはならないように、くれぐれも「目くらまし」には騙されないようにしてもらいたいと思う。これは「国民主権」すなわち民主主義の基本を問う問題なのである。
(文字強調等は、当ブログ主による)
『それはヒミツ・ヒミツ・ヒ・ミ・ツ秘密の安倍ちゃん♪』
http://schneewittchen.iza.ne.jp/blog/entry/3192815/
↓
http://schneewittchen.7narabe.net/%E6%94%BF%E6%B2%BB%E3%83%BB%E7%B5%8C%E6%B8%88%EF%BC%9F/%E3%81%93%E3%82%8A%E3%82%83%E3%80%81%E3%81%84%E3%82%88%E3%81%84%E3%82%88%E3%83%9E%E3%82%BA%E3%82%A4-%E6%80%96-
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2015.10.03 (Sat)
『<憲法解釈変更>法制局、経緯公文書残さず』
毎日新聞 9月28日(月)9時30分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150928-00000013-mai-pol
「内閣法制局」ってのは、
言わば、政府自身の良心の お目付け役みたいな存在じゃなかった?
それが機能せず、いまやクチナシになったのであれば、、、ガクブル
【旧『イザ!』でのブログ エントリー記録より】
それはヒミツ・ヒミツ・ヒ・ミ・ツ秘密の安倍ちゃん♪2013/09/25 19:08
ますます馬脚を現してきおったわww
ま しかし、森雅子少子化担当相が兼務、っつうとこがねぇw、、、
なんつうかwwようワカランのう
恐らく、
「従軍慰安婦」についての証拠にあたる公文書は見つかってなーい、
見つかってなーいー、
という「これっきゃない」パターン化した お題目めいた抗弁の原因であろうかということは、
当ブログでも、ずっと前(一昨年頃)のエントリーで挙げておいた、
民主党政権時代の岡田さんが外務大臣当時に、過去の外交機密文書のなかでも重要な文書が廃棄されまくってたのを知って怒ったとかいう話にも現れていたのだなと察せられるところ。
もともと、ザルだーな。。。と思っていたが、これは即でアウト!!
(産経シンブンは、こういうのは報道しないの?w)
『<特定秘密保護法案>秘密文書残らぬ恐れ』
毎日新聞 9月23日(月)7時30分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130923-00000003-mai-pol
安全保障に関する情報漏えい防止を目的にする「特定秘密保護法案」で、保存期間が過ぎた秘密文書がそのまま廃棄される恐れがあることが分かった。同法案を所管する内閣官房は、保存期間満了後の文書の取扱規定を盛り込まない方針で、「秘密にしたまま」担当省庁の判断で廃棄される可能性がある。識者からは「国の秘密になるほど重要な情報は歴史に残し、後世の検証の対象にするのは当然」と批判が上がっている。
◇保存期間後、取扱規定盛らず
法案は、政府が10月召集の臨時国会に提出する方針。漏えいすれば「国の安全保障に著しく支障を与える恐れのある」防衛、外交、テロ活動防止など4分野の情報を閣僚らが「特定秘密」に指定し、漏らした公務員らに最長懲役10年の罰則を科す内容だ。
通常の公文書は「公文書管理法」で保管のルールが定められている。文書の廃棄は「首相の同意が必要」と規定され、省庁は勝手に廃棄できない。内閣官房内閣情報調査室の能化(のうけ)正樹次長は、特定秘密の文書保存・廃棄について「情報が秘密指定中は公文書管理(のルール)に移行することはない」と説明。特定秘密情報が公文書管理法の適用を受けず、省庁の判断で廃棄できる可能性を示唆した。
公文書管理のあり方に詳しいNPO法人「情報公開クリアリングハウス」の三木由希子理事長は「特定秘密の保存ルールを決めないと、どのような情報を秘密にしたのかなど行政判断の検証が将来的にできなくなる恐れがある」と指摘している。【臺宏士、青島顕】
◇解説…検証できず構造的欠陥
2011年4月に施行された公文書管理法は、主権者である国民が公文書を主体的に利用できるようにし、行政に対しては「将来の国民に説明する責務が全うされるようにする」のが目的だ。
1972年の沖縄返還を巡り日米政府が交わした密約文書は、米国は公文書館に保管していたが、日本政府は文書の存在も認めていない。文書開示を求めた訴訟で東京高裁は11年、政府による文書廃棄の可能性を指摘した。返還当時、公文書管理法があれば省庁任せのずさんな管理を避けられたかもしれない。
特定秘密の一部を構成する「防衛秘密」は他分野に先立ち、01年の自衛隊法改正で秘密に指定された。防衛省の訓令では、秘密指定文書は保存期間が満了すると官房長や局長らの承認を経て廃棄される。「秘密」の必要がなくなっても国民は目にすることはできない。
特定秘密制度は、公文書管理法が定めたような国民による歴史の岐路の法的な検証ができないという、構造的「欠陥」を抱えている。【臺宏士】
(文字強調等は、当ブログ主による)
「鎌田 慧『怖い話』」
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