2021.08.11 (Wed)
『【続】トイレと、『NHK』みたいになっちゃった『オリンピック』w』
の続き。
脱線が思わず長くなってしまったが、
さて、冒頭の『オトナンサー』「~メダルラッシュに熱狂した理由」分析の記事に戻ります。
まあ、「祝祭」に熱狂する気分になるのは、なにも日本人だけじゃなかろうし、
この記事中で引用している社会学者さんも、遠い外国の人だよね。
いわく「劇場の観客」「共同体」「均一な集団」等々、それって、ぜーんぶ、まさに「全体主義」を好む者たちが例外なく目論むことだよねw
一斉に参加させて、一斉にノッてくれないと、シモジモ愚衆を思いどおりに できないからなw
「一斉」のなかでは、誰がノッてないのか、一目瞭然で探し出せるから、すぐに処置できるし、全体管理しやすいww
「祝祭」を、大災害に置きかえても同様だね。
それに加えても、なお、日本独特の要因が あるとしたら、
それは、『天皇』『皇室』なる存在だと思う。
わたしゃ現代の「まつろわぬ民」かwww
「個人が幸福になって、はじめて日本全体が よくなる」とか「日本が よくなることも、個人が幸福になることも同じである」とかいう点では、たしかに、「国威発揚」などと時代錯誤な、ちっせえレベルに とどまるんで、ここを、より普遍レベルに押し上げるとすれば、言わば「個と世界」観という図式で、日本人なら、かの宮沢賢治が、似たような思想を、生前に主張していたというし、かのチェ・ゲバラも、宮沢賢治の説いたところと同じことを言い遺してるみたいよ。
たしかにね、
テレビを筆頭に、大手メディア・マスコミこそが「手のひら返し」だろが!という、賛成・反対の両側から憤りの指摘が多いのは、私も頷ける。
何年か前に、当ブログが、「新聞社などの報道機関も含めて、そもそもは営利企業なのだ」と指摘して以降、ネット上で、同じ指摘をチラホラ見かけるようになった、ような気が するんだけどもw
要するに「商売」ってのは、よっぽど、経営者に個人的な思想であるとかポリシーとかが ある場合を除いては、様々な客層を考え、より多くの人に愛顧してもらえるよう、可能なかぎりで商品を取り揃えるよね。
これも以前から言ってるが、
「士農工商」じゃないけれど、古今東西、商売人が、社会的には、一段も二段も低い存在と見做されただけの理由は あると思う。昔の「大阪商人哲学」のように、儲けに応じた「社会還元」を心がけておれば、大いに、社会的意義あることで、そのへんは、『プロテスタンティズム』というものにも通じるところだろう。
が、
ひとたび、儲けが減少し、経営が傾いたりする事態になると、それこそ、たちまちにして、商売人の性根はアカラサマに出現せざるを得ない。
現代の大商人は、じつに「足るを知らざる餓鬼」さながらですからの。
軽蔑を誘われても しかたない存在ですわ。
今回の『五輪』だって、「手のひら返し」まる出しに、「熱狂」気分に浮き立った人々も一定数は いたわけだろうが、むろんのこと、大衆というものを完全にコントロールしきれないのは、「民主主義」国家であれば尚更、当然の現象なんで、おのずと大多数とか少数派とかに分かれる。
それだって、大手マスコミの「手のひら返し」まる出しが影響した面は大きかったんだろうと、私も思う。
と言うか、
「世論調査」の類と同じことで、
例の『産経』筋からバレたことが あったときに、
「やっぱりw『ゲタ履かせ』が横行していたんだな」
と、私は思ったとおり、
「調査」というよりも、かなりの程度「誘導」に等しい実態じゃないのか?という疑いの指摘も、近年では、よく見かけるようになった。
世論コントロールの力を持っている点では、それこそ「第4の権力」とか言われてるみたいだけど、マスコミ自身も、そういう自負は従来から あるんだろうし、
特に『第二次安倍政権』からはアカラサマなまでになったが、
与党や政府との あいだで力比べ的な様相を強めているんだと思う。
これまでのところ、政権側に押され気味なように見えるんだけどw
けっこう、駆け引き、取り引きしてるんだろうなと。
ましてや、インターネット普及後、昨今の、「紙媒体」離れでしょ。
いまや、大手新聞社と言えども、「報道」という肝心かなめの仕事と矜持なんぞに、かまっておれず、
営利企業としての商売のほうに重点を置いて、リキ入れだしてるんだろうなと、私は察しているw
先ほど言ったように、商売は一般的に、「各種とり揃えて、お待ちしております」の世界だからねw
客層が左右するわけだから。
政治の世界も似たようなことなんだろうな。
「政治や政府は、国民大衆のレベルに見合う」
そこに、マスコミも加わる。
すなわち、政治とマスコミと国民大衆、
この三者のレベルは、互いに呼応してるってことだ。
二言目には「マスゴミがー!」と罵りつつ、
「とにかく、(自民党)政府を叩くな!!」と叫ぶ者の正体は明らかだww
すでに何度か指摘してきたが、
医療に対する『自民党』の政策・施策は、個人に不動産を奨励し続けてきた結果、大災害が多い国土にも かかわらず、被災してしまったら、個々人が、ほぼ自力で、なんとかしないと いけない、これと同様の政策・施策を押し進めてきた結果が、この「コロナ禍」で、白日のもとに晒されたわけだが、
『自民党』の手下どもは、根城にしている「ヤフゴミ捨て場」で喚き続ける。
病院や病床数は余るほど足りている!
むやみに増やして、「コロナ」が収束したあとのムダは、どうするんだ!!
『医師会』が悪いんだ、個人病院は、もっと協力しろ!!!
競技や『五輪』の雰囲気を、外からでも、ほんの少しでも味わいたいとて、誘蛾灯に引き寄せられるかのようにフラフラと嬉しげに集まってくる愚衆の ありさまを報じた記事には、
『オリンピック』を無観客にしたからだ!
最初から観客アリにすれば よかったんだ!!
と、あべシが悦びそうなことを喚く。
こやつらは、また、「2類」を外して、「インフルエンザ」と同じ扱いに しろー!!とも喚く。
よっぽど、日本じゅうに、「新型コロナ ウィルス」を充満させたいのだろうか。
私は、すでに疑っていることを指摘してあるけれど、
競技場や競技中の周辺に押し掛けてウロウロと『密』を拵えている愚衆のなかには、『自民党』シンパや安倍ぽちが少なからず混じっているだろうと。
『自民党』政府「ネトサポ」やアベシのシンパ(=主として『日本会議』)は、ハナッから『五輪』招致に大賛成だったわけだし、
また、
このなかには当然、「アスリート」と持て囃される人たちが大勢、混じっているのだろう。
このなかから『自民党』議員となった橋本氏などは、典型も典型。
「脳筋」と蔑まれることも多々ある「体育会系」は、やはり、権力や「勝ち馬に乗りたい」典型なんだと、つくづく思わされる。
そんなわけで、私は、これまでになく、「アスリート」という存在に、かなりの疑問と幻滅を感じている。
「この指とーまれ!とまった人はオトモダチ、とまらぬ者は非国民!」な安倍政権以降、いよいよ強化されていった、この国の「空気」。
『自民党』、その周辺党、利害関係を結んでいる各種の組織・団体、税金で雇われている配下や手下どもに至るまで、
連日、昼夜を問わず、『ヤフーコメント(ヤフゴミ捨て場)』などのネット投稿の場で膨らませる空気。
「国民」とは認めてやらぬ愚民どもに、「日本の道徳」を躾けてやれ!骨の髄まで叩き込め!
「弱肉強食」「格差ゲーム」!
とにかく勝ったと言うためには、「汚い手」を恥じる必要など ないのだ。
つよけで行けー!
積極的に、真っ赤な嘘を つきまくれ!!
それで、もしもマズくなったなら、とりあえずは逃げ出せ。
そのあとで、
絶えず機会を窺い続け、
何食わぬ表情で、水面に浮上せよ。
何度も、何度でも繰り返し執拗に!
愚民どもが注意を怠り、気を抜いた僅かな隙に、イッキにザバーッと!水のなかから躍り上がるんだ!!
あすの命の行く末も、「自己責任」で「努力」せよ。
いいか、政府は何も悪くない!政府のせいにするんじゃない!!
こうして、
「うつくしい日本の道徳」を奨励する政府の統治のもと、この国と、「指に とまった人たち」と、「こんな人たち」も いる、現在ただ今の日本。
【続く】