2021.08.11 (Wed)
『最近の感想~トイレと、『NHK』みたいになっちゃった『オリンピック』w』の続き。
お次は、
先行エントリー冒頭でも紹介した『オトナンサー』というところの記事、
ここのも、家事等の実用ジャンル以外は、私は、あまり読まないほうなんだけど、
同じところの、下記の記事で、見出しを見かけて、
「へえ、どれだけ分析できてるかな」と思って読んだのが、この記事。↓
『日本が東京五輪「開催反対」から一転、メダルラッシュに熱狂した理由』8/8(日) 6:10配信 最終更新:8/8(日) 9:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9e499442dcccb77afc29177b2d89b22cf28ea81
…うん、
「小山田氏」のことも含めて、なんかズレてると思うところも あるし、
分析が全体的に甘いようにも思った。
これは、ここのメディアの誰が書いたんかな?と思って、末尾を確認してみたら、
「評論家」だという、どなたかの御氏名が、えらく薄~くて小~さな字で、辛うじて記されてあったw
ところで、
この同じく8日には、『東京五輪』後の「巨額赤字」を、誰が、どう返済、という、さも心配そうな見出しの記事を、『毎日新聞』がアップしていて、いちおう読んでみたら、
読み進めていくにつれて、なんだかなあ、と思い始め、こちらの記事でも、思わず末尾を確認してみたが、
この「筆者」が、どなたであるかの明記は、『ヤフー ニュース』で読んだ時点では不明だった。
後日に確認できたところでは、
『第一生命経済研究所』の首席エコノミスト、という肩書の人だった。
ヴィジョンなく、選挙戦と血税の横流ししか考えない政府、議員は勿論、日本の官僚には、およそセンスというものが ないことは知れきっているし、さりとて、
「民間エリート」さんにも、これというほどのアイディアも ないようで、
すでに剥げかかった金看板にされているまま鳴かず飛ばずなことの焼き直ししか説けないか。。。
これが、この国の現実。
然して、最後の最後に、「経済成長」「経済発展」、これしかない!ということで締めくくってあったのだが、
私は、「経済発展」とか「経済成長」でもってウンタラかんたらと済ませる論者は、どれほどの経済分野の専門家であろうとも、まだ、そんな時代錯誤で陳腐なことしか、解決策として示せんのかと、つい鼻白んでしまう。
だって、
幼い少年・少女が成熟しないまま年老いてしまったような日本に、まだ「発展」だの「成長」だのと、いかにも若々しい青年期のようなイメージを期待しとるんなら、若返るための妙薬が必要だなあと。
現首相を見ていても、いよいよ、つくづくと思う。『天皇』や『皇室』も そうなのだろうが、
「トップ」や「シンボル」としての椅子に掛けている人の風貌。
おとなしく、こじんまりと委縮しつつ、
諦めと被害意識と恨みが浮かぶ暗い表情で俯く。
成熟しないまま、ただ年老いてしまったような日本。
まずは、
くだんの筆者の説かれている「返済のための」提案、ことごとくが、要するに「上級国民」向けだわねw
「リモート」や「テレワーク勤務」にしていくべしというのなんか典型だ。
リモートやテレワーク勤務を実行してくれそうなのは、『アメリカ』を筆頭とした欧米の先進的企業ならではというイメージが最も つよいけれど、
国外の企業を、日本に誘致するという案も、「本社を東京以外に」と同じく、ずいぶん前から言われていたようだし、それに絡んで、「そのためにも、まずは法人税を下げなければ」という流れだったじゃないの?
で、
法人税を下げた分、庶民国民の福祉を削ってでも、消費税から横流しか。
そこまで犠牲を払わされて、どれだけの有難い外国企業が呼べたのかね?
そもそも、外国企業が、わざわざ日本に移ってくるだけの魅力は乏しいのと違うか?法人税を下げるとか以前に。
また、
「都心回帰」「やはり東京に住みたい」って、なに?
せっかく、地方へ本社を移して、人間、ひとたび、居を定めたら、そこが「住めば都」になるはずだけど、そうは なり得ず、ってこと??
つまり、しょせん地方の魅力アップは、限界あるままと。
それ以前に、
若い人は、都心へ東京へと、地方の田舎から、とめどなく流れ出てくるのを どうしようもない現状ですが。
そもそも、日本には、「大」と付けられるほどの企業はホンの一握りしか存在せず、あとは全て、中小か零細。リモートやテレワーク勤務なんてシャレた方法を採用できるなら、すみやかに、そうすれば良いはずなのに、やっぱり、からだを運んで来て、顔を見せろ、と言う経営者が殆どのままという実態じゃないのかな。
だいたい、満員電車の問題も、「コロナ禍」以前から、ずーっと指摘されてきた。
結局、何ら解消されていない。
相変わらず、通勤だけで、ほとんど一日分のエネルギーを消耗しているかのような疲労とともに職場に辿り着くころには、もはやヘトヘトだ。特に夏場は。
それから、
「医療ツーリズム」というのも同じく前々から金看板の一つにしていたと憶えているけど、
あいにく、この「新型コロナ ウィルス」への対処ぶりを見ていたら、この国の医療に関する全体的な構想やシステムは、根本レベルで お粗末で あったのだなというイメージが、つよく貼り付いてしまったと思えるよ。
それこそ、外国企業を呼び込んだ、そのための法人減税だけでなく、
医療費などの優遇も用意して迎えるために、肝心の国民の最大権利である医療をレベル ダウンしやせんだろうな?
外国企業への優遇とは根本の様相が異なってくるとは言え、これと一部で似たことは、すでに、移民に対する不満として、声高に言い放ち続ける連中も多く見かける。日本では、主として「ネトウヨ」だが。
この国の根本的な性向だけれど、
大昔から、およそ「始原」とか「起源」とかいったイメージなんか、あるかね?
これぞ革命的!とかイノベーションだ!と言えるほど、全世界に及ぼす起爆力みたいな際立った素質や資質、個性、底力といった面を発揮した ためしが あるか?
この点、ルーツを同じうする隣国なんかも、似た者どうしの、ご同類なのかもしれないけどwほぼ受け売り文化から始まって、現代に至るも、基本的には「真似しゴンべ」な国民性でしょ。
真似すんのは上手いんだろう、けど、
だいたいは、そもそも、よそから もらってきたもの。
半島に お住まいの お隣りさんのほうが、まだしも、個性や合理性の点では、もうちょっと、つよく出てるように思えるわw
日本人は、「いやあ~、こんな良いもの、すごいものが あるんだ!」と、他国の人々を仰天させるような本体そのものを産み出す能力は乏しくて、ひとまず自分とこへ持って帰って、あっちこっち押したり引っ張ったり突っついて調べてみて、それから真似始める。ただ、ひたすら真面目に熱心に、もらってきたものを素直に真似る。
けれど、そのうちには、ちまちま、ちょこちょこと手を加え始めて、小才が利いてる付加価値的な部分を、あれやコレや並べ、やがて、それで勝負しようとする。
ただ、目の付けどころかシャープ!とかナイス♪な発見が あっても、
「オマエのものはオレのもの」みたいなジャイアン キャラなやつに見つけられて横取りされてもうた、、、
という、
「これは したり!」なクヤシイことが起きたケースも、時には あったらしいが。
要は、だいたいに おいて「ニッチ」的というのかね、
「始祖」とか「原初」たりえるものじゃない、「発明」したわけじゃないけれど、応用または、とにかく根気づよく時間さえ地道に かけていけば、かけた分だけ、探って判明した当たり外れデータを積みあげていく。
日本人の基本的な持ち前って、そんなところでしょ。
車とか電化製品等を見たら、よく分かるよね。
てなわけで、
『毎日新聞』の、国家財政に空いた穴を どうやって埋めていくかを論じる、「民間エリート」に聞きました記事が出てたのを読んでみた感想。
なんともハンパで締まらん内容だったので、読んだ時間ムダした感じで、ほとんど腹立ち。
くだんの『毎日新聞』記事を読む直前に読んだ、どこかのスポーツ新聞とか雑誌系メディアも取りあげていた、同じく『オリンピック』に費やされた、予想外に莫大かつ、どこが、誰が負わされることになるのかという負債問題を、事実面からズバズバ容赦なく指摘していた記事のほうが、
『毎日新聞』の焼けたんだか煮えたんだか、要領を得にくい希望的願望的ソンタク臭ただよう記事よりも、ずーっと単刀直入に切り込んでいたので、これらの記事のほうが、よっぽど良いやないかい、と思えたくらい。
なさけないのう、『毎日新聞』もw
仮にも大手の報道機関を自負してるんなら、もっとズバズバーッと鋭く やったれよw
何かに怯えてるのか?
奥歯にモノ挟まったみたいな、半端に良い子な『毎日新聞』ww
ふだん、メインで叩かれる役は、時々ズッコケ『朝日』のアニキ、じゃなかった実は弟に譲っておいて、3回から5回に一度くらいの めやすで、「惣領の甚六」代わりに叩かれる役を、当番で引き受けてるんかぃ?
みたいなキャラの『毎日新聞』www
【続く】