2018.04.16 (Mon)
『正社員の待遇下げ、格差是正 日本郵政が異例の手当廃止』
朝日新聞デジタル 2018/04/13 05:24
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「『同一労働同一賃金』を目指す動きは広がりつつあるが、正社員の待遇を下げて格差の是正を図るのは異例だ」
?何言ってんだよ。
べつに「異例」でもなかろうが。
すでに、『生活保護』費の度重なる削減なんかは、いわゆる「ワープア」の生活費水準に合わせて、とかいうキテレツな言い訳らしいが、
上げるべきほうを上げずにおいて、ただでさえ低いほうを、もっと低くするというんだから、一事が万事で根本的な姿勢からして間違ってるよ。
こんな料簡違いの考えかただから、なんぼでも、庶民の生活活力、
ひいては国全体の経済が沈滞するんだ。
~
「日本郵政グループの今回の判断で、正社員の待遇を下げて対応する企業が広がる可能性がある」~
ははんw
だいたい、自民党はさ、そもそもから、アメリカ服従と、国内においては大企業らの飽くなき味方であることが至上の目的なんだから、フシギでも何でもないわい。
が、しかし。
私は、若い頃、郵便局長の跡取り息子との縁談に、うちの母親が乗り気になってたことが あるのと、
もっとトシ食ってからのことでは、ある郵便局勤めというオッサンの愛車に乗せてもらったら、それが立派な『ベンツ』だったので、郵便局勤めってのは、稼げるんか~、と思ったことが あったくらいしか、じかに見聞きしたことは なく、郵便局自体の内部事情にはサッパリ疎いが、
今回の「正規下げて、格差是正」と称する記事の場合、
そもそもが、寮や社宅に入れない職員に対し、言わば「恵まれてる側に合わせて」の手当支給だったという意見もあるようだ。それが、こんにちでは、すでに形骸化してしまっている手当ゆえ、これを廃止することになった、というのが本当の経緯であれば、捉えかたは全然変わってくるよね。
ちなみに、
私が数年前まで勤務していた有名大企業の本社でも、30代前半の若さで、当地大阪と、出身地である地方の親元の両方とで、それぞれ持ち家を建てたという正社員の同僚男性が いた。この部下を、「あいつは経済観念に欠けてるんじゃないか」と心配しつつ批判していた上司の話では、やっぱり、会社からの潤沢な手当て支給が あり、かなり優遇されているからこそ、そんな贅沢が できたんだ、ということだったが、
こちとらは非正規の身だったから、あまりの格差に怒るよりも、「へ~え、さすがに大企業の正社員は恵まれてるんだなあ~」と感心するばかりだった。
もっとも、私については、優秀だねえ!と、たびたび褒めてくれた上司が、くだんの部下である男性社員のことを、あいつは優秀じゃない、仕事が遅い!とプリプリ怒っていたけどw
でも、あっけらかんと憎めないタイプの男性でね、私自身は、彼に好感を持っていたし、上司だって、本心では可愛く思っていただろうが、
結局、もと居た出身地の支社勤務に戻ることを命じられて、大阪で築いていた家庭の妻子を引き連れ、戻って行った。
地方の支社勤務のほうが、のんびり勤務できて、あいつには合ってるんだ、と上司は言ってたけど。
その大企業では、かつては、全国の支社のパート社員に至るまでをも、海外のリゾートへ社員旅行に連れて行ったという羽振りの良さだったが、
いまでも、あんなに恵まれた手当制度とかを継続しているのかどうか、はなはだアヤシイとは思う。
まあ、「正社員への報酬を守るため」に、人件費を削減する、その方策として、「非正規」労働者を雇い入れる動きがドンドン広がった、
それが、あくまでも一部の人員で抑えられていた程度ならば、「非正規の底上げ」をもって全体の「格差是正」を図る、
という理想的な運びになったのであろうが、
いかんせん、
あまりにも、「非正規」の割合が増え過ぎると、その待遇改善が、全体として大変に重いことになってしまっていると、
こんにち、そういう状況なわけだろう。
こうなると、
なるほど、だったら、「正規」を なくして、まるっと全員「非正規」にしてしまおうぜ、というほうへ傾くわな。
『室井佑月「もう嫌、一日も早く」』AERA dot. 2018/04/13 11:30
室井さんの意見には、ほとんどの場合、私も共感を覚えるけれども、
「たしかに彼に強烈なカリスマ性みたいなものがあるんだと思う」
私には、そんな思いは全く しないな。
室井さんの、
たとえば「天皇」についての考えや感覚も、私とは だいぶ異なるが、
ことアベシについては、
「とにかく自分の周囲を、味方してくれる人で固めたい、そういう、固めてくれる人たちを大切に(←つまるところ、「恩のシガラミで縛り合い」)するんだ」
という、
おそらく『自己愛性人格障害』の特徴あらわな、
かつてのオボッチャマ育ちが、そのまんまで高齢者になり、ショボくれた老害政治屋になってしまっただけ、という印象しか持てない。
ま、彼の場合、第一次政権時のときの痛烈な失敗の痛みも後押しして、いよいよ、
『日本会議』の傀儡
となっているし、それ以上に、
安倍政権が産み出されたのは、まさに、自民党だからこそと言えようし、
そもそも『自民党』自体が、『日本会議』の傀儡政党みたいなもんだ。
しかも、アメリカとの二股膏薬。
だから、自民党は、もう潰さなきゃいけない。
腐り果て、日本国をも、道連れに腐らせてしまうことしか できないくらいまでに有害な存在になってしまっている。
自浄能力どころか、
「安倍後」にも、第二第三の「アベ政治」を出現、継続させるべく、たくらみ続ける連中が居るのであろうから。
こないだ、誰かのコメントで見かけたけど、
「(ネトウヨらが言う)『反日』というのは、実は『反・日本会議』の略じゃないのか」
という指摘。
そのとおりだ!と思った。
だいぶ前から、
『日本会議』系の連中と言うのは実は、日本じゅうを分断し、いずれ崩壊させるための活動組織なのであり、じつに、本当の「反日組織」であるというのが正体では ないのか、
という疑いが、私のなかでも、日々に濃い印象となってきている。
そう考えれば、
たとえば、さも、皇室を崇拝・尊重しているように見せかけながら、裏腹に、体よく「道具扱い」の軽侮姿勢もチラつくわけだ。
ま、さしづめ『日本会議』みたいな、こうした連中が いるからには、皇室は、これからも現憲法で縛り続けるほかは ない。
すぐに、ああいう「悪いムシ」が付くからね。
天皇さんたちも、『日本会議』の連中に、「日の丸」小旗を振ってもらって喜んでる場合じゃない。