2020.03.16 (Mon)
幼稚園児だった頃、園内で昼食時間の前なんかに、こういう歌が流れてきたなあと思い出した。
〽せっけんで♪てを あらお♪せっけんで~♪てを あ~ら~お♪
題名自体は憶えてないけど、メロディと共に自然と出てくるのは、こんな歌詞だった。
いやあ、子ども時分に覚えたことって、いくつ何十になっても出てくるね。
うちも先日、やっと買えましたわ、トイレットペーパー。
まだ数量制限は されてたけども。
さて、
あらためて、ここでも言うのだけど、
私は、最初から、「アベノミクス」は、掛け声だけのものでしかないよ、と指摘してきたし、
「オリンピック」も、いまの わが国は、それどころでないはず、と反対していた。
そもそも、「無党派」ながら、『自民党』自体をハッキリと忌み嫌ってきたので、「国民が支持してきた責任だ」と言われても、私だけは、そのなかに入れられては お門違いだし、甚だ不愉快。
ま、私の奇妙なところなのだが、
「眼中に入っていなかった」とか記憶に残りにくい、残らなかったといった対象相手ほど、えてして、しょせん、それ相応のものでしか なかったことが、最後は明らかになるもんで。
「第一次 安倍政権」のあたり、私個人的には、長らく続いた自分の病気や親の介護やらでヘトヘトになっていた時期で、およそ政治関係や政府の話題どころでなかったせいもあるけれど、それでも、
「第二次」で返り咲いたとき、以前のアベシを殆ど全く憶えていなかったにも かかわらず、
「あっ、この人は、よりによって首相として全くダメ、それどころか有害だ」
と瞬時に思ったことは、われながらフシギ。まさに「直感」w
以前にも言ったかと思うが、非常な難産で、なかば死んで産み落とされ、にも かかわらず、生後半年頃から、いきなり歩き始めたと同時に、鮮明な記憶を持つ私なのに、どういうわけだか、子にとって最も肝要な存在であるはずの、うちの親、特に親父の記憶だけがスッポリ抜け落ちているというフシギさ。
これは、私にとって無価値あるいは有害でさえある対象には、最初からハナも引っ掛けない、何らの興味も感慨も湧かないという、意識せずに自然と、そうなってしまう現象が時々あるのと同様かと思しく、
「第一次 安倍政権」および、その前からも、安倍晋三という、一般に知られているはずの人物が、全くと言っていいほど、私の印象にも記憶にも残っていなかったことと共通するようだ。
ただ、
私とて、(旧)『民主党』その政権を、積極的には擁護する気には なれない。
何かと「稚拙」「不手際」であった、然り。
『自民党』政権からの延長のままにしていた箇所や、
官僚らの反発と非協力のせいか、「聞いてないよ!?」が多く、
いろいろ不勉強と料簡違いが目立ち、あれこれ、もの知らずであったことも、然りだ。
昔からの野党の傾向と言われる、一種の「青臭さ」と言うか「リクツ先行」的な面が鼻につく傾向ゆえか、仲間内での衝突や小競り合いが多いような印象は否めない。
あの原発大事故については、まず『東電』と官僚らが、下野しても なお、「ボス」と仰ぐらしき『自民党』と癒着し続けていて、当時の現首相だった菅 直人氏を始め、民主党政府へ、いっこう、情報を上げてこない。
それでなくても、短気な性格で知られていた菅首相が、イライラのあまりに、『東電』へ怒鳴り込み、現場へ乗り込みしたことも、心情的には理解できないでもなかった。
(旧)『民主党』初代の首相だった鳩山さんにしても、理念の面ならば、私にも理解できることは ある。
と言うか、
いかにも自民党らしい特徴であるところの、理念や思想、哲学なんどは そっちのけ、あるいは最初から持ち合わせず、
談合体質、イヤラシイほどの なれ合い、カネの臭い、腐敗臭のほうが、私は耐えられない。
野党、民主党は、しょせんが「しろうと政権」だったと侮蔑し罵るのなら、
自民党は、この国で随一の「くろうと政権」であり、「大ベテラン政権」ではないか。
ところが、
安倍政権ときたら、(旧)民主党のアレコレの至らなさを凌駕するのみならず、
なんと言っても、私物化・悪辣という大きなオマケが付く。
これでは、まるで話にならない!
民主党政権には、少なくとも、一般の国民を軽侮し、国会や公共を愚弄する、悪辣さというほどのものは なかったと思う。
二言目には「経済」を言っても、民主党政権の頃から、事実として上向いてきていたというし、自分としての生活実感そのものでは、安倍政権になってからのほうが、もっと逼迫感が ある。
もっとも、私自身が、障碍者だブラックだ非正規だ、といった「シモジモのなかのシモジモ」だからなのかもしれないが。
これも二言目に「外交の安倍」と嘯くけれど、「外交の」の部分を、「売国の」と言い替えるべきだろう。
(旧)民主党においては、これこそ、「聞いてないよ?!」の典型なのか、第一次の安倍政権が仕掛けていた罠にウカウカと引っ掛かって、中国を真向相手の大ゲンカを やらかし、公務員の造反まで引き起こして、一般国民からも大きく批判を招いたあげく、なんとも尻切れトンボな始末で あった。
しかし、安倍政権は、ここぞ、機に乗じたつもりでか、陰湿さが見え隠れするような挑発的態度を示して見せ、アメリカなどの他国を心配させたり、そうかと思いきや、その反面では、あっちに こっちに矛盾を来すような、極端なほど安易にコロリと方向転換して見せたりもした。
アメリカに「代わりに言ってもらう」ことで、ますます「空飛ぶATM外交」を体現しつつ、そして また、あれほどケンカ腰の拳を見せておいたはずの中国に対しても、結局は媚び媚び外交を憚りもせず押し通した。これは、ただ今の「新型コロナ」騒ぎとも結びついた。
国民全体にとって、顔に泥を塗られた!と憤りを覚えるくらい、これほどまでに屈辱的な外交ぶりも そうそう なかったと思う。
「つまらない」と言えば、つまらないレベル、ずうずうしく、いかにも姑息なだけの『桜を見る会』事案に伴う、あれや これやの不審も、見逃していい問題では断じて、ないし、
これが、安倍政権支持者の多数までもが、さすがに危惧するところの「黒川問題」にまで繋がってきた様相。
この「検事長定年延長」後の悪影響は深刻・甚大になるであろうことは、目に見えている。とうてい容認できない事案であるし、
現法務大臣の森さんは
(この人の存在も、私は、近頃になって知ったのだが、一見しただけで、いかにも、上からの意向に従順なだけの典型的「優等生ちゃん」であり、しかも、内面・精神面においても、なんだか非常に危ういようにさえ見受けました。彼女は、もともとから、こういうキャラなのかね?)、
『民主党』政権時に起きた福島第一原発大事故の直後に、まさしく事実では ありながらも、これは大変な「失言」だということで、しまいに気の毒になるほど、もの凄い袋叩きの状態で辞任させられた、当時の鉢呂経産大臣が いたよね。
ああいう事例も あったわけだし、なおのこと、今回、仮にも法務大臣たる森さんの支離滅裂かつ忌々しき発言に対し、せいぜいタテマエだけの「厳重注意」で許されるというのは通りません。
「コロナ オリンピック」と呼ばわれそうでも、ゴリ押ししまくる姿勢を見せて踏ん張ってる安倍政権。
まあ、実際のところは、中止という決定を下す最終的権利は、『国際オリンピック委員会(IOC)』にあり、主催国である日本側には ないらしいので、安倍政権としては、虚勢を張り続けるしかない、ということなのかも しれないが、
前回のエントリーで、私は、安倍政権は、あくまで開催したいがために、またぞろ、カネばらまきに走るんじゃなかろうかと予想したら、案の定で、
アフリカ大陸と同様、こないだも先行した中国のカネに負けじと!ということもあるんだろうけど、
IOCが下駄を預けた形になってる世界保健機関(WHO)のほうに向けて、今度は百何十億円と ばらまいたそうな(呆)
ただね、
安倍政権と、そのシンパ、ならびに、一般国民にも警告しておく。
今度の「新型コロナ」の特徴的な性質を憶えておきなさいよ。
何がと言うと、
この「新型コロナ」は、健康体や若い年齢層ほど、自覚症状が軽い傾向だったりで、ほんとうのところが紛らわしいから、行動や心構えが安易になりがち。
したがって、騒ぎが おさまってきたら、ぶり返すのも はやいかも。
そして、最も恐いのは、
いったんは回復したはずが、潜伏していて、いつまた暴れだすか分からないこと。
ということは、
今は若い年齢や健康体でも、高齢になって、からだが弱くなったあたりで、潜伏していたものが暴れだすんじゃないか?という懸念。
どうやら、気温にも あまり関係なさそうだしね。
オリンピックを予定どおりに強行したところで、諸外国からの来日じたい、予定どおりにならない恐れが高いのも現実問題だが、
強行したあとで、この「新型コロナ」が再び、爆発的に暴れだすかもしれない。
そんなことになったら決定的に、日本は再び猛バッシングされるでしょうね。
その責任は、誰が とるのかな。
どのみち、安倍政権では、四面楚歌の道まっしぐら。
【続く】