2020.10.05 (Mon)
と、ご指摘の向きへ。
これが、明快で端的な説明ですな。
(文字強調は当ブログ主による)
「~
事務局長の井原聡・東北大名誉教授(科学技術史)は、毎日新聞の取材に「過去に幾度か政府による学術会議改革があった後も、学術会議から政策批判や政府にとって苦い提言が止まらないのは、学問が批判的性格を持つ証しだ。それを忌避すれば、学問の発達を阻害する」と話した。
私立大の教員らで作る「日本私大教連中央執行委員会」も声明で「日本の学術が戦争に動員された反省を踏まえて設けられたのが学術会議。決して権力者のものではない」と非難。国公立大と高専の教職員が加盟する「全国大学高専教職員組合中央執行委員会」も「学問の自由は個人的研究のレベルだけでなく、組織的表現を通じても行使される。政府の行為は学術活動全般に否定的影響を及ぼす」とする声明を出した。~」
私からも再び指摘するけれど、
首相に監督権とか干渉する権限が ないのは おかしいと主張する連中は、識者の指摘にあるとおり、しょせんは「シロウトの表面的な浅はかな論」に過ぎない。
くだんの『学術会議』というものは、あくまでも、政権が、その国政を担うに あたって、参考にする、あるいは、軌道修正にも資するために設けられたのであるから、要は、政権のために存在する。このことは、政権に つごう良いことが目的では全然なくて、むしろ、その逆の方向から役立てるべきものなのだ。
それが、結局は国民と国家のためだからだ。
いずれにせよ、『学術会議』には、政権に対する強制力は ないのだから、スガ首相は、何を恐れて、干渉するのか。
むしろ、すでに指摘しておいたとおり、利用したいのだろう。
『自民党』アベスガ路線の思惑どおり動かせる組織として。
それと、相変わらずの橋下さんね。
おたくも、どシロウトじゃあるまいし、いちおうは、法曹界・弁護士のハシクレじゃなかった?
だったら、首相が拒否権を持つのは当然、などと、ハンパにして しょうもないヘリクツやデタラメ言うのは やめなさい。
この『学術会議』設立の、そもそもの趣旨を考えたら一目瞭然でしょ。
「民主的統制」とは、つまり「民主的」とは何ぞやという根本から考えなさいよ。
宇都宮さん、良い機会だから、橋下さんをコテンパンにしてやってくださいw
スガさんもね、今ごろ御用官僚の入れヂエに縋ってる最中なのかしらんが、政治家として思うところや揺るぎない信念が あるゆえのことなら、さっさと、それを表明しなさい。国会の追及なんか待たなくていい、すぐに説明しなさい!
ただし、
『日本 学術会議』自体の活動内容や存続価値などについては、また別の議論とすべきである。
もし、非難されているような実態や、形骸化が甚だしいのであれば、廃止も視野に入ってくる。
われわれ一般国民の大多数が、この組織について、殆ど無知だったということの原因は何なのか、そこも問われる必要が あろう。